お笑いタレントの松本明子が実家の維持管理に1800万円を費やした理由




お笑い芸人の松本明子が、昨年2022年6月頃、実家じまいに多大な金銭や労力を費やした体験談「実家じまい終わらせました!」を出版して、密かにブレイクしていた。






松本明子は、父親から実家を相続し、その後、25年間で、1800万円の維持費を損失し、また毎年7回は帰郷して、庭の草刈りなど様々な作業に追われ、多大な労力と時間を消耗した。


私は読んでいないのだが、おそらく上記の本には、そうした奮闘の詳細が記されている。



松本明子の出生データは、5ちゃんねるに「1966年4月8日 明け方頃 香川県高松市」と掲載されている。


試しに朝の6:00で、チャートを作成してみると、ラグナは牡羊座3°57’付近になった。


然し、種々検討した所、ラグナが牡羊座では、この松本明子が実家の維持管理で1800万円を消耗したという奮闘記が説明できなかった。


そこで、少し時間を遡らせ、魚座ラグナに設定すると、この出来事が説明できた。





この魚座ラグナに設定すると、松本明子にとって、実家の維持管理、そして最終的に売却して処分したという労力は、人生の一大事業であったことがよく分かる。



まず、魚座ラグナである理由だが、松本明子は、1998年に結婚しており、その時はダシャーは、水星/金星期である。



マハダシャーロードの水星は7室の支配星で、アンタルダシャーロードの金星は、3、8室支配で、結婚生活の8室を支配している。


そして、水星と金星はコンジャンクトして、絡んでおり、結婚のタイミングとしてよく説明出来る。



ナヴァムシャのラグナだが、今回は、この結婚と実家の維持で、大変な出費をしたことが両方とも上手く説明できる魚座ラグナに設定した。




父親からのうれしい?贈り物


つまり、ラグナは、魚座のレヴァーティー第4パダで、ナヴァムシャのラグナも魚座である。ラグナはガンダーンタに在住している。


またラグナは魚座の第3ドレッカーナであるサルパドレッカーナに在住しているが、2、9室支配の火星もラグナで、魚座29°06’のサルパドレッカーナに在住している。


サルパドレッカーナは逮捕監禁を表わすドレッカーナで、サルパというのは「蛇」を意味しており、前世からの因縁による束縛を表している。


2、9室支配の火星は、両親の2室と父親の9室の支配星だが、これがサルパドレッカーナに在住する意味は、両親、あるいは父親による拘束を意味している。



何故なら、松本明子は、27歳になった1993年頃、父親から実家を相続し、2003年に父親が亡くなる前に「実家を頼む」と告げた為、”遺言”と感じ、金銭的負担を感じながらも維持費を払い続けたという。


おそらくこれがサルパドレッカーナの蛇の呪いに該当すると考えられる。


この父親の遺言で、家を売ろうにも売れなくなってしまい、必死に維持費を支払い続けたということである。







ナヴァムシャのラグナに戻ると、ナヴァムシャのラグナを魚座に設定すると、水星/金星期に結婚した理由が分かる。



水星は7室の支配星で、金星は、結婚生活の8室を支配し、7室支配の水星と相互アスペクトしている。



マハダシャーロードとアンタルダシャーロードがそれぞれ結婚に関係しており、それらが相互アスペクトによって絡んでいる。



従って、結婚のタイミングである。




結婚した1998年のトランジットを見ると、以下のような配置であった。







月日まで分からない為、1998年1月1日で試しに作成してみたが、土星は魚座をトランジットして、木星は山羊座をトランジットし、5室蟹座と7室乙女座にダブルトランジットしており、結婚のタイミングである。


因みに子供は、2000年5月に第一子となる長男が誕生している。



既に結婚したタイミングで、5室にもダブルトランジットが生じていた為、直ぐに子供を作ることを考えていたということである。



子供が誕生したのは、水星/太陽/木星期である。







出生図を見ると、水星は、月から見て9室支配で5室に在住しており、また表示体の木星から見ても9室に在住して、9室の支配星、5室の支配星の両方とコンジャンクトし、木星からのアスペクトを受けている。


また木星は、子供の表示体で、月から9室に在住し、9室支配の火星からのアスペクトを受けている。







因みに水星/太陽/木星期に子供が生まれた理由は、月ラグナと表示体の木星をラグナとして使わないと説明出来ない。



水星は月ラグナから見て、5室の支配星で9室支配の土星とコンジャンクトしている。



太陽は表示体の木星から見た5室に在住し、木星は、子供の表示体である。







サプタムシャ(D7)を見ると、水星は月から見た5室に在住し、太陽は月から見た5室の支配星、木星は月から見た9室の支配星で9室にアスペクトバックしている。



通常、サプタムシャで、月ラグナを使わなくても、ラグナから説明できることが多いが、今回は月ラグナや表示体のラグナを使わないと説明出来ていない。




2000年5月のトランジットを見ると、土星と木星が牡羊座を通過して、天秤座に在住する5室支配の月にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。







火星は、牡牛座4°15’付近をトランジットしているが、75日以内に牡羊座をトランジットし、5室と5室支配の月にアスペクトしていた為、子供の誕生のタイミングを表わしている。





そうしたことで、結婚と出産が説明できるため、松本明子のラグナは魚座レヴァーティー第4パダで、ナヴァムシャのラグナも魚座で良さそうである。




因みにこのナヴァムシャで、1、10室支配の木星が、3、8室支配の金星と8-10の星座交換をしているが、3-10が絡んでおり、これが芸能人としての仕事の配置である。






