ショーンKについて

経歴詐称疑惑で「報道ステーション」を降板した「ショーンK」こと、ショーン・マクアードル川上(本名:川上伸一郎)氏のチャートである。

SeanMcArdleKawakami_chart 2016年3月に週刊文春がショーンKの経歴は虚偽ではないかと報じたことを受け、ショーンKは所属事務所のホームページでこの件について謝罪し、出演中・出演予定のテレビ・ラジオ番組からの出演自粛を発表し、現在、所在も分からない状況である。

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学歴詐称報道とその余波

2016年3月週刊文春が、「テンプル大学でBA(学位)、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学」としていた経歴は虚偽ではないかと報じた。その後、所属事務所のホームページでこの件について謝罪し、実際には、テンプル大学ジャパン(2005年2月以前は学校教育法上の大学ではない)入学後程なくして中退しており、卒業後在籍していたとされていたハーバード大学も、パリ大学も共にオープンキャンパスの授業を取ったのみで、学士を含め学位・修了書が発行されるプログラムには一切参加していないことを認めた。この影響で、出演中・出演予定のテレビ・ラジオ番組からの出演自粛を発表。この活動自粛に伴って、長年のレギュラー番組であるMAKE IT 21 TVも打ち切りが決定、同年4月から司会として出演予定だった報道・情報番組『ユアタイム?あなたの時間?』も放送開始前に降板した。

(wikipedia ショーンK より引用抜粋)
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ショーンKは、出生データは、wikipediaによれば、1968年3月21日ニューヨーク市 時間不明である。
出生時間が分からないが、出生図を00:00:01で作成すると月は、射手座の3°55’でムーラに在住している。

23:59:59で作成すると月は射手座の17°47’プールヴァアシャダーに在住している。

出生時間が何であっても月は射手座に在住していることが分かる。

射手座に在住する月ラグナで検討すると、7、10室支配の水星が3室に在住し、パフォーマンス、エンターテイメントの表示体である金星が6、11室を支配して3室に在住し、ラグナロードで4室支配の木星が9室から3室にアスペクトして、1-7、1-10、1-11室のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

従って、テレビや出版などのメディア業界で活躍できる配置である。
出生時間が00:00:01だと、現在は、ラーフ/ラーフ期に入った直後である。

23:59:59だと、ラーフ/金星期であり、ラーフ期の半ばである。
従って、現在、ラーフ期であることは確定したようである。
先日の経歴詐称騒動によって、ショーンKの人生の流れが大きく変化したことを考えると、現在、ショーンKは、今回、マハダシャーの変化を経験したはずなのである。

そうした観点からすると、今回、ショーンKはマハダシャー火星期からラーフ期に変化したということが確定するのである。
火星は月から見て5室でムーラトリコーナの星位にあり、ラグナロードで4室支配の木星が9室からアスペクトしている。

5室に絡むラーフや木星は、マネジメントの能力を表しており、また教える能力も表していることからカウンセリングの才能も表している。

従って、ショーンKは、経営コンサルティングの才能があることは明らかである。
5室で強い火星はシャープな頭脳を表しており、報道ステーションなどのコメンテーターとして切れ味鋭いコメントをしていたのである。

実際、報道ステーションの古舘一郎が、ショーンKの降板について謝罪する中で、「うそがあったとするならいけないこと」としながら「残念。詳しいデータをもとに、斬新な切り口でコメントを歯切れよくくださっていたので悔しい」と話したようであるが、実際、ショーンKには、ゴールデンタイムの報道番組の中で斬新なコメントをするぐらいの卓越した能力があったということである。

従って、ショーンKは、経歴詐称はしたかもしれないが、それなりの実力の裏付けがあったことが分かるのである。
マハダシャー火星期は、この強い火星をラグナとすると、9、12室支配の木星が5室に在住し、2、7室支配で11室に在住する金星と5-11室の軸で相互アスペクトし、2-9、7-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

木星は5室に在住して古典文学を含めた広い教養を表しており、2、7室支配の金星は、社交場での幅広い人脈を表している。
このマハダシャー火星期においては、ショーンKは自らの専門知識を生かして、文筆活動を行なったり、テレビやラジオで番組を担当するなど、様々な上昇があったことが分かる。

