先日、参議院議員で、参政党を起ち上げた神谷宗幣の選挙演説の動画を見ていたが、元党員たちの妨害活動が激しいので、何故かと考えていた。
参政党・神谷宗幣参院議員「いろんな妨害行為受けている」街頭演説会中止の理由説明 2月以降は実施へ 2023/1/26 18:30 よろず~ 参政党の定例会見が25日、国会内で開かれた。副代表で事務局長の神谷宗幣参院議員(45)は、同党が18日に都内で開催を予定していた街頭演説を中止したことに触れ「2月以降は予定通り。場所はちょっと確定はしておらないんですけども、なるべく通行人の邪魔にならないところで警備体制をつくってやっていこうという風に考えております」と話した。 同党は毎月第2水曜日に、東京・新橋駅前のSL広場で街頭演説会を開催。多くの党員が集まり、SL広場は党の〝聖地〟となっている。2022年12月14日の街頭演説会では、NHK党の立花孝志党首(55)、黒川敦彦幹事長(44)が乗り込み、公開討論を要求。黒川氏が神谷氏の演説に割って入るなどし、混乱の中街頭演説会は打ち切られた。 神谷氏は「1月は管轄の警察署にも相談したんですけれど、通行人の方とかに何かあると主催している我々の責任にもなります。大事をとって中止をさせていただきました」と、中止の理由を説明した。NHK党との〝バトル〟がネット上で注目を集めているが、神谷氏は2022年末の定例会見で、NHK党による党の切り崩し行為と断じて「場外乱闘のようなことには一切関わるつもりはない」とのスタンスを明確にしている。 名指しこそしなかったものの、この日も「今、参政党はいろんな妨害行為を受けている」とした。3月4日に都内で党員らが参加する政治資金パーティーで、政治の裏側を話すと触れ込みで登壇する神谷氏は「表に出していないものもある。どういったことがあって、それがどういう意図でされているのか党員の方にわかりやすくお話しできる機会になればと思っている」とした。 (よろず~ニュース・杉田 康人) |
その理由を考えた結果、ラグナは射手座ラグナで正しいと分かった。
wikipediaによれば、神谷宗幣とボードメンバー計5名は、2023年1月30日に元党員から損害賠償請求を提起されている。
また神谷氏個人は、NHK党から損害賠償請求訴訟を提起されている。
2023年1月30日、神谷らボードメンバー計5名は複数の参政党の元党員により、詐欺としての損害賠償請求を提起されている。NHK党により公開された訴状によれば、参政党はDIY政党として、一般の党員にも政策や党運営に関する決定権があると謳って党費や寄付金を集めているが、実際はそのような組織になっていないとされた。 2023年2月2日、NHK党は参政党と神谷に対し1億円の損害賠償請求訴訟を提起した。神谷は1月31日に下関市で開かれた演説会の中で、「NHK党は極左暴力集団や反社とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したとされる。 (wikipedia 神谷宗幣より引用抜粋) |
ちょうどトランジットの土星が水瓶座に移動した2023年1月18日の直後であり、既に牡羊座に移動した効果を発揮している木星と共に牡羊座と獅子座にダブルトランジットが生じている。
牡羊座は5室で、10室から見た8室であり、それでこのタイミングで損害賠償請求訴訟に対応することにより、政治活動の一時中断(8室)を強いられた。
また獅子座は、9室だが、10室から見た12室であり、仕事の損失、大舞台の損失のハウスである。
獅子座には、2、3室支配の土星が在住しているが、月や太陽から見て、6室の支配星で、12室に在住している。
従って、現在、月や太陽ラグナから見て、6室にダブルトランジットが生じている。
それで元党員から訴訟を起こされたのである。
ダシャーは、木星/ラーフ期で、決して悪い配置ではなく、ラーフは、9室支配の太陽と10室でハンサヨーガを形成する強い水星とコンジャンクトしており、トリコーナとケンドラの支配星の両方と絡むことにより、ラージャヨーガを形成している。
射手座ラグナにとって、太陽と水星のコンビネーションは、最高のヨーガカラカであり、特に10室でコンジャンクトする配置は、最強の配置である。
東京都知事を4期務めた石原慎太郎と同じ配置であり、政治家になる為に生まれてきたような配置である。
また太陽が精神性や奉仕や慈善活動を意味する9室の支配星であり、それが10室に在住して、10室の支配星と絡むことにより、世直しの為に政治活動を行なうなど、崇高な目的を持っている。
神谷氏が、2007年4月に大阪府吹田市議会議員選挙に立候補し、初当選してから、会派「吹田新選会」を立ち上げたり、2010年に関西州政治家連盟代表に就任し、2010年6月には、龍馬プロジェクト全国会を設立し会長に就任するなどして、明らかに世直しする目的があることが分かる。
そして、地位や権力を表わす10室のケンドラで強い配置により、代表や会長といった責任あるリーダーのポジションに収まっている。
