渡哲也逝く-石原軍団の大番頭にして継承者-


石原裕次郎亡き後、石原プロの二代目社長となり、長年、同事務所を支えてきた渡哲也が亡くなった。

私は、渡哲也が活躍した時代の世代でない為、よく知らないが、石原裕次郎の片腕的な存在であり、石原軍団の大番頭といってもいいかもしれない。

西部警察で、「角刈りにサングラス」というスタイルは、渡哲也のトレードマークだそうである。


wikipediaによれば、渡哲也は、青山学院大学経済学部に入学し、大学へ通うために上京した後、弟の渡瀬恒彦と共に新宿で下宿していたそうだ。
日活が浅丘ルリ子主演100本記念映画の相手役となる新人「ミスターX」を募集しており、当時、所属していた空手部の仲間が内緒で応募し、日活撮影所を訪問した時にスカウトを受け、日活へ入社した(1964年)そうである。

日活を退社した後、石原裕次郎への尊敬の念などから、1971年、借金で倒産寸前の石原プロモーションへ入社し、会社再建と経営安定のため、テレビドラマへ本格進出し、石原の下で副社長も兼務して、石原プロ再建に貢献したようである。

この時、放映されたテレビドラマは、『大都会 闘いの日々』は『大都会 PARTII』『大都会 PARTIII』『西部警察』といった作品群である。

『西部警察』は、1979年10月から1984年10月にかけて5年間、テレビ朝日系列で放送されており、私自身は、当時、6歳~11歳の頃で、『西部警察』をテレビで見た記憶があるが、渡哲也や石原裕次郎のファンは、それよりも上の世代の人々である。


渡哲也のラグナを特定するには、まず石原裕次郎のチャートを見なければならない。




石原裕次郎のチャートとの関連性を見る


あれだけ、石原裕次郎を慕い、石原亡き後に石原プロを支え、石原プロ再建の立役者となったからには、石原裕次郎のチャートの中に渡哲也の手掛かりがなければならない。



石原裕次郎の出生データは、以前、2チャンネルに掲載されていたものがあるが、1934年12月28日 8:00 兵庫県神戸市である。





射手座ラグナで、ラグナに金星、太陽、水星が集中し、水瓶座に土星、天秤座に木星が在住している。


従って、おそらく渡哲也は、射手座ラグナか、天秤座ラグナ、水瓶座ラグナ、乙女座ラグナのいずれかである。


その中でも、渡哲也は、石原プロの副社長を務めるぐらいの人間であれば、石原裕次郎のチャートの吉星がその表示体であったと推測できる。


そうすると、射手座ラグナか、天秤座ラグナ辺りが該当する。


天秤座ラグナというのは、渡哲也の外見や性格から考えると、一致しない為、そうすると、射手座ラグナの可能性が高い。



因みに上記の石原裕次郎のチャートが正しいかどうかを検証する必要があるが、石原裕次郎は、肝臓癌、肝細胞癌で、1987年7月17日に亡くなっている。



ダシャーは、木星/火星/土星である。



木星は、ラグナロードで、6、11室支配のマラカの金星と星座交換しており、アンタルダシャーの火星は、12室の支配星で、8室支配の月を傷つけており、プラティアンタルダシャーの土星は、2、3室支配のマラカである。



土星はラーフのディスポジターとなることで、2室に在住するラーフの影響を受けている。



石原裕次郎は、1978年、舌下潰瘍のため入院して手術し、その後悪性腫瘍(舌癌)との診断を受けている。



歯や舌などは、口の一部であるから、2室が該当すると思われるが、石原裕次郎の2室には腫瘍の表示体であるラーフが在住している。





石原裕次郎の1-11の星座交換


石原裕次郎が、何故、あれだけの不滅のスーパースターになり、広く認知されたのかと考えると、1-11室の星座交換があるためだと考えられる。



従って、石原裕次郎のラグナは、射手座で良さそうである。



また石原裕次郎を射手座ラグナにすると、兄の石原慎太郎に恵まれたことも示している。





石原慎太郎と言えば、『太陽の季節』で、芥川賞を受賞し、その後、政界へ進出し、東京都知事を4期務めたことは誰でも知っている。



東京都知事への立候補表明で「石原裕次郎の兄でございます」と挨拶したのが話題となっている。



石原裕次郎は、大学在学中から俳優を目指し、東宝と大映、日活のオーディションを受けるも全て不合格となったが、1956年に慎太郎の芥川賞受賞作である『太陽の季節』の映画化の時に兄である石原慎太郎の推薦を受けて、同映画作品の端役で映画デビューしている。


