若山耀人 -大河ドラマ俳優からの転落-




上野で焼き肉店など14店舗を経営していた夫妻(宝島龍太郎氏、幸子夫人)が、栃木県那須町の河川敷で焼損した状態で、見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部が、これまでの間に事件に関わった6人を逮捕している。



栃木・那須町河川敷で焼損の2遺体、現場に携行缶…何者かが油をかけ火をつけたか
2024/04/17 11:55 讀賣新聞オンライン

栃木県那須町の山間部の河川敷で全身が焼けた2人の遺体が見つかった事件で、油の持ち運びに使われる携行缶が現場に残っていたことが17日、捜査関係者への取材でわかった。何者かが遺体に油をかけて火をつけた可能性があり、県警が関連を調べている。

2人の遺体は16日午前、町内の男性から「マネキンのようなものが燃えている」と通報があり、駆けつけた警察官が発見した。捜査関係者などによると、遺体は激しく焼損していたが、手を結束バンドで縛られ、顔には粘着テープが巻かれた状態だった。周囲も 楕円だえん 状に焼けていて、そばで見つかった携行缶も黒く焦げていた。

県警の発表によると、2人のうち1人は、本籍が東京都台東区で住所・職業不詳宝島龍太郎さん(55)と判明した。県警はもう1人の身元の確認や、2人の死因の特定を進めている。

遺体が見つかった現場付近を調べる捜査員ら(17日午前、栃木県那須町で、読売ヘリから)=尾賀聡撮影
 河川敷のわきには林道が通っているが、遺体のあった現場から数百メートルで行き止まりになる。周辺の住民によると、車や人の通行はわずかという。

 県警は17日午前から鑑識課員らを派遣し、現場検証を行った。


これまで、誰が事件を指示したのか分からず、実行犯となる容疑者たちは、被害者たちのことを個人的に知らず、見たこともなく、金以外の動機が全く存在しないので、奇妙な事件だったが、ようやく、被害者の娘の内縁の夫である人物が、全ての犯行を指示した容疑者として逮捕された。また夫妻の知人で、不動産会社役員の男も逮捕されている。







被害者の宝島龍太郎氏と逮捕された娘の内縁の夫との間には、トラブルが実際にあったようで、店舗の内装など、出店の仕方について意見が合わず、店を任せてもらえず、使い走りにされていることに不満を募らせていたことを取り調べの中で自供しているようで、殺害の動機も存在する。


非常に奇妙なのは、殺害した死体の処理をあたかも建設現場において現場の作業を中間業者が中抜きして、下請けにやらせるかのように、あるいは、あたかも特殊詐欺の首謀者が、顔も見たことも接触したこともないアルバイトの男に受け子の役を依頼するかのように犯罪が、組織的に分業体制で、行なわれていた点である。


そして、その末端の仕事を引受けた実行犯の一人が、元大河ドラマ俳優の若山耀人であった。







若山耀人は、この仕事を250万円で引き受け、逮捕された時には、この所持金はほとんど使い込まれていた。



大河ドラマに出演するほどのスターが、何故、このような犯行に及んだかの理由をチャートから明らかにしたいと思ったが、まだ若く、2012年頃にドラマの脇役でデビューし、2014年に大河ドラマに出演したという以外は、目立った人生の大きな出来事も見当たらなかった。








但し、一つだけ得られた目を引く情報は、大河ドラマで共演した中谷美紀が、撮影中、この若山耀人のことを可愛がり、一緒に食事をしたり、放送終了後も連絡を取り合うなどの交流があったという。



《那須・夫婦遺体事件》逮捕の元子役・若山耀人容疑者を溺愛していた女優・中谷美紀に“とばっちり”被害「本当の親子のように…」
2024/5/1 週刊女性PRIME

 栃木県那須町の河川敷で焼けた夫婦の遺体が発見された事件、5月1日に死体損壊容疑で逮捕された若山耀人(わかやまきらと)容疑者(20)が、過去に俳優として活動していたことが明らかになった。

 若山容疑者は、飲食店経営の宝島龍太郎さんと妻の幸子さんの遺体に火をつけ損壊した疑いがもたれていて、実行役とみられている。警視庁によると、若山容疑者は4月27日から指名手配されていたが、30日午後10時40分すぎに、千葉市若葉区の知人宅にいたところを、警視庁の捜査員により身柄を確保され、翌5月1日に逮捕された。

