米女優シャロン・ストーン -2021年に回想録がベストセラーとなり、過去の武勇伝が注目される-




最近、米女優シャロン・ストーンが色々な雑誌で、インタビューを受けているようなので、何故かと調べると、2021年に回想録”The Beauty of Living Twice”を出版し、ニューヨーク・タイムズで、ベストセラーになっているからだった。


その為、インタビューでは、自然と、出版した著作の回想録の延長線上のような過去の思い出話が多くなっている。



こうした過去の思い出のほとんどは、苦労話が多く、どれも非常にショッキングなものが多い。


例えば、最近、彼女は、米大手銀行破綻の影響で、財産を半分失ったと述べている。


またハリウッドで「40歳で賞味期限切れ」と言われた過去を告白したり、誤診の末に「大きな子宮筋腫」が見つかったこと、人生で「3度死にかけたこと」、脳出血で一命を取り留めていたこと、流産で9人の子供を失ったことや、映画界の女性蔑視に苦労し、現在は、エージェントを使っていないことを明かしたり、脳の手術なのに勝手に豊胸されていたことを告白したり、どれもショッキングな内容が多い。


また最近、最愛の弟が心臓発作で急死したと涙ながらに語ったそうだ。(これらの資料については文末の参考文献に記載)


しかし、雑誌のインタビューに答えるシャロン・ストーンは、非常に幸福そうで、それらの不幸や困難などをたいして気にしていないようである。







シャロン・ストーンは、デビューして10年間は、B級作品に出演し続けていたが、1990年にポール・バーホーベン監督の映画『トータル・リコール』で、アーノルド・シュワルツェネッガーの相手役で注目され、1992年に同監督の『氷の微笑』で、大ブレイクした。


殺人鬼と推定されるセクシーで、ミステリアスな女流小説家を演じ、取調室で、足を組み替えるシーンなどが話題となった。





しかし、女優として大ブレイクしたのは、この時だけで、後は、その時の栄光で、作品に手続けている印象で、それほど、大ヒットした映画というものは見られない。


1996年に映画『カジノ』で、ロバート・デニーロと共演し、第53回ゴールデングローブ賞のドラマ部門で、主演女優賞を受賞したり、2004年の第56回エミー賞のドラマ・シリーズ部門において、『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』で、ゲスト女優賞を受賞して、女優として一定の評価は受けたのかもしれないが、アカデミー主演女優賞などを受賞しておらず、女優としては、二流で、一発屋の印象が強い。


巨額の製作費をかけた超話題作に出演したのは、『トータル・リコール』と、『氷の微笑』ぐらいで、後は、それ程、知られていない作品が多い。


しかし、2021年に出版した回想録はベストセラーになり、一流であることを示したのである。



シャロン・ストーンに関して、色々ネットから得られる過去の苦労話が多いため、それらがチャートに当てはまるのか検証してみたいと思った。


早速、出生図を作成してみたが、アストロデータバンクでは、「1958年3月10日 17:55 ペンシルベニア州ミードビル・ジャンクション」となっているが、Rodden Ratingが、Cで、データソースがはっきりしない出生時間だが、チャートを検討した所、これで出生図やナヴァムシャは使えそうである。





一番、興味があったのは、『氷の微笑』で、大ブレイクした時はどんなダシャーだったのかということである。


この時は、1992年で、ケートゥ/木星と、ケートゥ/土星期にまたがっているが、おそらく、ケートゥ/木星期だったと考えられる。


ケートゥや木星の配置を注意深く見ると、ケートゥは牡羊座アシュビニーに在住しているが、ディスポジターの火星は、4、9室支配のヨーガカラカで、3、10室支配の金星とコンジャンクトして9-10のラージャヨーガを形成し、月からは、ラグナロードの火星と、7室支配の金星がメディアの3室で、コンジャクトする形となっている。


木星は、5室(舞台芸術、演劇)支配で3室(メディア、芸能)に在住しており、女優の仕事を意味しているが、木星のディスポジターは3、10室支配の金星であり、獅子座ラグナにとっては、3、10室支配の金星は、単独で、芸能の仕事を表わすとも言えるように3室と10室を同時に支配している。






ナヴァムシャでは、木星は3、6室の支配星で、3室に在住しており、メディアの3室の支配星が3室に在住している。





ダシャムシャでは、木星が10室で定座にあり、ハンサヨーガを形成し、11、12室支配の土星やラーフ、火星によって傷つけられてはいるが、4、7室支配の水星とコンジャンクトし、1-4、1-7のラージャヨーガを形成している。




この木星は、ナヴァムシャとダシャムシャの両方で、月から見て、4室で、定座に在住しており、ガージャケーサリヨーガ及び、ハンサヨーガを形成している。



おそらく、こうした木星の強さによって、この時期だけ、女優として、輝くことが出来たのである。



『氷の微笑』の出演後は、一応、大ブレイクした女優という看板があったおかげで、映画の仕事は舞い込んだが、どれも駄作が多く、2006年の『氷の微笑2』では、ラジー賞ワースト主演女優賞 を受賞している。




それは、『氷の微笑』の直後の1994年9月からマハダシャー金星期に移行しているからである。







金星は、3、10室支配で、4、9室支配の火星との間にラージャヨーガを形成してはいるが、機能的凶星であり、6室に在住し、土星、太陽に挟まれて、パーパカルタリヨーガも形成している。



月ラグナから見ると、ラグナロードの火星と7室支配の金星は、同時に6室と12室の支配星同士の6-12の絡みを形成している。



この金星からは、障害、苦労が多く、二流の作品に出演して、奮闘していたことを示している。



ケートゥ/木星期にブレイク出来たのは、主に木星の力であると思われた。



しかし、ここで、非常に興味深いことに気づいたが、2006年の『氷の微笑2』では、ラジー賞ワースト主演女優賞を受賞して不名誉を飾った時、ダシャーは金星/木星期で、木星のアンタルダシャーが来ていたのである。