実際、ショーンKは、このマハダシャー火星期に栄華を極めたのである。
然し、ショーンKは、今回の経歴詐称騒動によって、マハダシャーラーフ期に移行したと考えられるのである。

ラーフは月から見て4室に在住しており、2、3室支配の土星と9室支配の太陽と接合している。
マハダシャーラーフから見ると、6室支配の太陽と、11、12室支配の土星がラーフに接合している。

つまり、批判(6室)と収入と評判(11室)の損失(12室)である。
マハダシャー火星期には彼に栄光をもたらした木星と金星、水星も5-11室の軸から6-12室の軸に移動して、奮闘と出費を表している。

この火星期とラーフ期は、良い象意から悪い象意に転落するようなコントラストをなしている。
月、木星、火星、水星、金星で表される生来的、機能的吉星が、ラーフ、土星、太陽に表される凶星群と絡んでいないため、ダシャーが切り替わることによって人生に激しい変化がもたらされることを表している。

今回の転落は、彼がいよいよゴールデンタイムの報道ステーションに進出して、自らのキャリア上の栄華の頂点に立ったさなかの出来事であった。

まさに高い所からの転落であり、射手座の人にありがちな人生を示している。

この転落は見ている観衆にとっても大変、痛々しいものであった。

この月から見た4室に在住する土星、太陽、ラーフといった凶星群は、彼が忘れてしまいたかった過去である。
4室は心の平安、幸福感を表すが、月から見た4室が傷つき、9室の支配星も傷ついているために彼の母親運、父親運、家庭運は、辛く厳しいものだったに違いない。

父がアメリカと日本の半分、母が日本と台湾の半分で、小学校5年の時にアメリカから日本にやってきて、必死に日本語を覚えたそうである。

9室支配の太陽にラーフと土星が接合して傷つけている為に父親に問題があり、母親が苦労したことを物語っている。

4室や9室の支配星にラーフが絡んでおり、2、3室支配の土星が4室に絡んでいることは、住まいが安定せず、引っ越しを繰り返す人生を表している。

例えば、ショーンKは、借金を理由に高校進学が出来ないと母親に告げられ、住み込みのアルバイトを探して必死にアルバイトをして、高校に進学したという。

住み込みのアルバイトは新聞配達で、築45年の古いアパートで、風呂もトイレもなく三畳しかないワンルームであり、その後もお金を貯めるために新聞配達を続け、200万円を貯めた後、アメリカへ経ったという。

アメリカに行ったのは、大学進学のためだったというが、それは嘘だったという。
然し、おそらく、彼がアルバイトをして高校を進学したりといった話は、本当ではないかと考えられる。

つまり、苦労したことは本当なのである。

そして、彼の月は射手座であるため、成功法則を求めるパーソナリティーである。
何か自分を一気に変えてしまい、変容させるような成功法則を求めていたと考えられる。
昔の写真と今の写真が全く異なっており、整形疑惑なども報じられているが、何か、成功を途中のプロセスなしで一気に掴み取ろうとする、そうした射手座に典型的な性格を示していたようである。

もし整形が本当であるとすれば、それは変身願望なのである。
彼の出自や過去のしがらみの全てからいっきに飛び立って、完全に自分の人生を別のものに変容させてしまう、そうした変身を求めたのである。

つまり、射手座の人にありがちな自分を今までの自分とは、完全に変えてしまいたいという変身願望は、射手座に特有なものなのではないかと思うのである。
このショーンKの転落を見て、私は、昔、アランドロンが主演した「太陽がいっぱい」という映画のストーリーを思い出した。

貧しく孤独な青年リプリー(アランドロン)が、完全犯罪を企てて、美しい妻のいる富豪の息子をヨットの上で殺して海に捨て、その息子に成り代わって財産と妻を奪い取り、欲しいものを全て手に入れ栄華の頂点を極めたまさにその時に海から引き上げたヨットのスクリューに海に捨てたはずの富豪の息子の遺体のロープが巻き付いていて、それが引き上げられたシーンで幕を閉じる映画である。

