最近、ロシア軍のバフムト進行の勢いが弱まっており、ウクライナ軍がまもなく反転攻勢に出る見込みが伝えられていた。
しかし、最近、米機密情報が漏えいし、ウクライナの反転攻勢が遅れる見通しが出るなど、先行きの不透明感が出て来ている。
ウクライナ軍の反転攻勢、開始は「夏までに」遅れか…流出した米機密文書で「弱点」露呈 2023/04/13 21:50 讀賣新聞オンライン 米紙ワシントン・ポストは12日、ロシアの侵略を受けるウクライナ軍が計画している大規模な反転攻勢の開始時期に関し、天候や米欧からの軍事支援が到着しないなど複数の要因で遅れていると報じた。インターネット上に流出した米政府の機密文書でウクライナ軍の「弱点」が明るみに出たことで、「事態が複雑化している」とも指摘した。 ウクライナのデニス・シュミハリ首相は11日、米紙のインタビューで「遅くとも夏までに始める」と述べた。ウクライナ政府内ではこれまで、反攻開始の時期を「4月か5月」とする見方があったが、一転して不透明になりつつある。 一方、ウクライナ軍参謀本部の幹部は13日の記者会見で、露軍がウクライナを南北に縦断するドニプロ川の東岸全域を年末までに段階的に制圧する計画を持っているとの分析を明らかにした。この幹部は、ウクライナ軍の徹底抗戦で露軍が計画の再考を強いられているとの見方を示した。 |
また最近、ウクライナでは、徴兵逃れが多発しており、20万~30万人の市民が徴兵逃れをしているという。
ロシアの軍事侵攻があった2022年初頭は、祖国を守るために志願兵に応募する市民たちが列を為していたが、今はそうしたことはなく、現在、軍務に就く市民は強制的に徴兵された人々だという。
ゼレンスキー大統領は、現在、牡牛座ラグナで、まもなく木星が12室に移動する為、12室にダブルトランジットする。
12室にダブルトランジットする時期は、損失の時期であり、隠遁の時期である。
昨年2022年は、土星が山羊座にあり、11室の魚座と3室の蟹座にダブルトランジットしていた時期で、非常に勇敢で、勢いがあったが、ここ最近、ゼレンスキーは公の場での演説やスピーチ自体が少なくなっており、勢いがなくなっている。
非常に奇妙なことだが、ゼレンスキー大統領は現在、3室支配で3室に在住する月期であり、通常、3室は踊り、パフォーマンス、ヒーローイズムのハウスであり、芸能人として活動するタイミングである。
ゼレンスキー大統領は元々は、俳優で、社会の不正を正そうとして、大統領に立候補したら当選してしまう役柄を演じて、実際に本当に大統領に立候補したら、当選してしまったという経歴の持ち主である。
そうしたことを考えると、実際、ゼレンスキーの昨年2022年の名演説は、俳優としての演技ではないかと思える位である。
そんなこともあり、そもそもゼレンスキー大統領は、今どんな気持ちでいるのか気になる所であるが、私の予想では、すっかり戦意を喪失し、悲観的な状況ではないかと思われる。(盛り返してきたロシアを前に国外逃亡のことが頭によぎりさえするかもしれない)
ゼレンスキー大統領は、昨年2022年までは、クリミアからロシアを追い出すと意気込んでいたが、今年に入って、3月27日の露の記者とのオンライン会見でロシア側が提案した中立化を受け入れる意向を示し、親露派武装勢力が実効支配するウクライナ東部ルガンスク、ドネツク両州について「妥協」の余地があると主張して、すっかり戦意を喪失している状況を露呈している。
ゼレンスキー氏、中立化用意も「第三国の保証を」 2022/3/29 00:40 産経新聞 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、両国の代表団による対面の交渉が29日、トルコのイスタンブールで始まる見通しになった。ウクライナのゼレンスキー大統領は北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念する「中立化」の用意があると表明しており、露との隔たりがどの程度埋まるかが焦点となる。 一方、ウクライナ大統領府は27日、東部で反攻が進んでいると言明したが、米CNNテレビは28日、激戦が続く東部マリウポリのボイチェンコ市長がインタビューで、マリウポリは「露軍の手に渡った」と述べたと伝えた。