『太陽の季節』に続く、『狂った果実』の映画化では、主演しており、これも石原慎太郎が書いた作品であることから、兄がいなければ、石原裕次郎の俳優としての大成はなかったと言える。



つまり、明らかに1、4室支配で、11室の表示体である木星が11室に在住している効果であり、また1-11の星座交換が兄による成功をもたらしたことが分かる。



また木星は3室支配で3室に在住する土星にアスペクトしているが、この木星がメディアの3室を保護したことが分かる。



また石原裕次郎は、1960年に『狂った果実』で共演した北原三枝(石原まき子夫人)と結婚している。



この時は、ラーフ/木星期で、1960年は、木星と土星が射手座をトランジットして、1室と7室にダブルトランジットしている為、明らかに結婚のタイミングだと分かる。



ナヴァムシャで、ラーフは恋愛の5室に在住し、ディスポジターの木星が2、5室支配で、結婚生活の2室を支配し、7室支配の金星と相互アスペクトしている辺りが、結婚を表わしている。



検証した結果、石原裕次郎のラグナは、射手座ラグナで間違いないと分かる。






渡哲也の出生図のラグナと、ラグナのナクシャトラ、ナヴァムシャのラグナ


それでは、渡哲也のラグナだが、同じ射手座ラグナに設定すると納得できる面が多い。





そして、石原裕次郎の射手座ラグナは、プールヴァアシャダーであり、金星もプールヴァアシャダーで、太陽と水星は、ムーラである。



渡哲也は、石原プロの副社長を務め、石原プロの経営の立て直しなどを任された面があった為、おそらく石原裕次郎のチャートのムーラに在住する太陽や水星が、表示体となっているのではないかと考えられる。



その為、渡哲也のラグナはムーラではないかと思うのである。



ムーラは、「人を束ねる天性の管理者」で、”人々を組織し、機転や駆け引きによってそれらの人々を動かしたり、縛り付けたりする管理能力がある”とされていることから、おそらく、渡哲也の石原プロでの立場に当てはまっている。


ムーラに適する職業として、”芸能マネージャー”、”プロデューサー”があり、これは渡哲也が、石原プロの二代目社長になったことから、この象意が合致していることが確認できる。



他のプールヴァアシャダーやウッタラアシャダーには、適職として、”芸能マネージャー”、”プロデューサー”といったものは存在しない為、おそらく、ムーラで正しいのではないかと思われる。




あるいは、渡哲也は、非常に人柄が温厚で、品があるため、ラグナはウッタラアシャダーの可能性がある。



以下のウッタラアシャダーの性質によく合致しているように思われる。




この人は穏やかさと力強さを兼ね備えた人です。控えめで従順、徳性も高く多くの友人に恵まれます。常に感謝の気持ちに満ちており、正直で誠実なため皆から尊敬されています。平和を愛する気持ちが強く、人から援助を求められるケースでは必ず助け、困った人にとってはとてもは良い相談相手になります。自然にそれができるこの人は、まさに人の鏡と言えます。


特に控えめで従順で、人から援助を求められるケースでは必ず助けるといった性格がポイントである。



例えば、wikipediaによれば、以下のようなエピソードがあったという。



『大都会 PARTIII』撮影時、共演していた宮本刑事役の苅谷俊介の夫人が入院していた。苅谷が金に困っているという話を聞いた渡は、撮影終了後に苅谷を呼び止め「お前怒るなよな。見舞いには花が相場なんだがあいにくないんでな。少ないけどこれ取っとけ」と言って金の入った封筒を渡した。苅谷は「帰っていく渡の後ろ姿を涙でまともに見られなかった」と語っている。

(wikipedia 渡哲也より引用抜粋)


あるいは、東北大震災(3.11)の時やそれ以外でも被災地に訪れて炊き出しをすることは石原プロの年中行事らしいが、これは石原プロトップの渡哲也の意思が反映されていると考えられる。



渡哲也さん 被災地で炊き出し、石原プロの伝統に…肺炎で死去、78歳
2020/8/14 22:29 デイリー

ドラマ「大都会」や「西部警察」シリーズで大人の男の魅力を放ち、歌手としても「くちなしの花」を大ヒットさせた俳優・渡哲也=本名・渡瀬道彦=さんが10日に肺炎のため亡くなったことが14日分かった。78歳。兵庫県淡路市出身。渡さんは多くの映画、ドラマに出演しつつ自然災害の被災地に石原軍団で出かけて炊き出し活動を行うなど、傷ついた人達への優しさがあふれていた。

