2024年4月に入って、騎手の武豊が自宅で、腕時計など総額75万円以上の窃盗被害に遭ったとニュースが伝えていた。
騎手の武豊さんが自宅で窃盗被害 腕時計など総額75万円以上 2024/4/4 19:20 毎日新聞 京都府警は4日、日本中央競馬会(JRA)騎手、武豊さん(55)の京都市左京区の自宅で3月下旬、高級腕時計やクレジットカード、貴金属などが盗まれる事件があったと発表した。少なくとも22点、総額75万円以上の被害が確認されているほか、現金などの被害もあるとみられる。府警は窃盗容疑で調べている。 捜査3課によると、被害に遭ったのは3月23日午後11時~24日午前5時。当時、武さんは不在で、在宅していた家族が物音などで何者かの侵入に気付いたという。けが人はなかった。 |
武豊が不在の時を狙われた可能性が高く、複数の強盗が押し入って、在宅中だった佐野量子(元タレント)は、強盗とは鉢合わせしなかったようである。
鉢合わせしなかったのか、それとも寝ているふりをしていたのかは分からないが、「在宅していた家族が物音などで何者かの侵入に気付いた」という記載からは、侵入には気付いたが、大勢侵入してきて、為すすべもなかった為、寝ているふりをしていたと考えるのが妥当である。
この強盗の被害に遭ったという出来事から、現在、武豊は、ダシャーやトランジットにより、6室(泥棒、強盗)が強調されているのではないかと思われた。
実際、今の時期、6室にダブルトランジットすることを考えると、蠍座ラグナは有力である。また魚座ラグナでも6室獅子座にダブルトランジットする。
そして、今のこのタイミングだと、木星がまもなく、2024年5月2日から牡牛座に移動する為、既に2ヶ月前を切っている為、木星が牡牛座に移動した効果が始まっている。
そうすると、木星が牡牛座から、乙女座、蠍座、山羊座にアスペクトする効果なども考えなければならない。
今回、武豊の結婚のタイミングや今回の窃盗被害、そして、不倫スキャンダル、海外遠征、弟がいる事実、騎手としての多くの勝利(受賞歴)、競馬界のレジェンドとして、語り継がれていることなどを考えると、蠍座ラグナで間違いないようである。
蠍座ラグナで正しければ、窃盗被害に遭った日のトランジットは以下のようになる。
まず、木星は6室をトランジットし、まもなく牡牛座に移動するが、移動した牡牛座でも6室の支配星である火星にアスペクトしている。
そして、土星は水瓶座から6室と6室の支配星にアスペクトして、6室(泥棒、窃盗)に木星と土星がダブルトランジットしていることが分かる。
火星は水瓶座に移動した直後であり、少なくとも75日以内には、6室にアスペクトしている。
ダシャーは、土星/ラーフ/火星期であり、土星は4室支配で、6室に在住し、ラーフは5室に在住しているが、ディスポジターの木星は11室(6室から6室)に在住し、6室にアスペクトしている。
また火星は6室の支配星である。
窃盗に被害に遭った日、6室の支配星である火星は4室(住まい、財産)をトランジットし、土星は4室の支配星だが、この6室支配の火星とコンジャンクトしている。
また12室支配の金星も4室をトランジットし、4室が傷つき、また4室が6室や12室の象意によって傷ついていることが分かる。
7室支配の金星が4室で、6室支配の火星とコンジャンクトする配置は、自宅にいた妻が泥棒の被害に遭ったことも表わしており、またそもそも家に侵入され、家から物を盗まれたという意味では、家に関する被害でもある。
6室が強調され、また住まいの4室が傷ついているのである。
トランジットの月は獅子座からこの傷ついた4室にアスペクトしている。
過去の時系列を検証
蠍座ラグナに設定すると、武豊の様々なことを説明できる。
例えば、ラグナで定座に在住する火星は、ヴァルゴッタマでもあり、ルチャカヨーガを形成して強いが、アスリートとしての高い身体能力、運動能力を表わしている。
そして、10室支配の太陽が、5室に在住し、2、5室支配の木星が11室に在住する配置は、5-10のラージャヨーガをもたらし、また木星は、2-11、5-11のダナヨーガも形成するが、非常に高い評価を受け、多くの受賞があり、高い称号や賞金を受ける配置である。
