射手座と航空機墜落事故の関係について検証する

前回、記事で、射手座と最近の飛行機墜落事故の関連について述べたが、理論的には、射手座が土星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽、GK(グナティカラカ)などによって傷ついており、ヴィムショッタリダシャーが射手座に絡む惑星のダシャーであったり、ジャイミニのチャラダシャーで射手座の時期が来ていたり、またトランジットの土星、木星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽などの惑星が射手座を通過している時期であることが想定されるのである。


実際にそうなっているかどうか、以前の飛行機墜落事故や、飛行機墜落事故に遭った方の出生データがアストロデータバンクにあるため、それらで検証してみることにした。


まず、最初は、イタリアの名門財閥一族のエドアルド・アニェッリのチャートである。


父親のジョバンニ・アニェッリは、イタリアの自動車会社フィアットの創業者で、その息子である。


1935年7月14日に水上飛行機で着陸に失敗して、飛行機が転倒し、プロペラに巻き込まれて亡くなったようである。





チャートを見ると、射手座にGKの水星とMKの太陽が在住し、マラカに相当するDKの土星がジャイミニアスペクトしている。


ダシャーは飛行機事故の時、ダシャーは土星/水星/水星期であり、土星は6、7室支配のマラカでマラカの2室に在住し、アンタルダシャーの水星は2、11室支配のマラカで、またGKでもあり、射手座でラグナロードとコンジャンクトしている。


水星は土星のディスポジターであり、マハダシャー土星期は、2、11室支配のマラカでGKの水星の象意が強く出ると考えられる。


ジャイミニの変動表示体の象意をヴィムショッタリダシャーに拡張するジャイミニの現代的な適用において、GKの水星の象意を水星のアンタルダシャーの時期に体験するということである。