木星がナヴァムシャや、ダシャムシャで非常に強いため、アンタルダシャーの木星が、ブレイクをもたらしたと思うが、そう単純ではないのである。





ケートゥ/木星期と金星/木星期の違い


ケートゥ/木星期は、『氷の微笑』で、大ブレイクして、一流女優の仲間入りをしたが、金星/木星期では、『氷の微笑2』で、大コケして、ラジー賞ワースト主演女優賞を受賞したのである。



この違いは、どうして生じたかと一見、不思議に思うが、ダシャーの原則を適用した場合にこれは理解できる。



ケートゥ期の場合は、ケートゥが9室に在住して、5室支配の木星からのアスペクトを受け、4、9室支配の高揚したヨーガカラカの火星からのアスペクトを受けることで、完全に吉星化しており、ケートゥは、完全にノードのラージャヨーガを形成している。







トリコーナに在住して、2つのトリコーナの支配星からアスペクトされて、非常に吉星化しているのである。



そして、ケートゥは、ディスポジターが結果を与える為、まさに4、9室支配のヨーガカラカの火星の象意が現れたのである。



火星は高揚し、定座にアスペクトバックするヨーガカラカで、10室支配の金星との間で、9-10のラージャヨーガを形成している。



従って、ケートゥ期は、非常に素晴らしいと言える。




通常、マハダシャーとアンタルダシャーは連携して結果をもたらす為、この場合は、ケートゥが木星からのアスペクトを受けて、両者は密接に絡んでいる。



従って、マハダシャーロードのケートゥと、アンタルダシャーロードの木星の2つの惑星の良さが混合して現れたと言える。



しかし、金星期の場合、金星は3、10室支配の機能的凶星であり、金星は、4、9室支配のヨーガカラカの火星とコンジャンクトして、ラージャヨーガを形成しているとは言え、金星にスポットライトを当てた場合、金星は、6室に在住し、生来的凶星の火星とコンジャンクトし、太陽、土星という2つの凶星から挟まれてパーパカルタリヨーガを形成し、激しく傷ついているのである。




マラナ・カラカ・スターナ(惑星が死ぬ場所)


またケートゥのディスポジターの火星が6室に在住する場合は、問題とはならず、むしろ、6室の火星は敵を粉砕する良い配置であるが、金星の場合は、6室に在住することで、激しく傷ついてしまう。


「ゴミの中のダイヤモンド」という言葉があったり、惑星が死ぬ場所(マラナ・カラカ・スターナ)という概念においては、金星にとって6室がマラナ・カラカ・スターナに該当し、良くない配置とされている。


これは金星がロマンス、幸福の惑星で、贅沢やゴージャスさを求めるのに対し、6室が病気、負債、訴訟、奉仕、労働など、そうした金星が本来、求めるものとは、全く調和しない性質を持つからである。


ロマンスや快楽、贅沢を追求したいという金星の欲求は、このハウスで阻止されて、離婚や訴訟など、人間関係の問題で、苦しむことになりがちである。







金星は、従って、ヨーガカラカの火星との間で、9-10のラージャヨーガを形成してはいるが、金星自体は、ケートゥの良さとは比較にならないぐらい悪い状態である。



こうしたマハダシャーロードの金星のベースの上にアンタルダシャーロードの木星期が来たとしても両者は連携して、結果を表わすため、それは全く良くは働かなかったのである。


特に木星は、マハダシャーロードの金星の星座に在住している為、この場合、金星の制御下に入り、金星/木星期の結果は、主にマハダシャーロードの金星が与えることになるのである。


これが、セシャドリアイヤーのダシャー解釈の原則である。



またこの観点を使わない場合、金星と木星は、ケンドラの位置関係にあることが分かる。


ケンドラの位置関係は、コンジャンクト、アスペクト、星座交換といった絡みよりも優先順位は劣るが、惑星が絡んでいるとみなす場合の条件の一つである。


惑星同士が、ケンドラの位置関係にあったり、トリコーナの位置関係にあったりした場合、それらの惑星は絡んでいるとみなすのである。


しかし、先日、マークボニーのレクチャー資料を見返していた時、ダシャー解釈において、マハダシャーロードとアンタルダシャーロードに絡みがあるかどうかを検討する際にケンドラ関係やトリコーナ関係を含めていないことを確認した。


(私は、これまで自分のセミナーの中で、マハダシャーとアンタルダシャーが絡んでいるかどうかを検討する場合にケンドラ関係、トリコーナ関係も含めて理解し、そのように教えていたが、これに関しては、注意が必要である)



マハダシャーロードの金星とアンタルダシャーロードの木星が絡んでいないと見なすならば、マハダシャーロードの金星が結果を与えると解釈することになる。



しかし、ケンドラ関係、トリコーナ関係による惑星の絡みを検討するまでもなく、この場合は、木星がマハダシャーロードの金星の星座に在住していることにより、アンタルダシャーロードの木星が、マハダシャーロードの金星の制御下に入り、金星が結果を与えることになる。



シャロン・ストーンは、1984年の水星/木星期に助監督と結婚しているが、1987年の水星/土星期、あるいは、ケートゥ/ケートゥ期に離婚している。


そして、その後ジャーナリストと1998年の金星/太陽期に結婚するも2004年の金星/ラーフ期、あるいは、金星/木星期に離婚している。



このように2回の離婚を経験しているのは、金星が激しく傷ついているからである。


1回目の離婚は、アンタルダシャーの土星が、パーパカルタリヨーガを構成する惑星の一つとして、金星を傷つけており、ケートゥはディスポジターの火星が金星を傷つけている。





