神田沙也加の死について -母親・松田聖子との苦悩の関係-




神田沙也加が死去したとのニュースが伝えられている。


神田沙也加が35歳で死去
2021/12/19 10:08 音楽ナタリー

神田沙也加が昨日12月18日に亡くなったことを、所属事務所の株式会社ローブが発表した。35歳だった。

一部報道によると、神田はミュージカル「マイ・フェア・レディ」出演のため訪れていた札幌市内のホテル敷地内で倒れているのを発見され、病院に搬送されたものの死亡が確認されたとのこと。所属事務所は公式サイトにてファンや関係者に対し「このようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます」とコメントしている。

神田は2002年に「SAYAKA」名義で歌手デビュー。2006年より現在の名義での活動を開始し、歌手以外にもミュージカル女優や声優としても活躍してきた。2014年には映画「アナと雪の女王」日本語吹替え版でアナ役を好演し、2018年には第43回菊田一夫演劇賞を受賞。2020年には黒崎真音とのユニット・ALICesを結成している。


警察は自殺と事故の両面で調べていると言うが、チャートを見た限りでは、精神的な苦悩による自殺の可能性が高いと思われる。





現在、月/土星/木星期で、マハダシャーロードの月は11室支配の機能的凶星で、5,6室支配の土星、3、8室支配の火星からアスペクトされている。


また月は、マラカの4、7室支配の木星と相互アスペクトしている。


従って、月は、土星、火星、6室の支配星、8室の支配星から傷つけられ、更にマラカと絡んでおり、激しく傷ついている。


7室の支配星である木星はマラカだが、3、8室支配の火星もマラカで、これらの2つのマラカが、月にアスペクトしている。


激しく傷ついた月は、自殺をもたらしやすい要素である。


以前、自殺をした有名人のチャートを調べていた所、月が減衰して、ラーフや土星とコンジャンクトしているとか、月が弱い状態で、しかも2つ以上の凶星からアスペクトされているケースが多かったのを覚えている。





アンタルダシャーロードの土星は、5、6室支配で、3、8室支配の火星と星座交換し、更に3、8室支配の火星にアスペクトしている。


5室で、6-8の絡みが確認でき、土星と火星という2つの敵対惑星同士が絡み合って、激しく傷ついており、更にその上で、これらの惑星が月にアスペクトして傷つけている。



乙女座ラグナにとって3、8室支配の火星は、マラカであり、アンタルダシャーロードの土星は、このマラカの火星と絡み、激しく傷ついている。



プラティアンタルダシャーロードの木星は、7室支配の木星であり、激しく傷ついた11室支配の月と相互アスペクトしている。



つまり、マハダシャー、アンタルダシャー、プラティアンタルダシャー共に2つのマラカと絡み、土星や火星から激しく傷つけられている月に関係している。



ナヴァムシャでは、月は7室支配のマラカで、土星はマラカの2室の支配星で、6室支配の水星、3、12室支配の木星と相互アスペクトしている。





松田聖子との不幸な関係性


この獅子座マガーに在住する11室支配の月は、貪りのハウスを支配して、強い凶意を持つ機能的凶星であるが、月は、母親の生来的な表示体である。


また松田聖子のラグナが獅子座マガーであることから、この月は、明らかに母親である松田聖子の表示体になっている。







因みに11室の支配星は、利用の観点で、貪欲な下心を持って、近づいてくる人物や猛烈にライバル心や競争心を持って近づいて来る人物を表わしている。



基本的に11室の支配星とは、全く愛情や友情などはなく、利己的で、貪欲な計算がある人物を表わしている。



松田聖子は、獅子座ラグナで、典型的な女王であり、自分が目立っていないと気が済まない性格である。



娘が芸能界デビューすると、自分が女王として輝くために共演して仲の良さをアピールするなど、娘を利用する傾向があったと思われる。






これまで松田聖子と神田沙也加は、姉妹のように仲が良いという形で、世間的には演出されて来たが、一緒にCMに出演したり、2ショット写真なども撮られてきた。


それは人気取りの為にメディア向けに演出された虚偽の関係性である。




最近は既にそれを隠せなくなっており、松田聖子と神田沙也加は仲が悪く口も利かないし、一緒にいることもほとんどない。




11室の支配星が6室支配の土星や8室支配の火星からアスペクトされて傷つけられている場合、どんな体験がもたらされるか、それは想像も絶する不幸である。



通常、11室は友人関係を表わしているが、11室の支配星が8室の支配星と絡んでいる場合、そうした配置がダシャーによって活性化された時にその人は、突然、友人から仲間外れにされたり、口をきいてもらえなかったり、無視されたり、虐めを受けたりして、友人関係の突然の変化を経験するのである。


