ジェームス・ケラハーの『Path of Light』の内容を徹底的に解析し、その技法、考え方を全て吸収しようという意欲的な内容でした。
米国ヴェーダ占星術協会(American College of Vedic Astrology)の中でも古参で、実績のあるジョーティッシーであるケラハー氏の考え方が詰まっています。
自分自身、ここに来て、その内容を理解し、解説出来るまでに経験を積んだと自負しています。
2006年に出版された本ですが、その当時、翻訳して読んだとしてもおそらく理解出来なかったでしょう。
基礎知識を習得し、鑑定経験を積み、自分で似たようなことに気づいて来て、遠回りのようですが、関連書籍、資料などの翻訳を繰り返し、自分で試行錯誤して、ようやく今のタイミングで、ケラハー氏の理論、考え方を理解できる準備が整ったわけです。
最初にケラハー氏の著作を読み進めなくて、ある意味、良かったのかもしれません。
あるいはまだ読む準備が整っていなかったからこそ、読む気にもならず、その時間もなかったとも言えるでしょう。
段階的に理解して、次のステップに進まなければ、おそらく躓いていたと思われます。
期が熟したタイミングで、その著作に触れる機会が得られたのです。
これまでの実践経験の中で発見し、理解してきた内容が、そこには当たり前のように理論的に示されていました。
インド占星術の学習を始めた2002年前後に断片的に見聞きしていたことが体系的に示されており、再び、学習初期の当時に戻って、学習を開始したような新鮮さを覚えました。
今の心境を言うとすれば、そのような表現がまさに当てはまります。
ジョーティッシュの学習、実践は、ピークを迎え、再び、初心に返って、学習し直すようなタイミングが訪れているのです。
然し、知識は読んだだけでは自分のものになりません。
実践し、検証を繰り返すことで、初めて自分の知識として定着します。
このケラハー氏の理論、考え方を武器として身に付けて、更にジョーティッシュへの理解を深めていきたいと考えております。
ジョーティッシュの探究の旅は、まだ終わりません。
今、始まったばかりです。
P.S.
因みに大阪でも東京でもそうですが、参加者の皆様が、ジョーティッシュの秘密に触れたことを理解して頂けたのかどうか、気がかりです。
2006年前後に色々セミナーに参加しましたが、当時、これらのことを教わることは出来なかったのです。
おそらく講師でもここまで理解出来ていなかったからだと思います。
今回は、大阪でも東京でも毎回、参加頂いている常連の方々を中心に少人数ながら、様々なフィードバックなども頂き、活気のある意欲的なセミナーとなりました。
参加頂いた皆様、ありがとうございました。
上級セミナー(2日~3日間コース)としては、また新たなテーマについて準備を進めています。
また今後は、学習した内容を訓練していくような演習コースなども企画していく予定です。
(参加者の皆様の感想)
出来事が起きる時、どのようにして起こるのかというジョーティッシュの醍醐味と共に宇宙の仕組みを知ることが出来ました。 そこをじっくり勉強したいと思っていたので希望が叶いました。 例題もたくさん解説を頂きましたので、分かり易かったです。 ありがとうございました。 (東京都 パール様) |
ジェームスケハラー氏の理論を学ぶ3DAYSセミナー。 感想は一言でいうと過酷につきます! とてもじゃないですが、3日で終る内容ではありません!! とは言え、これを3日間に凝縮して学べたことはとてつもない僥倖でした。 マスターコースを完了してもインド占星術の入り口。 ドアが目の前にあるよ、という状態です。 上級セミナーを受講してもちゃんと理解できる、という段階でやっと『ドアが開いた』のだと感じました。 今回の学びを更に深めて使いこなせるようになってやっと玄関ホールに入れるのかしら? と思いつつもあらゆるチャートで学んだことをどんどん生かしていきたいと感じられる良いセミナーでした。 ありがとうございました! (福井県 A.K様) |
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