「卓球の愛ちゃん」という愛称で親しまれた福原愛が2018年10月21日にブログの中で引退を表明したとニュースが報じている。
福原愛の引退は台湾でも速報「ファンにショックを」と中央通信社 デイリースポーツ/神戸新聞社 2018/10/21 21:46 卓球女子で“愛ちゃん”の愛称で親しまれたロンドン、リオデジャネイロ五輪メダリストの福原愛(29)=ANA=が21日、自身のブログを更新し、現役引退を発表した。リオデジャネイロ五輪後は競技を休養し、台湾の江宏傑選手と結婚。第一子となる長女も誕生していた。「選手としての立場を、ここで一区切りつけることを決意しました」と、東京五輪まで2年を切る中で、第一線から退くことを表明した。 福原の引退は、夫の母国である台湾でも速報された。現地メディアの中央通信社は「福原が引退を爆弾発表」との見出しで報じ、「ファンにショックを与えた」と衝撃ぶりを報じた。中国時報もスポーツのトップの話題として報じた。 |
福原愛の出生データは2チャンネルに「1988年11月1日 13:28 宮城県仙台市」と載っている。
この出生時間が正しいかどうか今回の引退から検討してみた。
13:28でチャートを作成すると、ラグナが水瓶座2°11’になり、ダニシュターの第3パダである。
ラグナが山羊座と水瓶座の境界付近にあり、現在、トランジットの土星が射手座を通過していることから、福原愛のラグナは山羊座の最後の方ではないかと一瞬考えた。
12室を土星が通過する時期は、長く続けてきたことを辞めたりするタイミングだからである。
現役を引退するようなタイミングに相応しい。
然し、山羊座ラグナだとラグナロードの土星が12室に在住してしまい、彼女の人生と合致していない。
福原愛は世捨て人のような生活は送っておらず、史上初の全日本グランドスラム達成者であり、オリンピック2大会連続のメダリストという業績を残している。
日本オリンピック委員会・選手強化キャンペーン・シンボルアスリート制度適用選手にも選ばれ、内閣府から「災害被害を軽減する国民運動サポーター」、中国等との間の様々な親善大使、出身地である仙台市の観光大使、CM出演もしたりして、人生は11室のハウスの象意で象徴されている。
多くの肩書き、役職、名声と高い評価、数々の受賞、一本3,000万円という破格のCM出演料など、テレビにも多数出演し、国民的な有名人である。
このような人生はラグナロードの土星が11室に在住しているからこそ起こったのである。
11室は、受賞、称号、高い評価と肩書き、多くの収入源を表わすハウスである。
また以下のような福原愛と父親との親子関係は水瓶座でなければ説明することが出来ない。
福原愛「“不肖の父”急逝でわかった“絶縁”までの親子修羅」 2013年10月28日 10:00 Asagei+plus いよいよプロ野球も日本シリーズに突入し頂上決戦の様相だが、世間を揺るがすスキャンダルもまた勝負の時を迎えている。身内の死で家族修羅がバレたアスリートから、大抜擢の新人アナのプライベートまで最新情報を一挙お届けしよう。 「2008年の終わり頃を最後に、一度も会っていない状態にありました」──10月16日、卓球の「愛ちゃん」こと福原愛(24)がマネジメント事務所を通じて出した父・武彦氏逝去に関するFAXの中身は驚愕すべきものだった。 さらに、コメントには続きがあった。 「以後は電話やメールでのやり取りも、一度もない関係となりました」 武彦氏の死去が公表されたのは、都内で開かれた来春の世界卓球選手権団体戦の記者会見後のこと。会見での福原は、卓球以外のことについては一切語らず、一方的にコメントを送っただけだった。 「福原にしてみれば父親との関係について、よっぽど触れられたくなかったのでしょう。10代前半の多感な時期から常に父親との関係に悩まされてきただけに、関係者にとっても親子関係についてはある種のタブーでした」 こう明かすのは、卓球連盟の関係者だ。福原の父親である武彦さんが亡くなったのは、卓球の東アジア競技会期間中の10月6日のことだった。秋田県の病院で肝臓ガンで闘病していた武彦さんは、娘に看取られることなくこの世を去った。 そもそも福原父子の冷えきった関係が露呈したのは04年。