私は鑑定において、8室の支配星と絡んで傷ついた11室の支配星の時期にそのような突然変化した友人関係に悩む多くの人たちのチャートを見て来た。







神田沙也加の場合、11室の支配星が松田聖子である為、松田聖子があたかも姉とか友人のような存在として現れて来るのだが、神田沙也加の妨害をし、足を引っ張る存在として、立ち現れてきたと考えられる。


乙女座ラグナと獅子座ラグナの2-12の関係性である為、常に松田聖子は、神田沙也加の足を引っ張る存在として、神田沙也加の前進を背後から妨害する存在として立ち現れてきたと考えられる。


例えば、神田沙也加が前向きに何かに取り組もうとすると、それに何らかの難癖を付けて、それを止めさせたり、思いとどまらせようとする存在として立ち現れて来たと考えられる。


神田沙也加にとって11室の支配星はどのように体験されるかと言えば、その11室の支配星がダシャーなどで活性化した時には、人から認められたいと思ったり、評価されたいという気持ちを表している。



11室の支配星は、評価や認知を求める欲求を表わすのである。



つまり、神田沙也加も自分も母親のように認められたい、評価されたいと思うわけである。


そのように評価や認知を求めた時にその11室の支配星が12室に在住して激しく傷ついていることを考えると、それは母親である松田聖子に全て否定され、却下されたことを表している。


成功や願望成就を全て、松田聖子に打ち砕かれるという形である。






つまり、神田沙也加は、松田聖子とは姉妹、友達のような関係性なのだが、常に松田聖子が、娘である神田沙也加の成功や願望成就を打ち砕く関係性なのである。



外見上、親子関係なのだが、実質的にライバル関係であり、神田沙也加は、母親のライバル心に苦しめられてきたのである。



通常、母親は子供の成功を喜ぶものだが、母親がそのような愛情を表現せず、子供の成功に嫉妬したり、自分の成功のために子供を利用しようとする場合にそれが、子供にとって、どのような不幸として体験されるかということである。



娘である神田沙也加に対して、松田聖子は、ライバル心が働いて、意識的にあるいは無意識的に神田沙也加を蹴落とすようなアドバイスをしたり、神田沙也加が、目立つことに嫉妬したり、自分の思い通りに操ろうとしたり、利用しようとして来たのである。



どういう結婚相手を選ぶかに口を出したり、どんな仕事を選ぶかに口を出したりしたのである。



その為、母親の仮面を被った吸血鬼に身近で血を吸われていたような感覚であったと思われる。




通常、野心的で利己的な母親とは、子供を自分の自己愛延長物として、自分の野心を実現する為の道具として、母親が好む洋服を着せてみたり、母親が望む学校に通わせたり、母親が子供の進路を勝手に決めたりする。



そして、子供が自立しようとしたり、自分の望む道に進もうとすると、それを妨害する。



但し、経歴を調べてみると、松田聖子の場合は、自分が結婚する為に娘を全寮制の高校に入学させるなど、育児放棄的な意味合いも強く、必ずしも上記のように熱心に娘を教育して、自分の野心を実現しようとする態度とは少し違うかもしれない。



おそらく娘と共演するなどして、娘を利用しようとしたのは、神田沙也加が芸能界デビューしてからである。



但し、松田聖子のチャートを見ると、5室はそれ程、激しく傷ついている訳ではなく、子供運が傷ついているとは思えないし、子供を虐めるようなパーソナリティーであったようにも思えない。







松田聖子は、芸能界でのスターとしてのアイデンティティーを普通に表現し、自己主張しているだけで、知らず知らずのうちに娘である神田沙也加の認知や評価の妨害として働いてきたと考えられる。



つまり、松田聖子は、獅子座ラグナとしての性(さが)が、存在しているだけで、あたかも太陽が周囲の惑星をコンバストするのと同じように娘の足を引っ張ったのである。



芸能界という同じ業界にいる娘が、同じ業界のライバルとなった時に獅子座ラグナで、スターである母親のカリスマが、知らず知らずのうちに神田沙也加の足を引っ張り妨害したということであったのかもしれない。