 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。渡さんは発生の翌月に、弟の渡瀬恒彦さん、石原軍団とともに、テントに泊まりながら被災地を回り、炊き出しなどの援助活動を行った。味噌汁、ご飯などだけではなく、渡さんの発案で避難所のお年寄りのために老眼鏡や、女性たちのためにサラダを提供し、翌年には巡回入浴車も寄贈した。

 以後、被災地での炊き出しは石原プロの“伝統”となり、11年の東日本大震災、16年の熊本地震でも行われた。


ウッタラアシャダーは人から援助を求められるケースでは、必ず助け、困った人にとってはとても良い相談相手になるということから、上記の2つのエピソードは、渡哲也が、ウッタラアシャダーである可能性を物語っている。







因みに渡哲也は射手座のムーラに太陽も在住している為、あえてラグナをムーラに設定する必要はないのであり、むしろ、ウッタラアシャダーの性質は、ラグナで現れたと考えることができる。



太陽を支配星とするウッタラアシャダーは、他のクリティッカーやウッタラパールグニーなどもそうだが、太陽が王族を表わす為、皇族や旧華族関係者など、良い家柄の雰囲気を持っているのが、これらのナクシャトラである。



渡哲也もやはり品があり、家柄が良さそうな貴族的な雰囲気を持っている。



出生図のラグナのナクシャトラ、ナヴァムシャのラグナに関しては、まだ検討の余地があるが、今回は、出生図のラグナをウッタラアシャダーに設定し、ナヴァムシャのラグナを射手座として検討した。





結婚のタイミング


例えば、渡哲也は、1971年3月に結婚している。


この時のダシャーは、月/ラーフ/木星→土星期辺りで、トランジットの土星は牡羊座で逆行して、ラグナにアスペクトし、木星は蠍座を通過して、ラグナロードの木星にアスペクトしていた。


出生図で月は、結婚生活の8室を支配し、ナヴァムシャでも月は8室支配でラグナロードで8室で高揚する木星とコンジャンクトしている。


また土星はナヴァムシャのラグナに在住している。


月/ラーフ/木星→土星期のいずれかに結婚したと考えることはできる。





結婚直後の健康問題


この結婚した直後の1972年7月から渡哲也は、健康問題を抱えるようになっている。



72年7月に葉間肋膜炎で3カ月療養し、更に73年にとの診断を受け、74年2月に胸膜癒着症にかかっている。


91年には直腸がんが発見されている。97年には大腸がんが見つかり、2015年6月には心筋梗塞で緊急入院している。



「どんな形でも生きて」渡哲也さんの闘病支えた妻の献身48年
2020/08/15 14:40 女性自身

渡哲也さんが肺炎のため亡くなったと8月14日に発表された。78歳だった。各メディアによると渡さんは10日、妻の俊子さんに見守られて息を引き取ったという。

渡さんの俳優人生には、“闘病”がつきものだった。

71年3月に結婚したものの、翌72年7月に葉間肋膜炎で3カ月療養。さらに73年には膠原病との診断を受け、74年2月には胸膜癒着症にかかった。
そして91年には直腸がんが見つかった。がんは渡さんの父、そして師である石原裕次郎さん(享年52)の命を奪った病でもあった。

「お父さんと裕次郎さんを亡くした経験から、渡さんは『がんは早期治療が肝心だ』と理解していました。病名を公表することでいっそう、がんと向き合いたいと考えていました」(芸能関係者)

そんな渡さんを支えたのは、俊子さんだったという。

「渡さんが仕事で穴をあけることになり、俊子さんは関係各所に頭を下げて回りました。また医師には『どんな形でもいいから生きてほしい』と頼み込んだといいます。そんな姿に、渡さんのお母さんは『あなたには苦労のかけっぱなしで……』と涙ながらに感謝したそうです」(前出・芸能関係者)

97年にも早期の大腸がんが見つかった渡さん。15年6月には、心筋梗塞で緊急入院をしている。
「渡さんが突然胸の苦しみと息苦しさを訴え、俊子さんはすぐに病院へ。俊子さんが素早く異常に気付いてくれた甲斐もあって手術は1時間30分ほどで済み、数日後には一般病棟へ移りました」(病院関係者)

