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最近、ドジャース入りして、何かと話題になっている佐々木朗希選手だが、先日、個人レッスンで取り上げて欲しいとの依頼があって、色々調べていた。
出生データは、ウィキペディアによれば、2001年11月3日 時間不明 岩手県陸前高田市生まれである。
チャートを作成すると、出生時間が00:00:01でも23:59:59でもいずれにしても現在は、マハダシャーラーフ期である。
ラーフ期にメジャーに挑戦して、アメリカに移住したということになれば12室の象意が出ているはずである。
例えば、松井秀喜が、メジャーに挑戦して、ヤンキースと契約したのが、12室支配のマハダシャー土星期に入った直後だった。
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以後、土星期の間、現役生活を続け、現役を終わっても、そのまま米国に住み続けている。
従って、12室の支配星の象意は、海外移住である。
因みに松井秀喜は渡辺恒雄が亡くなってから、巨人の監督就任について、“前向き”とも見られる発言を連発しているそうだ。
現役引退後、13年間、ひたすら巨人監督就任を断り続けて来た。
この変化は、2021年4月以降、4室支配で4室に在住するマハダシャー水星期に移行したからである。
4室には母国という象意があり、母国である日本に帰って、自分のホーム球団である巨人軍に戻っても良いと思い始めたからかもしれない。
そうしたことで、佐々木朗希選手もメジャーに挑戦したからには長期に渡って米国に移住し、海外生活を送ることを決意していると思われる。
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その海外生活をラーフ期に行なっていることから考えると、ラーフのディスポジターが3、12室の支配星となる蟹座ラグナか、9、12室の支配星となる天秤座ラグナのいずれかではないかと思われた。
そして、過去の出来事から、種々検討した所、おそらく佐々木朗希選手は、蟹座ラグナである。
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佐々木朗希は、小学校3年生の時、地元のスポーツ少年団に所属していた兄の影響を受け、同じ少年団で野球を始めたという。
小学3年といえば8歳か9歳の出来事で、2009年か2010年の出来事である。
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ダシャーは火星/ラーフ期か、火星/木星期だが、火星のディスポジターは7、8室支配で11室(兄)に在住する土星で、また火星が在住するシュラヴァナの支配星である月は、11室(兄)に在住している。
そして野球を始めて以来、兄や父親と一緒に練習に取り組んだというが、それは火星のディスポジターや火星が在住するナクシャトラの支配星が11室に絡んでいるからである。
アンタルダシャーのラーフや木星は12室に在住しているが、ディスポジターの水星は11室(兄)支配の金星とコンジャンクトしている。
3.11東日本大震災で、父親と祖父母を亡くす
しかし、こうして野球少年として、野球に熱心に取り組んでいたものの、2011年3月に東日本大震災で、父親と祖父母を亡くし、実家も流されてしまった為、母親の親戚がいる岩手県南部の大船渡市に転居している。
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この2011年3月は、火星/土星/水星期であるが、父親の9室魚座をラグナとすると、マハダシャーロードの火星は2、9室支配で11室に在住し、アンタルダシャーロードの土星は11、12室の支配星で、3室で逆行して4室にアスペクトし、プラティアンタルダシャーロードの水星は4、7室支配のマラカで、3、8室支配の金星とコンジャンクトし、マラカの7室に在住している。
火星はマラカの2室の支配星だが、9室を同時に支配している為、通常は、マラカとはならないが、トリシャダハウスの11室支配の土星が逆行のアスペクトをしている為、マラカとなり得る条件が見られる。
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また土星は11、12室支配のマラカであり、住まいの4室を傷つけており、水星はマラカの7室支配でマラカの7室に在住している為、マラカの象意を強く帯びている。
