二階俊博、引退表明 -次期、衆院選不出馬を表明-



パーティー券による裏金問題で、3500万円を超える政治資金収支報告書への不記載があり、重い処分が下ることは避けられないとの見方が出ていた自民党の二階俊博が、次期選挙への不出馬を表明した。



「お前もその年くるんだよ」次期選挙不出馬表明の二階氏(85)年齢の質問に不快感 関係者「安倍派幹部への影響さけられない」
2024年3月25日 11:38 FNNプライムオンライン 

派閥の政治資金問題をめぐり、3500万円を超える収支報告書への不記載があった自民党の二階元幹事長が、次の衆議院選挙に出馬しない意向を表明した。

自民党本部から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が中継でお伝えする。

重い処分が避けられないとの見方が広がる中、処分に先立ち、自ら身を引く決断をせざるを得ない状況に追い込まれた二階氏は、会見で不満をにじませる場面もあった。

自民党・二階俊博元幹事長「自らの政治的責任を明らかにすべく、本日、岸田自由民主党総裁に対し、次期衆議院選挙に出馬しないことを伝えました」「(出馬しない判断は、執行部の処分の動きと影響しているか?)影響はありません。自らが決めたことです」「(このタイミングで不出馬を決めた理由は?)年齢の制限があるか。お前もその年が来るんだよ」

側近の林議員とともに行われた会見は、10分ほどで終わった。

二階氏は、不出馬を伝えた際の岸田首相の反応については明かさなかった。

一方、自らが政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の名前を繰り返しながら過去を振り返る場面もあった。

今後の焦点は、安倍派幹部の処分に移るが、岸田首相は、今週自ら党執行部とともに追加の聞き取り調査を行う考えを表明した。

岸田首相「調整中ではありますが、私自身も聞き取りを行うことを考えたい」

ある関係者は「二階氏が身を引いた以上、安倍派幹部への影響は避けられないだろう」と話している。


事実上の政界引退を意味しているが、元々85歳という高齢で、次期選挙への出馬に関しては疑問視されてもいた為、政界引退したとしても、責任を取ったと言えるのかは疑問である。


会見では、年齢の質問に不快感を示し、「お前もその年くるんだよ」と暴言を吐き、ネット上では、老害と揶揄されている。


二階俊博本人に対して行なった記者の質問に対して、側近の林議員が、あたかも成年後見人ででもあるかのように回答する場面が多かった違和感ある会見であり、終始不遜で、偉そうな態度で、反省の色は全く見られない様子であった。


林議員は、あたかも何か二階俊博がおかしな発言をし始めないかどうかを監視するお目付け役ででもあるかのようであった。



政治倫理審査会に衆議院からは、西村康稔・前経済産業大臣、松野博一・前官房長官、塩谷立・元文部科学大臣、高木毅・前国会対策委員長が出席し、不記載がいつから始まったかについての質問などに知らなかった、会計には関与していない、などといった発言を連発した。


参議院では、世耕弘成・前参議院幹事長、西田昌司議員、橋本聖子元オリンピック・パラリンピック担当大臣が出席するなどしたが、本来なら、二階俊博も、政治倫理審査会に出席して、説明責任を果たすべきだったが、自民党幹事長時代に「政策活動費」として、50億円もの裏金をもらっており、それを突っ込まれたくない為、”二階だけは出すな”という指示が、自民党幹部から出ていたという話もある。



既に政界引退しているが、安倍派の前身となる清和会の実力者・森喜朗の会長時代に自民党派閥パーティー券収入のノルマ超過分を所属議員にキックバックするシステムが始まったとの指摘があり、そのことで、森喜朗を参考人招致するという要望も出ている。(森喜朗については別の時期で、検証予定)



二階俊博の出生データは、wikipediaによれば、「1939年2月17日 時間不明 和歌山県御坊市」であるが、時間が分からない為、12時でチャートを作成すると、ラグナは牡牛座になった。


二階俊博の入手出来る過去のエピソードは少ないが、以下のように夫人が亡くなった時のニュース記事があった。



一番のファン…陰で支えた二階氏夫人の献身
2019/2/23 17:17 産経新聞

自民党の二階俊博幹事長の妻、怜子さんを偲(しの)ぶ会が23日、和歌山県御坊市の同市民文化会館で営まれた。昨年12月、77歳で亡くなった怜子さんは政治の表舞台に出ることは少なかったが、地元の支援者と信頼関係を築き、陰ながら夫を支えた。