神田沙也加と松田聖子は、母と子というよりもライバル関係であり、しかも非常に嫉妬や競争心を抱いたライバル関係であったのである。



そして、月をラグナとした場合に4室と6室で、土星と火星が星座交換するが、母親との意見の不一致や確執を表わしている。



つまり、11室支配の月期をダシャーで経験するタイミングには、母親との意見の不一致や確執、また心の平安を失う配置になっている。






傷ついた友人関係


然し、11室は母親ばかりでなく、友人関係も表わしてもいる。



おそらく同じように獅子座のマガーがラグナになるような人物は、松田聖子と同じように嫉妬心やライバル心を起こし、神田沙也加の足を引っ張るように働いたと考えられる。



つまり、11室は有力な人物たちとの人間関係を表わすが、母親を初めとして、交友関係全般においてこうした傾向があったかもしれないのである。



ネットで調べた所、神田沙也加は、中学生の時に松田聖子が結婚したことで、中高一貫校に進学できずに全寮制の中学に進み、そこで、酷い虐めにあったそうである。







その頃は、金星/木星期辺りであり、木星は4、7室支配で6室に在住し、土星、火星から傷つけられた月と相互アスペクトし、ディスポジターの6室支配の土星は、8室支配の火星と、3-5の星座交換し、月からは、4-6の星座交換をしている。



その為、住まいの安定、心の平安が得られない時期である。



全寮制の学校に入学させられるということは、彼女のように11室が傷ついていることを考えると、激しい虐めにあった可能性を示唆している。



そして、寮は、やはり自分の家ではなく、おそらく共同生活になると思われるため、同僚の学友に虐められる中で、プライバシーも保てずに心の平安が得られなかったことが分かる。



ネット上の情報によれば、松田聖子は神田正輝と結婚している時、英語教師のジェフと不倫し、その後、バックダンサーのアラン・リードと不倫し、その後、歯科医の男性と結婚して離婚した後、慶応大学准教授の男性と結婚している。



そのように交際や別離、結婚と離婚を繰り返す中で、ほとんど母親として振舞っていなかったようである。



12室の月は、母親が不在であることを示しており、母親が遠くにいるとか、母親の損失を表わしている。



従って、神田沙也加としては、子供の頃は、母親に育てられた覚えはないが、大人になって芸能界デビューすると、今度は、その母親が、娘との共演などによって、人気取りに利用するような形で、娘と関わったと考えられる。





松田聖子のラグナ・アディヨーガ


因みに松田聖子は、ラグナから見た6室、7室、8室に水星、木星、金星が在住しており、ラグナアディヨーガを形成している。



ラグナ・アディヨーガは、名声と富を授けるヨーガであるが、対人関係を表わす6、7、8室に惑星集中している為、人生において常にパートナーを必要とし、パートナー次第で、人生が左右される所も出てくる。







また6室や8室は、やはりドゥシュタナハウスとしての意味合いもあり、また6、7、8室には、火星や土星、ケートゥなどの凶星も含まれている。



従って、不倫好きで、交際と別離、結婚と離婚を繰り返すという、自由奔放な男性遍歴を繰り返した。



8室で高揚する金星は、性的魅力などを表わす配置で、不倫、三角関係を表わす配置であり、7室の木星は、交際する相手の数が多いことを表している。



松田聖子にとっての6室や7室は、神田沙也加にとっての傷ついた5室や6室に該当する為、こうした母親の男性遍歴が、神田沙也加にとっての苦悩であったとも考えられる。





シャスティハヤニダシャー


神田沙也加は、出生図のラグナに太陽が在住している為、シャスティハヤニダシャーが適用できる。



今回の悲劇が起こった時、ダシャーは、木星/火星/火星期であった。



木星は、やはり、4、7室支配で6室に在住し、母親との不仲やパートナー関係(人間関係)の確執を表わす配置であり、土星や火星によって傷つけられた月と相互アスペクトしている。



また火星は、3、8室支配で、5、6室支配の土星と星座交換し、月にアスペクトしている。







ヴィムショッタリダシャーでは、月/土星/木星期で、木星はプラティアンタルダシャーに登場し、また中学時代に虐めを受けた時、金星/木星期であり、アンタルダシャーに木星期が来ている。