しかも水星は住まいの4室の支配星でもあり、3、8室支配で減衰する金星によって激しく傷ついており、住まいの災難(4室と8室の絡み)や住まいの損失(4室と3室の絡み)を表している。
佐々木朗希選手にとっても火星/土星/水星期は、アンタルダシャーロードの土星は8室支配で逆行して4室にアスペクトしており、またプラティアンタルダシャーロードの水星は、ww3、12室支配で4室支配の金星とコンジャンクトすることによって、家の損失(4室と12室の絡みや4室と3室(4室から12室目:4室の損失)の絡みが見られる。
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2011年3月のトランジットを見ると、父親の9室をラグナとすると、4室にラーフ/ケートゥ軸がトランジットし、トランジットの土星は4室の支配星とコンジャンクトし、4室にもアスペクトしており、木星は4室の支配星にアスペクトして、4室にダブルトランジットしている。
またさらに火星も4室の支配星にアスペクトしている。
従って、父親にとって、家を損失する時期であったことが分かる。
それと共にトランジットの4室支配の水星は12室に在住して、6室支配の太陽や火星、12室支配の逆行の土星からのアスペクトも受けており、4室の支配星が12室で激しく傷ついていることが分かる。
ダシャーは火星/土星/水星期であり、マハダシャーロードの火星は4室の支配星を傷つけ、アンタルダシャーロードの土星は12室の支配星で、3、8室支配の金星から傷つけられた4室支配の水星とコンジャンクトしており、プラティアンタルダシャーロードの水星は、まさに12室に在住して激しく傷ついている。
従って、このタイミングは父親にとって危険な時期であったことが分かる。
また佐々木朗希選手自身にとっても4室支配の金星が、3、12室支配の水星とコンジャンクトして、家の損失を表しており、その傷ついた4室支配の金星に土星と木星がダブルトランジットしている為、家が流されて、転居せざるを得なくなったのである。
因みにこの時、9室支配で12室に在住する木星にケートゥがトランジットして、8室支配の土星がアスペクトしていたが、これは父親の損失を意味していることが分かる。
佐々木朗希選手の蟹座ラグナから見ると、トランジットの太陽、水星、火星が8室に惑星集中しており、土星も逆行して、これらの惑星にアスペクトしており、災難にあったことを示している。
両親や祖父母など家系の親族を表す2室の支配星が、損失の12室の支配星と共に8室に在住し、火星と土星によって傷つけられている配置は、まさに家族が災難を受けた配置である。
2016年初春に腰の疲労骨折が判明
中学に進学後は、軟式野球部に入部したが、股関節系の怪我などで思うように投げられない時期が断続的に続き、2016年初春には腰の疲労骨折が判明しているが、この時は、マハダシャーラーフ期である。
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ラーフは12室に在住し、6室支配の木星ともコンジャンクトしている為、怪我に苦しんだ時期であることが分かる。
疲労骨折から回復する為に半年近くをリハビリに充てることになったというのは、まさに6室の支配星と共に12室に在住するラーフの象意であり、表舞台に出ることが出来ずに悶々とした時期であることを物語っている。
登板回避事件
そして、2019年7月25日に行なわれた第101回全国高校野球選手権岩手大会決勝戦で、佐々木朗希選手は登板せず、チームも花巻東高校に2-12で敗れ、大船渡高校は35年ぶりの甲子園出場を逃した。
監督が佐々木朗希の故障を防ぐために判断したとされるが、この時、大船渡高校には2日間で250件の苦情が殺到したという。
試合後、大船渡高校の國保陽平監督は佐々木の登板回避について、「3年間で(佐々木が)一番壊れる可能性があると思った。故障を防ぐためですから。私が判断しました」と登板回避の理由を説明したが、これに対して大船渡高校には2日間で250件の苦情が殺到した。 (wikipedia 佐々木朗希より引用抜粋) |
これについては高校野球の監督、元監督、野球評論家やスポーツコメンテーターなどの間で、賛否両論が渦巻いたという。
この時、佐々木は、メディアの取材に対して、「監督の判断なので、しようがないです。高校野球をやっていたら、試合に出たい。投げたい気持ちはありました。」と答えているが、監督が余計なことをした為に大舞台での活躍のチャンスを逃したとも言える。
この時、ダシャーはラーフ/木星期であり、木星は月ラグナから見て、8、11室支配で、ラーフと2室でコンジャンクトしているが、木星は最悪の機能的凶星で、ラーフとコンジャンクトして、グルチャンダラヨーガを形成している。
