詐欺師との闘い -詐欺師の仕掛けたイリュージョンを打ち破る-

今年の4月の初めに私の実家が、**万円の詐欺の被害にあった。


非常に巧妙な詐欺のスキームを用いて、実家を狙って仕掛けられた詐欺である。


ある種、振り込め詐欺の一種と言えるかもしれないが、非常に手が込んで練り上げられた印象がある。


私の実家は不動産業を行なっており、それで仲介や近隣の地主から依頼されて駐車場管理の仕事などを細々と行っている。


その実家で管理している駐車場の借主から先月(3月)末にお宅の駐車場に設置してある不動産の看板が雨風で飛んできて、自動車に傷が付いたと申告して来たのである。


家の者が確認しに行ったが、実際の傷の箇所には、養生テープが貼ってあり、傷そのものはほんの付いているかいないか分からないようなかすかなものであり、傷を写真で見せられただけである。


本当に看板で傷が付いたのかよく分からない為、十分に検証する必要があったが、こうした申告に慣れていなかった実家は、相手が実際は**万円かかるが、**万円に割引してもらったので、早く振り込んでくれないと高くなるといった調子で、再三に渡って急かして来て、領収書を持って店舗に来て催促して来たので、十分な検証もしないまま相手の口座に**万円を振り込んでしまった。


最初の申告があった後、駐車場の看板は家のものが頑丈に針金で数カ所を固定して、元々設置してあった場所にしっかりと取り付けた。


その後、その請求書に見積もりのある代車が本当に来ているかを確認する為、確認しに行くと、看板が固定された針金が切断されており、看板は駐車場のわきに転がっており、相手は、再び看板が自動車にぶつかって自動車に傷が付いたと二度目の申告をして金を請求してきたのである。


この時点で、非常に実家のものが不審に思って、私にも連絡をして来た。


google検索で見積書に記載のある修理業者の住所を検索してみると、非常に辺鄙な場所で、建物らしきものが存在していないのが分かった為、実際に現地まで行ってみると、その住所は更地であり、地主もその土地を誰にも貸していないということであった。


また近隣の住民に確認しても、そんな会社があるのは聞いたことがないとのことであった。


そして、その現場の近くにあった修理事業者、いわゆる修理の専門家に確認した所、その見積書の内容は、不当に高額な金額の請求であることが分かった。


そこで、まず、相手が虚偽の見積書によって、不当に高額な請求をして来たという証拠を押さえた。



最初の申告があった直後は、本当に雨風が強い日に看板が吹き飛ばされて、自動車に当たって傷が付いたという相手の話を信じていたが、頑丈に固定した看板が外されていて、二度目の請求があった時にその最初の話の信憑性自体に疑問が生じた。


つまり、詐欺の犯人は、欲張り過ぎたのである。


この家のものは、請求すれば何度でも支払うと、甘く見ていたに違いない。


もし最初の請求で終わりにされていたら、実家も看板が自動車に傷を付けたという虚偽の話を信じて、それで金を支払ってそれで終わりになっていた。


これが詐欺であるとは気づかないまま、この事件は、迷宮入りしていたことは確かである。




然し、詐欺の犯人は二度目の請求をするというミスを犯した。



このように詐欺師というのは、元々精神が破綻している傾向がある為、何か常識と外れたおかしな振る舞いをしてしまう。



私は、修理事業者が実際に存在しない架空の事業者であることを確認した時に、その現地で、見積書に記載のあった修理事業者の電話番号に連絡してみた。



自動車の修理がしたいということで、探りを入れてみたのである。



会話の冒頭では、修理をしていますということだったが、「あなたはどちら様ですか?どこで知りましたか?」と言って来た為、「友人から紹介され、今、現地に来ていますので、外に出て来て下さい」と伝えた所、無言になって、電話を切断した。