武豊が競馬界のレジェンドになっているのは、こうした強い11室がもたらしたと考えられる。
また弟に元騎手で現調教師の武幸四郎がいるが、3室支配の土星が3室にアスペクトバックしており、弟妹の存在を示唆している。
月ラグナから見ても3室の支配星は3室にアスペクトバックし、表示体の火星をラグナとした場合もやはり3室の支配星が3室にアスペクトバックしている。
結婚
1995年6月5日に元タレントの佐野量子と結婚しているが、トランジットの木星はラグナを通過して、7室にアスペクトし、土星は魚座から7室にアスペクトして、7室にダブルトランジットしている。
その3日前の6月2日まで、土星は水瓶座を通過して、ラグナにアスペクトしており、ラグナ(7室から見た7室)にダブルトランジットしていた。
またこの日は、フォーカル惑星(焦点となる惑星)である太陽も7室を通過しており、水星も7室を通過している。
ダシャーは、木星/土星/月期であった。
マハダシャーロードの木星は結婚生活の2室の支配星で7室にアスペクトし、また逆行して2室にもアスペクトバックしている。
アンタルダシャーロードの土星は、月ラグナから見た1、2室の支配星であり、またラグナから見た7室支配の金星とコンジャンクトしている。
プラティアンタルダシャーロードの月は、月ラグナから見た7室の支配星である。
ナヴァムシャでは、木星は月から見た7室の支配星で、7室に在住しており、今回、ナヴァムシャのラグナを蟹座に設置してみたが、そうすると土星は7室の支配星である。
7、8室支配の土星が10室で減衰する配置は、公にパートナーシップや性生活などが暴露される配置であり、その点出も蟹座ラグナの可能性を示唆する材料である。
また蟹座ラグナにすると、プラティアンタルダシャーの月は、ラグナロードで、3室(芸能、スポーツ)に在住して、ラーフとコンジャンクトし、9室支配の木星と相互アスペクトしている。
不倫スキャンダル -土星/金星期-
武豊は、2015年と2017年に不倫スキャンダルが報じられているが、2015年は、土星/金星期であり、土星は愛人の6室に在住し、金星は7、12室の支配星で、愛人の6室に在住している。
2015年は、フリーアナウンサーの美馬怜子との手つなぎデート現場をスクープされ、2017年は、タレント小浦愛との不倫が報じられている。
タレント小浦愛との不倫が報じられたのは、2017年11月10日であり、ちょうど土星/金星期にぎりぎり収まっている。
つまり、2回の不倫報道は、どちらも土星/金星期に行なわれている。
2015年10月21日は、土星は6室の支配星を通過し、木星は6室にアスペクトして6室(愛人)にダブルトランジットが生じている。
また火星も6室の支配星にアスペクトしている。
ラグナロードの火星と、7、12室支配の金星は、10室をトランジットしており、交際が、公に見られ、知られることを表わしている。
太陽は、12室をトランジットしており、プライベートにおける隠密な行動であったことを物語っている。
しかし、火星、金星、木星などが、10室にトランジットしている状況では、全く隠密行動にはならなかったことを意味している。
またこの場合、マハダシャーロードの土星が6室の支配星を通過し、アンタルダシャーロードの金星が、10室をトランジットしていることはこの時の状況をよく表している。
2017年の時は、土星は直前まで6室の支配星を通過して、火星は6室にアスペクトし、また木星は、12室から6室にアスペクトして、6室にダブルトランジットが生じている。
また土星と木星は8室(スキャンダル、行き詰まり)にもダブルトランジットしており、7、12室支配の金星、木星、太陽が12室をトランジットして、プライベートな陰密行動を表わしている。
土星/金星期は、王が乞食になるか乞食が王になるかと言われる時期だが、武豊にとって、土星と金星は、機能的凶星化しており、王が乞食になる象意として現れやすいと思われる。
実際、この時期、武豊は少し評判を落とした時期である。
しかし、マスコミは意外にも武豊をバッシングしなかった。
これは何故かと考えると、3室(メディア)の支配星である土星が、6室で減衰しており、メディアを粉砕する配置であり、メディアよりも武豊の方が強いからである。
メディアの方が忖度して、武豊を庇う傾向となったと考えられる。
