それでも今はチャラダシャーが双子座/双子座であるから、新年会を行なうことができ、まだ現役の議員として活動することが可能になっている。
然し、今年、チャラダシャーのメジャーダシャーが蟹座に移行する時にはもうおそらくだめであろうと思われる。
ヴィムショッタリダシャーで出来事のタイミングが説明出来ない時、チャラダシャーで説明できることがあったりするように、この蟹座のメジャーダシャーへの移行は目に見える形で現れるのではないかと思われる。
小沢氏、新年会に出席議員13人…威光かげり「参院選で勝負かける」 産経新聞 1月1日(火)21時22分配信 生活の党の小沢一郎衆院議員は1日、都内の私邸で開いた新年会で「衆院選では(第三極が結集していれば)票数では自民党に負けていなかった。今夏の参院選に勝負をかける」とあいさつし、反自公勢力の選挙協力実現に向け調整に乗り出す考えを示した。 出席者によると、小沢氏は「日本維新の会の橋下徹代表代行も、みんなの党の渡辺喜美代表も(選挙協力の必要性を)分かっていなかったが、衆院選の結果を見て分かったのではないか」と指摘。「自民党の独り勝ちを許すわけにはいかない」と参院選での巻き返しに強い意欲を示した。 新年会は、昨年は東日本大震災の被災地に配慮し取りやめたため、2年ぶりの開催となり、現職国会議員では森裕子・生活の党代表ら13人が出席した。当時の民主党幹部ら120人が駆けつけた平成23年の新年会と比べると、小沢氏の“威光”のかげりを印象づけた。 |
小沢一郎は政、官、財が癒着した既成の権力側の中枢で力を振るった人物であり、大企業や官僚を支配して、マスメディアにもあまり出たがらず、ポピュリズムとは対極に位置した人物である。
皮肉なことに小沢一郎は国民の生活が第一といったスローガンを掲げて、最近では最もポピュリズム的な発言を行なう政治家であった。
然し、大衆から広く人気が得られるようなポピュリズム向きの政治家ではない。
やはり獅子座というのは支配星が太陽であり、権力者を表わしていることから、一般大衆とは距離感があるのである。
獅子座からみると蟹座は12室であり、獅子座にとって大衆は見えないのである。
「裸の王様」という物語があるように大衆が何を考えているのかに最も疎いのが獅子座である。
マリーアントワネットが、フランスの民衆が貧困と食糧難に陥っている際に「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と発言したという逸話が伝えられるように王室の人間は大衆の考えていること、大衆の状況などが見えない。
高級官僚や大企業のトップといった大衆から距離のある人々と付き合うのが獅子座なのである。
つまり、ポピュリズムとは無縁であり、大臣、高級官僚とか王室の取り巻きたちとだけ付き合うのが、獅子座であり、獅子座が行なう政治はエリート政治である。
そのため、民衆の意向を無視して、政治を断行することができる。
野田佳彦の消費税増税などがそれである。野田佳彦は官僚の方しか向いていないとしばしば評価されていた。
一方で、蟹座というのは支配星が月であることから、大衆からの支持を受けることが出来る。そして、その大衆に訴えることができる為にはメディアが不可欠である。
ヒトラーにとって宣伝相であったゲッペルスが不可欠であったようにポピュリズムにとってはメディアの効果的な活用が不可欠である。
今は橋下徹や石原慎太郎のようにテレビ番組やマスコミに頻繁に登場して雄弁に意見を述べ、メディアを通じて直接大衆への支持を求めるようなポピュリズム政治を体現する人物が人気を博する時である。
安部晋三も論理的に選ばれたというよりも、理屈のつかない大衆からの期待が向かったと考えるのが自然である。
自民党が論理的に選択されたのではなく、大衆の気分や不安から感情的に選択されたのが安部晋三の自民党なのである。
おそらく今回の選挙でも蟹座で木星が高揚する安部晋三に対して、何となく、親しみや好感を持って何となく期待をして投票をした国民が多かったのではないかと思われる。