 若山容疑者は、子役時代から多くのドラマに出演した元俳優だった。2012年のドラマ『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)、2013年には『仮面ライダーウィザード』(テレビ朝日系)などに出演。2014年放送のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で、岡田准一が演じた戦国時代の武将・黒田官兵衛の幼少時代を演じて、注目された。

 その活躍を記憶している視聴者から、SNS上で驚きの声が相次いでいる。

とても無垢で可愛い子だったのに

《え?? 若山耀人って、官兵衛で岡田くんにいろいろ可愛がってもらっていた子役だよね? まさか、こんな事件で名前を聞くなんて》

《軍師官兵衛で岡田准一演じる官兵衛の幼少期を演じた若山耀人が成長したら殺人事件に関与するとは誰も想像できないよなぁ》

《「軍師官兵衛」の子役だった時、とても無垢で可愛い子だったのに。その子が10年後に恐ろしい事件の実行犯になるなんて。ショック》

 『軍師官兵衛』放送終了後も、若山容疑者と交流があったとされる共演者がいる。黒田官兵衛の正室・光(てる)役を演じた中谷美紀だ。

「中谷さんは、息子役を演じた若山容疑者をとてもかわいがっていました。2015年1月30日に放送された『あさイチ』(NHK)で、その溺愛ぶりを語っていたんです。NHK大河ドラマという大舞台で緊張している若山容疑者に積極的に話しかけたり、撮影後は一緒に食事をするなど、本当の親子のような関係だったとか。若山容疑者も中谷さんのことを『母上』と呼び、慕っていて、放送終了後も連絡を取り合うなどの交流があったそうです」(芸能プロ関係者)

 SNS上でも、中谷と若山容疑者に関するコメントが寄せられている。

《中谷美紀ショック受けてないかな~。若山耀人のこと》 《中谷美紀がうちの子って呼んでたあの子じゃん》 《官兵衛の妻役の中谷美紀さんが、ドラマ撮影が終わった後も、すごく可愛がっていたのに…》

 若山容疑者は、2018年のNHK BSプレミアム『R134/湘南の約束』を最後に俳優業を引退している。現在は交流がないと考えるのが自然だろう。

最悪のタイミングで若山容疑者が逮捕
「タイミングが悪いことに、若山容疑者が逮捕された5月1日、中谷さんは1995年からCMキャラクターを務めている伊藤園『お〜いお茶』のミュージアム開設のため、オープニングセレモニーに出演しました。せっかくのおめでたいニュースなのに、若山容疑者のせいで中谷さんにマイナスなイメージがついてしまいます。もう交流はないでしょうし、完全にとばっちりですよね」(前出・芸能プロ関係者)

 晴れの場に水を差されてしまった中谷。4月20日以降、Instagramを更新していないが、今後若山容疑者について発言することがあるだろうか。


そんなことで、若山耀人の逮捕を受けて、中谷美紀がとんだとばっちりを受けている状況である。


例え、今は関係がなかったとしても後の犯罪者と一定の深い関係を築いていたということ自体が、犯罪者との因縁を感じさせるもので、中谷美紀のイメージや評価を損なう要因となる。



そして、私は若山耀人のラグナを特定する上で、この中谷美紀と親しくしていたという事実を重視して、まず、中谷美紀のラグナを特定することにした。







それが、前回の2024/5/4付の『中谷美紀について -国際結婚で優雅な二拠点生活 -』であり、種々検討した所、射手座ラグナと判明した。



ある人物の家族や身近にいる友人たちのチャートのラグナや惑星配置を参考にして、ある人物のラグナが特定出来たりすることはよくあることである。



中谷美紀と特に親しくしていたからには何らかの惑星レベルの関連があるはずであると考えた。







中谷美紀は、もし射手座ラグナであれば11室(同僚、友人)支配の金星が12室の蠍座ジェーシュタに在住し、火星からのアスペクトを受けている。



火星が、12室にアスペクトバックして、あたかも火星が蠍座定座に在住しているかのような配置になっているが、11室支配の金星が12室で蠍座に在住し、火星のアスペクトを受けて傷ついている様子は、同僚や友人の中に蠍座ラグナだったり、月ラグナが蠍座の人物がいて、その同僚、友人を失ったり、その同僚、友人のせいで、評判や収入を損失する配置である。



特にCMのスポンサーやテレビ番組やイベントのスポンサーなどは、イメージを重視するため、犯罪者と親密であったなどという事実は、マイナス・イメージであり、起用をためらってしまう。


