橋下徹のラグナ訂正 -恐妻家の理由-




先日、5ちゃんねるを見たら、橋下徹の出生時間が載っていたので驚いた。



2023年1月4日のゴゴスマにて、水晶玉子2023占いでコメンテーターからの出生情報があったとのことで、


正しい出生データは、「1969年6月29日 午前1:53 東京都」となっている。



以前、出生時間が分からなかった為、橋下徹のラグナは、蠍座に修正していたが、これは私の自信作であった為、ショックを受けた。





特に土星が6室で減衰し、7室支配の金星とコンジャンクトしている配置を敵を粉砕する配置として考察を進めた。



然し、上記の出生時間で、チャートを作成してみると、ラグナは牡牛座クリティッカーである。







橋下徹は、1995年10月に結婚しているが、この時のダシャーは、金星/土星期である。



金星は、ラグナの支配星で、月から見た7室の支配星で、土星は、その金星とコンジャンクトしている。



ナヴァムシャでは、金星は12室だが、土星はラグナロードで7室に在住しており、アンタル土星期での結婚が説明できる。






結婚した1995年10月のトランジットを見ると、木星が7室蠍座を通過し、土星が水瓶座10室で逆行して、7室と7室の支配星にダブルトランジットしている。



この為、結婚はよく説明することができる。




この正しい出生データだと、月は射手座ではなく、蠍座のジェーシュタになり、チャンドララグナが蠍座であることで、蠍座ラグナっぽさが出て来るのである。



その為、私が蠍座ラグナで、検証を進めても、橋下徹のパーソナリティーが蠍座ラグナで上手く説明できる気がした。



ただ一つ説明出来なかったのは、橋下徹が恐妻家であることである。



ネットからの情報によれば、2012年の週刊誌で、2006年~2007年に北新地の高級クラブの女性と橋下徹が不倫していたことが取り上げられた。



不倫していた当時、「今は自分の携帯を持たせてもらえない」と言っており、持っていた時は、「毎日履歴をチェックされていた」ということである。









この執念深さというのは、やはり火星が7室支配で7室で、ルチャカヨーガを形成しているからであり、妻の執念深さといったものはここから出て来てる。



また7室支配の火星が、7室で蠍座のアヌラーダに在住している為、北新地のホステスと縁があるのである。




7室に火星が在住している場合、7室をラグナとすると、ラグナに在住する火星が7室(つまり、ラグナ)にアスペクトする為、妻に虐待されることになる。



7室にアスペクトする火星は、妻虐待の配置として有名である。



7室に火星がある場合は逆に7室にある火星がラグナにアスペクトして、パートナーから逆に虐待されるという配置になる。



但し、月ラグナから見ると、ラグナでルチャカヨーガを形成する火星が、7室にアスペクトする為、橋下徹の勝負強く、敵を粉砕するパーソナリティーというのは、この辺りから出て来ているのである。



月は、蠍座のジェーシュタに在住しているが、インドラ神が司っており、ジェーシュタは内に怒りを抱えており、戦争で勝利するという象意を持っている。



従って、激しい性格というのは、この辺りからも来ているのかもしれない。




因みに橋下徹が、大阪府知事を務めたのが、2008年2月6日 ~ 2011年10月31日で、大阪市長を務めたのが、2011年12月19日 ~ 2015年12月18日である。



トータルで、2008年2月6日~2015年12月18日までが、政治家として活動した時期である。









この時期は、ダシャーで言えば、月/ラーフ~月/太陽期までである。



つまり、政治キャリアは、マハダシャー月期に歩んでいる。









マハダシャーの月をラグナとすると、ラグナでルチャカヨーガを形成しており、10室支配の太陽は8室に在住して、強い火星がアスペクトしている。



これは石原慎太郎などを擁立するなど、他人の力を利用して、政治を行なう配置である。



そして、6室で土星が減衰し、敵を粉砕する配置で、7室支配の金星も6室に在住している為、まさに蠍座ラグナっぽいパーソナリティーを体現していたことが分かる。





ダシャムシャを見ると、月は7室支配で4室(議席)に在住し、8室支配で、10室で減衰する太陽からアスペクトされている。



この太陽は、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果を発揮し、またニーチャバンガラージャヨーガも形成している。



4、11室支配の火星が、4室にアスペクトバックし、4室を強めている。



その後、2016年から火星期に入っていくが、その時から政治家からは引退してしまい、元政治家として、政治について語るテレビコメンテーター、文化人のような立ち位置で、メディアの仕事をするようになった。