青年リプリーは呼び出され、その現場に向かう所で映画は幕を閉じるのだが、その後は、その青年リプリーの破滅が待っていたことは言うまでもない。

カルマは逃げても逃げても追いかけてくる。

そして、カルマからは決して逃げることは出来ないのである。
ショーンKも過去7年のマハダシャー火星期において、彼の嘘は露見しなかったし、元々実力や才能があるので、一気に頂点にまで駆け上がったのである。

その矢先にCIAのような週刊文春に過去を暴かれて蒸し返され、その過去(経歴詐称も含めた全て)が襲いかかって来た。
彼の出自や高校生活での出来事など彼が過去に残してきたものが一気に襲いかかってきた。

高校の友人が、高校時代にショーンKは、嘘ばかりついていたので、彼のあだ名は「ホラッチョ」と呼ばれていたなどといったことまでが、全て掘り返されて蒸し返される。

確かにショーンKは、才能もあり、能力も高かったと思われる。

そして、報道ステーションで、経済や政治についてうんちくを述べる程の実力も持っていた。

非常に才能豊かな男だったのである。
それが、経歴詐称をして、自分を虚飾するハートの弱さがあった為に彼は全てを失うことになった。
彼は十分な実力があったので、経歴詐称する必要もなかったのではないかといったことを言ってみても無駄である。

過去の全ての行為の結果として、そうしたストーリーが人生に組み込まれていたからである。
4室の傷つきが心の弱さを作りだし、その4室の傷ついた惑星が10室にアスペクトして、キャリア上の中断を表している。

自分の過去や正直なありのままの姿で勝負するのではなく自分を虚飾したことに心の弱さが現れている。

つまり、ありのままの自分に自信が持てなかったのである。
これは太陽(自信、プライド)が土星やラーフによって激しく傷ついていることから考えられる。

従って、成功しつつもどこかで自信がなく、心の平安が得られていなかった可能性が高い。

2002年の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のモデルとなった伝説的な詐欺師フランク・アバグネイルも経歴詐称を何度もしたが、それは動機が全く異なっている。

彼の場合は確信犯であり、経歴詐称に何の罪悪感も感じていなかった。彼は今では英雄である。

然し、ショーンKの場合は、罪悪感があり、泣いて謝罪したことから考えると、その点で痛々しいのである。

もしショーンKが何の罪悪感も感じておらず、確信犯的に行っていたとしたら、そしてそれをゲームのようにして行っていたら、彼はテレビ朝日のスタッフやメディア関係者を出し抜いて、ゴールデンタイムに専門家でないにも関わらず、その博識な知識で大衆を幻惑した英雄であったのである。

その場合は犯罪者になったかもしれないが、英雄にはなっていただろう。

(資料)

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『報ステ』『とくダネ!』のイケメン国際派コンサルが“経歴詐称”の波紋
デイリーニュースオンライン 2016年3月16日 08時15分 (2016年3月18日 13時05分 更新)

『報道ステーション』(テレビ朝日系)や朝の帯番組『とくダネ!』(フジテレビ系)でレギュラーコメンテーターとして出演を続けていた国際コンサルタント、マクアードル川上氏(47)に突如として“学歴詐称疑惑”が浮上した。

川上氏が15日、自身の公式HPで明らかにしたもので、16日発売の週刊文春が「ショーンKの嘘」として自身の学歴詐称疑惑を報じることを報告。これまで公表されていた「テンプル大学でBA(学位)、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学に留学経験」としていた経歴が詐称であったことを認めて謝罪した。また、これに併せて、レギュラー出演中だった『報道ステーション』などに出演自粛を申し入れたことを明らかにした。

■『報ステ』は川上氏の”疑惑”には触れず

川上氏はニューヨーク市出身で、日系人の父と日本人の母の間に生まれ、国内外の企業や地方自治体のコンサルティング業務、事業投資ファンドを運営しているという触れ込みだった。国際派コンサルタントとしての肩書やソフトな語り口、ハーフのイケメンということもあって、各局の情報番組から引っ張りだことなっていた。