この年5月、福原は弱冠15歳にして、アテネ五輪の出場を決めたが、時をほぼ同じくして福原家に“異変”が起きていたのだ。 わずか4歳の時に「泣き虫愛ちゃん」として福原が注目されてきた時から夫唱婦随で娘を支えてきたはずの両親が離婚していたことが発覚。さらに武彦氏は離婚と前後するように、家族と住んでいた家から2キロほど離れたアパートで独り暮らしを始めたと報じられたのだ。 「武彦さんは90年から建設会社を営んでいました。代表は妻の千代さんが務めていましたが、経営はうまくいかなかったようです。事業に絡んだ連帯保証によって1億4000万円もの負債を抱えてしまったそうで、結局、家族の知らないうちに金額が膨れ上がってしまった。負債の原因は武彦さんが会社の金を使い込んだからとの話もありました」(スポーツライター) だが、福原の卓球選手としての成長は、武彦氏の存在抜きに語ることはできない。 「福原の競技生活を支えたのが武彦さんでした。練習環境を整えるために仙台、大阪、青森などに拠点を移し、専用卓球場も所有。卓球王国である中国出身のコーチも招くなど、自営業とはいえ資金の捻出が容易でないことは想像がついた。借金報道があった時は『そういうことだったのか』と思いましたね」(アマチュアスポーツ担当記者) その後、福原は明石家さんまとの勝負に負けて泣いてしまうけなげな姿などが茶の間の人気を集め、一躍国民的アイドルに成長。CM出演料は卓球選手としては破格の1本3000万円とも言われたほどだった。 「バラエティ番組に出すぎの感もありましたが、父親の借金という理由があったのでしょう」(前出・スポーツライター) しかし、福原がいくら稼いでも会社の経営は好転せず、結局は倒産の憂き目に。その頃から債権者による督促も相次ぐようになった。 「債権が第三者に譲渡されるようなことになれば、福原の稼いだ金が差し押さえられるような事態も考えられました。離婚も家族に迷惑がかからぬようにするための偽装だったと聞いています。離婚によって武彦さんは個人として負債を背負った。そのうえで自己破産することによって借金を帳消しにし、家族を守った。そうするしか選択の余地がなかったのでしょう」(前出・記者) この借金問題は、08年に再び取りざたされることとなる。 「中国のテレビ番組に出演した福原が、中国人インタビュアーに『家族全員の稼ぎを担っているそうですが、大変ですか』という質問を受けて泣きだしてしまったこともありました。そこで家族が案じて、以降は長男の秀行氏がマネジメントを担当するようになった」(前出・記者) 武彦氏は晩年、秋田県湯沢市の温泉関連会社で役員を務めて平穏な日々を送っていたという。はたして福原の口から“不肖の父”への真の思いが語られる日は来るのだろうか。 |
この記事の中で、重要なのは、福原愛が2004年5月にアテネ五輪の出場を決めた時、父親と母親は既に離婚しており、父親は家族と住んでいた家から2キロほど離れたアパートで独り暮らしを始めていたという事実である。
父親は建設業が上手くいかず、1億4000万円の負債を抱え込んでしまい、家族の知らないうちに金額が膨れ上がったと記されている。
それで家族を守るために父親と母親は離婚して、父親一人で借金を背負い、自己破産することで借金を帳消しにする方法を選択したようである。
偽装離婚とも記されているが、父親が借金を背負って家族に迷惑をかけた為に離婚せざるを得なくなったといってもいいかもしれない。
このように父親のことで悩み、父親を失うことは9室支配の金星が8室に在住し、火星や土星など凶星のアスペクトを受けていることで表されている。
然し、福原愛の競技生活を支えたのは、この父親のおかげであり、父親である武彦氏は、練習環境を整えるために仙台、大阪、青森などに拠点を移し、専用卓球場も所有し、卓球王国である中国出身のコーチも招くなど、福原愛の為に奔走したようである。
福原愛の8室には4、9室支配のヨーガカラカが在住しているが、減衰しており、5、8室支配で8室の自室に在住する水星とコンジャンクトしている。
金星は減衰しているが、ディスポジターの水星とコンジャンクトすることで、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。また金星が高揚する星座(魚座)の支配星がアセンダントからケンドラに在住しているため、ニーチャバンガラージャヨーガの条件を2つ備えている。