 「決して前に出すぎることなく、周囲を優しく気遣う方だった」。新生党時代から二階氏と行動を共にする江崎鉄磨元沖縄北方担当相は怜子さんをこう振り返る。

 二階氏と怜子さんは父親同士が友人で、和歌山の同じ小中高校で過ごした。怜子さんが大学進学で上京した際、二階氏が都内を案内したことがきっかけで距離が縮まり、東京・神保町の古本屋でデートを重ねた。恋愛結婚だった。

 「私は政治の世界は嫌いだけど、いずれ(二階氏が)政治の道に進むとは思っていた」

 怜子さんは生前、結婚当時を振り返り、周囲にこう語っていた。2人の結婚生活は東京都国立市の4畳半一間・風呂なしの部屋からスタート。覚悟はしていたものの、二階氏が初めて和歌山県議選に挑戦しようとした際は「反対はできない」と再認識し、重圧で声が出なくなった。

二階氏からは「お前を選挙で街頭に立たせなければいけなくなったなら、俺は政治を辞める」と言われていたという。だが、怜子さんは「事務所や後援会の人が動き回ってくれている。彼らの言うことを聞こう。主人の言うことは聞かない」と決め、自発的に地元の支援者らを回り、絆を強めた。車の運転が得意で、二階氏を乗せて東京-和歌山間を移動する間が夫婦の時間だった。

 「主人は本当に仕事一筋。演説が上手で、主人の演説が始まると、どんなときでも聞きにいきました」。怜子さんは二階氏のよき妻であり、一番のファンでもあった。平成16年に肺がんを発症し、手術や抗がん剤治療を続けていたという。多忙を極める二階氏だが、亡くなる2日前、半日ほど夫婦水入らずの時間を過ごすことができたという。(大島悠亮)



二階俊博が夫人と出会って、交際が始まった時のエピソードが記されている。


それによれば、元々父親同士が友人であったが、ちょうど夫人が、大学進学で上京した際、二階氏が都内を案内したことがきっかけで、交際がスタートしたようである。


つまり、2018年12月に夫人は77歳で亡くなっており、大学進学が19歳の頃だとすると、58年遡って、1960年が出会いの年である。





その時のトランジットを1960年1月と12月の分を見てみると、木星や土星が、蠍座や射手座をトランジットしており、それらが7室や8室に相当する牡牛座ラグナの可能性が浮上した。







実際、牡牛座ラグナに設定すると、現在、木星が牡羊座12室をトランジットしており、土星が水瓶座から12室にアスペクトして、12室(引退、隠遁)にダブルトランジットしており、政界引退のタイミングである。


まだ次の選挙までは、暫く議員を務めるが、自民党の主流派、指導部からは身を引くことを意味しており、事実上の引退宣言である。



但し、今、政治資金パーティーの収入の政治資金収支報告書への未記載問題で、主に激しく追及されている立場としては、大舞台に立っており、非常に厳しい責任が追及されていて、それは土星が10室をトランジットしていることに現れている。



単純に10室で、太陽、水星、木星がコンジャンクトして、太陽が10室に在住していることから、政治に向いている配置をしている。



2、5室支配の水星と4室支配の太陽が、10室で、4-5のラージャヨーガを形成し、8、11室支配の木星も在住して、5-11のダナヨーガも形成しており、木星や水星といった2つの吉星が在住している配置からは、ビジネスマン(水星)のような実務能力と、指導力(太陽)や、教育力(木星)も備えているように見える。



従って、政治家としてのスキルは高かったと考えられる。




二階俊博は、親中派として有名であったが、それは水瓶座10室にこの3つの惑星が在住していることから来ている。



中国は共産主義であるが、水瓶座は共産主義を意味する星座であり、またアメリカでも民主党のリベラル派は親中派であり、水瓶座というのは中国と親和性が高い。



また中国の物質文明は、牡牛座と親和性が高いと考えられ、牡牛座-水瓶座は中国と良い縁を築く傾向があると考えられる。




西松建設事件 -スキャンダル-


しかし、この10室には8、11室支配の機能的凶星の木星が在住し、9、10室支配の土星と星座交換し、7室支配で7室で定座に在住してルチャカヨーガを形成する強い火星からのアスペクトも受けており、8-10の絡みがある上で、火星からの傷を受けている為、これは政治スキャンダルなどで、職務や立場が中断する配置である。