この電話番号の持ち主が、今回の詐欺事件の有力な手掛かりとなる。




そのように私が積極的に修理事業者の住所を調査したことが相手に伝わったからか、直後に実家に怪文書が郵送で届いた。




それには、gmailアドレスだけの記載がある匿名の手紙で、駐車場の近隣の住民であると名乗っていた。



何でも駐車場内の様子は、監視カメラで撮影しており、録画した動画をチェックすると、確かにこちらの看板が自動車に当たっているのか確認できるというのである。



お宅にとって不利になる映像ですので、もし必要なら提供する用意がありますといった内容で、最初は、実家の味方であるような善意を装った手紙であった。



そのgmailアドレスに動画を確認したいので、提供してもらえるかと連絡した所、相手方の態度が豹変して、動画は提供できないし、駐車場の借主全員に提供する予定だと言ってきた。



また駐車場内の複数の自動車に看板が次々と当たって、傷を付けているのが動画から確認出来ると主張しており、動画をお宅に提供するかどうかは、お宅の出方次第だといった脅迫めいた内容であった。



私は、動画をチェックすれば真実を追及できると思ったことなどを簡単に述べて、それ以上は、そのメールに深入りはしなかった。




その後、私は、実家のものを通じて、相手方に傷の検証が十分に出来ていない為、**万円の返金を公式に求め、もし修理をするなら、納品書やあらゆる資料の提出が必要であることなどを相手に伝えた。



すると、相手は一度、冷静に話し合いたいと言って来たので、駐車場で会うことにしたのである。




会った時に自動車に付いた傷というのを見せてもらおうとしたが、傷の部分には相変わらず、養生テープが貼ってあり、傷を見せるつもりはないらしかった。



その養生テープを剥がすと傷が広がるということなのか、テープを剥がして見せようとはしない。



またお金は返金できないとのことであった。




警察に被害届を出す予定であることを伝えると、「あなたの所にも送られて来たかもしれないが、駐車場内を撮影した映像を入手している」と相手は言った。



そして、その映像を警察に提出したというのである。



まず、何故、あなたの所にも送られてきたかもしれないといったことが分かるのか、疑問である。



「それはどの家の人ですか?」と尋ねると、「それは言えない」ということだった。



そこで、私は、それでは、これから警察に行くので、その映像をチェックすれば分かりますねと相手方(詐欺師)に伝えた。




実際、被害届を出す為に警察に行くと、警察ではそんな映像は届いていないということだった。



相手方(詐欺師)に誰に渡したかと連絡すると、「〇〇交番」出身の方で、名前は確認していないという支離滅裂な答えが返って来た。




そこで、私は、監視カメラの映像をあなたと共に警察署内で確認したいと主張すると、相手は弁護士に相談するので1日待ってほしいと言い出した。




怪文書の相手方が、お宅の看板が次々と駐車場内の自動車にぶつかっているのが監視カメラの映像から確認できるとメールに書いてあった為、その映像を入手したのであれば、それをチェックすれば、実家が不利になり、自分(詐欺師)が有利になるのは明らかである為、相手方(詐欺師)にとっても何ら問題はないはずである。




然し、弁護士に相談するので、1日待ってほしいと言ってきたのである。




この辺りで、私は完全に不振に思い、監視カメラの映像などは存在していなかったということに気づいた。




駐車場内の他の自動車には傷などはついていないし、他の誰からも傷が付いたなどといった申告は来ていない。




また駐車場の近隣を調査したが、駐車場内を撮影している監視カメラを設置している家など見つからなかった。




そこで私はおそらく、その映像が存在するというのは嘘ではないかと考えて、警察署内で、一緒に見たいと相手方(詐欺師)に主張することにしたのである。




すると、相手は、弁護士に相談したいので1日欲しいと伝えてきた。




その後、相手は、今後、一切、連絡されても回答はしないので、もし何か連絡がある場合は、内容証明郵便で連絡するように言ってきた。




また警察に一緒に行ってほしいというこちらの主張にも強制力はないので警察署にも行かないと伝えてきた。




おそらく、この時点で、相手は完全に黒であり、詐欺で**万円を搾取したことは明らかである。




怪文書は、もっと被害額が大きくなるのは都合がわるいため、それを恐れる不動産会社であれば、その怪文書の内容を隠蔽してしまう。




それを狙ったメールであることは明らかであった。




またここには書けないが、怪文書には、この近辺で営業しているライバルの不動産会社の仕業であるようなことも描かれており、ライバル不動産会社が数十回も駐車場に訪れていることが監視カメラの映像に映っていたと主張していた。