そして、2回目の離婚は、まさにマハダシャーが金星期の間の出来事で、アンタルダシャーはラーフ期か木星期で、おそらく金星/ラーフ期(2001年11月23日~2004年11月23日)だと思われるが、いずれもディスポジターは6室で激しく傷ついた金星である。





またナヴァムシャを見ると、マハダシャーロードの金星は11室(6室から6室)の支配星と共に8室に在住し、アンタルダシャーロードのラーフはディスポジターの木星が6室の支配星であり、またアンタルシャーロードが木星だと考えた場合も木星は6室の支配星であるため、離婚のタイミングである。




木星/金星期、あるいは、金星/木星期


そして、もう一つ別の観点として、シュリK.N.ラオの金星/木星期、あるいは、木星/金星期について言及した研究がある。


木星と金星は、両方とも生来的吉星である為、一見、良さそうに思うが、そもそも暖色系と寒色系で、全く性質の異なる敵対惑星同士である。


一方が、トリコーナの支配星やヨーガカラカとなる場合にもう一方は、トリコーナの支配星となることが出来ない。


両方、同時に機能的吉星化できないのである。


従って、普通に考えても、マハダシャーロードとアンタルダシャーロードが連携して結果を与える場合に吉凶混合して、必ず、凶意が混じり合うのである。


金星と木星は2つの吉星であるが、その2つの吉星のいずれかが吉意を発揮できない状況というものは、大きな損失で、それがダシャーの経験に混入してくるのである。


これは、K.N.ラオが、特に天秤座ラグナであることから興味のあるテーマだったのだと思われるが、『Enigmas in Astrology』(占星術における謎(エニグマ))という本の中で、いくつもの有名人の事例を通じて検証している。

K.N.ラオの場合、木星/金星期は、突然の父親の死に直面し、その出来事への準備が出来ていなかった為、何日も悩み、その混乱から抜け出す為にグルの助けを必要としたという。








このようにケートゥ/木星期と、金星/木星期は、一見、アンタルダシャーは木星期なので、同じような結果が現れそうに思えるが、全く正反対の結果が現れたのである。


しかし、この同じ木星のアンタルダシャーで、似たようなカルマ的傾向と思われる『氷の微笑2』が仕事としてオファーがあったことは非常に興味深いことである。



木星は、メディアの3室で、ラーフとコンジャンクトしており、不道徳なグルチャンダラヨーガを形成しており、ナヴァムシャでも形成している。


『氷の微笑』のシャロン・ストーンの役柄もそうした配置に似合う不道徳な役柄で、自分が書いた小説と同じようなストーリーで殺人を繰り返す、シリアルキラーの女流小説家キャサリン・トラメルを演じている。


マイケル・ダグラスが演じる主人公の刑事ニックが、麻薬捜査課にいたころに観光客を射殺してしまった過去があることもよく調べ上げて知っており、この刑事に対して、心理戦を仕掛けていくのである。


そして、シャロン・ストーン演じるキャサリン・トラメルは、刑事ニックを随所で、誘惑し、最終的にファックへと誘うが、床にはアイスピックが置かれており、殺害する気でいたことを匂わせて映画は終わる。



シャロン・ストーンのケートゥ/木星期と、金星/木星期の違いは、ダシャー解釈において、マハダシャーロードとアンタルダシャーロードが連携して働き、それらの結果が混じり合って、結果を生み出したり、あるいは、混じり合わずにどちらか一方が、結果を表わすといった観点抜きには、解釈を誤ってしまう。



しかし、いずれにしてもアンタルダシャーの木星だけを見て、何かを言うことは出来ず、必ず、マハダシャーロードの金星の結果と絡めて、解釈する必要が出て来るのである。



シャロン・ストーンの事例は、そのことを納得する為の非常に優れた教材である。





2021年の回想録『The Beauty of Living Twice』(二度生きることの美しさ)のベストセラー


因みにシャロン・ストーンが、回想録でベストセラーになったのは何故かをダシャーの観点から検証したいと思うが、2021年は、月/月、あるいは月/火星期で、マハダシャー月期に移行した直後である。



この月は12室支配で、4室で減衰しているが、凶星からの傷などは受けていないが、パーパカルタリヨーガを形成し、特にニーチャバンガラージャヨーガの条件もなく、それ程、パッとしない。





しかし、月は、ナヴァムシャと、ダシャムシャで、定座の木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成しており、永続する名声と記憶力を意味している。





またダシャムシャでは、月は5室支配で、7室に在住し、2、9室支配の火星と、2-5、5-9、5-7のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。



また月と火星は、富をもたらすチャンドラマンガラヨーガであり、2つのダナヨーガを形成し、上述したように月は木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成している。



特にダシャムシャにおいて、月が執筆を表わす5室の支配星となっており、火星との間で、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成し、更に木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成することが、出版におけるベストセラーを生み出したと考えられる。




このように彼女の出生図においては、ナヴァムシャとダシャムシャで、木星と月が、ガージャケーサリヨーガを形成し、ヴァルゴッタマのようにナヴァムシャと同じ星座に在住して、強い配置である。






これは特別な意味を持つと思われ、また注意深く見ると、ナヴァムシャで、月は9室支配の水星と星座交換して、9-10のラージャヨーガを形成し、9室支配の水星は、2、7室支配で高揚する火星と相互アスペクトして、2-9、7-9のラージャヨーガを形成している。



また火星は、7室で減衰する土星との間で、星座交換して、2-5、5-7のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しており、4、5室支配のヨーガカラカの土星は、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