従って、既に中谷美紀には、実害が発生しているかもしれないのである。



(実際、木星が、2024年5月2日から牡牛座に移動して、水瓶座の土星と共に蠍座12室にダブルトランジットを形成しているが、この12室に在住する傷ついた11室の支配星の象意が顕現する時期であり、中谷美紀に若干の評価や収入の損失をもたらすタイミングにはなっている。)




上記のように週刊女性PRIMEの記事が出た時点で、マイナス・イメージであり、これは中々取り繕うことが難しい汚点となってしまう。



このような中谷美紀の11室支配の金星が、蠍座に在住していることから、若山耀人は、蠍座ラグナで、ラグナのナクシャトラは、中谷美紀の金星が在住するジェーシュタにあるのではないかと思われた。







そうすると、若山耀人が、俳優活動を休止したのが2018年頃で、大手芸能事務所を退所したのが、2020年頃であり、ちょうど友人たちが、若山耀人の外見の変化に気づいた頃である。




若山耀人は、この頃から金髪になっており、タトゥーを入れて、ピアスをするようにもなっている。




外見からいかにも悪い道に入り、チャラい印象になったことを友人たちも感じ取ったようである。




2018年~2020年は、ちょうどマハダシャー木星期に移行したタイミングである。




この木星は2、5室支配の機能的吉星である為、一見、悪くなさそうであるが、10室で、8、11室支配の機能的凶星の水星とコンジャンクトし、土星と火星から傷つけられている。




従って、木星自身は、悪くなくても、木星と絡む惑星群は、8、11室支配の最悪の機能的凶星の水星であり、狡猾で、かなり悪意を持った人物を表わしている。




この水星は、金星を支配星とする快楽主義のプールヴァ・パールグニーに在住しており、土星と火星という2つの凶星からアスペクトされることで、かなり凶意が強まっている。




このプールヴァ・パールグニーに在住する惑星が機能的凶星で更に凶星から傷つけられていたりすると、快楽や金の為なら道徳的に破綻して悪いことでも何でもするような黒魔術に傾倒したような人物になってしまう。



マガーやプールヴァ・パールグニーには黒魔術という象意があるが、特に金星を支配星とするプールヴァ・パールグニーはそうである。



例えば、自己啓発団体を隠れ蓑に信者に性行為を強要していた「ネクセウム」の指導者キース・ラニエールのチャートでも獅子座に惑星集中し、ラーフが、プールヴァ・パールグニーに在住していた。



(因みに性接待疑惑で、現在、裁判中の松本人志は、ラグナロードの太陽や金星が、プールヴァ・パールグニーに在住している。)




渋谷の若者たちの街頭インタビューを、SNSに投稿している男性が、たまたま若山耀人と、もう一人の実行犯の容疑者・姜光紀に2024年3月頃に渋谷で遭遇し、街頭インタビューを行なっていた。











そのインタビュー動画の中で、姜光紀は、好きな言葉は、「金と女と酒」と回答し、若山耀人は、「お金です」と回答し、何でお金なのかとの質問に対して、「お金。結局世の中お金。顔とお金かなっていう」とか、「お金です、世の中は」と語り、お金が一番大事であるという考えを何度も繰り返した。



獅子座のプールヴァ・パールグニーに在住する8、11室支配の機能的凶星で、土星と火星から激しく傷つけられている水星とコンジャンクトするマハダシャー木星期に移行した途端に付き合っている悪い人間の影響を受けたのか、お金が一番大事だという考えにすっかり染まってしまったようである。



そして、250万円の為に死体損壊や死体遺棄の犯罪を犯したのは、木星/水星期で、まさにこの8、11室支配の最悪の機能的凶星で、激しく傷ついているアンタル水星期であった。



おそらく、この水星は、この下請けの犯罪行為を持ちかけてきた仲介役の男たちの表示体であり、同じく快楽主義の黒魔術に陥った者たちである。




若山耀人は、マハダシャー木星期になると、こういう汚らしい者たちとの付き合いが始まり、芸能活動を休止して、所属事務所も辞めてしまった。



蠍座ラグナに設定すると、ラグナにケートゥが在住しているが、1室や1室の支配星にケートゥが絡む場合、身体にタトゥーを入れることが多い。



木星は、マガー(ケートゥ)に在住しており、木星期に移行した途端に木星が在住するナクシャトラの支配星であるケートゥ(1室に在住)の象意が顕現し、首の所に翼のタトゥーを入れたのである。