そのライバル不動産会社の仕業であることを匂わせるような内容であった。



怪文書の内容は、ここ最近、起こった駐車場内のエピソードを実際に見ているかのように鮮やかに描き出すような内容で、それを読んだ時、私自身、それが真実であるかのように錯覚した。



本当に実家の不動産の看板が、次々と他の自動車に当たっているかのように感じたのである。



それが本当だったら、その被害額は大変なものになると、一瞬、恐れを抱いたことは確かである。




これは警察沙汰にしない方がいいのではないかと考えてしまった。



これが相手(詐欺師)の狙いである。





然し、冷静に考えてみて、数カ所を頑丈に取り付けて固定している看板が、少しの風で飛ぶなど、常識的には考えられないのである。



看板はかなり重たいものであるのにそれが風で宙に舞い、次々と自動車にぶつかっていくなどということは考えられない。




私は気象庁のデータをインターネットで調べて確認してみたが3月末の雨風や風速の状況を調べてみた所、そんなに重たい看板が宙に舞うほどの風が吹いた記録はどこにもなかった。



その時に吹いていた風速ぐらいでは、小枝が揺れるぐらいの風でしかないということだった。





そうした事実を積み重ねて冷静に考えた結果、どう考えてもおかしいということに気がついた。




そして、真実を見極める為にその監視カメラの映像を相手(詐欺師)と一緒に確認しなければ済まないと思ったのだ。



然し、その怪文書や怪文書の主が仕掛けてきたイリュージョンには、私もマインドが混乱し、あたかも実際に看板が次々と自動車に当たっているようなイメージが真実であるように思ったことは確かである。




然し、その時に実際に行動し、事実関係を確認し、相手の仕掛けたイリュージョンを否定する事実を積み上げた時、そのイリュージョンは雲散霧消した。




私は詐欺師の仕掛けたイリュージョンの罠に勝利したのだ。






巧妙な詐欺のスキーム



つまり、こういうことである。



まず、詐欺師は、予め用意周到に怪文書を準備しておき、雨風の強い日が起こるのをひたすら待っていたのである。



つまり、かなり以前からの計画的犯行である。



雨風が強い日に看板の針金を切断し、自動車の横に看板を配置して、写真撮影などをし、看板が風で飛んできて、自動車に傷が付いたと主張するのである。



宅建業法では、そうした駐車場の看板が、通行人に怪我をさせたり、自動車に傷を付けた場合、看板の持ち主の責任になることが明記されている。



そして、被害の検証や事実確認などで動けない高齢の老人を狙って、そうした詐欺を仕掛けるのである。



次のタイミングで、怪文書を送り込み、もっと被害額が大きくなるような恐怖を抱かせたり、また近隣のライバル不動産会社が仕掛けたと思わせ、傷が付いたこと自体は本当なのではないかと思い込まされてしまう。



本来は警察に全て報告すべきことであるが、監視カメラの映像が本物であった場合、これ以上の被害が大きくなるのを恐れて、警察にも隠蔽してしまう。



それで、詐欺の相手を追及することなく、事件は迷宮入りしてしまうのである。



但し、今回、相手(詐欺師)はいくつかのミスを犯した。




まず、見積書に虚偽の修理業者の名前と住所を用いたこと、そして、欲張って二度目の請求をしたこと、そして、監視カメラの映像を入手しており、それを警察に提出したなどといった直ぐ調べれば分かるような嘘をついたことである。



