ウディ・アレンの性的虐待疑惑について -ミア・ファローとの因縁、ロリータコンプレックス -



2021年2月24日付の記事『ウディ・アレンの性的虐待疑惑、元パートナーがドキュメンタリー番組で再度告発!「逮捕も?」と注目浴びる』(サイゾーウーマン)で、ウッディ・アレンが、長年パートナーだった女優のミア・ファローからドキュメンタリー番組で、性的虐待疑惑を告発されているといった内容が掲載されている。



ウディ・アレンの性的虐待疑惑、元パートナーがドキュメンタリー番組で再度告発! 「逮捕も?」と注目浴びる
2021/02/24 17:45 cyzo woman [サイゾーウーマン]
堀川樹里(ほりかわ・じゅり)

名監督として知られるウディ・アレン(85)が、長年パートナーだった女優ミア・ファロー(76)との養女ディラン(35)から「7歳の時にアソコを触られた」と告発されてから今年で29年。性的虐待は「証拠不十分」だとして訴追されることはなかったが、その後も度々、ミアとディラン、そして、ミアとの実子で#MeTooムーブメントの立役者として知名度を上げたジャーナリストのローナン(33)から「未成年者に性的虐待をした犯罪者」だと非難を受けてきた。

 ウディは一貫して無実を主張しているが、#MeTooムーブメントに乗ったハリウッドの著名人たちは一斉に彼を非難。バッシングが巻き起こり、作品の公開が見送りになったり、作品の契約を破棄されるなど、社会的制裁を受ける羽目になった。

 そんなウディのディランに対する性的虐待疑惑が再び注目されている。2018年にローナンが3年間の契約を結んだHBOのストリーミングサービスで、このことを題材にしたドキュメンタリーシリーズ『Allen v. Farrow』の配信がスタートしたからだ。

 ウディとミアは、1979年に交際を開始。前夫との間に迎えた養子スン=イー(50)を育てていたミアは、80年に2歳だった男児モーゼス(43)、85年に生後2週間だった女児ディランを養子に迎え、87年にウディとの間にできた男児ローナンを出産した。ウディは91年にモーゼス、ディランと養子縁組をしたが、その翌年からスン=イーと肉体関係を持つようになり、同年、それを知ったミアと破局している。

 現地時間2月21日にHBO Maxで配信された第1話では、ミアの長年の友人の「ディランが2歳くらいの頃から、ウディは彼女に執着するようになった」、ローナンの「ウディは帰宅すると、すぐにディランだけを呼んだ。彼女は『行きたくない』と嫌がっていたけど」という証言を紹介。

 ディランも登場し、「互いに下着だけでベッドの上で抱き合った記憶がある」「彼の親指をしゃぶるように教えられた」と告白。家族ぐるみの付き合いがあった友人は、ディランがウディの親指をしゃぶっている現場に遭遇したことがあり、ウディから「こうすると落ち着くんだよ。安心させるためにやらせてるんだ」と説明されたと証言。7歳以前から、ウディがディランに性的虐待をしていたことを示唆した。

 ミアは、疑いを持ちつつも、ウディと話をした心理学者の「ディランに不適切に執着しているのは確かだが、性的なものではない。子どもとどう接してよいかわからず、そのような行動を取ってしまうのだ」という見解を信じたとのこと。しかし、92年にウディの家でスン=イーのヌード写真を発見し、ウディと別れた。

 当時21歳だったスン=イーは、35歳年上のウディと一緒になる選択をし、2人は堂々と交際するように。「養子縁組はしていないが、娘みたいなものなのに……」「異常だ」と世間を騒然とさせた。

 ミアは子どもたちの親権を争う裁判で、ディランが7歳の頃から性的虐待を受けていたと告発。証拠不十分として起訴されることはなかったが、性的虐待は許せないと声を震わせ、「彼を私の家族に招き入れたことは一生の後悔」だと悔やんだ。

 ウディは一貫して、ミアが、スン=イーと恋に落ちた自分に復讐するため、ディランを洗脳し、性的虐待されたと思い込ませているのだと主張。今回のドキュメンタリーに関しても「事実を追求しようとはしない番組だ」と非難している。

 真相は当人のみぞ知るだが、彼らの間に何らかの問題があることは明らか。「告発番組がきっかけで、逮捕・起訴されたR・ケリーの二の舞いになるか」と注目する者も多い。しかし、ウディの無実を信じ、ミアは毒親で、養子兄弟がODや拳銃自殺したのもそのせいだと思っているモーゼスは、今回のドキュメンタリーの制作には関わっていないことから、ミアの終わりなき狂言・復讐劇だと感じている人もいるようだ。