このケースの場合、監督がろくな指導者でなかった為に佐々木朗希は大事な試合を逃したことになり、監督の支配を表している。
この木星はラグナから見ても9室の支配星で12室でラーフとコンジャンクトして、グルチャンダラヨーガを形成し、8室支配の逆行の土星からアスペクトされて激しく傷ついている。
ここ大事な一番で、故障を防ぐために温存させられた経験は、まさに12室に在住するラーフの象意であり、牢獄の中で悶々とする配置である。
因みに聞いた話では、佐々木朗希選手は、あと1年、つまり25歳になるまでロッテでプレーしてからポスティングシステムを利用してメジャーリーグに移籍した場合、ロッテが受け取る譲渡金は増加していた可能性があったという。
これはメジャーリーグの「25歳ルール」によるもので、25歳未満の選手はマイナー契約しか結べないため、契約金の25%が譲渡金として球団に支払われるが、25歳以上の選手はメジャー契約となり、契約金額も高くなる傾向があり、その結果、譲渡金も増加する可能性があった。
しかし、そうしたことを考慮せず、さっさとメジャーへの移籍を決めたのは、この佐々木朗希のグルチャンダラヨーガ的な発現であったと言えるかもしれない。
言い訳病
因みに佐々木朗希選手は、自身の調子や状態についてコメントする際に、「状態が良くなかった」などと述べることが多いことから、一部のメディアやファンが「言い訳病」と揶揄している。
例えば、2025年2月14日のブルペンでの投球後に佐々木朗希は「状態はそこまでよくなかったんですけど、まずケガなくブルペンを終えられてよかったです」とコメントしている。
どうなるドジャース・佐々木朗希の東京ドーム凱旋構想…またロッテ時代の「言い訳病」が顔を出した 2025年2月13日 17:58 Asagei+plus ワールドシリーズ連覇を目指すメジャーリーグのドジャースが、アリゾナ州グレンデールでキャンプインした。当初より1日遅れに、日程変更されている。 その前日、山本由伸と正捕手ウィル・スミスの30球の投球練習を見守ったロバーツ監督は、2月12日の練習前会見で仰天プランを口にした。 「公平に言わせてもらうが、山本は開幕に投げるだろう」 3月18日の東京ドーム開幕戦(対カブス)の開幕投手に指名したのである。さらにマイナー契約の佐々木朗希についても、 「どんな可能性もある。(メジャー昇格すれば)公式戦の2戦目に投げるだろうが、ベンチ入りしていないことにはね」 こちらは2戦目の先発起用に言及したのだった。 佐々木が第2戦で先発登板するには、開幕戦にベンチ入りするメジャー40人枠に入らねばならない。メジャー契約を結んだレギュラー組25人枠と、その25人に15人をプラスした40人枠の2つがある。大谷翔平と山本はメジャー契約した不動の25人枠だが、25歳ルールでマイナー契約しか結べない佐々木は熾烈な競争を勝ち抜き、あと1カ月で15人枠に入らなければ、東京ドーム凱旋登板の夢はついえてしまう。 その佐々木は山本と同じくロバーツ監督らが見守る中、ベテランのオースティン・バーンズ捕手を相手に、35球を投じた。速球、スプリット、スライダーの調子を確認し、その後に記者団に囲まれると、 「状態はそこまでよくなかったんですけど、まずケガなくブルペンを終えられてよかったです」 さっそく「状態が…」というロッテ時代に聞き飽きた「言い訳病」が顔を出したのである。 ド軍は今季サイ・ヤング賞2度受賞のブレーク・スネル投手も獲得。マイナー契約10億円の佐々木がメジャー昇格すれば、ド軍にとっては「お買い得」だが、是が非でも40人枠に昇格させる必要はない。移籍後1年目から40人枠に残りたいならばコンディションを整え、調子が悪いなりに投球を組み立てていくしかない。 この日、大谷は取材記者を通じて佐々木に、 「僕もそうでしたけど。新しいチームに来た時もそうですし、新しいチームの中で新しい人たちの中で楽しめるかどうかが大事かなと思っています」 という金言を寄せている。佐々木は陽気なキケ・へルナンデスらが集まるド軍でも「言い訳病」の殻に閉じこもってしまうのだろうか。 (那須優子) |
この言い訳がましく、弱気で、悲観的な発言は、おそらく、スピーチを表す2室支配の太陽が減衰し、8室支配の逆行の土星から傷つけられている為である。
日本プロ野球史上最年少の完全試合達成者
佐々木朗希選手の持ち味は、長身からくり出される160km以上の剛速球であり、打たせて取るといったことではなく、奪三振を成し遂げる力である。
