小林麻耶の今 -市川海老蔵を批判する理由-
2022.03.29
元TBSアナウンサーで、フリーキャスターの小林麻耶が、ブログやyoutubeで、海老蔵の素性やエピソードを暴露し、批判を繰り返している。
小林麻耶の出生データは、ネット上の情報によれば、「1979年7月12日 AM11:15 新潟」と明らかになっている。
このデータでチャートを作成した所、間違いなく、小林麻耶のチャートで、ここ最近の芸能界引退へ至った流れなどを完璧に説明できる。
まず、青山学院大学在学中に『恋のから騒ぎ』に「第8期生」として出演したことをきっかけに2003年4月にアナウンサーとしてTBSに入社している。
それがマハダシャー木星期に移行した直後の木星/木星期である。
木星は、11室で高揚しているだけに世間的に有名になって高い評価を受ける配置であり、ラグナロードで10室支配の水星とコンジャンクトして、1-4、1-7のラージャヨーガを5-11室の軸で形成しており、11室支配の月とも相互にアスペクトしている。
従って、有名になって社会的な評価を受け、有力な人脈なども得て、収入にも恵まれていたと思うが、木星は4、7室支配の機能的凶星で、収入、社会的評価、交友関係、交際相手などには恵まれていたかもしれないが、漫然と目的もなく生きていたのではないかと思われる。
木星はナヴァムシャでも8、11室支配で8室に在住し、2、5室支配の水星とコンジャンクトして、2-11、5-11のダナヨーガなどを8室で形成しており、8室の支配星が8室で定座に在住していることもあって、TBSでもフリーになった後の所属事務所からも大事にされ、収入面でも恵まれていたと思われる。
木星は出生図では月から見て3、12室支配で7室に在住し、6、9室支配の水星とコンジャンクトしているが、ここには何もラージャヨーガが形成されておらず、また6-12の絡みなども見られるため、パートナー関係、対人関係などにおいては、幸福な関係を築いているとは言い難い配置で、木星も水星もアーシュレーシャに在住していることから、風変わりでマニアックな価値観を持った業界人などが多い印象である。
木星期は物質的にはパワフルであるが、出生図でもナヴァムシャでも、ラグナから見ても月から見てもダルマハウス(1、5、9室)の支配星ではなく、全く精神的な喜びが欠けており、幸せであるとは言い難い配置である。
マハダシャー木星期から土星期へ
そして、マハダシャー木星期の最後のアンタルダシャーである木星/ラーフ期に移行したタイミングで、体調不良により番組を途中退席し、救急車で病院に搬送されている。
過労による体調不良で当分の間、番組を休むことが発表されている。
タイミング的には、既にマハダシャー木星期から土星期への移行期間であるダシャーチッドラであり、土星期への変化が始まるタイミングである。
ちょうど同じ頃、妹の麻央が、「進行性のがん」で治療を受けている事が報道され、休養中に麻央の看病に専念する様子などが週刊誌などで報じられている。
この木星/ラーフ期は、ラーフが3、8室支配の火星からのアスペクトを受けており、妹の闘病生活を支える形で、苦悩することが示されている。
3室は妹のハウスで、8室は苦悩のハウスであり、3、8室支配の火星は、妹による苦悩の表示体である。
2018年7月21日にマハダシャー土星期に移行すると、その直後の2018年7月27日に4歳年下の男性(整体師・タレントのあきら)と結婚したことを自身のブログで発表している。
2018年8月3日、所属事務所セント・フォースとの契約を終了し、芸能界を引退している。
その後、生島ヒロシの「生島企画室」に所属して仕事を再開するが、スピリチャルな夫の影響を受けて、発言などが、テレビ局側の求めるものに忖度できなくなり、「グッとラック!」(TBS系)の番組で、アメリカ大統領選で、トランプを擁護し、バイデン批判を行なうなどしたことによって、番組の鋼板を言い渡されている。
その後、2020年4月頃からオリジナル数秘診断サービス「小林麻耶の幸せ数秘」などをスマートフォンで提供するなどして、占い師として活動しているようである。
スピ系の夫あきらの影響で、トランプはアメリカのディープステイトと戦う英雄で、バイデンはディープステイト側の人間であるといった認識を得たのだと思われる。
それをテレビ局に対して忖度しないで発言したことによって、番組降板を余儀なくされた。
このことはその思想の質はともかく、思ったことを正直にありのままに話し始めたということであり、良い兆候である。
人は考えていることと、口にすることと、行動が一致しなければならない。
これらを一致させることを実践し始めるやいなや人生が劇的に変化し始める。
小林麻耶は、自分に正直に生き始めたのであり、精神的な目覚めがあったと思われる。