また3室には9室支配の月が在住し、3室と3室の支配星には2、5室支配の木星がアスペクトして、3室が吉星、吉ハウスの支配星から保護を受けている。
この為、メディアは武豊に好意的であり、不倫疑惑について、それ程、辛辣に報じることはなかった。
海外遠征
武豊は、1989年夏にアメリカで海外初の騎乗を果たしているが、この時のトランジットを見ると、海外の7室と9室に惑星が集中している。
2000年6月からは、アメリカに長期滞在し、騎乗拠点をアメリカ西海岸に移すことを表明している。
騎手として、デビューしてからアメリカの競馬雑誌の写真を食い入るように見ていたり、アメリカの一流騎手が叩き合う映像を、ワクワクしながら何度もリピートしたりと、アメリカの競馬に憧れを抱くようになっていたという。(wikipediaより)
実際、武豊は、「世界を代表するトップジョッキーが集うアメリカ西海岸の競馬で自分の腕を試してみたかった」と語っている。
この時のトランジットを見ると、土星と木星が12室支配の金星とコンジャンクトし、12室にアスペクトして、海外の12室にダブルトランジットしており、また海外の7室にも金星、太陽、火星などがトランジットしていたことが分かる。
海外での腕試しであり、チャレンジ精神を発揮した点では、奮闘、闘争の6室の象意が発揮されたと考えられる。
強調された6室の象意 -馬との関わり、窃盗被害、落馬、事故、不倫、競技での勝利
そこで、再び、窃盗被害に遭ったカルマについて検討するが、まず、そもそも武豊は、窃盗犯、泥棒を意味する6室が強調されている。
6室に在住する土星や金星をラグナとした場合でも6室にケートゥが在住し、木星が在住して6室が強調されている。
因みに6室で減衰する土星や6室に在住するケートゥは、敵を粉砕する配置である。
こうした敵を粉砕する配置は、武豊が、騎手として多くのレースにおいて勝利をしてきたことを説明するものである。
6室に在住する金星と土星は、アシュビニーに在住しているが、馬の頭によって象徴され、「馬を所有する」という意味があり、騎手として、馬と長く付き合って来て、また栗東トレーニングセンターに所属し、馬の調教にも関わっている。
スポーツの3室の支配星がこのアシュビニーに在住し、月ラグナから見ると、ラグナロードの土星が乗り物の4室で、このアシュビニーに在住しており、これが馬に乗る配置であると思われる。
またラグナには6室の支配星が定座に在住し、1-6の絡みが見られるが、これは常に馬と一緒にいることを表わしている。
このように馬という動物との深い関わりを表わしているが、7、12室支配の金星が6室に在住する配置などからは、目下の女性との不倫関係なども表わしている。
ただし、この不倫関係は、圧倒的に地位や財力がある武豊が、タレントの卵や駆け出しのフリーアナウンサーといった目下の女性と交際することを意味しており、一時的な関係性に過ぎない。
そして、こうした6室との深い関わりが、泥棒、窃盗犯との関わりというカルマも生じることになったのである。
そもそも住まい、財産の4室に8、11室支配の水星が在住し、6室支配の火星がアスペクトして、4室に6-8の犯罪の絡みが生じている。
4室の支配星は6室に在住して、12室支配の金星とコンジャンクトしている。
従って、住まい、財産が窃盗の被害に遭い、損失が生じたことを表わしている。
そうしたことが、元々の出生図に折り込み済みであったことが分かる。
武豊は、火星、土星、金星がヴァルゴッタマで強く、火星はルチャカヨーガを形成している。
そして、土星は減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮して、特に敵を粉砕することに一役買ったと思われ、また土星はニーチャバンガラージャヨーガも形成している。
12室の支配星が6室に在住する配置もヴィーパリータラージャヨーガ(逆転のラージャヨーガ)であり、最終的に敵がいなくなる配置である。
つまり、競技において敵がいなくなるというのは、常に勝利者となることも意味している。
武豊の騎手としての強さは、この辺りに現れている。
