月別アーカイブ: 2013年12月

猪瀬直樹・東京都知事の出生図について 2

前回、書き残したことであるが、猪瀬直樹の7室にはラグナロードで6室支配の金星が在住し、7、12室支配で7室自室に在住する火星と接合している。

そして、2、5室支配の水星、4室支配の太陽、ケートゥとも接合している。

InoseNaoki_chart

従って、7室に惑星集中しているのだが、7室に惑星集中していたら、そのハウスの事象が現れてこなければならない。

その7室への惑星集中はどのような事象として出てくるのか。
猪瀬直樹の私生活が分からなければ、この辺りの配置についての検証が不可能である。

然し、それについてはwikipediaには載っていないが、別のサイトでまとめられていた。
この記事を見ると、7室に惑星集中していることが、きちんと象意として現れていることが確認できる。

おそらく4室支配の太陽が、6室支配の金星や6室の表示体である火星と接合しているために自動車事故に遭遇したということなのである。















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浜崎あゆみの婚約について

浜崎あゆみが婚約したと発表したが、最近、何度か交際報道が為されて結局、結婚しないということが続いている為、

『電撃婚約に冷めた声 浜崎あゆみに「空港芸人」のレッテル』(日刊ゲンダイ 12月18日)

といった冷ややかなニュース記事も見られるが、占星術的に見ると、今のタイミングで婚約というのはよく理解できる。

HamasakiAyumi_chart

今年の3月頃から木星/水星期に移行しており、アンタルダシャーの水星は、月、太陽からみて1室(7室から7室目)である。

ナヴァムシャで見てもラグナ、月からみて水星は1室(7室から7室目)の支配星である。

マハダシャーの木星は月、太陽からみて7室の支配星であり、ナヴァムシャでもラグナ、月からみて7室の支配星である。

ナヴァムシャのラグナが正しいか分からないとしても月からみて木星は7室の支配星である。

浜崎あゆみはマハダシャー木星期になってから結婚するというのは木星が9室支配で4室で高揚し、結婚生活の8室にアスペクトしていることや、月、太陽からみて7室の支配星で7室にアスペクトバックしている辺りによる。

更にナヴァムシャでも木星は月からみて(そしてラグナからも)も7室の支配星である。

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ネオヒルズ族・与沢翼の出生図について

最近、「秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ」、「フリーエージェント・スタイル」、「与沢翼物語-平成の肉食主義-」といった著書を出し、ネオヒルズ族というキャッチフレーズでメディアへの露出を活発に展開していた与沢翼という人物の最近の近況がフライデーに掲載されていた。

テレビに出て派手に豪遊したり、羽振りよく豪快にお金を使う姿が話題となっている人物である。

私はこの金を稼ぐことに激しい闘志を燃やす、与沢翼という人物の出生図について少なからず興味を持っていた。

そしてこの最近のフライデーの記事を確認し、更に過去の経歴を種々検討した結果、後でも述べるが、与沢翼は牡牛座ラグナであると推測している。

YozawaTsubasa_chart

先月の11月22日に運転手の顔を殴ったとして傷害の容疑で書類送検され、部下に裏切られ、周りを取り巻く女性たちも去っていき、最近はすっかり意気消沈しているとフライデーの記事(12月13日号)に掲載されていた。

この人物についてはまだメディアへの露出が活発になる前から知人から聞いていたこともあり、少なからず興味を持っていたが、よい評判は聞いていなかった。

学生時代にアパレル系の会社を創業し、渋谷系ファッションeコマースサイト「CRAZE」を立ち上げ、ファッション雑誌との提携などによって売上を伸ばした。

然し、アパレル業界のカリスマ的な人物をコンサルタントに迎え、その人物の言うことを過剰に信用して言いなりになった結果、ブランドや店舗事業で多額の損失を作ってしまい会社は倒産している。

そして、2010年9月FreeAgentStyle社の前身となる株式会社Rajuriをパートナーの山田るみ子と一緒に六本木ヒルズの一室にて創業したが、会社は翌年の2011年8月には倒産している。