相手(詐欺師)にとっては、途中から私が出てきて、激しく返金を主張していったこと、また傷の再検証を要求したことは誤算だっただろう。




そうしたことで、相手方(詐欺師)は、かなり不利になる証拠を沢山残してしまった。



実際、最初の看板が風で外されて自動車に傷がついたという主張は、確認しようがないため、それだけだったら、相手を有罪にすることは難しいのである。



然し、相手(詐欺師)はこちらの激しい返金の主張や、相手の家に押しかけて、ドアを何度も叩くという私の行動によって、焦りが生じ、様々なミスを犯したのである。



主張していることに矛盾が生じ、辻褄が合わなくなり、不審な様々な証拠を残し、自ら自分の首を絞めていったのである。




私は事件が起こった後、怒りに燃えていた為、相手の家に押しかけて、相手が居留守を使っていると思い、ガンガン扉を叩くと同時にベルも何度も押した。



そのことが相手のセキュリティーシステムの履歴に残っていたらしく、そのことでの謝罪などを求めてきたり、不動産協会に苦情を入れたり、警察に通報したりして、反撃してきたが、その程度のことは常識の範囲内である。



相手は苦し紛れにアパートに監視カメラを設置して、その料金を請求するかもしれないと言って来た。





然し、自分の主張することの矛盾が生じ、辻褄が合わなくなってきて、最終的には弁護士に相談するので1日回答を待ってほしいという返事になり、以後、連絡されたとしても一切、回答は出来ないという主張になった。



つまり、最後には、自分で自分の首を絞めて身動き取れなくなったのである。




相手(詐欺師)は知能犯的な振る舞いをしていたが、実際は全く知能がないようだった。




実際は、自分の発言が次々と矛盾を生じ、自分の首を絞めていき、自分の墓穴を掘って、自分に不利な証拠を残していたのである。




相手(詐欺師)は、今後は、弁護士を交えた争いになると考えられる為、発言は文章に残した形で行いたいと言っていたが、そうすることによって、詐欺師自身に不利な証拠が集まっていくということが分からないらしかった。



つまり、不思議なことに自分が逮捕される為に自分にとって不利な証拠をせっせと集めることを推奨しているようにさえ思えた。




相手(詐欺師)は無意識で自分が逮捕されたいのではないかと思ったほどである。





但し、今回、詐欺師がミスをしなかったら、非常に困難な戦いとなり、最初の申告を詐欺であると見抜くのも難しかったに違いない。




この詐欺のスキームで、騙されてしまう不動産業者も多いのではないかと思われる。




特に高齢の不動産業者などである。




私は相手に対面した時、相手を詐欺師と想定して、絶対一歩も引かない考えだった。




会う前には随分緊張もしたが、それは自動車のナンバーがゾロ目だったからである。




そうしたナンバーを好むのは、車の改造が好きだったり、ヤクザやチンピラに多いのではないかと思われる。




その点だけでも怯んでしまう人も多いのかもしれない。




然し、実際、会ってみると、それ程、たいしたことのない小物的な人物であった。




現在、警察に被害届を提出し、虚偽の見積書やこれらの証拠となるメールでの会話のやり取り、怪文書の内容、怪文書に書かれていた監視カメラの映像を警察に届けたと主張する会話の録音などを提出し、警察で刑事事件として捜査を進めてもらっている。