マハダシャー、アンタルダシャー共にマラカで、アンタルダシャーの水星はGKでもあり、射手座に在住している。


チャラダシャーは、牡羊座/双子座/牡牛座である。


サブダシャーの双子座から見ると、AKの月とPKの金星が8室に在住し、ケートゥからアスペクトを受けている。


また双子座にはMKの太陽、GKの水星、DKの土星などがアスペクトして、双子座を傷つけている。





その娘のスザンナ・アニェッリのチャートである。


父親のエドアルド・アニェッリと共に1935年7月14日の飛行機の事故で亡くなっている。


またこの他にもう一人娘がいるようだが、このもう一人の娘も同じく事故で亡くなっている。


射手座にマラカに相当するDKの火星が在住し、GKの土星とラーフ、ケートゥなどがアスペクトしている。

ダシャーは水星/ラーフ/木星期である。


水星はマラカの7室に在住し、ラーフは12室に在住して、マラカの3、6室支配の木星、土星とからでおり、ディスポジターの水星はマラカの7室に在住している。


木星はマラカの3、6室の支配星である。



但し、これらの惑星は射手座には直接絡んでいない。プラティアンタルダシャーの木星は逆行して、射手座にアスペクトしている。



チャラダシャーは射手座/蟹座/魚座である。



チャラダシャーでは事故が生じやすい危険な射手座のメジャーダシャーである。


射手座にはマラカに相当するDKの火星が在住し、GKの土星、ラーフ、ケートゥがアスペクトしている。


従って、射手座は激しく傷ついており、チャラダシャーの射手座の時期は、かなり危険な時期である。



サブサブダシャーの魚座にはAKの月が在住し、DKの火星、GKの土星などからアスペクトされて傷ついている。


魚座は傷ついたAKが在住する星座である。



従って、ヴィムショッタリダシャーでは射手座との関連がそれ程、認められないが、チャラダシャーでは射手座の傷つきなどが役割を果たしていることが認められる。




次は、フランスのパイロット・ジュール・ヴェドリーヌのチャートである。


1919年4月21日に飛行機事故で亡くなっている。





チャートを見ると、山羊座ラグナで射手座12室にAmKの太陽、PKの水星、マラカに相当するDKの金星が在住し、乗り物を表わすMKの火星がアスペクトしている。


また土星が逆行して、射手座にアスペクトしている。


1919年4月21日は、チャラダシャーでは獅子座/蟹座/蟹座の時期であり、獅子座は8室でAKの月とGKの土星がアスペクトしている。


ヴィムショッタリダシャーでは、月/水星/木星である。


月はマラカの7室の支配星で、乗り物の4室に在住し、ラグナロードの減衰した土星、そして、3、12室支配のマラカの木星とコンジャンクトしている。


wikipediaでは、1919年8月に飛行機事故で亡くなったと記されている。

1919年8月は、獅子座/獅子座/山羊座→水瓶座であり、こちらの方がより説明がしやすい。


ヴィムショッタリダシャーだと月/ケートゥ/金星である。




次は、飛行機の墜落ではなく、航空機の爆発で亡くなった乗務員のチャートである。



マラカの射手座2室に土星とGKの木星が在住している。


そして、ラーフ、ケートゥ、MKの太陽、マラカに相当するDKの金星がジャイミニアスペクトしている。


射手座が激しく傷ついていることが分かる。


ミッチェル空港での飛行機の爆発事故は、1993年12月10日で、太陽/木星/ラーフ期である。


アンタルダシャーの木星はマラカ3、4室支配の土星とマラカの2室でコンジャンクトしている。


太陽のディスポジターは木星であり、ラーフのディスポジターは8、11室支配のマラカで、ラグナロードの火星と水瓶座でコンジャンクトしている。


このケースの場合、ミッチェル空港での航空機の爆発によって亡くなっていると記されている。


水瓶座は航空産業や空港の表示体であり、その水瓶座で、ラグナロードの火星がマラカの8、11室支配の水星がコンジャンクトし、3、4室支配のマラカの土星がアスペクトしていることが、この空港での爆発事故を表わしていると考えられる。


火星はラグナロードであるが、6室の支配星でもあり、また火の惑星である為、爆発事故を表わしたのである。


チャラダシャーでは、双子座/牡羊座/牡牛座である。


双子座は8室で、GKの木星、土星、ラーフ、ケートゥ、DKの金星、MKの太陽などがアスペクトして傷つけている。




次は、飛行機事故のマンデン図である。



1992年10月4日にエル・アル航空1862便墜落事故のチャートである。





トランジットのラーフは、射手座を通過し、逆行の土星が射手座に絡み、また火星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを検討すると、木星や太陽もアスペクトしており、射手座にエネルギーが集中していることが分かる。



次は、1996年7月17日のトランスワールド航空800便の墜落事故である。





射手座では木星が逆行し、土星、火星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを検討すると、ラーフ、ケートゥもアスペクトしており、射手座にトランジットの惑星のエネルギーが集中している。


特に土星、火星、ラーフ、ケートゥといった4つの主要な生来的凶星群がアスペクトしていることが注目に値する。



次は、1964年4月17日15:14に起こったエアアラスカのフェアチャイルドF-27航空機が山に激突して機体がバラバラになり、火災が起こった事故である。


32人の乗組員のうち、10人がパイロットと副操縦士を含めて死亡したと記されている。


ケートゥが射手座をトランジットしているが、ジャイミニアスペクトを含めれば、ラーフ、火星もアスペクトしている。


この配置は、2019年4月現在のラーフ/ケートゥ軸が双子座/射手座軸を通過している配置と同じである。




次は、中国南方航空3943便の墜落事故である。



桂林空港への降下時に墜落し、141人全員が死亡したと記されている。


この事故では、射手座には金星がトランジットしているが、それ以外の凶星は関係していない。


ジャイミニアスペクトを考慮すると、木星も射手座にアスペクトしている。




次は、1987年8月16日 20:45:19で起こったノースウェスト航空 255便の事故である。



149人の乗客の唯一の生存者は4歳の少女だけであったと記されている。


土星が逆行して、射手座にアスペクトしているが、特に射手座に顕著な影響は見られない。


ジャイミニアスペクトを検討すると、ラーフとケートゥが射手座にアスペクトしている。



次は、1983年11月27日 00:06にスペイン・マドリードで起こったアビアンカ航空011便墜落事故である。



乗員乗客合わせて181人が死亡したとつたえられている。


土星と火星が射手座にアスペクトしており、ジャイミニアスペクトでは、火星と金星がアスペクトしている。




次は1982年7月9日16:08にルイジアナ州ケナーで起こったパンアメリカン航空759便の墜落事故である。



ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡み、太陽、火星がアスペクトし、水星もアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを確認すると、更に土星も射手座にアスペクトしており、射手座が激しく傷ついているのが分かる。