身体にタトゥーを入れる場合、それはマントラやヤントラを身体に埋め込んだようなものであり、それは慢性的に黒魔術の呪いがかけられたようなものである。




このようにして、若山耀人は木星期に入ると同時に悪の道にすっかり染まってしまった。




今回、私が驚いたのは、木星自身は機能的吉星であっても、木星が絡んでいる惑星が最悪の8、11室支配の機能的凶星であり、更に土星や火星などの2つの凶星から激しく傷つけられているような場合には、木星の機能的吉星としての吉意も無力であるという事実である。



このことを改めて確認し、愕然とした。



私はマハダシャー木星期に悪い人間たちとの関わりが生じたのであれば、木星は8、11室支配の木星に違いないと思い、当初は、牡牛座ラグナの可能性を疑っていた。



しかし、牡牛座ラグナに設定すると、木星期の開始時期が、2024年7月付近まで、かなり後ろにずれ込んでしまい、今回の事件が説明出来なくなってしまう。



従って、途中で、蠍座ラグナであることを受け入れざるを得なくなった。



そして、蠍座ラグナであれば、ケートゥがラグナに在住していることから、身体にタトゥーを入れた理由がよく説明できる。







蠍座ラグナの場合、8、11室支配の水星が、10室に在住し、6室支配の火星と相互アスペクトして、6-8の絡みが、4-10軸で生じており、犯罪行為に手を染めたことをよく表している。



6-8の絡みは、犯罪を免れ得ない配置である。




そして、現在、サディサティ―で、トランジットの土星が6室支配の火星を通過しており、木星が6室牡羊座を通過して、6室(暴力)にダブルトランジットが生じている。



宝島夫妻を実際に殺害したのが誰なのかは現在、警察が取り調べ中だが、死体遺棄や死体損壊も十分に暴力を表わしている。



こうした暴力行為に関与するタイミングであることをトランジットはよく表わしている。





サルパドレッカーナ(蛇のドレッカーナ)


因みに若山耀人は現在、木星/水星期であるが、水星が在住するナクシャトラの支配星、つまり、金星は、蟹座23°55’で、蟹座の第3ドレッカーナに在住しており、サルパ・ドレッカーナに在住している。



またマハダシャーロードの木星やアンタルダシャーロードの水星のディスポジター、つまり、水星が在住する獅子座の支配星である太陽も蟹座25°36’で、蟹座の第3ドレッカーナに在住しており、サルパ・ドレッカーナに在住している。



太陽は父親や仕事上で関わる権威や権力のある人物を表わし、また金星は私生活やビジネス上のパートナーを表わしている。



こうした人々が、若山耀人の蟹座9室で、サルパ・ドレッカーナ(蛇のドレッカーナ)に在住しているということは、逃れることのできない因縁を表わしている。







因みに金星、太陽はアーシュレーシャ(水星)に在住しており、支配星の水星は、8、11室支配で獅子座のプールヴァ・パールグニーに在住している。



つまり、水星と金星は、9-10のナクシャトラ交換をしている。



これは悪い人々と1-9の師弟関係になってしまうことを意味しており、こうした人々の影響下で仕事も行なうことを表わしている。



つまり、完全にヤクザ者の弟子のようになってしまったことを意味している。




そして、マハダシャー木星期になると、若山耀人は、首に翼のタトゥーを入れ、渋谷のクラブに入り浸って、3~5人のグループで、VIP席で酒を飲んで遊ぶようになった。



常に仲間とつるんでいたというが、この周りを取り巻いていた人々が、おそらく、蟹座のアーシュレーシャの人々で、サルパドレッカーナに在住する金星や太陽が表示体となる人物である。



あるいは、獅子座に在住する8、11室支配の水星の表示体となる人物もいたかもしれないが、実際、若山耀人に依頼をした人物とは、一度、渋谷で酒を飲んだ仲であり、面識があったという。



従って、こうした渋谷のクラブで、取り巻いていた人々から影響を受けたことは間違いない事実である。



いずれにしてもアーシュレーシャの金星と、プールヴァ・パールグニーの水星がナクシャトラ交換をしていることで、それらは連携して働いているのである。




そして、現在、トランジットの木星と土星が、6室にダブルトランジットすると同時に両者は、10室にもアスペクトして、アンタルダシャーロードの傷ついた水星にダブルトランジットしている。



つまり、狡猾で悪意のある人々との付き合いによって、犯罪行為に手を染めるというカルマが噴き出すタイミングになったのである。



土星は月の上を通過しており、サディサティ―の最も厳しいタイミングである。







因みにこれだけ事件になっても若山耀人の父親や母親など、親族の気配が感じられないが、4室には月が在住し、9室には太陽が在住しているが、これはカラカ・バーヴァ・ナシュヤ(表示体とハウスが重なった場合の破壊)であり、母親や父親にとって困難な配置である。