従って、ナヴァムシャにおいて、非常にポテンシャルが高く、特に月において、その強さはよく現れている。




このように見て来ると、シャロン・ストーンにおいて特に重要な配置は、ナヴァムシャとダシャムシャにおいて同じ配置にあり、ガージャケーサリヨーガを形成する木星と月である。




彼女は生きている間にはマハダシャー木星期は訪れそうもないが、現在、マハダシャーが月期に移行した為、月は出生図で減衰しているにも関わらず、潜在的には最も良い時期を経過しており、彼女は回想録を出版し、生き生きと輝いているように見える。







著作のタイトルにあるように”二度目の人生”を生きているかのようである。




二度目の人生とは、女優としてのキャリアが終わった訳ではないが、円熟期を迎えた後の今の生活を意味していると思われる。





日本への長期滞在



出生図では、月は12室支配で、4室でアヌラーダに在住しているが、彼女は最近、日本に度々訪れていて、日本で静養し、長期滞在していたようである。




日本に来て健康になったようで、日本の人は皆、親切で、美容院などでも相手がハリウッドの人であろうと、普通の人であろうと、誰にでも親切にすると高く評価していた。




月は12室(外国、海外)の支配星で、4室(住まい)に在住し、蠍座のアヌラーダに在住している為、美容院やマッサージ、また温泉など、日本のおもてなしの風習や水の文化を経験して、癒しを得たということかもしれない。






その他の検証事実




人生で「3度」死にかける


因みに彼女は、『The Sun』紙のインタビューによれば、これまでの人生で「3度」死にかけたという。



一度目が、14歳の頃で、物干し用ロープで、頸静脈から16分の1インチのところを切った時で、1972年で、ちょうど、水星/水星期の頃である。



頸部というのは、首の部分であるが、カーラプルシャでは首は2室に該当する。





水星が2、11室の支配星で、8室で減衰していたり、ナヴァムシャで2、7室支配のマラカの火星と相互アスペクトしているからではないかと思われた。



月ラグナから見ると、ラグナロードの水星が、3、8室支配の火星と相互アスペクトしている。



しかし、水星は出生図で、逆行の木星からアスペクトを受けており、大事には至らなかったと思われる。




シャロン・ストーン、人生で「3度」死にかけた!?
間違いなく幸運の女神が彼女のもとに

By Alice Howarth
2020/08/11 BAZAAR

シャロン・ストーンはハリウッドでもっとも幸運なスターのひとりのようだ。62歳の彼女が、雷に撃たれたり、喉を締められたり、脳卒中になったりして、3度死にかけたことを最新インタビューで打ち明けた。

『The Sun』紙のインタビューで、「私にはいろいろなことが起こって、クレイジーよ」と語ったストーン。

「14歳の時、物干し用ロープで、頸静脈から16分の1インチのところを切ったの。あと稲妻に撃たれたこともあって、あれはホントに激しかったわ」

「当時私は家にいたのだけれど、うちには井戸があったの。私はアイロンに水を入れていたところで、水道の蛇口に手を当てていた。で、井戸が雷に撃たれて、それが水を伝わって上がってきたわけ。私は屋内にいたのだけれど、感電してキッチンで投げ飛ばされて、冷蔵庫にぶつかったわ。ありがたいことに、母が顔をひっぱたいて、正気に戻してくれた」

「『次はどんな風に死ぬのかしら?』みたいな。きっと、超ドラマティックかバカみたいなことでだと思うわよね」

ペンシルバニア州で育った彼女は2001年に恐ろしい脳卒中で倒れ、9日間入院した。生存率はわずか1%だったことを思うと、生きていたのは「途方もなくラッキーだった」と、3人の子供の母である彼女は振り返る。

「頭を撃たれたような感覚だった。横たわって、『私は脳卒中だ』と考えていたことを憶えているわ」

彼女は7時間に及ぶ手術を受け、脳に22のコイルが挿入されたが、幸い、完全に回復した。

映画『氷の微笑』でアイコンになったストーンは現在、1962年の小説『カッコーの巣の上で』の前編となるNetflixの『Ratched』に出演中で、来月から配信される。



2001年に恐ろしい脳卒中で倒れ、9日間入院したこともあり、生存率はわずか1%だったことを考えると奇跡の生還を遂げたようである。



おそらく、金星/火星期であり、火星は、6室に在住し、金星を激しく傷つけているが、ラグナにアスペクトしてラグナ(頭)を傷つけている。



しかし、ここでは、火星のディスポジターや火星が在住しているナクシャトラの支配星に注目すべきである。



火星のディスポジターの土星は、6、7室支配の機能的凶星で、マラカでもあり、ラグナロードの太陽(頭)にアスペクトしている。



そして、火星は、ウッタラアシャダー(太陽)に在住しているが、支配星の太陽はまさにラグナロードで、6、7室支配の土星から傷つけられた太陽(頭)である。



その為、金星/火星期のタイミングで、脳卒中になったのである。



脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける疾患であり、1室や太陽がその表示体である。



強運シャロン・ストーン!雷に打たれるも命に別条なし
2020/06/16 06:00 日刊ゲンダイ

米女優シャロン・ストーンさん(62)が自宅キッチンにいた時、落雷を受けて吹き飛ばされたと、米メディアが伝えた。命に別条はなかった。

「いま考えると、生きているだけでもラッキーでした」

 雷に打たれた時、ストーンさんは水道を使っており、流れ出る水から雷光が上がってきたと話している。雷のエネルギーは凄まじく、ストーンさんはシンクから冷蔵庫まで吹き飛ばされて気を失った。幸い母親が自宅におり、気を失ったストーンさんの頬を叩いて正気を取り戻させて、すぐに車で病院に連れていった。