火星は出生図では月と同じ蠍座に在住しているのに何故、このタイミングで政治家を辞めたのか疑問が出て来る。



ルチャカヨーガの強い火星期の間でも、政治家として活動し続けても良さそうである。



その答えとして、例えば、ナヴァムシャを見ると、月から見た10室支配の木星は、太陽とコンジャンクトしているが、火星から見た10室の支配星である水星は、5室支配の水星と共に11室に在住して、5-10の絡みを形成している。10室の支配星は特に太陽(政治)と絡んでいない。







またダシャムシャを見ると、月は10室に在住する太陽と相互アスペクトして、太陽と絡んでいるが、火星は、太陽と絡んでいない。



また火星から見ると、10室支配の水星は、5室支配の土星と12室でコンジャンクトして、5-10の絡みが生じている。



月期に政治家として活動し、火星期に政治家を辞めて、テレビコメンテーターになったのは、こうしたロジックで考えるしかないかもしれない。









またチャラダシャーを見ると、2008年2月6日~2015年12月18日までの7年間は、2012年までの最初の4年間ぐらいが山羊座の時期で、残りの3年間が、射手座の時期である。



山羊座をダシャーラグナとすると、山羊座から見て、11室で、AmKの月と、GKの火星がコンジャンクトし、AKの金星、PKの土星が4室からアスペクトして4室、11室で、ジャイミニラージャヨーガを形成している。



4室は議席、一国一城の主を表わし、11室は肩書き、称号、高い評価を表している。



橋下徹が、大阪府知事や大阪市長で、政治的影響力を増しても決して、国政に進出しなかったのは、その辺りが原因かもしれない。



4室の強さは、宗教の教祖とか、地方政治の長など、一国一城の主としての繁栄を表しているのである。



月が、AmKであることもマハダシャーの月期に政治家として活躍したことの理由かもしれない。



これはジャイミニの変動表示体の象意をパラシャラのヴィムショッタリダシャーの解釈に拡張するジャイミニの現代的な適用である。



AmKの月が、GKの火星とコンジャンクトしているので、政治家の時に大阪都構想といった構想を起ち上げて、また日本維新の会として、大阪市の財政の無駄を省くような大胆な統廃合、緊縮政策を行ない、物議を醸して、市役所職員との間で、激しい闘争を行なった。



こうしたことが、AmKの月とGKの火星とのコンジャンクトし、減衰する土星がアスペクトする配置によく現れている。







橋下徹は、山羊座の時期に独裁者のようにして、大阪の地方政治に現れたが、射手座の時期に移行すると、AmKの月が12室になる為、それで最初の4年間は勢いがあったが、最後の3年間は、勢いを失ったのである。



その後、ずっと射手座の時期を過ごしてきて、射手座に入って3年で、政治を辞めて、テレビコメンテーターになった。



射手座から見ると、3室支配のPKの土星が5室に在住し、AKの金星とコンジャンクトしている。



そして、AmKの月が5室にアスペクトして、5室でジャイミニラージャヨーガを形成している。



従って、射手座の時期にテレビコメンテーターに転向したのである。



最近、『実行力』、『交渉力』、『決断力』といった自己啓発っぽいタイトルの書籍を立て続けに出版していた理由はその辺りにある。





然し、最近、2021年6月29日から蠍座のメジャーダシャーに移行している。



この時期は、2031年6月29日まで続くようだが、蠍座には、AmKとGKが在住し、蠍座から見て、6室で、PKの土星が減衰し、AKの金星とコンジャンクトしている。



最近、橋下徹は、テレビコメンテーターとして、かなり、頻繁にメディアに出演するようになり、元政治家として、政治論客として、力を発揮している。



そして、その番組の中で、激しい言論闘争になることもしばしばである。



こうした傾向は、AmKとGKがコンジャンクトし、6室で土星が減衰し、金星が在住するなど、6室が強調されていることに現れている。




私が、以前、自分で修正した蠍座ラグナの場合、ルチャカヨーガの火星期に政治家として活動し、5室に在住するマハダシャーラーフ期に移行した為にテレビコメンテーターに転向したという説明であった。



そのタイミングが適中したため、このラグナで正しいと思い込んでいた。



然し、やはり、パラシャラとジャイミニの両方で、しっかりと説明できるか検証しなければ、ラグナのしっかりとした検証は出来ないようである。



パラシャラで、ダシャーとトランジットだけで、検証した場合、正しい場合もあるが、今回のように月ラグナが蠍座で、マハダシャーの月期が来た時に蠍座ラグナと間違えるといったこともあり得る。



結婚も蠍座にダブルトランジットしていたというのは、蠍座ラグナでも説明できてしまう。



然し、弁護士試験に合格して、それで結婚し、これから仕事をしようというタイミングは、土星が10室をトランジットしているタイミングで相応しいと思う為、やはり、牡牛座ラグナということでより納得することができる。



橋下徹の正しい出生データについては、更に検証していきたいが、上記のように検討してみると、この正しい出生時間で、説明できそうである。




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