非常に興味深いのは、彼の生い立ちである。

小学生の時にいじめを受けた反動で、中学生になってから中学一の不良になり、不良グループの連合をつくり、毎日喧嘩、毎日酒の日々を送ったという。

暴走族に病院送りにされ、1ヶ月近い入院生活を送ったこともあるという。

高校に進学すると3日で退学し、暴走族として本格的に活動し、「30近いアルバイトに、ドカタや建築、鳶、神輿や的屋、パチンコの台打ちなど、とんでもない仕事も含めて、とにかく働いた」と経歴には書いてある。

そして、2年で700万円の現金を貯金し、その金で兼ねてから欲しかったセルシオを買ったという。

自分の物質的欲望に対して非常に忠実でストレートである様子が伝わってくる。

そして、18歳で関東最大級の暴走集会に参加し、ガサ入れから逮捕され、その後、不良やチンピラとの関係を断ち、19歳で大学受験を決意し、6ヶ月の予備校通いで、早稲田大学社会科学部に合格する・・・。

非常にパワフルでダイナミックな人生を送っている。

私がこの与沢翼から受ける印象はとにかく凄まじい力と物質的なものへの強い執念である。
そしてこうした経歴は与沢翼が牡牛座ラグナで6室に惑星集中していることによるものだと理解することができる。

与沢翼は6室惑星集中のまさに典型的人物なのである。

つまり、若い頃に喧嘩や暴力に明け暮れて(6室)、様々な職業を経験し(現場での叩き上げ:6室)、激しい奮闘(struggle)の日々を送っている。そして、6ヶ月の予備校通いで早稲田大学に合格したというのも試験での勝負強さを表しており、6室惑星集中の特徴がよく出ている。

6室はアルタハウスの為、そこに惑星が集中することで、富を生み出すダナヨーガとなるのであるが、然し、6室惑星集中の場合、それらの惑星は損失、出費の12室にアスペクトするため、稼いだお金を全て失って会社が倒産するといった激しい浮き沈みの多い人生を送ることになる。多額の負債を抱えたり、自己破産したりするのもこの6室惑星集中の特徴なのではないかと思われる。

彼がインターネット上で展開しているビジネスも先行者が後続者たちからお金を吸い上げて逃げ切るような先行者優位型のネズミ講のようなビジネスが多い。

彼の行動パターンのあらゆる面において6室惑星集中の特徴がよく出ている。

与沢翼は2010年9月に創業した会社が2011年8月に倒産した時に所持金はほとんどなかったにも関わらず、その時に7万件の顧客のメールアドレスを所持していたため、そのメールアドレスにダイレクトメールを送り、アフィリエイトなどの収益を得て、それで、経済的に復活したそうである。この最短での復活がインターネット上で情報販売などをして稼ぐ同業者間で話題となっていたようである。

いかにメールアドレスを収集するかというのが、彼らのビジネスの大きなポイントとなっている。

今回、この与沢翼が傷害の疑いで逮捕書類送検されたというフライデーの記事を読んで、私は与沢翼の出生図のラグナが牡牛座であると分かったのである。

彼の執務室の豪華なソファや机などの調度類やブランド物や高級外車へのこだわりなどから見るに彼は物質的で最も美や快適さにこだわる牡牛座ラグナであることが納得できる。

YozawaTsubasa_chart

そして、牡牛座ラグナにすれば6室天秤座に惑星集中している。

これは彼が多くの部下を持つことを表しており、また多くの人間の上に君臨し、支配することを示している。

実際、彼のビジネスの大部分は、彼のように成功したいという幻想により彼の元に集まってくる人々に彼の教育商品(与沢塾)を購入させることで成り立っている。

また中学、高校の不良時代に常に人と喧嘩をし、争い、人に暴力を振るっていたことから考えて、6室に惑星集中しているというのが相応しいのである。6室は暴力のハウスである。

そして、倒産してもすぐに復活するところなども6室の粘り強さや、苦境の中でも何とかなってしまうという勝負強さを表している。

早稲田大学に6ヶ月の受験勉強で合格したことも6室への惑星集中が影響していると思われる。

彼が現在、運転手に訴訟を起こされ、部下に裏切られて、批判され、人が周りから去っていったのは、トランジットの土星が6室を通過し、木星が2室から6室にアスペクトして6室にダブルトランジットを形成しているからである。