次は、1980年7月8日 00:39にソビエト連邦カザフ・アルマトイで起こったアエロフロート航空4225便の墜落事故である。



火星、水星、太陽が射手座にアスペクトしており、またジャイミニアスペクトでも同じ惑星がアスペクトしている。



次は、1991年5月26日16:17にタイのタイ・スパンブリー・ダーンチャーン郡で起こったラウダ航空004便墜落事故である。



ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでおり、逆行の土星も射手座に絡み、対向から金星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトも考慮に入れると、ケートゥもアスペクトしている。




次は、1994年6月6日 8:22:42に中国西安市付近で起こった中国西北航空2303便墜落事故である。



搭乗していた160人全員が死亡する最悪の事故であったが、射手座には水星と金星だけがアスペクトしている。



次は、2000年1月31日 16:21にカリフォルニア州オックスナードで起こったアラスカ航空261便墜落事故である。



射手座には、金星が在住しているだけだが、ナヴァムシャでは土星、火星、ラーフ、ケートゥがジャイミニアスペクトしている。



次は、1989年7月19日 16:00にアイオワ州スーシティで起こったユナイテッド航空232便不時着事故である。



射手座には土星がトランジットし、対向から木星がアスペクトしている。



次は、1984年12月23日 14:15にクラスノヤルスクで起こったアエロフロート航空墜落事故である。



射手座には木星、太陽、月がトランジットしており、土星は3日前まで天秤座をトランジットしていた為、射手座にアスペクトして射手座にダブルトランジットが生じている。


1977年11月19日 21:48にポルトガル・フンシャルで起こったTAPポルトガル航空425便墜落事故である。





射手座には木星がアスペクトしているが、ジャイミニアスペクトも考慮すると、ラーフ、ケートゥもアスペクトしている。




このように見てくると、必ずしも航空事故時のトランジットの凶星群が、射手座を通過していたり、アスペクトしている訳ではないが、かなりの頻度で、射手座に関係しており、特にラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでいるケースが何例か見られた。


従って、現在、土星と木星が射手座をトランジットし、ラーフ/ケートゥも射手座に絡んでいるが、多くの凶星が射手座に絡むタイミングは、危険な時期である。


そうした時期は、何らかの射手座の上昇と下降の象意における転落の象意を持つ出生図の人々が運命的に引き合わされて、墜落する飛行機に乗り込むのである。


そして、ヴィムショッタリダシャーやチャラダシャーで示すそのタイミングが、今回の射手座への凶星のトランジットなどがトリガーになって実現していくのである。


事故に遭われた方々のチャートを知る機会がないが、おそらくそうしたことではないかと思うのである。


飛行機の墜落事故では、乗客、乗務員合わせて100名以上の方が亡くなるような大惨事になることが多いが、そこに乗り合わせてくる方々は運命の方々なのである。


然し、その飛行機に乗らなくて済んだといったエピソードが時々生じることがあるが、それもまた乗らなくて済むような吉の惑星の影響などが、ホロスコープ上にあり、トランジットの惑星もそれをサポートするなど、特別な条件があったのではないかと思われる。



現在のトランジットは、射手座に土星、木星、ケートゥがトランジットして、太陽、水星、ラーフなどもジャイミニアスペクトしており、射手座にエネルギーが集中している。


火星も射手座にアスペクトするタイミングなどは危険なタイミングである。


過去の航空機墜落事故時のトランジットを調べてみてもいくつかのケースで、ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでいるケースが見られた。


こうした条件が整ったからこそ、今回、めったに墜落しないはずの自衛隊のF-35戦闘機が墜落したのである。





最近、盛んに民間のロケットによる有人宇宙旅行が計画されているが、この現在のトランジットが形成されている今、そのような旅に行きたいとは全く思わない。



そのような旅は非常に危険である。





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