2008年12月末に二階俊博が、大手ゼネコンの西松建設から、同社のOBらを代表とした政治団体を隠れ蓑に多額の政治献金を受けていた1人だったことが、判明した。







そして、2009年6月の検察審査会で前西松建設社長が起訴相当、二階俊博の政策秘書が不起訴不当となった。







最終的に2009年12月に二階俊博の政策秘書は不起訴となったが、虚偽記載で略式起訴され、罰金100万円の略式命令が出されている。







2008年12月末のトランジットを見ると、直前まで木星が8室を通過し、土星が8室の支配星にアスペクトし、太陽や火星も8室を通過している。








ダシャーは、土星/木星期であり、木星は8、11室支配の機能的凶星で、9、10室支配のヨーガカラカの土星と星座交換しており、星座交換するマハダシャーロードの土星とアンタルダシャーロードの木星の絡みが生じて、8-10の職場におけるスキャンダルの象意が現れたと考えられる。



2009年6月は、木星と土星が8室の支配星にダブルトランジットし、10室にもダブルトランジットしていることから、汚職の容疑で、注目を浴びていたことが分かる。




2009年12月には8室に惑星集中している。




この西松建設事件では、汚職の容疑で追及されながらも、結局、秘書は不起訴で終わり、虚偽記載での略式起訴で済んでいる。




おそらく、2009年2月以降から水星/水星期に移行しており、水星は、太陽と共に4-5のラージャヨーガを形成し、それと絡む木星は8、11室の支配星で機能的凶星であるとは言っても、一応、吉星でもあり、またダシャーの支配星というスポットライトを浴びていないため、水星期に入ってから、状況は緩和したと考えられる。



土星/木星期という形で、マハダシャーロードとアンタルダシャーロードが星座交換し、8-10の絡みを形成することで、こうした汚職の容疑で、追及を受けたのである。







裏金問題 -スキャンダル-


そして、今回の裏金問題であるが、今回は、まさに土星が10室をトランジットして、この8-10の絡みを刺激して、重い負荷をかけている。





土星だけでなく、火星やラグナロードである金星も10室をトランジットしており、太陽、水星、ラーフ/ケートゥ軸も10室の支配星をトランジットして、月も10室の支配星にアスペクトしている。



そして、土星は8室の支配星にコンジャンクトし、木星は牡羊座から8室にアスペクトして、8室にダブルトランジットを形成している。



つまり、8室(スキャンダル、行き詰まり、中断)と10室(仕事、地位)にダブルトランジットを形成しており、仕事の中断(政界引退)を表わしている。



公の場で、政界引退を表明しなければならなくなったのは、その為である。







ちょうどダシャーは、水星/土星期であり、マハダシャーロードの水星もアンタルダシャーロードの土星も傷ついた8、11室支配の木星と絡んでおり、それがスキャンダルを表わしていたのである。



特に2009年以降のマハダシャー水星期に大きなスキャンダルは経験していない為、やはり、アンタルダシャーロードの土星が、8、11室支配の木星と星座交換することで、このスキャンダルの象意をもたらしたと考えられる。





現在、水星/土星期ということで、水星期最後のアンタルダシャーであり、次は、2026年2月から12室に在住するケートゥ期である。




従って、いずれにしても政界引退のタイミングだったのである。




政界引退のタイミングがスキャンダルによって訪れたのもまたカルマであり、あらかじめ決められていたことであった。






牡牛座の頑固さ



二階俊博は、年齢による引退なのかを問われて、「おまえもその歳、来るんだよ」「ばかやろう」と発言したが、これは牡牛座の頑固さが出たものである。






火の星座のような激しさはないが、ある種、会見中は、終始不遜で、尊大な態度であり、不動星座の持つ、梃子でも動かない頑固さというものを示していた。




また牡牛座は、安定性、永続性を求め、肉体、物質への執着も強く、金や現世的なものへの執着も強いため、85歳の年齢でありながら、まだ政界で権力を維持し続ける気でいたのはその為である。




政治資金のパーティー券収入のキックバックの未記載額が、3500万円を超え、また自民党幹事長時代に使途公表不要の「政策活動費」として、50億円もの政治資金をもらって、そうした豊富な資金によって、自らの政治権力を維持してきた。




そうした資金を自民党の配下たちにばら撒くことで権力を維持してきたのだが、牡牛座は、安定的、永続的な支配を行うが、それを可能にする現金に対する執着心も強い。




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