おそらく、こうした剛速球は、10室の支配星が7室で高揚してルチャカヨーガを形成し、更にナヴァムシャでムーラトリコーナの座にあるような火星の強さである。
火星はスピードや筋力を表し、並外れた筋力を持っていることを意味している。
また肩の強さなども重要だが、カーラプルシャでは肩は3室が表しており、3室支配の水星が3室で定座にあり、ヴァルゴッタマで強い配置が挙げられる。
金星とコンジャンクトして、ニーチャバンガラージャヨーガや、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置であり、金星も水星もチトラー(火星)に在住して、その火星は、7室でルチャカヨーガである為、強力である。
またこの水星と金星は、両方ともヴァルゴッタマで、しかもAKとAmKで、ジャイミニラージャヨーガを形成している。
チトラーは職人のナクシャトラであり、手先が器用で技巧的である。
3室は手を使う仕事を意味しており、こうした強い3室支配で3室に在住する水星は、ストレートだけではなく、フォークやスライダーなどの変化球も駆使して奪三振を成し遂げる才能として現れていると思われる。
佐々木朗希が完全試合を成し遂げた2022年4月10日のダシャーは、ラーフ/土星/太陽期辺りだが、ヴィムショッタリダシャーではこの2022年の業績を説明することが難しかった。
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一方で、チャラダシャーで見ると、魚座/蟹座の時期であった。
メジャーダシャーの魚座から見ると、2、9室支配の火星が11室で高揚しており、これは高い評価を受け、称号を得ることを意味している。
サブダシャーの蟹座は、ラグナロードの月が11室で高揚し、5、10室支配のヨーガカラカの火星が7室でルチャカヨーガを形成し、11室にアスペクトしている。
この11室で高揚する月と、11室にアスペクトする高揚する火星が、この完全試合の記録を生み出したと考えられる。
もしこうした佐々木の活躍が、魚座のメジャーダシャーがもたらしたものだとしたら、魚座のメジャーダシャーは、2028年11月で終わってしまう。
その後は、水瓶座のメジャーダシャーに移行し、以後、9年間続いていくが、水瓶座は8室であり、また水瓶座から見て、AKとAmKは8室に位置し、ラーフ、ケートゥによってアスペクトされて傷ついている。
従って、これまでのように剛速球で完全試合を成し遂げるといったことは難しくなるのではないかと思われる。
その為、佐々木朗希は、25歳になる前にメジャーに移籍するといった判断は正解だったかもしれない。
水瓶座から見ると、3、10室支配の火星が12室で高揚し、土星からアスペクトされる配置は、剛速球を封印するように見える配置である。
佐々木朗希はいつ結婚するか?
因みにネットで佐々木朗希を調べていると、結婚はいつかといった文面が溢れているのに気付いた。
既に2019年11月から2028年11月までの魚座のメジャーダシャーにおいて、魚座から7室に配偶者の表示体である金星が在住し、また7室支配の水星も7室に在住している。
従って、既に結婚の候補者はいることを示唆している。
例えば、2026年8月~2027年5月の魚座/山羊座などは有力である。
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山羊座にはDKの火星が在住しており、また山羊座は7室である。
そして、この時、ヴィムショッタリダシャーはラーフ/ケートゥ、ラーフ/金星期辺りであり、ラーフ/金星期はしばしば結婚をもたらすタイミングである。
また結婚の分割チャートであるナヴァムシャでは、ケートゥのディスポジターは金星でもある為、ラーフ/ケートゥ期は、ラーフ/金星期のように働くはずである。
そして、この時、トランジットの木星は、蟹座1室をトランジットして、7室にアスペクトし、土星は魚座をトランジットして、7室支配の土星アスペクトして、7室にダブルトランジットが形成されるからである。
魚座のメジャーダシャーの後は、水瓶座のメジャーダシャー(2028年11月~2037年11月)が続くが、水瓶座から見て、DKの火星が7室にジャイミニアスペクトし、また配偶者の表示体が結婚生活の8室に在住している。
またその次の山羊座のメジャーダシャー(2037年11月~2045年11月)はDKの火星が在住しており、また山羊座は7室である。
従って、今後は、結婚生活を送っていることが推測できる。
今回、ナヴァムシャのラグナはまだ検討していない。
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