それはある程度は、夫のあきらの影響や妹の死に直面した影響などが考えられるが、土星がトリコーナの5室の支配星で、月から見てもラグナロード(1室の支配星)である。
ナヴァムシャでは、9、10室支配のヨーガカラカで5室に在住しており、文筆の3室支配の月と共に5室に在住しており、メディアを駆使して、思いのままに正直に自分の考えを語るようになったのである。
出生図では、土星は5、6室支配で、乙女座ラグナにとっては6室がムーラトリコーナのハウスとなるため、6室の影響が強くなる。
従って、土星はトリコーナの支配星であっても、6室の支配星でもある為、かなり思い込みや思考の偏りも生じやすく、ラーフとも絡んでいる為、狂信的になりやすい。
また月から見ると、8室(洗脳、支配、依存)に在住している為、影響されやすくなるが、そうしたことを差し引いたとしても、5室や1室の支配星であることで、小林麻耶としては、人生の目的に気づいたのであり、より正直に生きるという意味で、自己実現の術を実践し始めたと言える。
魂のチャートであるナヴァムシャでは土星は9、10室支配で5室に在住し、月から見て5室支配でラグナに在住しており、出生図よりもより質が高くなっている。
今、海老蔵の真実を暴露し、海老蔵批判を繰り返していることは、今まで溜め込んで来た海老蔵に対する想いを正直に語り始めたのであって、基本的にこの土星期の精神的な気づきの流れの中にある。
このように振る舞うことによって、小林麻耶自身の人生や、周りの人間の生き方を変えざるを得なくなる。
それは強烈に革命的に自分自身や周囲の人間を変えていくプロセスである。
5、6室支配で12室でラーフとコンジャンクトする土星の意味
小林麻耶は、2020年11月12日に『グッとラック!』(TBS)から降板し、2020年11月24日には、唯一出演していた『BOAT RACEプレミア』からも降板してしまった。
芸能界から完全に干されてしまい、事実上、完全引退(12室)に近い形である。
そして、2021年4月に夫のあきらとも離婚してしまう。
(そもそも元夫のあきらとは、土星期に結婚しているが、土星は出生図の5室の支配星で、ナヴァムシャで9室の支配星である為、師匠との出会いを意味している)
土星は、5、6室支配で12室でラーフとコンジャンクトしており、この土星は、12室(インターネット)を通じて、プライベート環境から、メディア発信や批判的なコメントをする配置である。
この土星は、まさに今現在の小林麻耶のプライベート環境からのSNSを通じての表現活動を表している。
今やテレビに出演することも出来なくなった小林麻耶が、ブログやyoutubeを通じて、悶々とした心の葛藤を表現しているのである。
それはまさに12室で5、6室支配の土星とコンジャンクトするラーフの働きである。
悶々とした感情をSNSに吐き出すしかない状況である。
現在のトランジット
2022年3月29日現在、トランジットの土星は山羊座5室を通過しており、木星は水瓶座6室を通過しているが、木星は4月14日に魚座に移動し、土星は4月29日に水瓶座に移動する。
現在、3月29日で、土星や木星が星座を移動する2ヶ月前を切っている為、既に木星は魚座に移動し、土星は水瓶座に移動した効果を発揮し初めている。
そうすると、小林麻耶の6室(暴力、攻撃)にダブルトランジットが形成されている。
土星は表現の5室と批判の6室を支配しており、12室に在住して6室にアスペクトバックしている。
その6室にダブルトランジットが形成されている為、批判的な発信をしているのである。
6室のケートゥと、6-12のヴィーパリータラージャヨーガ
そして、ケートゥが6室に在住しているが、これは敵を粉砕する配置であり、元々対人的に強い配置である。
6室支配の土星が12室に在住する配置は、ヴィーパリータラージャヨーガであり、敵が消える配置である。
従って、最初は土星期に移行した小林麻耶のことを情緒不安定であるとか、批判する人もいたかもしれないが、徐々に小林麻耶の味方に転じて、小林麻耶の批判をする人はいなくなっていくと考えられる。
最後には小林麻耶の批判者たちは、皆、小林麻耶の味方になってしまうのだ。
そうすると、海老蔵はまもなくマハダシャー土星期に移行していくが、この小林麻耶の土星と同じ獅子座に在住しており、お互いの土星が非常にリンクしている。
つまり、海老蔵は、小林麻耶の批判の効果によって、土星期に突入していくのである。
その土星期には、歌舞伎の表現者として真面目に取り組まなければならず、土星が7室にアスペクトする配置から考えると、SNSによるナンパ活動なども控えなければならない。
海老蔵には厳しい土星期が待っており、まもなく、その土星期に入ろうとしている。
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