6室にダブルトランジットが生じているので、部下は去り、取り巻きの女性たちは離れていき、(つまり、離婚と同じようなもの)、そして、今、収入が激減してお金に苦労しているのである。

そして、木星と土星は6室ばかりではなく、8室にもダブルトランジットしているが、8室には7室支配の火星が在住している。

従って、現在、与沢翼の6室と8室にダブルトランジットが生じている。

そのため、意気消沈して、これまでの生き方を反省して、1円であっても大切に扱ってこれまでの生き方を変えることを考えているのである。

それはおそらく現在のダシャーがラーフ/ケートゥ期だからである。

アンタルダシャーのケートゥは8室に在住し、8室の支配星のように振舞っている。

ケートゥ期は変容をもたらすため、従って、今、行き詰まりを迎えて、人生観に大きな変化が生じ始めているということなのである。

瞑想、孤独(8室・ケートゥ)の時期である。

別に与沢翼について研究するつもりでいた訳ではないが、たまたまフライデーの記事を見て牡牛座ラグナであるということが分かったのである。

彼がアパレルブランドを立ち上げたのは、マハダシャーがラーフ期に入ってからである。
ラーフはお金の2室に在住しており、特に2室は起業家のハウスである。

会社に勤めるのではなく、自分でビジネスを立ち上げて、自分で稼ぐハウスである。
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猪瀬直樹・東京都知事の出生図について

東京都知事の猪瀬直樹が「徳洲会5千万円問題」で辞任の意向を固めたようである。

ここ最近、猪瀬直樹に対するメディアの批判が激しくなされていたが、支持母体である自民党が猪瀬直樹に自発的辞任を促したため、この流れに拍車をかけた。

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猪瀬知事、辞職の意向固める 19日に表明
2013.12.18 23:43 産経ニュース
 東京都の猪瀬直樹知事(67)が、医療法人徳洲会グループからの5千万円受領問題で、知事を辞職する意向を固めたことが18日、分かった。
関係者が明らかにした。19日に記者会見を開き、表明する。
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自民・高村氏、猪瀬知事に自発的辞任促す 自民幹部で初めて
2013.12.18 12:17 産経ニュース

 自民党の高村正彦副総裁は18日午前、医療法人「徳洲会」グループから現金5千万円を受け取った東京都の猪瀬直樹知事に対し自発的辞任を促した。「職務権限と関係する人から5千万円を受け取った外形的事実だけで出処進退を決断するのに十分だ」と述べた。自民党幹部が猪瀬氏辞任に公然と言及したのは初めて。党本部で記者団に語った。

 同時に2020年の東京五輪開催を踏まえ、「知事の決断が遅れ、東京五輪の準備に支障が出るなら、招致に成功した知事としての大きな功績を台無しにすることになる」とも指摘した。
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現在、猪瀬直樹が陥っている状況から考えると、ラグナは牡牛座ラグナである。

InoseNaoki_chart

牡牛座ラグナにとっては、現在、木星が双子座をトランジットし、土星が天秤座をトランジットして、6室と8室に
ダブルトランジットが生じている。

従って、人から批判(6室)を受けたり、また自分よりも強いものから支配(8室)されたり、物事が中断(8室)し、スキャンダルから辞任(8室)に追い込まれるようなタイミングなのである。

猪瀬直樹の状況から考えると、これは見事に適合している。

InoseNaoki_photo

まず、徳洲会から5千万円の資金提供を受けたということは、8室の象意である。資金の贈与を受けたのであるから、不労所得の8室である。
然し、8室は不道徳なハウスであり、この資金提供は、職務上の利害関係のある人物からの資金提供であり、汚職に該当する。

この資金を受け取った段階で、猪瀬直樹は資金提供者の要求に屈せざるを得なくなるのであり、精神的に支配されることになる。

この資金提供者に支配される関係性が8室で表されている。

そして、その資金提供を猪瀬直樹は受けたが、それは借りたものだとして、「借用書」を示したが、徳洲会側は、貸したものではなく、提供したものであると言っている。そして、猪瀬直樹の発言に対して怒っているという。