渡さんの窮地を救った俊子さんは、献身的に看護し続けた。

「俊子さんは1カ月もの間、病室に泊まり込みで看病していました。退院前から自宅にリハビリ用のマシンを運び入れ、さらに退院後には食事を減塩食に切り替えました。その際には、裕次郎さんの奥さんであるまき子さんのレシピを参考にしていたそうです」(渡夫妻の知人)

晩年には呼吸器疾患などのため、外出時に酸素吸入器を手放せなかった渡さん。結婚翌年から48年。病との戦いだった人生を支えたのは、俊子さんという“戦友”だった――。


72年頃から葉間肋膜炎や膠原病、胸膜癒着症などの原因の分からない難病に苦しめられている。



これは射手座ラグナで8室支配の月が、2、3室支配のマラカの土星、12室支配の火星から傷つけられていると考えると説明することが出来る。



8室支配の月は原因の分からない難病を表わしており、特に渡哲也の死因は、肺炎であったことは、この8室支配の月(肺)が土星と火星から激しく傷つけられていることに現れている。



72年7月の葉間肋膜炎の時は、月/木星期で、73年の膠原病は、月/木星→土星期で、74年2月の胸膜癒着症は、月/土星期であった。



91年の直腸がんの時は、ラーフ/木星→土星期であり、木星は6室でローヒニーに在住しているが、支配星の月は、土星と火星から激しく傷つけられている。



97年の大腸がんの時は、ラーフ/ケートゥ期であるが、ケートゥのディスポジターは、2、3室支配のマラカの土星で、8室支配の月を激しく傷つけている。




そして、もし渡哲也のラグナが射手座のウッタラアシャダー第1パダであり、ナヴァムシャのラグナが射手座であったら、2020年5月半ば頃から土星/土星期に移行している。



土星は出生図では、2、3室支配のマラカで、8室支配の月(肺)を激しく傷つけており、ナヴァムシャでも2、3室支配のマラカで、ラグナ(身体)に在住して、健康問題を表わしている。



従って、マハダシャー土星期に移行したタイミングで、肺炎が死因となったということは納得することができる。



この土星は、火星と共に8室支配の月を激しく傷つけているが、更に6、11室支配で、マラカの2室に在住する金星にもアスペクトしており、土星は、このマラカの6、11室支配の金星のディスポジターになることで、カラカの金星と緊密に連携して、健康問題に対する凶意を増幅していることが分かる。



2室というのは口から入るものを表わしている為、口から入るものが原因で、肺炎になったことを示している。



それは以下の記事から喫煙が原因であったことは明らかである。




渡哲也×裕次郎 “鉄の結束”逸話「肉体関係のないホモ集団」
2020/08/17 14:50 日刊ゲンダイDIGITAL

 故石原裕次郎(1987年没・享年52)を中心に“鉄の結束”を誇った石原プロモーション。特に裕次郎さんと渡哲也さんの関係は特別なものだった。伝説のドラマ「西部警察」が大ヒットしていた頃(1982年)、2泊3日の地方ロケに同行取材した元女性誌の記者は明かす。

「“団長”こと渡さんはヘビースモーカーでカットがかかるたびに付き人から火のついたたばこを受け取って吸うんです。当時、裕次郎さんは大動脈瘤の手術を終え、退院したばかりでした。医者から禁煙を厳命されていたはずでしたが、そのたびに裕次郎さんは渡さんにたばこをせがむんですよ。渡さんは、“しょうがないな”と苦笑いしながら、自分の吸いかけをスッと差し出す。裕次郎さんは、それをおいしそうに深く吸い込み、煙を吐き出していました。2人のしぐさから、信頼関係が垣間見えましたね」

1日100本のチェーンスモーカー

 裕次郎さんを心から慕い、支え続けた渡さんの思いは鉄壁のものだった。

「その企画では、裕次郎さんにもインタビューしたのですが、『俺と哲、というか石原プロっていうのは、“肉体関係のないホモ集団”なんだ』と語っていたのが印象的です」(前出の記者)

 この時点で、渡さんはすでに裕次郎さんの体をむしばむがんについて知っていたはず。しかし、渡さんも当時、1日100本以上のたばこを吸っていたチェーンスモーカーだった。記者が「肺がんが気になりませんか?」と水を向けると「気になりませんね。私の父親もヘビースモーカーでしたが、死んだのは胃がんでしたから」と答えたという。