また金星は8室で減衰しており、月から見て3室で減衰している為、パラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的に働く配置である。
従って、福原愛は、このような配置があるので、父親の借金で苦労したが、その父親からの助けを受けて、卓球の競技生活を続けることができ、優秀な成績を収めることが出来た。
これはニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則が働いている為である。
彼女が2004年5月にアテネ五輪の出場を決めた時、彼女は水星/ラーフ期であるが、当時、国民的スターで、テレビへの出演も頻繁で、芸能人のような振る舞いをしていたが、それは水星が月から見て3室(芸能、メディア)で自室に在住し、金星とコンジャンクトしていたからである。
この同じ水星と金星が、ラグナからは8室に在住しており、父親と母親の離婚や父親の多額の借金など家族のトラブルを表わしていたのである。
4、9室支配の金星は、母親と父親の表示体でもあるが、その金星が8室で減衰し、8室の支配星とコンジャンクトし、土星と火星からアスペクトされているという配置は、母親と父親に関する苦悩を表わしている。
然し、この8室で水星が自室に在住し、ニーチャバンガラージャヨーガも形成している配置は、不労所得、権利収入を表わしている。
結局、それは借金を抱えながらも福原愛の競技生活の為に奔走した父親のおかげで、CM出演や芸能活動なども行うことができ、そこで、権利収入を得ることが出来たことを表わしているのである。
従って、父親の巨額の借金などの苦しい状況と福原愛の競技生活、芸能活動による権利収入は、一体のものなのである。
それらは吉凶混合して入り混じっている。
つまり、それらは同時進行で起こっていたのである。
彼女がアテネ五輪の華やかな舞台に立っている時、父親と母親は離婚して、父親は家族を守るために一人、自分の負債を抱え込んだ。
それは家族の為に行った行為である。
例えば、福原愛の競技生活を支えるのには巨額の資金が必要であったが、自己破産した時にそうした福原愛にかかった費用など、もし借り入れを行なっていたのであれば、全て、ひっくるめて父親が背負い、自己破産で帳消しにしたのかもしれないのである。
もしそうだとすれば美談だが、その辺りの詳細については分からない。
福原愛のCM出演料やテレビ出演料、またミキハウスなどのスポンサー企業からの収益だけでは、やっていけないとすれば、そうした父親の機転も役に立ったのではないかということである。
福原愛の8室は強く、それは遺産相続、贈与を表わしており、9室の支配星も絡んでいるため、父親からの贈与、相続という象意もあるのである。
つまり、福原愛は、父親運には問題があったが、その父親は、離婚をして、少なくとも家族に迷惑をかけないような立場を選んだのである。
福原愛が2008年の終わり頃を最後に父親とは一度も会っていないということだが、それはちょうどマハダシャー水星期の終わり頃である。
水星期は5、8室支配で8室で自室に在住する強い惑星で、4、9室支配で8室で減衰する金星、そして、3、10室支配の火星とも相互アスペクトして、4-5、5-9、5-10、9-10のラージャヨーガ、ダナヨーガを2-8の軸で形成している。
家族で苦労して福原愛の競技生活を支える時期が、この水星期であったのだと思われる。
そして、この水星期の終わりで、父親との縁も切れたのである。
この8室のラージャヨーガ、ダナヨーガ、そして、ニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則からは、借金で苦しむ父親の奔走で、国民的スターになり、その父親の建設業に福原愛の稼いだお金を入れて父親の建設業を支えるなど、複雑な依存関係があり、悩ましい関係であったと同時に恩恵でもあったのである。
それがこの8室でよく説明出来るのである。
従って、そうしたことからもラグナは山羊座ではなく、水瓶座なのである。
この水瓶座ラグナで、更に検証をすすめたが、例えば、結婚のタイミング、出産のタイミングなどが、これで正しいのかどうかである。