今現在、このニーチャバンガラージャヨーガで、パラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的な効果を発揮する土星期におり、また土星は、12室支配で6室に在住するヴィーパリータラージャヨーガの金星と結合している為に騎手として敵を粉砕する強さを発揮してきたのである。
落馬事故と成績低迷
2010年3月27日に阪神競馬場で行われた毎日杯でザタイキという馬に騎乗したが、ザタイキが故障発症)し転倒した為、武豊は、頭からコースに叩きつけられるように落馬し、左鎖骨遠位端骨折、腰椎横突起骨折、右前腕裂創の重傷を負い、全治半年と診断されたという。
この時、土星と木星が8室にアスペクトし、また12室にもアスペクトして、8室と12室にダブルトランジットしていたことが分かる。
また土星は逆行して、土星と木星が4-10軸にもダブルトランジットを形成して、傷ついた4室の象意を活性化していた。
ダシャーは、ちょうど土星/土星期に移行したタイミングである。
土星は6室に在住する4室の支配星で、4室を傷つけており、また12室支配の金星ともコンジャンクトしている。
そして、6室の在住星であることから、やはり、事故や怪我といった象意に関係して来ることが分かる。
昨年の2023年11月の土星/ラーフ期にも右太ももの筋挫傷を起こして、騎乗を見合わせて、療養に専念していたという。
武豊ジャパンC騎乗キャンセル 休養延長へ 右太もも筋挫傷「想像以上に治るスピード遅い」 2023年11月20日(月) 11時22分 デイリースポーツ 右太ももの筋挫傷で休養中の武豊騎手(54)=栗東・フリー=が20日、自身のオフィシャルサイト「Take a Chance!」を更新。ジャパンC(26日、東京)でコンビを組む予定だったドウデュース(牡4歳、栗東・友道)の騎乗を見合わせると発表した。 サイト内の日記・コラムを「残念なお知らせです」とのタイトルで更新。「骨には損傷がない、筋挫傷という診断でしたが、想像以上に治るスピードが遅いため、楽しみにしていたジャパンカップの騎乗を諦める決断をしました」と苦しい胸の内をつづった。 「治るときも急、というこの故障の回復の特徴に望みを抱いていましたが、だからと言って大事な騎乗依頼をギリギリまで引っ張ることで多くの方々にご迷惑をおかけするわけにはまいりません。翌週のチャンピオンズカップの週の騎乗依頼も全てキャンセルさせていただいて、療養に専念します」と今後のプランを明かした。 G3のチャレンジC(12月2日・阪神)は連勝中のリカンカブール(牡4歳、栗東・田中克)、G1のチャンピオンズC(12月3日・中京)では、前走でJBCレディスクラシックを制したアイコンテーラー(牝5歳、栗東・河内)とコンビを組む予定だったが、それもキャンセルすることに。実戦復帰は、早くても12月9日以降となりそうだ。 |
このマハダシャーロードで、アンタルダシャーロードでもある土星が、8室支配の水星と6室支配の火星によって、6-8の絡みを形成する4室をトランジットしているからこそ、乗り物に関する中断、そして、自宅の住まい、財産に対する窃盗被害を経験したのである。
特にトランジットの土星が、木星と共に6室へのダブルトランジットを形成している為にこうした怪我や事故、窃盗被害といった6室の象意を経験しているのである。
マハダシャー水星期
2026年11月以降、武豊は、マハダシャー水星期に移行してしまう。
水星は、8、11室支配の機能的凶星で、マラカでもあり、10室にアスペクトして、8-10の絡みを生じて、仕事の中断を表わしている。
水星期は、敵を粉砕した土星期よりもパフォーマンス的に劣ると思われ、4室で、6-8の絡みも生じている。
既に上述したが、こうした4室に現在、トランジットの土星が、通過している為、こうした泥棒、窃盗の被害に遭い、足元がぐらついたのである。
武豊は、高松宮記念、ドバイ、川崎記念とG1の大事なレースで負けが続いているというが、それはこうした土星のトランジットが影響していると共にダシャーの最後から2番目のアンタルダシャーであることもあって、マハダシャー水星期へのダシャーチッドラに入りつつあるタイミングでもあるからである。
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