海老蔵のナヴァムシャのラグナについて



海老蔵の出生図のラグナは、日置明子との交際、非嫡出子の誕生、小林麻央との結婚、2人の子供の誕生などをダシャーとトランジットで検証した結果、出生図のラグナは、牡羊座で間違いないと思われるが、問題はナヴァムシャのラグナである。


出生図が牡羊座ラグナの場合、ナヴァムシャのラグナは牡羊座から射手座までの9通りである。


今回は、ナヴァムシャのラグナを牡羊座から初めて一つ一つ検証していったが、結論から言えば、ナヴァムシャのラグナは双子座ではなく、牡牛座の可能性もある。





双子座ラグナだと、10室支配の木星がラーフ/ケートゥ軸、土星、火星と絡み、歌舞伎俳優の仕事をしているように見えないのである。


10室の支配星に5室(演劇、舞台芸術)の支配星や3室(メディア、芸能)の支配星も絡んでいない為、海老蔵の仕事運を説明することができない。





牡牛座ラグナだと、9、10室支配のヨーガカラカの土星が3室支配の月と2室でコンジャンクトする為、芸能の仕事を表している。


ラグナロードの金星も5室(演劇、舞台芸術)に在住し、5室の支配星は3室(メディア、芸能)に在住し、歌舞伎役者としてはこちらの配置の方があっているかもしれない。


木星/土星期に暴行を受け、頭部、顔面に傷を受けたのは、牡牛座ラグナでも説明出来なくはない。


牡牛座ラグナでも土星は2室に在住して2室を傷つけており、木星も8、11室支配の機能的凶星で、2室に絡んでいる。


またナヴァムシャの2室にはラーフ/ケートゥ軸や火星も絡んでおり、火星は2室と2室の支配星にアスペクトしている。


顔面に傷を受けるカルマは牡牛座ラグナでも十分説明できる。


ラーフ/金星期に日置明子と交際し、娘(非嫡出子)が誕生しているが、ラーフは2室(結婚生活)に在住し、金星はラグナの支配星であり、結婚のタイミングである。





サプタムシャのラグナは牡牛座となり、ラーフは、ラーフ/ケートゥ軸という形で、9室に絡んでおり、金星はラグナの支配星である。


従って、牡牛座ラグナでも子供の誕生は説明出来る。



小林麻央との結婚が説明できるかと言えば、これも説明出来てしまう。



ナヴァムシャが牡牛座ラグナであれば木星は8室の支配星で8室に在住しており、結婚生活のハウスであり、土星も結婚生活の2室に在住している。



家同士の結婚の要素が強いため、2-8軸が強調されているということでいいのである。



また月ラグナから見ると、木星は7室支配で7室に在住している為、双子座ラグナで説明したロジックで、結婚が説明出来てしまう。






2人の子供が誕生したのは木星/水星期であるが、サプタムシャでは木星は8、11室支配で4室に在住し、この配置はピンと来ないが、5室支配の水星と相互アスペクトしており、またアンタルダシャーの水星は5室の支配星である。




従って、子供の誕生も説明出来る。



海老蔵は、ブログにAmebaブログなどに投稿することによってかなり稼いでいるというが、ナヴァムシャが牡牛座ラグナであれば2室支配の水星と3室支配の月が2-3の星座交換をしており、ブログ(3室)で収入を得る(2室)配置である。



従って、色々検証していくと、ナヴァムシャのラグナが牡牛座、サプタムシャのラグナも牡牛座という形でも上手く説明出来そうである。




ダシャムシャ


ナヴァムシャのラグナを牡牛座、サプタムシャのラグナを牡牛座に設定すると、ダシャムシャのラグナは双子座となる。





双子座ラグナから見て、木星は7、10室支配で4室に在住し、1、4室支配の水星と星座交換している。



従って、木星期は仕事運が良かったことになる。



次の土星期も9室支配の土星が5室(演劇、舞台芸術)で高揚し、5室支配で5室でムーラトリコーナの金星とコンジャンクトしており、芸術家としての仕事運においては最高の配置である。



ナヴァムシャのラグナを双子座にすると、ダシャムシャのラグナは双子座になる場合と蟹座になる場合がある。



蟹座になる場合であっても、土星は金星と共にケンドラで高揚とムーラトリコーナの座にあり、申し分ない配置である。




従って、結論としては海老蔵のラグナは以下の2つ~4つのパターンが考えられる。




1. 出生図のラグナ⇒牡羊座アシュビニー第2パダ、ナヴァムシャのラグナ⇒牡牛座、サプタムシャのラグナ⇒牡牛座、ダシャムシャのラグナ⇒双子座



2. 出生図のラグナ⇒牡羊座アシュビニー第3パダ、ナヴァムシャのラグナ⇒双子座、サプタムシャのラグナ⇒牡牛座、ダシャムシャのラグナ⇒双子座



3. 出生図のラグナ⇒牡羊座アシュビニー第3パダ、ナヴァムシャのラグナ⇒双子座、サプタムシャのラグナ⇒双子座、ダシャムシャのラグナ⇒双子座



4. 出生図のラグナ⇒牡羊座アシュビニー第3パダ、ナヴァムシャのラグナ⇒双子座、サプタムシャのラグナ⇒双子座、ダシャムシャのラグナ⇒蟹座



ポイントは、ナヴァムシャのラグナが牡牛座か双子座か、またサプタムシャのラグナが牡牛座か双子座か、ダシャムシャのラグナが双子座か蟹座かということになる。



これらは微妙な匙加減で、前後に移動してしまう為、上記のような4つのパターンが考えられるのである。




私としては、可能性として高いのは、1番目の「出生図のラグナ⇒牡羊座アシュビニー第2パダ、ナヴァムシャのラグナ⇒牡牛座、サプタムシャのラグナ⇒牡牛座、ダシャムシャのラグナ⇒双子座」というパターンではないかと思われる。



それ以外を検討する場合は、例えば、ナヴァムシャのラグナが蟹座になると、そもそも木星期の結婚が説明出来ず、また獅子座もそうである。



またナヴァムシャのラグナが獅子座以降になると、出生図のラグナがバラニーに移動するが、海老蔵はバラニーという感じではない。



海老蔵は歌舞伎界の正統に認められたヒーローであり、異端の親分で、マニアックで主流になれず、反体制的なスタンスしか取れないバラニーではないと思われる。



アシュビニーは、陽気で明るいが、ビジネスになると、非常にドライになる所がある為、麻央が亡くなった日に「こんなに高いマンション借りたばっかりなのに」とお金の話をしたことは、こうしたアシュビニーの利益や損得に関してドライな性質が出たものと考えられる。



また出生図のラグナをクリティッカーにして、ナヴァムシャのラグナを乙女座~射手座にしてみても暴力事件による顔の傷や子供の誕生などが説明出来ない。



クリティッカーの性質は、計画を立てるのが好きで、目標に達するまでの細かい計画を区切るのを好むが、海老蔵からはそうした性質が感じられず、また映像からそうした考えや話も出てこない。



海老蔵は行き当たりばったりで、本能的に無計画に生きているように見える。



こうした性質はむしろアシュビニーの性質ではないかと思われる。



アクタヴェーダムシャ(D45)とシャシティアムシャ(D60)なども見て、検討したが、海老蔵のナヴァムシャのラグナについて確信できるまでには至らなかった。





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