 心電図をとると、電流が通り抜けた痕が見られたという。

「雷光に体が持ち上げられて、キッチンの端まで運ばれたのです。すごい力でしたし、凄まじい光でした」

 落雷に遭い、心肺停止による死亡事故は散発しており、ストーンさんは強運の持ち主と言えるかもしれない。


また2020年の太陽/金星期に落雷を受けて吹き飛ばされ一時気を失い、母親が車で病院に連れていったが命に別状はなかったといった経験もしている。



マハダシャーロードの太陽は、6室支配の土星からアスペクトされており、アンタルダシャーロードの金星は、火星とコンジャンクトして、土星、太陽に挟まれて、パーパカルタリヨーガを形成している。


この場合、雷の激しい熱は、高揚した火星の象意ではないかと考えられ、太陽は電気を意味する水瓶座に在住し、6室支配の土星によって激しく傷つけられている。



この場合、パーパカルタリヨーガを形成することで、金星、火星、太陽、土星はセットで連携して動作しており、これを構成する太陽や金星のマハダシャー、アンタルダシャーの時期にこの激しい経験が生じたと考えられる。







財産の半分を失う


最近、2023/3/21付けの記事によれば、彼女は、銀行の経営破綻のため、自身の財産の半分を失ったことを明らかにしている。



「私は最近、財産の半分を失った」。シャロン・ストーン、米大手銀行破綻の影響を涙ながらに語る【SPURセレブ通信】
2023/3/21 21:02 SPUR.JP

シャロン・ストーン(65)が銀行の経営破綻のため、自身の財産の半分を失ったことを明かした。

2023年3月16日(現地時間)、米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催された「女性のためのがん研究基金(WCRF)」のパーティに出席したシャロンは、自身も2001年に乳房の腫瘍摘出手術を受けている経験を踏まえ、がんの研究を支援するための出資を呼びかけるスピーチを披露。

スピーチの中で、病気の治療と経済面の密接な関係について語ったシャロンは、「私も昨今の銀行の件で財産の半分を失った」と語り、来場者を驚かせた。

シャロンは多くは語らなかったものの、地元メディアは「昨今の銀行の件」とは、今月10日から13日(現地時間)にかけて破綻した「米シリコンバレー銀行と米シグネチャー銀行を指しているのだろう」と報じている。

世界中で大きく報じられた米大手銀行の相次ぐ破綻。バイデン大統領(80)は「預金の全額を補償する」と演説したものの、米国民の不安は消えず、預金を引き出そうとする人が銀行前のATMに集結するなど混乱が続いている。

衝撃の告白をしたシャロンは、続けて「私は財産の半分を失ったばかりだけれど、だからと言って私がここにいない訳ではない。弟を亡くしたばかりだけれど、だからといって私がここにいない訳ではない。今は誰にとっても簡単な時代ではないのです」とスピーチ。

さらに「今は世界的に大変な時期だけれど、どこかの政治家に私に何が出来て何が出来ないのか、生きていていいのか悪いのか、私の人生の価値は何なのかを決められたくはない」と強い言葉で来場者に呼びかけ、「だから、立ち上がってください。立ち上がって、自分の価値を主張してください。それが勇気というものです」と涙ながらに結んだ。

これまで度重なる病気の治療や身内の不幸、また病気の影響で9回もの流産を経験するなど、自身の経験を赤裸々に語ってきたシャロン。そんなシャロンが発するメッセージだからこそ、多くの人に影響を与えているはず。

これからも彼女の発信に注目しつつ、パワフルで明るい笑顔が見られることを願いたい。


月/ラーフ期だが、月は12室の支配星で、ナヴァムシャでも12室に在住し、12室の支配星と星座交換している為、やはり、巨額の損失を被る時期である。


最近、日本に頻繁に訪れて、長期滞在したりする中で、日本で、だいぶお金を使ってくれたのだと考えられる。





ラーフのディスポジターは6室に在住しており、やはり、6室は障害の時期であり、お金に余裕が出る時期ではない。


常に不足気味で、足りないのが6室である。


またラーフはナヴァムシャでも6室支配の木星とコンジャクトしている。





ハリウッドで度重なる女性蔑視に直面し、子宮筋腫を患い、脳手術の際に勝手に豊胸手術を施される、流産で9人の子どもを失う


またシャロン・ストーンは、ハリウッドで女性蔑視に直面したり、子宮筋腫を患ったことや、流産したこと、脳手術の際に勝手に豊胸手術を施されたことなどについても語っている。



おそらく、これらは金星が6室で激しく傷ついていることによって生じた問題ではないかと考えられる。




子宮筋腫を患う


子宮筋腫が見つかったことは、2022/11/04付けのBAZAARの記事で明らかにしているが、誤診の末に見つかったという。



シャロン・ストーン、誤診の末に「大きな子宮筋腫」が見つかったと明かす
「セカンドオピニオンを求めて。それで命が助かることがある」
2022/11/04 BAZAAR By Arielle Weg

女優のシャロン・ストーンが、誤診の末に「大きな子宮筋腫」が見つかったことを明かした。

インスタグラムのストーリーズでフラストレーションを正直に語っている。

納得できないと感じたらセカンドオピニオンを求めるよう、フォロワーに奨励した。

現在64歳のシャロン・ストーンが極度の痛みを経験し、インスタグラムのストーリーズでファンに自分の健康を真剣に考えるよう促した。

彼女は火曜日の投稿で、誤診され、痛みの緩和に間違った治療(硬膜外麻酔を2回)を受けたと告白。どのように誤診されたのかについては言及していないが、最終的にはセカンドオピニオンを求めて、切除すべき大きな子宮筋腫があることがわかったという。