本人の話によれば、日本維新の会の立ち上げにも関与しているということである。
神谷氏の政治的キャリアがスタートしたのは、大阪府吹田市議会議員選挙に初当選した2007年4月頃だが、その頃は、ラーフ/火星期で、マハダシャーが木星期に移行する直前で、既にダシャーチッドラに入っていた。
ラーフは上述したように10室でラージャヨーガを形成しており、火星も5室の支配星で、1、4室支配の木星と共に7室で、1-5、4-5のラージャヨーガを形成している。
そして、マハダシャー木星期は、同じく、ラージャヨーガを形成しているが、ディスポジターの水星は10室で、ラージャヨーガを形成する水星で、また木星が在住するアールドラーの支配星であるラーフは、やはり、10室で、ラージャヨーガを形成している。
従って、木星期は、順調に政治的キャリアを築いてきたのである。
特に会派や政治団体を起ち上げて、地道に勢力を拡大していくスタンスは、木星から見た4室に太陽が在住し、4室に惑星集中して、そこが強いからである。
政治家で、4室が強い場合、宗教団体の教祖のように政治思想を共にする仲間を集って、政治団体を起ち上げて、その運営を行なうというパターンがあるようである。
これは蟹座ラグナで、5、10室支配の火星が4室に在住するNHK党(現:政治家女子48党)の立花孝志もそうである。
このように順調に志を持って、政治活動に取り組んだきた神谷氏であるが、損害賠償請求訴訟を起こされて、政治活動が一時中断に追い込まれていたのは、現在、6室にダブルトランジットしていることと、木星/ラーフ期で、土星/土星期(2024年1月前後~)に移行する直前で、土星期へのダシャーチッドラに入っているからである。
土星は、既に述べたように月、太陽から見て5、6室の支配星であり、特に乙女座ラグナの場合、6室は土星がムーラトリコーナとなる星座の為、6室の象意が強調される。
従って、土星期に入ると、神谷氏は、敵対的勢力の訴訟や批判に悩まされることになりそうである。
但し、6室の支配星が12室に在住することにより、ヴィーパリータラージャヨーガが成立している為、敵が消えるという象意も持っている。
冒頭の動画を見る限りでは酷いヤジが飛び交っているようだが、参政党の選挙演説に駆けつけて、威勢よくヤジを繰り返している元党員たちもそのうち、敵対的活動を止める時が来るかもしれない。
とは言っても、土星期は、やはり、最初は、批判や訴訟といったものに悩まされることになる。
そして、土星はラグナから見ると、2、3室支配で、9室に在住している。
ディスポジターの太陽は、10室でラージャヨーガを形成しているが、土星は、マガーに在住しており、支配星のケートゥは4室に在住している。
創業社長のように政治団体や参政党を運営していくような活動を地道に行なっていく時期に入ったと言えるかもしれない。
神谷宗幣は、10室に9室支配の太陽と7、10室支配の水星による輝かしいラージャヨーガがあるが、6室支配の金星や8室支配の月なども在住し、12室支配の火星もアスペクトしていて、苦労も多い印象である。
元党員たちによる損害賠償請求訴訟や、ヤジなどによる選挙活動妨害は、そうした10室に形成されたドゥシュタナハウスの支配星、ラーフや火星などの凶星の働きであると考えられる。
但し、全てのドゥシュタハウスの支配星(6、8、12室の支配星)が絡む場合に良くなるという原則があったと思われ、それが働いている可能性もある。
また6室支配で10室で減衰する金星は、パラシャラの例外則により、ラージャヨーガ的な効果をもたらすが、これは敵を粉砕する配置である。
また金星は、ニーチャバンガラージャヨーガも形成している。
上述したように月ラグナから見て、6室支配の土星が12室に在住する配置も敵対的な人物に悩まされるが、最終的には、その相手が協力者になる配置である。
従って、神谷宗幣の政治活動では、敵対的な人々を最終的には、自分の協力者に仕立て上げていくというドラマが生じる可能性がある。
射手座ラグナの検証
結婚
それでは、射手座ラグナである理由について、過去の出来事からもう少し検証を行なうが、まず、2017年6月13日に事務所のスタッフ(奥村ふみ)と結婚している。
ダシャーは、木星/金星期であり、この女性は、2014年頃から選挙を手伝ってきたという。
2014年頃は、木星/水星期で、木星はラグナロードで、7室に在住し、水星は7室の支配星で、10室に在住しており、職場結婚の配置である。
トランジットを見ると、土星がラグナから7室にアスペクトし、木星が7室の支配星にコンジャンクトして、7室にダブルトランジットが生じている。
またこの時、火星も7室を通過し、月も72時間以内には、ラグナを通過して、7室にアスペクトしていた。
子供の誕生
2018年6月に長男が誕生し、2021年11月に長女が誕生しているが、2018年6月は、木星が天秤座から5室と5室の支配星にアスペクトし、土星が5室の支配星にアスペクトいて、5室にダブルトランジットが生じていた。