これは猪瀬直樹の8室支配の木星が6室に在住していることで表されている。

8室支配の木星は資金の贈与を受けた相手を表しているが、その木星が6室に在住しているため、その相手を軽く扱っているのである。

結果的に猪瀬直樹は徳洲会の人間をも敵に回してしまったようである。

そして、国民やマスメディア、資金提供者の徳洲会が、猪瀬直樹を激しく批判する中で、ついに猪瀬直樹は辞任を決断したようである。

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取り違えられた男性のチャート 2

出産時に取り違えられた男性のニュースが報じられたが、

前回、男性の出生図がどのように構成されているか大まかな予想を描いてみた。

特に強調したかったのが、8室と9室の絡みと太陽の傷つきである。

その後、この話題を提供してくれた友人から再度、連絡があり、実は、この男性は出生時間まで分かっているという。

貧しい家庭で育って苦労した男性(今回訴訟を起こした)は、1953年3月30日 19:17 東京都墨田区である。

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裕福な家庭で育った男性(本来は貧しい家庭で育つはずであった)は、1953年3月30日 19:30 東京都墨田区である。

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出生時間の差は、13分である。

まず、お互いに出生図はほとんど同じである。

然し、ナヴァムシャではラグナが1星座分ずれる。これが重要である。

9室支配の水星は5室に在住して、太陽、ラーフと挟まれており、パーパカルタリヨーガを形成している。
父親の表示体である太陽は6室に在住している。

そして、月からみた9室支配の金星は8室に在住して、3、8室支配の火星と5、6室支配の土星と絡んでいる。
9室と8室が絡んで、更に非常に9室の支配星が凶星から絡まれて傷ついている。

父親の太陽からみた9室の支配星は火星であり、火星は11、12室支配の土星から8室からアスペクトされており、更に3、8室支配の金星と接合している。

従って、父親の表示体は傷ついており、更に8室と9室が絡んでいることが分かる。

父親が変わる配置である。

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取り違えられた男性のチャート

60歳の男性が取り違えられて、違う親の元で暮らしていたことについて、病院側の賠償責任を求めるニュースが報じられている。

これを見た私の占星術コミュニティーの仲間が、この事件が面白いのでコラムに書いて欲しいとのことだった。

男性は取り違えられたことによって、実母とは違う女性の元に渡されたが、2歳の時に戸籍上の父親が死去し、育ての親は生活保護を受けながら男性を含む3人の子を育て、6畳アパートで家電製品一つない生活だったという。その後、男性は中学卒業と共に町工場で就職、自費で定時制の工業高校に通い、今はトラック運転手として、働いていた。

取り違えられたもう一方の新生児は、4人兄弟の長男として育ち、不動産会社を経営、実の弟3人は大学卒業後、上場企業に就職した・・・。

何か「王子と乞食」のような話である。

ここまで読んできて、まず、思い浮かぶことは、この取り違えられた男性の9室は傷ついているということである。

2歳の時に戸籍上の父親が死去してしまい、以後、経済的に貧しい生活を送るのである。

これは父親(9室)を失って(8室)、経済的に貧しい生活を送ったことを示しており、おそらく、9室と8室が星座交換したり、9室の支配星が8室に在住して、凶星から傷つけられるなど、9室の象意を損なっているのである。

『運命と時輪』の「占星術、運命と自由意思」の中に書いてあるが、幼少期に父親が変わり、養子縁組するようなチャートにありがちな9室と8室の典型的な絡みが見られるのではないかと思われるのである。

自分の意志によらず、強制的に父親を変えられる(つまり、家族が変わる)のであり、9室は幸福のハウスであることから、その9室を失う8室との絡みによって、必然的にその体験には若干の不幸が伴うのである。

この取り違えられた男性は、父親が変わった後、戸籍上の父親も早くに亡くなってしまい、そして、経済的に貧しい生活を強いられ、中学を卒業して、直ぐに働かなければならなかったのである。

父親からの幸福が損なわれると経済的に恵まれないというのは9室を損なうことによって幸福全般が損なわれるからである。

しかし、この男性の3人の弟たちが、戸籍上の兄が全く容姿が似ていないことから、DNA鑑定をし、実の兄でないことが分かり、本当の兄探しを始め、そして、ようやく60年近く経過した後で、その実の兄を探し当てたというのである。