「また誤診され、不適切な治療を受けた。今回は硬膜外麻酔を2回。痛みが倍増してセカンドオピニオンを求めところ、切除すべき大きな子宮筋腫が見つかった」と説明した。

ジョンズ・ホプキンス・メディスンのサイトによると、筋腫とは平らな筋肉細胞と繊維性結合組織から成る腫瘍のこと。子宮内にできるのが典型的だが、サイズはさまざまだ。現在、出産年齢の女性の20?50%が筋腫を持っており、出産年齢のどこかの時点で筋腫になる人は77%にのぼるという。そのうち3分の1は病院で検知される大きさだ。99%はがん性ではなく、子宮がんになるリスクを高めることもない。

シャロンはファンに、常に自分の体の声に耳を傾け、症状が続いて現行の治療では効果がない場合はセカンドオピニオンを求めるよう警告。「特に女性の皆さん、ぐずぐずしないでセカンドオピニオンを求めましょう。それで命が助かることがあるのです」と呼びかけた。

インスタグラムのストーリーズからは、その後彼女は適切な治療を受けたことがうかがえ、4?6週間で回復するとシェアしている。

シャロンはこれまでさまざまな病気と闘ってきた。2001年に乳房の腫瘍を切除する手術を受けたところ、同意したより大きな乳房インプラントをされたと昨年告白。『Variety』によると、同年には、ひどい頭痛の後に脳出血と脳卒中を起こし、危うく命を落としかけた。

また、2021年3月に出版した回顧録『The Beauty of Living Twice』では、自己免疫疾患と子宮内膜症を患い、非常に妊娠しにくくなったと明かしている。これが原因で9回の流産を経験したという。

筋腫は、異常な硬い腫瘤がないかどうかを定期的にチェックする骨盤内診察で見つかるのが典型的だ。医師が診断確定のため骨盤内の超音波検査やMRI、子宮鏡検査、卵管造影などを勧める場合もある。

何も症状がない場合、治療はせず、腫瘍をモニターすることだけを勧められるかもしれない。症状次第で、医師は抗炎症性鎮痛剤やホルモン療法、手術などさまざまな治療を勧める。筋腫のもっとも効果的な治療法は子宮摘出術だ。

子宮筋腫の症状とは?
子宮筋腫には、次のような兆候や症状がある

生理が重かったり期間が長かったりする
生理不順や、生理と生理の間の出血
腹部の不快感や膨満感
骨盤の痛み
腰の痛み
頻尿や残尿感
便秘や排便時の過剰ないきみ
不妊や妊娠合併症
性交痛

突然、腹部に激しい痛みを感じたり、膣からの出血とともに目まいや倦怠感、脱力感があったりしたら、救急治療を受けることが必要だ。

シャロンの一日も早い回復と健康を祈るとともに、自身のストーリーをファンにシェアしてくれたことに感謝したい。


2022年11月4日は、月/ラーフ期で、これも最近のことだが、マハダシャーロードの月が入院の12室の支配星で、蠍座で減衰し、ディスポジターの火星が、金星を傷つけている為である。



金星は泌尿生殖器や婦人科系の表示体であり、子宮筋腫は、傷ついた金星がもたらす疾患の一つである。



ラーフのディスポジターである金星はまさに6室に在住して傷ついた金星である。







2021年3月に出版した回顧録の中で、自己免疫疾患と子宮内膜症を患い、非常に妊娠しにくくなったと明かしているが、まさに自己免疫疾患は、シュクラ(金星)が傷ついた為であり、アーユルヴェーダにおいては、オージャス(生命力)の不足が原因とされている。




流産で9人の子どもを失う


またシャロン・ストーンは、18歳の時に妊娠し、中絶した過去を回顧録で告白し、再婚後は3度妊娠したが、3度とも5カ月半で流産したという。



金星が傷ついていることで、子宮内膜症などを患い、妊娠しにくくなったことが考えられるが、18歳の頃は、1976年で、水星/金星期である。



アンタルダシャーロードが傷ついた金星の時期であり、また金星のディスポジターである土星は、6、7室支配で、5室に在住し、5室(子供)を傷つけている。



再婚したのは、1998年だが、この時期は、マハダシャー金星期に移行した直後の金星/太陽期であり、この金星期に少なくとも3度妊娠して、3度流産している。



これは、やはり、子宮の表示体である金星が傷ついており、金星のディスポジターの土星が、6、7室支配の生来的機能的凶星で、5室(子供)に在住して5室を傷つけている為である。



シャロン・ストーン、流産で9人の子どもを失った過去を告白する
2022.06.26 SPUR.JP

1992年の映画『氷の微笑』で大ブレイクを果たし、現在は年齢を感じさせない美しさが注目を集めている俳優のシャロン・ストーン(64)が、SNSで衝撃的な過去を告白し、話題を呼んでいる。

ローアン(22)、レイアード(17)、クィン(16)、3人の養子を育てる俳優のシャロン・ストーン(64)が、知られざる過去を明かした。

先日、米誌『ピープル』にて、人気ダンスコンペティション番組『Dancing with the Stars』で人気を博したダンサーのピータ・マーガトロイド(35)が流産したことを告白。
この記事が同誌のインスタグラムに投稿されると、シャロンが反応。コメント欄に「私たち女性は、(子どもを)失うという耐え難い問題を話し合う場所がない。私は流産で、9人の子どもを失った」と自身の体験を綴った。

さらに「身体的にも精神的にも、それは決して些細なことではない。それでも私たちは、ある種の挫折感を持ちながら、ひっそりと耐えて行かなくてはならない。たくさんの思いやりや同情、癒しを受ける必要があるのに、女性の健康と福祉は、男性のイデオロギーによって放置され、抑圧されている」と続けた。

シャロンはこれまで、18歳の時に妊娠し、中絶した過去を回顧録で告白。さらに米紙『San Francisco Examiner』のエグゼクティブ・エディターだったフィル・ブロンスタインと再婚後は3度妊娠したが、3度とも5カ月半で流産していた。