これだけの状況証拠が揃っている状態で、状況的には、相手は完全に黒だが、決定的な証拠がない。




こうした場合、警察による事情聴取や取調べなどが決定的に重要ではないかと思われる。




この相手(詐欺師)なら警察の尋問で、自分に不利な事実を暴露し始めて、自分で自滅していくのではないかと思われる。




但し、そのように自滅しない場合、この相手(詐欺師)を裁くことが出来るのかどうか、非常に今後の行方が見ものである。




これだけの状況証拠が揃った状態であれば、相手を逮捕することは可能なのだろうか、それとも相手は証拠不十分で、刑事上の罪は免れるのだろうか。




今は、警察の捜査にその結果を託している。




また私はそれと同時に不法利得返還請求事件として、不当利得の支払い督促申立てという法的手続きを行なった。



簡易裁判所に行って、そうした手続きを行なった。



相手が異議申し立てをした場合、そのまま裁判に突入する。




申し立てる場合の書類の作成などが難しく、色々聞かないと分からないのだが、しつこく聞いて自分で作成して提出した。



途中で、相談する弁護士はいませんかと言われたが、**万円の被害額で、弁護士に相談していたら、その弁護士料の方が高く付いてしまう。



その為、聞きながら全部自分で行った。




私は牡羊座ラグナで、10室に木星が在住しているが、この配置は、カウンセラーやセミナーの講師などを行なうような典型的な配置である。



然し、10室の木星と言えば、法律家(Lawyer)という象意があるのである。




土星が山羊座10室にトランジットしている今、こうした法的実務を行ない、実際に被害を受けた家族の代表として、警察で陳述などをしていることは非常に興味深い。




現在、私は、金星/土星期で、アンタルダシャーの土星は、10、11室の支配星で双子座3室に在住している。



この土星は、3、6室支配の水星とコンジャンクトし、ラーフ/ケートゥ軸と絡み、火星からのアスペクトを受けている。




11室は貪りのハウスであり、11室の支配星はトリシャダヤハウスの中で、最も凶意の強い機能的凶星である。




11室の支配星の時期は、非常に貪欲な人間が近づいて来て、私の場合、3、6室の支配星と絡み、ラーフ/ケートゥ軸や火星の傷も受けている為、その相手との戦いになるようである。




金星/土星期になってから、最近、自分が投資した案件が詐欺だったことが判明し、金融詐欺師の被害を受けたが、その出来事がまだ冷めやらぬ間の今回の出来事である。




また11室の支配星の時期は、貪欲な人間が近づいて来るが、自分自身も貪欲な傾向が出て来てしまう。




従って、一獲千金を夢見たり、色々危険な投資に手を出してしまう。




従って、自分自身が、相手(詐欺師)と闘わなけれならない土俵に立ってしまうのである。




この問題を自分自身を含めたもっと大きな視点で、捉えなければならないが、私は善悪の相対世界に閉じ込められており、まずは目の前の敵と闘わなければならない。




それが私のプラクリティ―のグナに基づいた私が行なうべき定めである。






その後、詐欺の主犯に支払督促状を裁判所経由で送った所、2回無視されたが、3回目にようやく異議申し立てをして来た。



3回目に異議申し立てをしなければ、支払督促状で請求している強制的に法的に債権が確定してしまう。



従って、2回は、先方は無視していたようだが、さすがに3回目で判決が確定してしまうとなった段階で、異議申し立てを行った形である。



そして、訴訟に移行することになったが、訴訟に移行するにあたって、異議申し立ての内容についての意見や、支払督促状の請求の原因の内容にちょっとした手直しを行なったりする準備書面の提出がもとめられた。



それらを送付して、裁判日程の調整に入る。



然し、支払督促状を3回送り、訴訟に移行した後に準備書面の提出など、様々な裁判所側の発送業務の手数料として、収入印紙代や切手代などがかかり、合計で、1万5千円~2万円ぐらいかかった。



このように裁判は、時間と手間とお金がかかる大変な作業である。



お金がない人は、訴訟すら提起できないのが現実ではないかと思われる。



しかも勝訴したとしても相手から実際に搾取したお金を回収できるかどうかは別問題である。



勝訴した後に相手の口座や財産、職場の給与などの差し押さえの手続きが始まるのである。



そうしたことで消耗しているうちに諦めてしまう方がほとんどではないかと思われる。



大抵の場合、弁護士を雇うお金がないとか、自分で書類を準備する場合、書き方が分からないので断念してしまうのである。



裁判所に電話して逐一、書き方を教えてもらうことが出来るという発想にならない。(私は逐一電話して、しつこく書類の書き方を教わった)