月や土星、火星のマハダシャーやアンタルダシャーは良くないが、木星のマハダシャーやアンタルダシャーも良くないことが分かる。



それは木星は4、7室支配の機能的凶星であり、6室に在住して、土星、火星によって傷つけられた11室支配の機能的凶星の月と相互アスペクトしているからである。



ここには良い要素がほとんど見られない。






自己実現



その一方で、1、10室支配の水星と、2、9室支配の金星が2室(スピーチ、歌唱力)でコンジャンクトして、1-2、1-9、9-10のラージャヨーガを形成している。



月から見ると、金星と水星は、メディア、芸能の3室に在住しており、この配置が、2014年に映画『アナと雪の女王』で、王女・アナ役の日本語吹替えを好演し、歌唱・声・演技、あらゆる面で評価され一躍注目を浴びた理由である。


そして、この年、紅白歌合戦にも出場を果たしている。




2014年3月14日、日本で公開されたディズニー製作のミュージカル・アニメーション映画『アナと雪の女王』で王女・アナ役の日本語吹替えを好演、大ヒットに貢献し、歌唱・声・演技、あらゆる面で評価され一躍注目を浴びる。また、この年には第65回NHK紅白歌合戦に3年ぶり2度目の出場を果たし、英語版でエルサを演じたイディナ・メンゼルとのデュエットで『生まれてはじめて』を披露した。大スターとして名を馳せていた母・松田聖子の娘であり、何かと「松田聖子の娘」として取り上げられることが多かった沙也加であったが、このヒットにより沙也加自身が母とは独立した才能をもつ芸能人あるいはアーティストとして認められた。
(wikipedia 神田沙也加より引用抜粋)


この時期は、太陽/水星期だったが、太陽はディスポジターの水星が、1、10室支配の水星で、2、9室支配の金星と上述したようにラージャヨーガを形成している。


そして、アンタルダシャーの水星は、そのラージャヨーガを形成する水星それ自身である。







マハダシャーの太陽は水星の星座に在住し、主にアンタルダシャーの水星が結果を与えたと考えられる。



然し、この太陽期が終わって、2016年3月から月期に移行した後で、悲劇への道のりが始まったようである。



月は上述したように11室の支配星で機能的凶星化し、12室に在住し、6室支配の土星、8室支配の火星からアスペクトされて激しく傷ついている。





マハダシャー月期


その兆候として、2014年4月23日の太陽/水星期からギタリストであるBillyと結成して活動を続けて来た新ユニットTRUSTRICKの活動を休止してしまう。


そして、2017年5月に村田充と結婚したが、この時は、月/火星期であった。


ナヴァムシャでは、月は7室支配で6室に在住し、火星はラグナで高揚している。


アンタルダシャーレベルで、結婚を表わしているが、マハダシャーは6室在住の月である為、意見の不一致や不調和を抱えた結婚を表していた。


7室の支配星が6室に在住している配置は、相手が去っていったことを表わしている。





2019年12月4日に村田充と離婚していたことを双方のブログで報告しているが、この時は、月/木星期だが、月は出生図で、12室(7室から6室)に在住し、木星は7室支配で6室に在住している。


そして、ナヴァムシャでも月は7室支配で6室に在住し、木星は12室の支配星である。


ナヴァムシャでは、月と木星は絡んでおらず、主に7室支配で6室に在住する月の象意が結果をもたらしたと考えられる。



このように結婚したものの離婚につながり、また11室の支配の月が傷ついている所を見ると、やはり友人関係も上手く行かないことが考えられる。



また傷ついた月の時期は、母親との関係も上手く行かない時期である。


月は12室に在住して、母親との別離を表わしており、ダシャーラグナの月をラグナとすると、4-6(母親との確執)の星座交換をするからである。


松田聖子は、村田充との結婚に反対しており、離婚する時に神田沙也加は、松田聖子に相談しなかったという。


結婚した頃から母娘の確執は、始まっていたのである。



この月の時期は、人間関係(同僚との関係)が上手く行かず、母親との確執は継続しており、パートナーとも離婚をした為、孤独感が募っていたと考えられる。


9室支配の金星も月や土星、木星などに絡んでおらず、保護を与えていない為、苦しみを相談できる相手がいなかったと考えられる。


金星は、1、10室支配の水星とコンジャンクトして、仕事上のアドバイスなどを与えてくれるような人物はいたかもしれないが、私生活上の心理的ケアをしてくれる存在には恵まれていなかったようである。