市長によると、同市での死者は5千人近くに達したという。 ゼレンスキー氏は27日、露の記者とのオンライン会見で中立化を受け入れる意向を示したほか、親露派武装勢力が実効支配するウクライナ東部ルガンスク、ドネツク両州についても「妥協」の余地があるとした。 ただ、合意には第三国による保証が不可欠で、国民投票を行う必要もあると主張した。政権交代などを意味するとみられる「非ナチス化」や非軍事化を拒否する姿勢は崩していない。 トルコ政府当局者は28日、交渉は同日始まると述べたが、露大統領報道官は代表団の現地入り後の29日から始まるとした。 露軍は26日、ウクライナ西部リビウの燃料保管施設をミサイルで破壊。同国政府は露軍が燃料や食料の施設を破壊し始めたと述べた。また、ウクライナの軍事当局者は露が東部を支配下に収め、韓国と北朝鮮のような分断を狙っているとの見方を示した。 一方、ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は27日、「東部のハリコフやスムイで反攻作戦が進んでいる」と表明。南部ヘルソンでも反攻を準備しているとした。 こうした中、ロシアが「独立」を承認した東部の親露派勢力「ルガンスク人民共和国」(自称)のパセチニク首長は27日、近く露編入の是非を問う住民投票を行う考えを表明した。しかし、旧ソ連圏問題を担当する露下院委員会のカラシニコフ委員長は「適切な時期ではない」と指摘、慎重な姿勢を示した。 |
これにはアメリカのバイデン政権の今後の雲行きが怪しくなり、今後も軍事援助を受けられるか、不透明な状況になって来たからである。
また既に米国は今のペースで、ウクライナに軍事援助し続けることはできない旨をウクライナ側に伝えているというが、こうしたアメリカの援助が受けられるかどうかの不透明感も背景にあると思われる。
(その辺りは、2023年3月15日付の記事「アメリカの景気後退 -銀行破綻から始まる経済不況とウクライナ戦争の行方-」の中にも記載しているが、この時点で、ウクライナはロシアに完全に勝利することは難しいと予想している)
例えば、最近、日本でも幸福の科学の大川隆法の死が伝えられたり、ムツゴロウこと、畑正憲氏の死が伝えられているが、これらの人々は牡牛座ラグナであり、現在、12室にダブルトランジットが形成され始めた矢先の出来事であった。
牡牛座にラグナや月が在住している人々は、社会的に活動を活発に出来ない時期であり、損失が大きく、隠遁的にならざるを得ない時期である。
例えば、戦争で言えば、12室にダブルトランジットしている人は、非常に不利であり、相手に対して劣勢になり、逃げ出す時期と言えるかもしれない。
それは7室をラグナとすると、6室にダブルトランジットしているからであり、相手が攻撃的になるのに対して、12室にダブルトランジットしている側は逃げ出したり、逃げ腰になる時期である。
一方、プーチンは6室にダブルトランジットしており、ますます好戦的になっており、逮捕状まで出されて批判も激しくなっているが、そうした批判をものともせず、ますます好戦的になって来ている。
そもそも2室と6室で木星と火星が星座交換しており、火星が6室に在住したかのような働きがあり、その6室にダブルトランジットで、ラーフ/ケートゥ軸もトランジットしているという配置は、支配力、攻撃力、暴力などを強化する時期である。
6室凶星は、喧嘩に強い配置であり、プーチンが戦争を止める気配は全くない。
例えば、先日、プーチンが各国大使をロシア国内に迎え入れるセレモニーで、各国大使の就任式があったが、プーチンの演説が終わっても全く拍手をせず、無言の抵抗を示し、プーチンが動揺するという場面があった。
しかし、この無言の抵抗も見方を変えれば、無言の抵抗をするしかない各国大使の支配された惨めな状況を映し出したと言えるのである。
「プーチンが動揺した」というのは西側メディアの解釈であるが、実際、見方を変えれば、プーチンの強さや独裁者ぶりが目立ったエピソードであった。
その一方で、牡牛座ラグナにとって12室へのダブルトランジットは、引退したり、隠遁したり、もしくは寿命が来ている人であれば死のタイミングだったりする。