 『Allen v. Farrow』は全4話。2月28日、3月7日と14日に配信される予定となっており、今後の展開に注目が集まっている。


ウッディ・アレンは、マハダシャー土星期において、女優のミア・ファローと長年、パートナー関係であったが、養女であったスン・イーとの交際が発覚してしまい、ミア・ファローとは訴訟に発展している。


当時、スン・イーは21歳で、現在、51歳である為、30年前の1991年の出来事である。



1991年はちょうど、マハダシャー水星期への移行期であり、そして、スン・イーとは、1997年12月24日の水星/金星期に結婚している。





水星は、ナヴァムシャでラグナの支配星で、5室支配の金星と星座交換しており、この時に自分の養女であった自分よりもかなり若い女性と恋愛結婚したというのは、この配置から理解できる。


これはチャートから見て、明らかである。



その前の土星期にミア・ファローと長くパートナーシップを築いていたが、土星は出生図では7室の支配で7室に在住しているので、この時期、パートナーがいたということは理解できる。


但し、ナヴァムシャで土星は8、9室支配で8室で自室に在住し、6、11室支配の高揚する火星とコンジャンクトしている。





8室で、6-8、8-11の絡みなどが確認でき、この時期のミア・ファローとのパートナーシップはかなり問題を抱えた関係性に見え、おそらくミアファローの方が支配的な関係性ではなかったかと思われる。



現在、ダシャーは金星/月期(2020/2/26~2021/10/26)で、アンタルダシャーの月が12室支配で、6、7室支配の土星と7室でコンジャンクトしている為、それで、ミア・ファローから再度、告発されたことが分かる。



月は金星(ダシャーラグナ)から見て、11室支配で6室に在住し、5、6室支配の土星とコンジャンクトしている。



従って、子供を巡って、再び、訴訟が再燃することを表わしている。




養女虐待疑惑は、ミア・ファローの養女であるディランが、幼い頃にウディ・アレンに性的虐待を受けたと1992年に告発したことから始まっている。





1992年は、ちょうど水星/水星期に移行した直後であり、スン・イーとの交際が発覚して、ミア・ファローが訴訟を提起した時期である。



ウディ・アレンは、親権訴訟で有利になるためのミア・ファロー側のでっち上げだとして虐待行為を一貫して否定し、1994年の親権裁判でも訴追には至っていない。



その頃からの因縁の再発である。



水星は、アヌラーダ(土星)に在住しているが、土星はミア・ファローを表わすと考えられる6、7室支配の土星であり、ナヴァムシャでも8室支配で、6、11室支配の火星とコンジャンクトして、6-8の絡みを生じている。



その後、ケートゥ期(2008年10月~2015年10月まで)に移行するが、ケートゥは、出生図で、プナルヴァス(木星)に在住している為か、特にこの問題が再燃したようには見えない。



そして、2015年10月から金星期に移行したが、金星はチトラー(火星)に在住しており、マハダシャー金星期からナヴァムシャで6-8の絡みを形成する火星のカルマが噴出したと考えられる。



現在、金星/月期だが、昨年、2020年2月26日から、ちょうど新型コロナで緊急事態宣言などが発令されて大変な時期から始まっている。



金星はチトラー(火星)に在住し、月はダニシュター(火星)に在住して、マハダシャーとアンタルダシャーの支配星が共に火星のナクシャトラに在住している。



従って、この時期に火星が出生図やナヴァムシャで形成するカルマが噴き出す時期であったと考えられる。







火星は4室と9室の支配星であるが、6室(障害)に在住して、土星とラーフから挟まれて傷ついている。



この6室に土星が昨年2020年の初めから移動し、土星と木星が6室にダブルトランジットしている。



月から見ると3、10室支配の火星が12室(損失)に在住し、そこに土星と木星がダブルトランジットしている状況である。



現在、ウディ・アレンのオファーを俳優たちが断っており、ウディ・アレンは休業状態だという。



また2020年4月頃は、自叙伝を出版しようとしたが、養女虐待疑惑が浮上したため、中止に追い込まれたようである。(文末に引用)



これらは、3(芸能、出版)-12(損失)、10(仕事)-12(損失)の絡みから説明できる。



ウディ・アレンのチャートから見えることは、スン・イーとの結婚は純粋な恋愛として、運命として読みとれるのに対して、ミア・ファローとの結婚は、因縁めいた関係で、それは今だに続いていると分かる。