そして、月はケーマドルマヨーガで、6室支配の火星とコンジャンクトし、4室支配の土星は8室で、アールドラーに在住している。



父親の9室では、金星と太陽がアーシュレーシャに在住し、サルパ・ドレッカーナに在住して、ディスポジターの月は6室支配の火星によって傷ついている。



そして、両親家族を表わす2室支配の木星は、8、11室支配の水星とコンジャンクトし、土星、火星によって傷つけられている。




つまり、両親、家族関係に問題を抱えており、親族は、若山耀人の保護する力としては、あまり役に立っていない印象である。






今回の事件の特徴として、犯罪に関わった人間が6人もいて、それぞれがその役割をこなしていた。



こうした組織的な犯罪者たちの力動的関係性は、集団心理学、グループダイナミクスが働く余地がある。




そうしたことを物語るのが、ナヴァムシャの水瓶座に在住する金星、火星、太陽、土星などの惑星群である。



水瓶座は、集合的、組織的な人間のグループを表わすが、ある種、一対一の人間関係とは別の力学が働く空間を意味している。



例えば、死体の遺棄や損壊などに本当は関わりたくないと思っても、自分が抜けることによって仲間に迷惑がかかる為、集団による束縛が働くのである。



あるいは、集団のメンバーに一度なったら、そこから一人だけ抜けることは裏切りを意味し、仲間から制裁を受けるという恐怖も出て来るかもしれない。



いずれにしても集団とは、束縛なのである。



その集団が犯罪者の集団であったら、そこから逃れることは、余程の強い意志がなければ難しくなる。




ラーフ期の芸能活動


因みに何故、若山耀人はマハダシャーラーフ期の間は、芸能活動に取り組んでいたのに木星期になるとやめてしまったのかだが、それはマハダシャーのラーフをダシャーラグナとすると、3室支配の月が10室に在住して、3-10の絡みが招じており、またラーフをラグナとした場合のラグナロードの金星が3室に在住して、1-3の絡みを生じているからである。



1-3、3-10の絡みがある為、ラーフ期の間は、芸能活動が仕事になる要素が非常に強かったことが分かる。



しかし、木星期になると木星は、2、5室の支配星で、5室は3室から見た3室目で、3室の本質のハウスである為、芸能という意味も持っているが、中断、行き詰まりを表わす8室の支配星とコンジャンクトし、更に土星や火星のアスペクトを受けて、激しく傷ついている為、それで芸能活動が、中断し、行き詰まったのである。



木星は2、5室支配で、11室支配の水星とコンジャンクトし、2-11、5-11のダナヨーガを形成すると共に9室支配の月やラグナロードの火星と相互アスペクトして、1-2、1-5、2-9、5-9、1-9のダナヨーガも形成しており、また月と火星のコンビネーション(チャンドラ・マンガラヨーガ)も富をもたらすダナヨーガの要素となる。



従って、木星期になってから羽振りが良くなったと思われる。







しかし、収入の11室の支配星が同時に8室を支配して、土星や火星からアスペクトされている為、不正な手段を使って、収入を得ることを表わしている。



従って、木星期は、詐欺とか、半グレ的な活動で、お金を稼ぐようになったとも考えられる。



月と木星は、傷ついてはいるが、ケンドラの位置関係にあり、ガージャ・ケーサリヨーガを形成している。



木星は10室に在住している為、コンサル的な人の相談に乗る仕事を意味している。



4室から火星が10室にアスペクトする配置は、実行力や営業力を表わしている。



そして、木星をラグナとすると、ラグナロードの太陽が、3、10室支配の金星と共に出費の12室蟹座アーシュレーシャに在住している為、クラブなどで、毎晩、大金を使うようになったと考えられる。



その為、犯罪に手を染めた結果、手にした250万円の報酬は、逮捕された時、少しも残っていなかったのである。



全てクラブなどで、散財し、遊行費として使い込んだと推測される。



木星はナヴァムシャで牡羊座に在住し、牡羊座の木星をダシャーラグナとすると、11室水瓶座に金星、火星、太陽、土星が惑星集中している。



こうしたことから、木星期に入ってから交友関係が増大したが、土星や火星など凶星も含まれており、8-11の絡みもある為、利用しようとして近づいてくる人間など腹に一物抱えた人物が多かった印象である。





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