また、クリッシー・テイゲン(36)が2020年に流産したことを明かした際も、シャロンは自身の経験と思いを激白。「私が最後の子どもを失った時は、病院で36時間、ひとりで陣痛に苦しんだけど生まれなかった。だけどナースたちが2日間、私と一緒に居てくれて、最後の日も休日だったのに私のそばにいてくれた。その時にシスターフッド、そして互いを理解するという強い絆を感じたの」と語っている。

シャロンの告白をきっかけに、流産を経験した女性をめぐる状況が少しでも改善していくことを願いたい。


因みにシャロン・ストーンは、実の子供に恵まれなかった為、ローアン(22)、レイアード(17)、クィン(16)の3人の養子を迎えたようである。



5室支配の木星にラーフがコンジャンクトしているが、ラーフの絡みは、「人工的」とか「血のつながりのない」といった象意を生み出す。



従って、養子縁組をして、子供を設ける場合の典型的な配置である。







ナヴァムシャにおいても、ラーフは子供の表示体である木星とコンジャンクトしているが、ラーフはプールヴァアシャダー(金星)に在住している。



5室支配の土星は牡羊座のバラニー(金星)に在住していることから、同じ金星を支配星に持つナクシャトラにラーフと5室支配の土星がそれぞれ在住することによって、5室支配の土星は、ラーフの影響を受けたと考えられる。






ハリウッドで度重なる女性蔑視に直面

またシャロン・ストーンは、これまでに度々、ハリウッドの女性蔑視に直面して来たことを告白している。



シャロン・ストーンがキャリア、映画界の女性蔑視を語る 現在はエージェントなしでハリウッドをサバイブ
2021年10月1日 19:00 映画.com

スイスのチューリッヒで開催された第17回チューリッヒ映画祭で、シャロン・ストーンがそのキャリアに与えられるゴールデン・アイコン・アワードを授与された。ストーンは現地を訪れ、授賞式に参加するとともに一般観客向けのトークとプレス会見を開催した。

受賞式に艶やかなゴールドのドレスで登場した彼女は、「こんな賞を頂けるなんて本当に有り難いことで、生涯の思い出です。とても謙虚な気持ちにさせられます」と、見るからに感激した様子で言葉を詰まらせながら語った。また記念上映に自ら選んだマーティン・スコセッシの「カジノ」(1995)について、「少なくとも15年以上は観ていないので、今晩あらためて観直すことが楽しみでもあり、ドキドキしています」と興奮を露にした。

ストーンといえば、映画ファンにはもちろん「氷の微笑」(1992)や「カジノ」(1995)が彷彿されるはず。だが今の若者には、カンヌのレッドカーペットやチャリティ・イベントで見かけるセレブ、という印象が強いかもしれない。たしかに2000年以降、彼女の主演作はなかった。というのも、2001年に生存率5パーセントと言われる脳動脈瘤に倒れ、回復するまでに何年も時間を擁したからだ。しかも当時の夫とはすでに冷えた仲で、彼女は両親に面倒を見てもらったという。

今年3月に出した自伝「The Beauty of living Twice」でもこのことに触れているが、チューリッヒではこれまでのキャリアを振り返りながら、大病の経験やハリウッドの女性蔑視などに触れ、その誠実なトークで観客を魅了した。
「現在は3人の息子たちを持ってすっかり家事に明け暮れているので、昨日『カジノ』を観て、わたしは映画スターだったんだ、と思い出しました(笑)」と、翌日のトークで切り出したストーン。「この仕事を始めたとき、目標は何?と訊かれて、ロバート・デ・ニーロと共演することです、と答えたんです。それがまさか実現するとは思ってもいませんでした。スコセッシのような監督と、デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ジェームズ・ウッズら素晴らしいキャストとともにこの映画の一員になれたことは本当に光栄でした。じつは撮影中、デ・ニーロに褒められたことがあって、わたしは天にも昇る気持ちになりました(笑)。彼らとはいまも友情が続いています。アーノルド(・シュワルツェネッガー)はとても知的でプロフェッショナルな人。彼ほど用意を周到にする人を知りませんし、多くを学びました」

さらに1992年、「氷の微笑」がカンヌのオープニングを飾った思い出に触れ、「文字通り上映が終わるや否や大フィーバーとなり、ホテルに戻るのも大変でした。そして翌朝、ホテルのプールから部屋に戻ったら、部屋のなかが空っぽ。下着も歯ブラシもすべて盗まれて、ここは危険すぎるとホテルを移ることになりました」

小さい頃から映画スターになることに憧れていたというストーンは、実際入ってみたら、250人のスタッフのなかで女性は自分ひとり、という状況に驚いたという。またこれまでも自身の#MeToo体験を語ってきた彼女は、「『氷の微笑』で男女不平等のギャランティに気づきましたが、こういうものだ、受け入れるしかないと言われた。でもわたしは闘いました。フェミニストの父からは、やりたくないものはやるな、待っていれば道は開ける、と言われ、母からは、人に頼らず自分の足で立ちなさい、と言われて育った。プロデュースを兼ねた『クイック&デッド』(1995)では『スパイダーマン』以前のサム・ライミに監督をしてもらうことと、望むキャスティングを実現させるためにスタジオと闘いました」

さらに現在エージェントに入っていないというストーンは、ハリウッドのエージェントに対する辛辣な批判を展開。「彼らは人々を天秤にかける。わたしはエージェントがいない今の方が、よほど仕事が来るようになりました」と語った。