そして、この男性は病院側の賠償責任を勝ち取ることができた。

これは裁判訴訟による賠償金であり、8室の象意である。

もし8室と9室が星座交換していたら、9室の象意は損なわれるが、8室の象意は、若干、強くなる。
従って、不労所得、保険金、賠償金などに恵まれることを意味している。

然し、それは幸福というものを代償にした利得であり、決して幸福な訳ではない。

このケースを見て、思うことは、この男性が実の弟たちと再会できたのは、およそ60年後である。
60年とはトランジットの土星と木星が、出生の位置に戻ってくるタイミングである。

従って、60年経つと振り出しに戻るのである。

間違えられて親を失ったという体験をもう一度、やり直す(あるいは修復する)チャンスがやってくる。

またこの男性は何らかのカルマによって、実の親から引き離される運命であったが、60年経って、そのカルマが終わったのだとも思える。

カルマが完了したので弟たちと再開できたのである。

そして、最後に賠償金をもらい、失った時間は取り戻せず、大きな代償を払ったが、最終的に真実を知ることになり、取り合えずは、今、全てが終わったような気持ちになっているのではないだろうか。

私はこの事例を読みながら、60年経つとカルマが時間的に完了するのだと思えた。

この男性は1953年3月生まれらしいが、3月1日から1日ずつずらしながら、チャートを12時で作成してみたところ、最初の10日までは、火星が魚座に在住し、木星が牡羊座に在住して、星座交換を形成していた。

それ以外の日付では星座交換を形成するタイミングはなかった。

それで例えば、3月1日にして、牡羊座と魚座を9室と8室にしてみると、獅子座ラグナとなるが、このケースは生まれた日付が分からないので、そんなに簡単ではない。

弟が3人いるということも手がかりになりそうだが、3室が強く3室に木星や火星がアスペクトするなどして絡んでいることも考えられる。

この男性はもし実の親に育てられていたら全く違う人生を歩めたはずだと思っているだろうと思うが、そうではなく、この取り違えられたことはこの男性の運命である。

この困難な人生を生きることはあらかじめ決められていたのである。

然し、そこからこの男性は何を学んだのか。

この男性は実の母親でない戸籍上の母親から特にかわいがられたと言っている。

この男性は母親の愛情によって貧しさの中にありながらも立派に育つことができた。

それがこの取り違えからこの男性が得たものである。

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新生児取り違え:60歳男性「生まれた日に時間を戻して」
毎日新聞 2013年11月27日 

 「違う人生があったとも思う。生まれた日に時間を戻してほしい」。東京都墨田区の病院で60年前、出生直後に別の新生児と取り違えられ、東京地裁で病院側の賠償責任を認める判決を勝ち取った都内の男性(60)が27日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、揺れる思いを吐露した。

 男性は1953年3月に出生。13分後に生まれた別の新生児と、産湯につかった後に取り違えられ、実母とは違う女性の元に渡された。育った家庭では、2歳の時に戸籍上の父親が死去。育ての母親は生活保護を受けながら、男性を含む3人の子を育てた。6畳アパートで家電製品一つない生活だったが「母親は特に(末っ子の)私をかわいがった」と振り返る。「この世に生を受けたのは実の親のおかげ。育ての親も精いっぱいかわいがってくれた」。既に他界した4人の親への感謝を口にした。

 男性は、中学卒業と同時に町工場に就職。自費で定時制の工業高校に通った。今はトラック運転手として働く。

 取り違えられたもう一方の新生児は、4人兄弟の「長男」として育ち、不動産会社を経営。実の弟3人は大学卒業後、上場企業に就職した。

 兄弟で「長男」だけ容姿が異なることから、3人の弟が2009年、検査会社にDNA型鑑定を依頼。血縁関係がないことが確認された。その直後から実兄捜しが始まり、病院の記録を基に11年、男性を捜し当てた。

 「そんなことあるわけがない」。男性は取り違えの可能性を告げられた時、最初は信じられなかった。だが、育ての母親が兄たちと足の指の形が違うことに触れ「誰に似たんだろうね」と笑ったのを思い出した。

 今は実の弟と月に1度飲みに行き、育った家庭の兄の介護をする日々だ。だが、実の両親との再会はかなわなかった。「何もお返しできなかった。生きて会いたかった。写真を見ると涙が出る」【川名壮志、山本将克】
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