結婚
2016年9月に卓球選手の江宏傑(中華民国)と国際結婚をし、共同記者会見で正式発表している。
この時のダシャーは、ケートゥ/土星/土星 or ケートゥ/土星/水星期である。
出生図ではケートゥは7室に在住し、土星はラグナロード(7室から見た7室の支配星)で、月から見た7室の支配星でもある。
ナヴァムシャでは、ケートゥは12室に在住し、土星はラグナ、月から見て、8室に在住している。
12室の在住星、8室の在住星のダシャーの時期に結婚するというのは、不可解な感じもするが、ケートゥはラグナロードで高揚する金星からアスペクトされており、土星のディスポジターはラグナロードの金星である。
従って、このタイミングを結婚のタイミングとして考えることも出来るのかもしれない。
出生図のラグナが水瓶座であれば、ナヴァムシャのラグナは天秤座からスタートである。
ナヴァムシャのラグナを蠍座に移動すると、マハダシャーロードのケートゥは8、11室支配の水星と11室でコンジャンクトし、アンタルダシャーロードの土星は7室に在住するため、この配置で結婚が説明できそうだが、例えば、蠍座ラグナだと福原愛の仕事が説明できないのである。
もし蠍座ラグナだと10室支配の太陽が4室に在住し、ラグナロードで6室支配の火星が10室獅子座に在住して、アスリート(卓球選手)の配置には見えない。
然し、天秤座ラグナであれば10室支配の月がラグナに在住し、3、6室支配の木星と1-7軸で相互アスペクトしている。
10室の支配星と3、6室の支配星の絡みが、アスリート(競技者)であり、芸能人でもある配置を表わしている。
3室と6室はスポーツのハウスであり、3、6室支配の木星はまさにスポーツの表示体である。
そして、10室支配の月がラグナに在住する1-10の絡みは、名声を得る配置である。(更にラグナロードが絡んでいる場合、強力になる)
月と木星は1-7軸でケンドラの関係にあるため、ガージャケーサリヨーガを形成しており、永続する名声をもたらす配置である。
つまり、この配置が福原愛にアスリートとしての永続する名声を与えたのである。
卓球をここまで有名なスポーツにしたのは、福原愛の働きも考えられるのであり、まさに福原愛は卓球の第一人者であり、「卓球の愛ちゃん」という独自の個性的なブランドを自分の道で切り開いたのである。
これは、3、6室支配の木星が牡羊座に在住しているからである。
そのようなことで、福原愛のアスリート人生は天秤座ラグナでなければ説明が出来ない。
従って、ケートゥ/土星期に結婚したのは、ケートゥがラグナロードで高揚する金星からアスペクトされており、土星が結婚生活の8室に在住して、ディスポジターの金星がラグナロードで高揚する金星だからであるという説明が成り立ちそうである。
金星はナヴァムシャのラグナロードであり、また結婚の表示体でもあり、二重に結婚の表示体を示しており、またラグナから見ても月から見てもそうであるため、強い結婚の表示体である。
この金星との絡みを持っていた為にこの時期、結婚したと考えるのが妥当なようである。
トランジットは、ラーフ/ケートゥが1-7軸を通過中で、ラーフが獅子座、ケートゥが水瓶座をトランジットしていた。
マハダシャーが7室に在住するケートゥで、そのケートゥにラーフがトランジットしていたのであり、外国人との結婚を表わすタイミングである。
木星は8室乙女座をトランジットし、土星は10室蠍座をトランジットしていたが、木星は8室から2室にアスペクトし、土星は2室の支配星にアスペクトして、2室(結婚生活)にダブルトランジットが生じていた。
また土星と木星は月から見た7室にもダブルトランジットしていた。
出産
2017年10月13日のケートゥ/水星/ケートゥ期に第一子の女児が誕生している。
サプタムシャ(D7)を見ると、ケートゥは5-11室の軸にあり、5室に絡んでいる。
また水星は5室の支配星である。
従って、出産のタイミングであることが確認できる。
トランジットは、2017年10月26日の段階で、木星が天秤座をトランジットし、土星が射手座をトランジットして、土星と木星が5室にアスペクトすると共に木星が9室を通過して、土星が9室の支配星にアスペクトすることで、9室にもダブルトランジットしている。