現在は「仕事は好きだが、仕事がなくても焦らない。自分にはチャリティや病気のリサーチ、子育てなど、やることが沢山あります。人生はタフです。わたしはキャリアの面では本当に恵まれていたと思いますし、人にアドバイスをする立場ではない。でも生きて行くためにはサバイブの感覚が必要とされます。そして人生がタフな分、わたしたちはお互いに理解し合い、慈しみの心を持ち、必要なときにそこに居ることが大事だと思うのです。それは宗教や人種、どんな違いも越えてわたしたちが持つべきものです」と語ると、会場に大きな拍手が響いた。

ハリウッドをサバイブし続け、いまも変わらぬオーラを讃える彼女の秘訣を、垣間みせられた気がした。(佐藤久理子)

(映画.com速報)


『氷の微笑』の時、男女不平等のギャラに気づいたり、『クイック&デッド』(1995)でプロデュースを兼ねた時、望むキャスティングを実現させるためにスタジオと闘ったり、またエージェントとも度々、揉めたようである。


これらは、おそらくハリウッドでの仕事の表示体にもなっている3、10室支配の金星が、6室に在住して、火星から激しく傷つけられているからである。


しかし、そうした女性蔑視に直面して、闘うのは、やはり、火星が6室に在住しており、敵を粉砕する配置があるからではないかと思われる。





脳手術の際に勝手に豊胸手術を施される


また2001年に脳卒中になった時に手術をした医師から勝手に豊胸手術を施されたというが、これもおそらく、婦人科系を表わす金星が6室に在住しているからである。


またカーラプルシャ(宇宙的身体)において、4室の支配星は胸を表わすが、4室支配の火星が6室(障害、奮闘、敵対)に在住している為、同意も取らないで、豊胸手術を勝手に施されたのである。


これは、度々、女性蔑視に直面してきたことにも通じるが、記事によれば、その他にも監督から共演者とセックスしろと指示されたり、体の関係を迫られたり、数百人の男性スタッフの前で、裸になったり、年上の男性俳優に、自分の相手役としては年寄りだと言われたりしたという。


また女性蔑視に抵抗したシャロン・ストーンに対して、「男性を怖がらせている」とはやし立て、批判を受けたという。


こうしたことは、やはり、ハリウッドでの仕事を象徴する3、10室支配の金星が6室で、戦いの表示体である火星とコンジャンクトして激しく傷ついている為である。



脳の手術なのに勝手に豊胸されていた…『氷の微笑』シャロン・ストーンが衝撃的な告白
2021-03-29 FRONTROW

映画『氷の微笑』で知られるシャロン・ストーンが、2001年に脳卒中を患った際に行われた手術で、勝手に豊胸手術も行なわれていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

生死の境を彷徨ったシャロン・ストーン

 現在63歳のシャロン・ストーンは、映画『氷の微笑』や『トータル・リコール』などで知られる俳優。

 彼女は2001年に患った脳動脈瘤の影響により、一時は台本が読めなくなったり、右耳が聞こえなくなったり、歩けなくなったりといった症状におちいっていた。それだけではなく、脳卒中により9日間も脳出血が止まらなかった時もあったという。

 最近、シャロンは英Timesのインタビューで当時のことを振り返り、「巨大で、私の胸1つ分よりも大きい」良性腫瘍を取り除くための手術中に起こった衝撃的な出来事を告白。

脳の手術で勝手に豊胸…

 「バンテージを外してみると、カップ1つ分大きな胸になっていて、医者は『君のヒップサイズにぴったりだ』と言っていました」と語ったシャロン。続けて、「彼は私が知らないうちに、同意なしに私の体を変えてしまったのです」と告白した。

 彼女は映画『氷の微笑』に出演したことで、映画界ではしばしばセックスシンボルとして扱われていた。しかし、豊胸手術で身体を本人の同意なく勝手に変えてしまうのは、いくらなんでも度を越しすぎているどころか、傷害罪にあたる行為。

 彼女はこれまで、脳腫瘍により生死の境をさまよい、手術を受けたことは明かしていたものの、豊胸に関しては明かしていなかった。

数々のハラスメントを受けてきたシャロン・ストーン

 ご存知の人も多いかもしれないけれど、シャロンはこれまでに、壮絶なハラスメントを経験してきた。

 監督に共演者とセックスしろと指示され、自らとも体の関係を迫られたり、ヘアメイクを含めた数百人の男性スタッフの前で裸になったり、年上の男性俳優に、自分の相手役としては年寄りだと言われたりし、他にも数々の仕打ちを受けてきたという。

 そのような女性蔑視に抵抗し続けていた彼女に対し男性陣は、「男性を怖がらせている」とはやし立て、彼女をさらに傷つけた。

 シャロンは現在は脳腫瘍を克服し、積極的に女性の権利のために活動をしており、2019年には米GQによるWoman of the Yearにも選ばれた。(フロントロウ編集部)



このようにシャロン・ストーンの人生の困難の多くは、6室で激しく傷ついた金星の象意がもたらしている。



この金星は、マラナ・カラカ・スターナ(惑星が死ぬ場所)に位置しているという点でも非常に傷ついており、シャロン・ストーンに数々の試練を与えて来たのである。







しかし、そうした困難な日々も比較的落ち着いてきたのか、マハダシャー月期になった今であり、回廊録を出すことで過去を総括し、吹っ切れて、今は、比較的穏やかな平穏な日々を過ごせているのかもしれない。







そうした平穏な状況をもたらしたことの一部として、日本で平穏に過ごした日々も含まれているようである。





月は上述したようにナヴァムシャやダシャムシャで、定座の木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成し、ナヴァムシャにおいては9室支配の水星と星座交換などもして強い配置である。




そうしたことで、彼女は、今、人生の中で、最も落ち着いたモクシャ的な幸福感を味わえているかもしれないのである。









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