誕生日も同じ

 常に周囲を気遣い、飲食店などで知り合いの芸能人に会うと、先に会計をすべて済ませて帰ることもしばしばだったという。そうした渡さんの気遣いは同様に記者にも向けられた。ロケから数年後の話。

「銀座の高級クラブに行ったら、渡さんがいたんです。我々は離れたところで静かに飲んでいたんですが、ほどなく渡さんの席に着いていたホステスが『これ、渡さまからです』と、渡さんが飲んでいたのと同じ高級ウイスキーの新しいボトルを持ってきたんですよ。私より渡さんと親しかった記者は、他のクラブでも何度か同じ経験をしています。とかくマスコミの人間にぞんざいな態度を取る芸能人が多い中、渡さんは、そういうところは皆無。どんな時も誰に対しても誠実で紳士的な対応をする“気働きの人”でした。裕次郎さんもそんな渡さんに支えられていたのだと思います」(前出の記者)

 裕次郎さんと渡さんは誕生日(12月28日)も一緒。同じ星の下に生まれた運命共同体だった。



日刊ゲンダイの記事によれば、渡哲也はヘビースモーカーで、カットがかかるたびに付き人から火のついたたばこを受け取って吸っていたという。



当時、渡哲也は、1日100本以上のたばこを吸っていたチェーンスモーカーであったそうだ。




この喫煙によって、8室支配のマハダシャー月期に移行したタイミングで、葉間肋膜炎や膠原病、胸膜癒着症などの原因の分からない難病が噴出して来たと考えられる。



当時、『西部警察』で団長を務めていた渡哲也は、ドラマの中では、凶悪犯罪者と激しい銃撃戦を行なったり、毎回のように仲間の刑事に死亡者が出るといった内容のドラマ作りをしていた。



これは、渡哲也の5室(創作、作品)によく表れていると思われる。



お羊座で減衰するマラカの土星、ムーラトリコーナの火星、8室支配の月というのは、まさに派手なアクションと暴力が伴う作品作りをしたことを物語っている。




このようにして見て来ると、おそらく渡哲也は、射手座ラグナで、ラグナはウッタラアシャダーの第1パダに在住しており、そうするとナヴァムシャのラグナは射手座に決定される。



ナヴァムシャのラグナが射手座だと、ラグナロードの木星が8室で高揚して8室支配の月とコンジャクトしていることから、石原裕次郎率いる石原プロにお世話になり、その後、自分がその石原プロを継承(相続)して、その運営を行なってきたような配置となる。



8室に恵まれているチャートの場合、人生では、継承、相続に恵まれることになる。



その他、渡哲也が、青山学院大学の経済学部に入学して卒業したことも出生図とナヴァムシャの両方で、5室支配の火星が5室でムーラトリコーナに在住していることから考えられる。



5室に絡む火星は、マーケティングや経営、経済を表わしている。



私が最近になってラグナを検証した有名人は皆、射手座ラグナであったが、またそれが今回、更新された感じである。



枝野幸男も、ジムロジャーズも、三浦春馬も、華原朋美も、渡哲也も皆、射手座ラグナである。



渡哲也のラグナを特定する為に石原裕次郎のチャートも見たが、石原裕次郎も射手座ラグナであった。




石原軍団=射手座の集団


石原軍団は、射手座の集団である。



派手なアクション映画を撮影し、休日は、ヨットなどに乗って優雅なプライベートを楽しむという射手座の行動パターンに溢れている。



有能でファッショナブルで、ナイスガイが集う俳優集団であるが、私がいつも射手座について言うように深みが感じられない所もある。



射手座は有能で、高いステータスに昇りつめ、良い車に乗り、ヨットや自家用飛行機など乗り物に恵まれて、物質的に恵まれた生活もするが、内的な探究において深みがない感じがしている。



但し、物質的な世界で、平均的な人とは、次元の違う跳躍を見せるのはこの星座である。



このように射手座との関わりが多くなっているのは、木星が射手座に逆行して、土星が山羊座で逆行して射手座にかかることで、射手座にダブルトランジットが生じている為である。



そんなことで、今、私は、非常に高い経済的な跳躍を示す可能性がある投資案件にも関わることになっている。



全て射手座であり、射手座漬けになっている今日この頃である。



これが今年の11月以降に木星が山羊座に入室したタイミングで、様変わりすることは目に見えている。



目の前にあるのは、射手座の象意だが、再び、今年の前半を支配した山羊座の象意が、もう背後に迫っているのである。







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