従って、5室と9室にダブルトランジットを形成し、出産のタイミングである。
アスリートとしての活躍
福原愛が卓球選手として最も活躍したのは、マハダシャー水星期、そして、次のマハダシャーケートゥ期である。
水星とケートゥはダシャムシャ(D10)でラグナに在住しており、キャリア上の最も良い時期を表わしている。
そして、マハダシャー金星期になったタイミングに引退を表明したのである。
引退を表明したのは、金星/金星/金星期である。
金星は、ダシャムシャでは6室に在住して、6室の支配星とコンジャンクトし、3室支配の火星、12室支配の土星からアスペクトされている。
従って、この金星期に現役の引退を表明したことが理解できる。
その前のラグナに在住していた水星期やケートゥ期と比べると、この時期が引退の時期であったということで納得できる。
金星は出生図では、9室の支配星であるが、通常、9室の支配星の時期は、仕事を辞める時期である。
また金星は、ナヴァムシャではラグナ、月から見て、ラグナロードであり、7室から見た7室の支配星で、魚座でラーフとコンジャンクトしている。
このラーフとコンジャンクトする金星が、外国人との結婚を表わしている。つまり、パートナーから見た自分が、相手にとっての外国人である配置である。
このようにダシャムシャのラグナが水瓶座で説明できるため、ナヴァムシャのラグナも天秤座で良いことが分かる。
ダシャムシャとナヴァムシャのラグナはほぼ連動して移動するからである。
このように見てきて、福原愛の出生図のラグナは水瓶座、ナヴァムシャのラグナは天秤座、ダシャムシャのラグナは水瓶座で良さそうである。
この出生図から検討した時、福原愛のホロスコープの2-8の軸に彼女のアスリート人生と家族の物語が綴られているのである。
それを2-8軸で形成されるラージャヨーガとダナヨーガ、9室支配の傷ついた金星、減衰した金星のニーチャバンガラージャヨーガとパラシャラの例外則という観点で、読み解くと、彼女の人生の物語が浮かびがってくるのである。
現役引退
因みに今回、引退をしたのは、主にマハダシャー金星期に移行したことが理由であるが、トランジットを見た時、少々戸惑うタイミングである。
何故なら、土星が11室を通過し、木星が10室を通過しているからである。
木星は2018年10月11日に天秤座から蠍座に移動したが、まだ1ヶ月以上経過しておらず、天秤座にその影響が残存している。
そうすると、土星と木星は月から見た12室にアスペクトしているのである。従って、月から見た12室にダブルトランジットが生じている。
土星は月から見た12室と12室の支配星にアスペクトしている。
また土星は12室の支配星であり、その土星にトランジットの土星がリターンしている。
12室(引退)は強調はされているが、木星は12室や12室の支配星には影響していないため、ラグナから見た12室にはダブルトランジットは形成されていない。
これは非常に珍しいケースで、大抵は、ラグナから見たその出来事を表示するハウスにダブルトランジットが形成されていることがほとんどである。
福原愛の場合、月が蟹座の自室に在住して強い為、ラグナと同じかそれ以上にラグナとして機能したと考えられる。
コメント
コメント一覧 (2件)
質問なのですが、6室にも引退という象意があるという意味でしょうか?それとも12室支配の土星からのアスペクトがあるから、引退?もしくは6-12室のラインで障害(6室)にぶち当たり、引退(12室)意味ですか?(細かい質問で、すみません)
ダシャムシャで6室に在住し、6室の支配星とのコンジャンクトする、というのが自分にも当てはまることで、気になり質問しました
6室に在住することによって、「3室支配の火星、12室支配の土星からアスペクトされている」ということが、ダシャムシャ上に現れた引退の理由と考えています。
12室は隠遁、引退、損失のハウスであり、また3室は8室から見た8室目の8室の本質のハウスであり、通常、出生図上では弱いドゥシュタナハウスの扱いですが、分割図上においては、完全に6、8、12室と同様のドゥシュタナハウスの扱いになり、ダシャムシャのテーマである仕事をダメにするハウスです。