「運が悪いのはフジテレビです。川上氏は、4月からスタートする深夜帯の報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』のメインキャスターを務める予定でした。この番組は亀山社長の肝入りで立ち上げられ、フジの社運がかかった大型番組。しかし、今回の一件で川上氏は降板を申し入れ、早くも番組の先行きに暗雲が立ち込めている。

報道番組のキャスターが不祥事で降板するという異常事態は『NEWS23』(TBS系)の山本モナ以来です。川上氏のその素性はあまりに不明で、学歴どころか職歴にも疑惑が及んでいて、さらに細かい追及が続くでしょう」(スポーツ紙記者)

この日の出演予定だった『報道ステーション』に川上氏の姿はなく、番組から“疑惑”に関する説明、謝罪も一切なかった。この問題に関しては『とくだね!』も含め、信用に足らないコメンテーターの言い分を公共の電波を使って垂れ流してきた番組関係者の責任は重大だ。このまま視聴者に対して何の説明もせずに、うやむやにするのは許されるはずがない。彼らの報道機関としての良識が問われる事態と言えるだろう。

阿蘭澄史(あらん・すみし)1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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フジテレビ包囲網?ショーンK“学歴詐称問題”を巡って各局が批判合戦
デイリーニュースオンライン 2016年3月17日 16時50分 (2016年3月20日 19時05分 更新)

学歴詐称疑惑を報じられた、経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)。情報番組のコメンテーターとして『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『とくダネ!』などに出演し、4月からは夜のニュース番組『ユアタイム』の起用も決まっていたが、このスキャンダルを受け、降板することが明らかになった。そんななか、川上氏を起用していなかった他のテレビ局がここぞとばかりに、批判報道を過熱させている。

■日本テレビが批判報道に積極的なワケ

学歴詐称の発覚は3月16日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が川上氏の公式ホームページ『SEAN K』のプロフィールに虚偽があったと報じたことがキッカケだった。これを受けて、川上氏は15日にホームページを更新し、「私のホームページ上の『英文』履歴書末尾に一定期間記載されていた内容に間違いがあり(責任の一端は私にあるのですが)本情報が各方面に引用されることで各関係者様に大変な誤解とご迷惑をおかけしておりました」と謝罪した。
また、活動自粛にあたり、4月から放送予定だった報道&スポーツ番組『ユアタイム』(フジ系)の出演辞退や『とくダネ!』や『報道ステーション』(テレビ朝日系)などの降板も明らかになった。
川上氏を起用していた『とくダネ!』では、3月17日の放送冒頭でメインキャスターの小倉智昭氏(68)が「番組としてはお詫びをさせていただきたい」と頭を下げながらも、個人の心情として「非常に残念でなりません」と惜しんだ。

16日放送の『報道ステーション』でも、同じくメインキャスターの古舘伊知郎氏(61)が「嘘があったとするならば、それは本当にいけないこと」とした上で、「同時に、残念だなと思うところも正直ございます」と述べている。
「川上氏は学歴に虚偽があったとはいえ、博識であったことは確か。コメンテーターとしても的確な発言が視聴者にも分かりやすく、小倉アナや古舘アナも信頼を置いていたのでしょう。二人にとってはまさに残念としか言いようがない出来事です」(テレビ局関係者)

だがその一方で、テレビ業界内では川上氏の学歴詐称問題に対して批判報道が止まらない。その急先鋒は日本テレビだという。その背景を同局関係者がこう話す。

「日テレは川上氏をこれまで起用していなかったため、批判しやすいというのも要因の一つですが、大きいのは昨年『週刊文春』に報じられた上重聡アナウンサーの“便宜供与疑惑”がある。その際にフジテレビの情報番組から執拗に批判されていたことを日テレは忘れていません。日テレは今回の川上氏問題を執拗に追うことで、フジに“復讐”しているという側面もあるようです」(同局関係者)

テレビ局同士の“争い”に巻き込まれる形で、報道合戦に熱を帯びる今回の川上氏の学歴詐称問題。自身の名前が悪い意味でメディアを席巻する現状に、いま何を思っているのだろうか。
文・内村塩次郎
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