従って、ゼレンスキー大統領にとっては、非常に良くない時期である。
牡牛座ラグナにとって、明らかに今は、躍進する時ではない。
12室に惑星はなく、12室が傷ついているということもない為、悪いカルマが噴き出すということはなさそうであり、また牡羊座は月から10室でもあるため、12室の象意だけが出て来る訳ではなく、一概には言うことはできないが、ある程度、12室の象意が出て来るため、この1年は、ゼレンスキー大統領にとっては辛抱の時期と言えるかもしれない。
現在、月/土星期で、アンタルダシャーロードの土星は、7、8室支配で2室に在住しており、土星は、月から見て8室を通過している。
この状況は、アシュタマシャニであり、非常に良くない配置であり、身内の人間との間に距離が出来たり、仲違いが生じる時期である。
このアシュタマシャニの状況が、ウクライナ国民の厭戦気分であり、国民たちが、徴兵逃れをしていて、ゼレンスキー政権から離反している事実として現れたと考えられる。
あるいは、ゼレンスキー大統領の実際の家族が、彼から離れていくという事態を表している。
ゼレンスキー大統領は、政権内の身内の人間の離反や争いに気を付けなければならず、また月から見て、8室水瓶座を土星がトランジットする時期は、厭戦モードにあるヨーロッパが、結託して、ウクライナの頭越しに戦争終結への道を進めてしまうという困難をもたらす可能性がある。
蟹座の月にとっては、水瓶座は支配者として振る舞う存在であり、水瓶座は、EUなど、ヨーロッパの集団安全保障体制を意味している。
ウクライナがロシアとの闘いにおいて、アメリカやヨーロッパのNATO諸国の顔色を伺いながら振る舞わなければならないことを意味している。
例えば、西側諸国が戦車を提供すると口では約束しても実際には中々送って来ないとか、届くのに時間がかかるとか、アメリカに戦闘機の提供を要請しても中々許可が下りないとか、ロシア本土へ届くミサイルシステムは提供しないとか、ロシア本土への攻撃は容認しないといった形で、ウクライナの反撃行為自体が、戦争をエスカレートさせないようにコントロールされているが、それは蟹座の月に対する水瓶座の土星の働きである。
ウクライナの戦いは、西側諸国の軍事援助がなければ一切成り立たない。
そうした意味で、不安定で、自分のコントロール下にはないという状況が、ゼレンスキー大統領にとって、土星が月から8室を通過する状況である。
ラーフが魚座に抜けてゆく、今年の秋頃、そして、木星が来年春に牡牛座に抜けていくまでは、少し忍耐の時期が続くかもしれない。
そこで既に書いたが、そもそも3室支配で、3室に在住する月は、メディアの活動を表しているように思われ、ウクライナの大統領選に立候補するテレビドラマの主人公を演じて、そのまま人気が出て、実際の大統領に当選してしまった、ゼレンスキーは、今ももしかすると、大統領を演じているかもしれないとふと思った。
侵略を受けている主権国家の大統領になってしまったからには、このまま演じ切るしかないのである。
3室支配の月は通常はスポーツや芸能を表わすハウスであるが、火星が絡んでおり、そこで、ゼレンスキーはあたかも戦争という格闘技を戦っているかのようである。
ここで懸念されることは冒頭で示したようにウクライナの反転攻勢に関する機密情報が漏えいし、反転攻勢が遅れる見通しが出て来たことである。
しかし、もしこれが夏まで伸びた場合、アメリカは11月半ば頃からマンデン図で、ラーフ/土星期に移行して、不況に突入するのである。
そして、ウクライナに軍事援助するどころではなくなってしまう。
また既に書いたが、バイデン大統領は高齢で、深刻な健康問題を抱えている為、次期大統領選に立候補できるか分からない。
もし共和党政権に移行したら、アメリカ第一主義(アメリカ・ファースト)により、国益にならないウクライナへの軍事援助を辞めてしまうのである。
今現在は、アメリカは民主党政権で、リベラル政権のため、世界の民主主義を守るとか、人道的な見地から、ロシアの侵略を許さないとする世界の警察としての振る舞いをしているが、共和党政権になったら、それは中断する可能性が高い。