ポピュリズム政治というのは実は、民主主義の欠陥を露呈する最悪の現象である。
つまり、あまり物事の真理が分からず、知識のない大衆が、知識があり、指導力のある煽動政治家に期待し、依存する。
カリスマがあり、信念や確信を抱いている人物の力(パワー)に魅了されて、自分たちの一票を託して、政治を一任してしまう。
自ら自分の権利を放棄して、その指導に従うというのがポピュリズム政治である。
エーリッヒ・フロムが「自由からの逃走」で示したこの大衆心理、ファシズムやナチズムに現れたこの民主主義の最悪の現象が、経済不況や国家の安全保障の問題などで危機が起こった時に発現する。
以前から気づいていたことであるが、民族主義やナショナリズム、全体主義というのは蟹座が表わしているのである。
蟹座が強く、その10室である牡羊座が強い人物が大衆の感情的期待を背負って台頭してくるというのが今の時期である。
そうした時期に小沢一郎のような獅子座ラグナで蟹座に惑星の在住がなく、牡羊座にも惑星の在住がなく、アスペクトもない人物が、ポピュリズムが生じている今の政治状況の中で力を得ることはないのである。
特に選挙が行なわれた時期のトランジットは牡牛座で木星が逆行し、天秤座の土星との間で、牡羊座-天秤座の軸でダブルトランジットを生じ、射手座にもダブルトランジットが生じていた。
このタイミングは、6室で敵を粉砕する配置が形成されている橋下徹にとっては有利であった。
小沢一郎にとっては木星が10室で逆行し、9室と3室、5室でダブルトランジットする時期は全くよくない時期であった。
9室は10室を損失するハウスであり、5室は10室から8室目であり、地位に変化が生じるハウスである。
橋下徹と石原慎太郎の人間関係については、微妙な食い違いが起こっている。
首相指名選挙:維新は石原氏投票 橋下氏、「安倍氏」撤回 「独自野党」アピール空回り 毎日新聞 2012年12月18日 東京朝刊 日本維新の会は17日、26日に召集される特別国会の首相指名選挙で、石原慎太郎代表に投票する方針を決めた。橋下徹10+件代表代行は16日夜、自民党の安倍晋三総裁に投票する意向を示していたが撤回した。橋下氏らは「反対ばかりの野党の立場は取らない」と独自姿勢のアピールを狙ったが空回りした形で、東京と大阪の「二元体制」の不安定さを印象づけた。 橋下氏の発言に石原氏は「論外だ」と反発。このため、国会議員団の松野頼久、藤井孝男両氏が大阪市の党本部を訪問して、松井一郎幹事長と対応を協議した。協議後、松井氏は記者団に「自民党とすべて政策が一致しているわけではない」として石原氏に投票する考えを示した。 首相指名選挙は10+件政党の立ち位置を示す重要な機会だが、橋下氏は事前に石原氏と協議していなかった。今後もこうした食い違いが起こる可能性があり、不安を残した。 石原代表と橋下代表代行、松井幹事長ら主要な執行部体制は維持する。ただ、当選者54人のうち旧太陽の党側に近いとみられる当選者は少なくとも14人いる。今後は旧太陽側が発言力を増す可能性もあり、党運営の火種にもなりそうだ。【平野光芳、林由紀子】 |
党代表として首相指名されて、野党の党首としてのプライドを示したい石原慎太郎が、橋本徹に足を引っぱられた格好となっている。
このエピソードは、橋下徹が蠍座ラグナで、石原慎太郎が射手座ラグナからみて12室目に位置しており、2-12室の関係であることを伺わせるものである。
12室目にいる人物が2室目にいる人物の足をひっぱり、損失をもたらすのがこの関係性であり、隠れた敵対関係である。
目に見える形では敵対している訳ではないのであるが、微妙な関係でこうした食い違いが生じてくる。
この食い違いこそが、私は二人のラグナがそれぞれ蠍座と射手座である証拠ではないかと考えた。
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