
沢尻エリカの麻薬逮捕のニュースがワイドショーを賑わしている。
ラグナを修正している時間はないので、ざっとチャートを作成してみて、麻薬逮捕の理由はあまりにも明白であった。
wikipediaによれば、沢尻エリカの出生データは、1986年4月8日 時間不明 東京である。

出生時間を00:00:01に設定しても23:59:59に設定しても月は魚座である。
そして、太陽も魚座に在住している。
それでチャンドララグナ、スーリヤラグナから見て、2室にラーフが在住し、3、8室支配の金星がコンジャンクトし、逆行の11、12室支配の土星がアスペクトしている。
2室は口から入るものを表し、2室のラーフは、暴飲暴食、ジャンクフードや酒好きの配置である。
そこに3、8室支配の金星がコンジャンクトしているが、金星は快楽主義の惑星であり、快楽が得られる刺激物の摂取を表しているのである。
そして、3室は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体的欲求を表し、8室は中毒症状、依存を表すハウスである。
従って、この2室のラーフと金星が麻薬依存の配置である。
この金星やラーフに木星や水星、月などの生来的吉星は全くアスペクトしていない。
従って、これを諌められる人物もいなければ、麻薬依存をやめさせる要素は無かったということである。
因みに出生時間を00:00:01に設定すると、月は魚座5°11’でウッタラバードラパダー第1パダで、現在、ダシャーがケートゥ/ケートゥ期である。
23:59:59に設定すると、月は魚座17°40’でレヴァーティー第1パダで、現在、ダシャーが金星/木星期である。
つまり、沢尻エリカは、現在、マハダシャーケートゥ期、あるいは、金星期のいずれかにいることが分かる。
但し、上記で示したように月、太陽から見て2室のラーフと金星が彼女の麻薬依存を表しているからには、現在、マハダシャー金星期であると考えるのが妥当である。
最近、彼女は、映画女優としては以前よりは華やかな活躍を示していた。
特に2019年9月に『人間失格 太宰治と3人の女たち』でヒロイン役を演じるなど話題作に出演し、2019年5月22日 – 26日には『白い巨塔』で財前五郎の愛人役(以前は、黒木瞳)などを演じて好評であった。
2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、織田信長に嫁いだ斎藤道三の娘・濃姫役を演じる予定で、女優としては、以前よりも格が上がった感じである。
以前は、高城剛と逃避行をしたり、『ヘルタースケルター』という漫画が原作の映画で、精神が崩壊していく女性を演じたが、女優としては冴えない感じで、華がなかった。
おそらくこの頃は、ケートゥ期だったのではないかと推測される。
逆行の土星と絡むケートゥ期だった為、精神が崩壊する女性の役を演じたのである。
また高城剛は、彼女にとっては、圧倒的に年上の男性であったが、ケートゥが月から8室に在住していることを考えると、高城剛との結婚生活が不安定で頼りにならないものだったことが考えられる。
ケートゥは相手の経済力や財産に頼れないし、頼らない配置である。
そうしたケートゥ期に彼女は、奇妙な行動が目立ったが、3室支配の金星期になってから女優としての表現力が生まれたと考えられる。
然し、この金星は、今度は快楽主義をもたらし、口から快楽を得るための麻薬を摂取し、それに依存することを表していたと言える。
金星は8室を支配しているため、女優としての表現力は増すものの、それは不安定でいつ中断してもおかしくない傷を抱えていたと言える。
この金星に11、12室支配の逆行の土星がアスペクトして傷つけているが、11室は評価のハウスであり、12室は損失のハウスである。
従って、11、12室支配の土星とは、評価の損失、あるいは、収入の損失の表示体である。
この土星が金星にアスペクトしているため、彼女は逮捕され、麻薬をやめるきっかけを得ることが出来たが、仕事を失い、評価を損失し、収入の手段も失ったのである。
この辺りの理由は、チャンドララグナから見て、明らかである。
因みにもし出生時間を修正し、ラグナを特定するのであれば、ケートゥ期から金星期への変化を彼女の女優としての仕事が華麗に変容する2018年前後に設定すればいいのである。
そのようにしてダシャーバランスを調整すると、彼女は獅子座ラグナとなった。

獅子座ラグナに設定すると、金星は3、10室支配で9室から3室にアスペクトバックしているため、主役を演じられる女優として、最近、露出が目立っていたのである。
そのことはよかったが、この金星は6、7室支配で4室蠍座に在住する逆行の土星からアスペクトされている。
土星は7室の支配星であるため、年上の男性からの影響が考えられる。
この土星は蠍座でヴァルゴッタマで強い配置であるが、機能的凶星であり、彼女には悪影響をもたらすのである。
蠍座に在住していることから、クラブなど、酒場に出入りするような人物かもしれない。
そうした蠍座タイプの男性の悪影響が考えられる。
この蠍座タイプの男性ということで考えると、これは高城剛の人物像に当てはまるかもしれない。

テレビ業界で、コンサル的な立場で、プロジェクトを渡り歩いてきた典型的な業界人である。
この高城剛から大麻の吸い方ぐらいは習ったかもしれない。
何故なら、以前、高城剛は、あらゆる国の大麻を見てきた経験から『大麻ビジネス最前線』といった本を出版しており、またそれに関連する講演会も開いているからである。
こうしたことから高城剛自身のラグナも蠍座ラグナで検討してみてもよいかもしれない。
高城剛ではなくても彼女が関わることになるのは蠍座ラグナや月が蠍座に在住するような年上の男性で、酒場やクラブなどに出入りするような業界人の典型的なタイプであったことは確かである。
おそらく芸能界に蔓延している麻薬もそうした酒場での接触から拡散していると考えられる。


いつも楽しみに読ませていただいております。
蠍座の人物は、エイベックス社長のような方のような気がするのですがいかがでしょうか?
また、高城氏は、執筆もされておられ、麻薬から助けようとされていたとのことで、7室木星水星であらわされている人物のような気もするのですが、そういう読み方はできますか?
インド占星術はすごいですね。