(そのため、現在、民主党政権は、ドナルド・トランプに対する刑事告訴などで一生懸命である。再び、ドナルド・トランプが大統領に返り咲かないように今から懸命に努力している。)
またウクライナのNATO加盟や、ウクライナの2014年のマイダン革命を推進して、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領を政権の座から引きずり下ろすのを支援していたのは、ジョー・バイデンその人である。
その為、バイデンが引退したら、このウクライナを軍事支援する流れが弱まることは間違いないのである。
反転攻勢の時期を後ろにずらせばずらすほど、アメリカが不況に突入する時期に近くなり、ロシアにはだんだん有利になっていく。
既に西側諸国では、ウクライナ戦争において何をもって勝利とするべきなのか疑問の声が出始めている。
ゼレンスキー大統領にとっては、今が正念場である。
しかし、来年2024年5月からラーフ/水星期に移行し、水星は木星と星座交換などして強いため、西側諸国の支援に恵まれる配置である。
今は、ラーフ/土星期で、ラーフも土星もダシャムシャで12室に在住しており、あまり良い時期とは言えないことが分かる。
ウクライナはロシアに勝てそうになく、ロシア軍を完全にクリミアから追い出すことが出来るかどうかは不透明である。
プーチンが失脚したとしても、ロシアは現状、占領している所までは、国際社会も妥協して、何かと領土拡大の実質的な利得を得る可能性がある。
しかし、ゼレンスキー大統領と、プーチンのそれぞれの個人の運命は、2025年から明暗が分かれて来ると思われる。
ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月24日は、ちょうどゼレンスキーが天秤座のメジャーダシャーに移行した頃だった。
天秤座は、6室で、戦いを表しており、また天秤座から見て、10室にAKが在住し、そこに火星も在住している為、司令官として、戦争を戦う状況になったことが分かる。
この天秤座の時期が、2025年1月25日まで続くため、おそらく、2024年いっぱいは戦争が続くと思われる。
そうすると、2025年1月25日から、乙女座のメジャーダシャーに移行して、乙女座から見ると、AmKの水星が4室に在住し、10室に在住するDKと4-10の星座交換をして、4室と10室でジャイミニラージャヨーガを形成している。
従って、この時期にロシアの侵略戦争と勇敢に戦った大統領としての高い地位がもたらされると思われる。
人前で演説して、スピーチをする機会などが増えてくる。
従って、乙女座のメジャーダシャーには、ウクライナ戦争は終結していると考えられる。
そして、乙女座ラグナとした時のゼレンスキー大統領の惑星配置はよく5室-11室の軸も若干、傷はあるが強い配置である。
乙女座は5室なので、戦いというテーマではなくなっている。
一方で、プーチンのチャートを見ると、今は魚座のメジャーダシャーで、GKの火星が10室に在住している為、司令官として戦争を戦っている配置である。
AmKの土星がアスペクトして、激しい戦いの中で、その権力や影響力は衰えておらず、強さを発揮している。
2024年10月8日から水瓶座のメジャーダシャーに移行し、そうすると、ラグナロードでAmKの土星が8室に太陽と共に在住する形となる。
これはプーチンの政治権力の行き詰まり、プーチン個人の政治力の終わりを表しているように思える。
そうしたことで、今年いっぱい、そして、来年いっぱいウクライナ戦争は戦われると思われる。
その間にも社会はどんどん変化していく。
最近の世の中の変化は激しいが、ウクライナ戦争が終わる頃までに世の中は激変していく。
今はその途中の過程である。
第二次世界大戦の終わり頃の混乱に乗じて、ソ連が日ソ中立条約の破棄を通告し、1941年8月8日に満州に侵攻して、日本の北方領土を不法占領した苦い歴史がある。
その後、ロシア人が入植して、領土の拡大を既成事実化していったが、基本的に昔も今もそのやり口は、全く変わっていない。
ウクライナに軍事侵攻するロシアを非難し、ウクライナ側につくのは当然のことである。
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