ダシャーは、木星/金星期で、サプタムシャを見ると、木星は9室支配の土星とコンジャクトして、9室にアスペクトし、金星は5室の支配星である。
2021年11月は、1ヶ月前の時点で、土星と木星は山羊座で逆行し、5室の支配星にアスペクトして、5室にダブルトランジットしていた。
火星も天秤座から5室にアスペクトし、太陽も天秤座から5室にアスペクトしている。
ダシャーは、木星/ラーフ期であり、木星は9室支配の土星とコンジャクトして、9室にアスペクトし、ラーフは9室の支配星とコンジャンクトし、ラーフ/ケートゥ軸という形で、9室に絡んでいる。
転居
神谷氏は、2020年7月に石川県加賀市に移住し、「加賀プロジェクト」と称し、9月に認可外保育園を開設し、2021年9月にはフリースクールを旧黒崎小学校で始めている。
この時は、木星/月期だが、木星は4室の支配星で、月は8室支配で4室にアスペクトして、住まいの変化(4-8)を表わしている。
またダシャーロードの木星から見ると、月は4室に在住して、4室の支配星とコンジャンクトしている。
この時期と、続く木星/火星期において、保育園や小学校などのインフラを借りるなどして、「加賀プロジェクト」と称する教育事業を行っているが、木星も火星も月から見て、10室に在住しているからである。
火星は月から見た10室から4室にアスペクトして、インフラを整備し、10室に木星が在住していることで、教育事業を行なうことを表わしている。
トランジットを見ると、木星はラグナで逆行して、4室と4室の支配星にアスペクトし、土星も山羊座で逆行して、4室と4室の支配星にアスペクトして、4室にダブルトランジットしている。
更に不動産の表示体である火星が4室をトランジットし、ラーフ/ケートゥ軸が、4室の支配星に絡んでいる。
ラーフ/ケートゥ軸の4室の支配星へのトランジットは、住まいの変化を表わしており、1-7軸をトランジットして、7室に絡んでいるが、7室も4室から4室目のハウスで、不動産を表している。
従って、射手座ラグナで正しそうである。
ナヴァムシャのラグナ
木星/水星期に職場で出会った相手と結婚していることから、ナヴァムシャのラグナも射手座で、木星はラグナロード(7室から見た7室の支配星)で、水星は、7、10室の支配星であると考えられる。
また教育事業を行っていることは、10室支配の水星にラグナロードの木星がアスペクトしていることで説明できる。
参政党の党首として、松田学を担ぎ出す所など、他者からの協力や助力を得ることに巧みなのは、10室の支配星である水星が8室に在住し、ラーフとコンジャンクトしている可能性を示唆している。(8室の水星は、銀行から融資を受けたり、他人の資金を利用することに長けている)
ナヴァムシャのラグナを射手座に設定すると、出生図のラグナは射手座ウッタラアシャダーの第1パダになり、ウッタラアシャダーは支配星が太陽である為、生まれついての貴族的な雰囲気を持ち、人柄が好印象な人物となり、神谷氏の人物像に合致しているかもしれない。
このラグナで、正しい場合、ナヴァムシャで土星は2、3室支配で6室に在住し、8室支配の月とコンジャンクトしている為、党の運営などにおいて資金繰りに苦労しやすく、また訴訟や批判も受けやすいかもしれない。
土星期に近づいて来た現在、損賠賠償請求訴訟などを提起されて、金銭的なトラブルが続いているのは、この配置で説明できる可能性がある。
現在、木星/ラーフ期だが、ラーフは、土星からのアスペクトを受けている。
またこの場合、ダシャムシャでは、土星はラグナに在住することになり、参議院議員に当選して、現在、国会議員として活動中であることを考えると、この土星の配置で納得することができる。
ナヴァムシャのラグナに関しては、まだはっきりしない為、更に検証が必要である。
保守政治家、民族主義者としての政治スタンス
神谷氏が保守政治家であり、民族主義者であることは、出生図からは中々説明しにくい。
乙女座に集中する惑星が、水の星座である魚座にアスペクトしているからという考えもできるが、これだけでは不十分な感じもするのである。
ナヴァムシャで、10室の支配星が8室蟹座に在住することは、右翼、民族主義の政治スタンスを表している。
然し、シャシティアムシャ(D60)やナディアムシャ(D150)を見ると、保守政治家で、民族主義者であることは明らかになる。
ラグナがどこであるかは分からないが、特にナディアムシャ(D150)では、月が蟹座で、太陽が魚座、知性の表示体である水星が魚座に在住している。
このように見て来て、少なくとも出生図(D1)のラグナは、射手座で間違いないようである。
石原慎太郎のチャートと似ていることを考えると、政治キャリアを築くのに適したチャートであることがよく分かる。
ナヴァムシャ以上の高次分割図については、更に検討が必要だが、出生図のラグナは、射手座ウッタラアシャダーに在住している可能性が高く、そうするとナヴァムシャのラグナは射手座に確定する。
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