こうした手間を考えると、時間を無駄にしない為に訴訟を諦めてしまう方が得だと考える人も出て来るかもしれない。



然し、この時点で、私の第一の目的は、もうお金が回収できるかどうかということではなくなっていた。



日本の裁判システムを通じて、犯罪者を裁き、正義を確立できるかどうか、そのことを試すことが目的となっていた。



搾取されたお金を回収できるかどうかは分からないが、日本の司法制度を使って、犯罪者への追及を可能な限り行うことである。



自分の犯行を自覚するまで、犯罪者にプレッシャーをかけ、国家権力による裁きを与えること、詐欺の犯行に泣き寝入りせず、プライドを持って、最後まで相手と闘うこと、これらを私の責務とする。



もっと生々しい言い方をすれば、私の実家を詐欺の毒牙にかけようと企んだ者に対して、自分の播いた種を刈り取ってもらわなければならない。



詐欺の犯人は、ここまで粘り強くやるとは思っていなかっただろう。



犯人に他に手がけた詐欺案件があるとすれば、大抵は、泣き寝入りして諦めてしまうのが通例であるのが、警察による刑事事件としての捜査、及び、民事訴訟手続きをここまでしつこく意志力を持って行って来たことは、犯人の計算違いだっただろう。



もはや、お金の問題ではなくプライドの問題である。








第1回目の公判


そして、先日、第一回目の公判があった。



詐欺の犯人は、多くの嘘をついており、その嘘を更に新しい嘘で上塗りしていく為、話に辻褄が合わなくなって来ている。



詐欺師というのは、非常に巨大な記憶力が必要なのだ。



嘘を上塗りしていく為、嘘に辻褄を合わせる為に物凄い集中力と神経が必要になる。



然し、最終的には、そのようなことは不可能である為、話の論理に支障をきたし、自ら詐欺師であることを暴露していくのだ。






既に4月に起こった事件が、5か月経過し、今、9月になってしまった。



この話は、もう少し書こうと思えば、複雑である。



どうやら、詐欺師と共謀した人間が少なくとももう1名いるらしいのである。



その人間が、自動車の保険会社を装って、実家に修理代金をこれくらい支払うのが妥当であるといった入れ知恵をして来たり、実家に修理代金を支払うことを説得するかのような連絡をして来た。



その電話を受けた実家が、その電話で、修理代金を支払うことを納得せざるを得ない気持ちにさせられたという。



その自動車の保険会社の担当者を装った人物からかかってきた電話番号に詐欺の被害に気づいた段階で、折り返して見ると、事務所の電話ではなく、留守番電話につながり、誰も出て来ない。



またその保険会社の名前を調べてみると、その保険会社自体の名前も検索にヒットせず、存在していないのである。



明らかに最近、流行の振込み詐欺のように複数の人間が連携して、詐欺のターゲットとして、実家に対して、色々工作を仕掛けてきたことが分かる。




そして、詐欺の犯人によれば、修理事業者に支払ったことを証明する振込明細も無ければ、領収書もないという。



従って、裁判所の担当者も、「振込明細も領収書も何もないというのはどういうことよ」と驚いていた。



**万円も支払ったにも関わらず、それを証明するものが全く何一つ残っていないのだというのだ。




このような状況にまでなっているのに警察が詐欺の犯人を逮捕する為の決定的な材料とはならないのである。





この一回目の後半の最後に詐欺の犯人は、今回の件で、精神的苦痛を受けたので、来月中に入院する予定であることを裁判長の前で申告して来た。




入院することで同情を誘い、逃げるつもりではないかと思った私は、「何の為に入院するんですか。精神的苦痛の慰謝料でも請求するつもりですか。」と相手に向けて、裁判長の前で、怒りをぶちまけた。




「こっちだって、これだけの資料を作成するのは大変だったんですよ」、その後に続けて『入院できるならこっちだって入院したいよ』と言いたかったが、それは言わなかった。





このようにして、現在、第二回の公判用の裁判資料を作成中である。




それと同時並行で、私は、最近、10月2日(土)に行なわれるマンデン占星術の資料作成にも追われていた。




現在、私の10室に木星と土星がダブルトランジットしているが、この2つの惑星が10室に入ると、非常に忙しくなるのは確かである。






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