松本明子は、1993年(27歳)の時に両親を東京に呼び寄せたタイミングで、父親から実家の家を相続した。







そして、実家の維持費を支払い続けて、25年間で、総額1800万円という莫大な金額を費やした。





1972年に父はこだわりを持って高松市に家を建て、松本は6歳から中学卒業までをここで暮らした。上京後27歳の時に両親を東京に呼び寄せると、父は兄の承諾を得た上で娘に実家を相続させる手続きをした。本人はとりあえず実家の維持費を払い始めたが、2003年に父が亡くなる前に「実家を頼む」と告げたため“遺言”と感じ、金銭的負担を感じながらも維持費を払い続けた。
2017年に「実家の片付け」をテーマにした番組出演が転機となり、家を手放すこと(実家じまい)を決意。その後、実家の購入者が見つかり売買契約が成立したが、以後3ヶ月間は両親の遺品を含めた膨大な数の家財道具の整理・処分作業に追われた。2018年に家を売却して実家じまいを終えたが、それまでの25年間でかかった維持費などの総額は、約1800万円にのぼった。

(wikipedia 松本明子より引用抜粋)



この時、マハダシャー水星期がちょうど始まるタイミングであった。


水星は、4室(住まい)支配で、12室(出費)に在住し、3、8室支配の金星とコンジャンクトし、11、12室支配の土星とコンジャンクトして傷ついている。


因みに家を相続したのは4室の支配星が8室支配の金星とコンジャンクトしているからである。


然し、11、12室支配の土星が12室に在住して、4室の支配星を傷つけており、家の維持で、稼いだ収入を費やすような配置をしている。







東京に住んでいた松本明子にとっては、香川県松本市の実家は、郊外(12室)の辺境にある家であるが、その実家の維持で、年に7回、帰郷して、庭の草刈りをしたり、様々な労力や時間、お金を費やしたのである。


それが25年間で、総額1800万円にも及んだというが、ちょうど、この期間は、マハダシャー水星期とケートゥ期に該当する。



まず水星は、そうした家の維持で多大な出費に悩まされた時期である。



ケートゥは9室に在住しているが、11、12室支配の土星からのアスペクトを受けている。




チャトゥルシャムシャ(D4)


因みにD4を見ると、このことは非常に興味深い形で表している。







水星とケートゥは、D4の12室に在住しており、家の維持で、多大な出費があったことを物語っている。



2、3室支配の土星も共に12室に在住して、ラーフ/ケートゥ軸から傷つけられているが、これも財産、金銭の損失を表しているように見える。



6室支配で定座に在住する金星がアスペクトしていることも家の維持管理で、消耗したことを表わしているように見え、あまり良さそうには見えない。




ナヴァムシャ(D9)


そして、ナヴァムシャに戻るが、4室支配の水星が4室に在住しているが、11、12室支配の土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされて激しく傷ついている。



ここでもやはり、12室と4室の結びつきが見られ、家のことでの出費を物語っている。








著書「実家じまい終わらせました!」の出版でブレイク


このようにマハダシャー水星期、ケートゥ期を通して、実家に維持管理に束縛され、多大な金銭と労力を消耗した。



然し、2017年9月から松本明子は、マハダシャー金星期に移行し、金星/月期になった2022年6月に実家の維持管理に苦労した奮闘記「実家じまい終わらせました!」を出版した。







これでブレイクして、25年間で、損失した1800万円を多少は取り戻すことが出来たかもしれない。



マハダシャーロードの金星は、8室の支配星で、印税による不労所得を表わし、月から見て1、8室(不労所得)を支配して、出版の5室に在住して、4、5室支配で5室で定座に在住する土星と、出版の表示体であり、9室支配の水星とコンジャンクトして、1-4、1-5、1-9のラージャヨーガを形成している。



そして、アンタルダシャーロードの月は、出版の5室を支配し、不労所得の8室に在住しており、ここにはラグナロードで、10室の支配星である木星がアスペクトして吉祥である。





魚座ラグナから見ると、12室の損失体験を表わす水瓶座の土星、水星、金星は、月ラグナから見ると、5室の出版における成功を表している。



また出版がきっかけになって、講演活動などもしているようであり、これは明らかに祭り事やイベントの5室の象意である。



転んでもタダでは起きないというのは、このことかもしれない。



月は、天秤座のヴィシャーカーに在住しており、ヴィシャーカーの目的に対するひたむきさからすると、損失の経験を何か、プラスに転じることが出来ないかと意識的に考えたのかもしれない。





ジャイミニスキーム


最後に念の為、ジャイミニで、結婚と出産のタイミングを検討するが、まず、結婚した1998年は、双子座/山羊座 もしくは双子座/射手座である。



双子座には、DKの木星が在住し、山羊座から見た7室には金星がアスペクトし、射手座にはDKの木星がアスペクトし、射手座から7室にDKの木星が在住している。







また第一子を出産した2000年5月は、双子座/天秤座、第3レベルまで見れば、双子座/天秤座/双子座、あるいは、双子座/天秤座/蟹座である。



双子座には、子供の表示体である木星が在住し、またPKがジャイミニアスペクトしている。



また天秤座から見た5室支配の土星は5室に在住し、5室で、AK、AmKがジャイミニラージャヨーガを形成している。



蟹座や蟹座から見た5室には、PKや木星のアスペクトはなく、蟹座から見た5室が強いということもない為、おそらく、第一子は、双子座/天秤座/双子座の時期に誕生したと考えられる。







サプタムシャを見ると、同じく双子座には、子供の表示体である木星が在住し、双子座から見た5室には、PKの太陽がジャイミニアスペクトしている。



天秤座にはPKがアスペクトし、天秤座から見た5室にPKが在住している。




このように見て来ると、松本明子のラグナは、魚座レヴァーティー第4パダで、ナヴァムシャのラグナは、魚座で間違いないと思われる。








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