マハダシャー水星期やマハダシャー金星期は、水星や金星が、土星や火星のナクシャトラに在住している為、ナヴァムシャの土星と火星が形成する6-8の因縁が噴き出してくるのである。




ロリータ・コンプレックス


但し、出生図の2室乙女座で減衰する3、10室支配の金星は、3室が食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体的欲求を表わし、ロリコン的な趣向を表わす配置である。



乙女座の金星は、日本で言えば、秋葉原を連想する配置であり、秋葉原に行くと、路上で、ロリコンが好みそうな衣装を身に付けたメイドカフェの女性たちが、呼び込みを行なっている。


乙女座は金星が減衰している為、決して、大人の女性の魅力を意味せず、幼い若い女性を意味しているが、金星は減衰して品位を損なっている為、性的に乱れたイメージとなってくる。



秋葉原の路上で、立ち並んでいる女性たちは、明らかに秋葉原版の歌舞伎町のような印象である。



乙女座の金星は、そうしたイメージである。







そして、ウディ・アレンの金星は、ナヴァムシャでも乙女座に在住して、ヴァルゴッタマであり、またこの金星は月から8室(不道徳、性器、猥褻)に在住している。



従って、ウディ・アレンのスン・イーとの結婚自体が、ロリコン的な趣味を表わしているように見えるのである。




ミア・ファローとの泥沼の闘争、復讐劇や、スン・イーとの結婚など、チャートは決して嘘をつかないことが分かる。




ウディ・アレンと言えば、自分で脚本を書いて、映画も撮るという創作家であり、長年、優れた物語を紡ぎ出し続けたので、多くのスターたちが、こぞって既に巨匠となったウディ・アレンの作品に出たがっていたが、こうした性的虐待疑惑が再燃して、昨年ぐらいからその風向きが変わっていたようである。





ウディ・アレンの創作力の源


ウディ・アレンのナヴァムシャの5室では、ラグナロードで4室支配の水星と5室支配の金星が4-5の星座交換をし、1-5、4-5のラージャヨーガを形成し、7、10室支配の木星と1-7、1-10のラージャヨーガを形成し、2室支配の月とラグナロードの水星が1-2のダナヨーガ、月と木星は、ガージャケーサリヨーガを形成している。ラーフはケンドラとトリコーナの支配星とコンジャンクトして、ヨーガカラカとなっている。



非常に強い5室であることが分かる。



このウディ・アレンの創作力は、この強い5室がもたらしていることが分かる。



またウディ・アレンの出生図では、木星、水星がケンドラに在住し、金星が2室に在住し、木星が強い友好星座に在住している為、サラスヴァティーヨーガを形成している。




サラスヴァティーヨーガ


サラスヴァティーは芸術と学問を司る神であり、サラスヴァティーヨーガは、教養があり、知的で、雄弁家で、幸福で、裕福で、有名になり、全ての科学に精通し、活動において熟練し、全ての人から賞賛され、良妻と子供たちと一緒の幸せな結婚生活を送るとされる。



ウディ・アレンの名声から考えると、ほとんど当てはまっているが、ここで、「良妻と子供たちと一緒の幸せな結婚生活を送る」という部分が、実際と合致していない。





ただ出生図を見ると、それは明らかで、子供の5室にラーフが在住し、5室支配の木星が6、7室支配の土星によってアスペクトされて傷つき、配偶者の7室に6、7室支配の土星と12室支配の月が在住して、7室を傷つけている。



5室にラーフ/ケートゥ軸が絡んでいる為、血のつながりのない子供を表わしており、それで沢山の養子を迎えたことが分かるが、血のつながりのない養子であるだけに養子との恋愛などが生じてしまい、夫婦関係が壊れる結果となった。



沢山の養子を迎えて、幸福そうなウディ・アレンとミア・ファローからは、サラスヴァティーヨーガの顕現が見られるが、それ以外の惑星の配置によって瑕疵が生じたことがよく分かる。


ウディ・アレンは2021年10月26日までは、金星/月期で、6室に絡む月のアンタルダシャーを経過し、土星は山羊座6室を通過して、6室にダブルトランジットを形成する為、この性的虐待の告発による試練は、今年の年末まで続きそうである。



そして、金星/月期が終わった後の金星/火星期も火星は、出生図でもナヴァムシャでも6室に絡み、ダシャムシャでは12室に在住する為、キャリア的にも新作の撮影などが出来ない厳しい時期かもしれない。




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