神田沙也加は、「私は友達が少ないんです」が口癖だったようだが、11室の支配星に6室支配の土星と8室支配の火星がアスペクトする配置は、交友関係に恵まれていなかったことを物語っている。




チャラダシャー

チャラダシャーでは、山羊座/蠍座であり、メジャーダシャーの山羊座には4室支配のGKの火星が在住し、土星からのアスペクトを受け、またラグナロードの土星が、4、11室支配のGKの火星と星座交換しており、心の不安定さや健康問題を表わしている。


因みに山羊座ラグナにとっての4、11室支配の傷ついた火星は、マラカとして機能する。


また月は8室に在住し、GKの火星がアスペクトしており、ここでも心の不安定さや深い精神的苦悩を表わしている。


また月はPKでもあるが、PKが8室に在住し、GKからのアスペクトを受けており、思考の混乱を表わしている。








サブダシャーの蠍座には、蠍座ラグナにとってはマラカとして機能する3、4室支配の土星が在住し、ラグナロードで、6室支配の火星と星座交換している。


火星はGKであり、ラグナにアスペクトしている。


また蠍座から見ると、AKの金星が12室に在住し、マラカに相当するDKの水星とコンジャンクトしているが、蠍座ラグナにとっては8、11室支配の水星は、通常の意味でもマラカに相当する。


ジャイミニスキームでは、この時期が、苦しい時期で、危険な時期であることを物語っていた。





トランジット


土星は山羊座を通過し、木星は水瓶座を通過して、マラカの2室にダブルトランジットしていた。



2室には水星と金星のラージャヨーガが形成されており、吉祥だが、ダシャーが月/土星/木星期で、ダシャーの支配星には、水星や金星などの吉祥な惑星は含まれておらず、ダシャー優先である為、これらのラージャヨーガの象意を経験する時ではない。



ラージャヨーガを構成する1、2、9、10室の支配星にもダブルトランジットを形成していたが、神田沙也加は、ダブル主演ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の正午公演に出演するために該当ホテルに滞在していたという。


注目される大舞台(10室)に立つ予定があったということである。



然し、月/土星/木星期の凶意と、2室へのダブルトランジットの凶意がここで現れたと考えられる。






追悼・神田沙也加


亡くなった神田沙也加のチャートを眺めて、何故、自殺を選んだのかを考えていた。



彼女のチャートの中で、激しく傷ついている3室、4室、5室は内的な領域であり、彼女の心の葛藤、秘められた精神的軌跡は、私たち一般人には見えてこない。



12室に在住する傷ついた月もプライベート領域であり、それは私たちには見えない領域である。



月の激しい傷つきや3室や5室の傷つきは、彼女の精神活動が激しい葛藤に満ちていたことを物語っている。



それは表面上は、全く見えない部分である。



母娘の確執も本当の所は何が起こっているのか私たちには見えてこない。



舞台(ステージ)の上で、華々しく活躍する姿の裏にこうした葛藤を抱えていたのである。



ニュース記事などで、母娘に葛藤があったことなどが、報じられているが、日々の生活の中で、それが本人にとってどのように体験されていたかは私たちには見えてこない。



その見えてこないものを誇張があるかもしれないが、惑星配置から考えてみた。







ケンドラにラーフ、ケートゥ、太陽の3つの凶星が在住し、吉星である木星や月(この場合、生来的凶星)は6室や12室などのドゥシュタナハウスに在住している。



乙女座ラグナにとって最大の吉星である金星や水星は中立ハウスである2室に在住し、ケンドラやトリコーナに在住する配置と比べて、チャート全体を保護していない。



従って、かなり危ういチャートであったと思われる。



マハダシャー月期の後は、3、8室支配の火星期が控えており、火星は6室支配の土星と星座交換して、月にアスペクトして傷つけ、月から見て、4-6の星座交換を形成している。



従って、月期をやり過ごしたとしても更に困難な火星期が控えている。



自殺するのが運命であったなどという考えは好ましくないが、困難なチャートであったことは確かである。



そして、この死によって、両親や関係者、周囲の人々に波紋を広げ、考えさせる結果となる。



彼女の死は、彼女だけに関係するのではなく、両親や関係者、また芸能界、また社会一般にとっての教訓である。



最近、自殺する芸能人が増えているが、日本のテレビ業界、エンターテイメント産業自体が、縮小し、活力がなくなりつつあることとも関係していると考えられる。





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