5室とは好きなことを表す、遊びのハウスである

私は5月にインドに行ったときに、あなたは自分が好きなことしかしないと言われた。

何故、このように言われたかと考えてみると、おそらく金星が5室に在住しており、現在、マハダシャー金星期であるからではないかと思うのである。

金星をラグナとすると10室支配の金星が1室に在住している。

確かに私は現在、比較的好きなことしかしていない。
ケートゥ期は、好きでないことをいろいろとやらなければならないことが多かった。

その時期は3室ケートゥのトレーニングの時期だったからだと思う。

現在、5室に在住している金星は好きなことしかしないという象意なのだろうと思われる。

1、5、9室のダルマハウスで、サットヴァの性質を持つハウスは、本質的に喜びであり、自由であり、自分が好きなことをやる時期なのだろうと思われる。それを人生の目的と呼んでもいいかもしれない。

人生の目的とは自分が好きなことをやることである。

9室の場合、奉仕や学問、グルとの接触などの宗教的、学問的象意が生じてくるが、それも自発的に行なう喜びの行為である。

そして5室もまた創作であり、創造であり、子どもであり、娯楽のハウスであり、それらは遊びなのである。遊ぶということは創造的な行為である。全く自由意志で好きなことをすることが遊ぶという行為である。

子供が生まれると子供に全く興味がなかった人も夢中になって子供と遊ぶというのは、子供は5室の象意であり、子供が生まれるということは子供と遊びたくなるのだろうと思われる。

従って5室にもしダナヨーガが出来ていたら、遊ぶことでお金をもらうのである。演劇とか、作家とか、そういう人たちはおそらく遊ぶことでお金をもらっている人達であり、自分が好きなことをして、お金をもらう人である。

5室と10室が絡んでラージャヨーガを形成する人は、自分にある才能を使って、自分が好きなことをすることが仕事になる絡みである。

好きな仕事が出来るのは5室と10室、あるいは9室と10室などの仕事のハウスとダルマハウスとの絡みである。

以前、ヴィシュヌバスカー氏の鑑定を受けた時に、あなたは好きな人と結婚しますと言われたのだが、これはおそらく7室支配の金星が5室に在住しているからだろうと思われる。

5室は恋愛のハウスであるが、恋愛とは好きな人と交際すること、好きな人と遊ぶことである。それは一切の義務とか、計算などがなく、全くの自由意志で、ただ好きだから遊ぶのである。

だから投資でもウォーレンバフェットのように長期投資で、ただ投資をして、自分が投資した企業がだんだんに成長していくのを楽しむ人、投資で遊んだり、子供を育てるような感覚でいる人の投資は5室の象意なのだろう。それはただ遊んでいるのである。

投資でも短期投資で、含み益をただ狙って、値を売り崩して、儲けたりするような仕手筋とかは、5室の象意ではないかもしれない。

そういう人は短期資金を大量に手に入れて、それを市場のゼロサムゲームで自分が利食いをするために競争相手に損切りさせるのである。そこには8室や6室の象意が生じてくると思われる。

だから、投資はレバレッジ(お金を借金すること)を使わずに自分の自己資金で、ただ投資を楽しむべきであり、遊びとして楽しむべきである。そして出来ればウォーレンバフェットのように投資する対象を育てるような気持ちがあるべきだと思われる。

 


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