最近、芸能ニュースを賑やかしている興味深いトピックがいくつかある。
その中の一つが高嶋政伸の離婚騒動である。
wikipediaのデータから出生時間不明(12:00)でチャートを作成してみたが、月が逆行の土星と接合し、火星からアスペクトされている。
そして月の両側には惑星がないため、ケーマドルマヨーガを形成している。
精神的に不安定になりやすい配置であるが、高揚の木星がアスペクトして保護されてもいる。
モデルの美元と結婚したのは、2008年8月31日である。
高嶋政伸が交際を申し込み、一週間足らずでプロポーズしたと書かれている。
結婚した2008年はトランジットの土星が獅子座を運行し、木星は射手座を運行して、ダブルトランジットが獅子座に形成されていた。
高嶋政伸は映画俳優であることから、10室と3室の絡み、あるいは金星との絡みが想定されるが、そうしたことを総合して推測すると、獅子座ラグナの可能性が高いのではないかと思われる。
獅子座ラグナにすると、結婚した2008年8月31日は金星/火星期である。
マハダシャーの金星は結婚を演出する惑星で、アンタルダシャーの火星は1室に在住してパートナーの7室にアスペクトしている。
1室は7室からみた7室目である。
この金星期は俳優としてのキャリアも順調で、wikipediaで確認しても、2001年以降の金星期に俳優として多くの作品に出演していることが分かる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B6%8B%E6%94%BF%E4%BC%B8
獅子座ラグナであれば、金星が3、10室支配で、3室で自室に在住し、仕事の表示体である太陽と接合する。
織田裕二などと同じ、典型的な俳優の配置であり、また獅子座のため、主役しか演じられないタイプである。
従って、2002年『こちら本池上署』といった連続もののドラマで主演を果たしている。
マハダシャー金星期に入った直後である。
結婚した時、土星がラグナをトランジットし、木星が恋愛の5室からラグナにアスペクトして、1室にダブルトランジットが生じており、従って、結婚のタイミングである。
アンタルダシャーの火星は2室の支配星や7室や7室の支配星にアスペクトしている。
また火星は情熱を表すため、交際して1週間足らずでプロポーズに至ったというのがよく理解できる。
このアンタルダシャーロードの火星に土星と木星がダブルトランジットしたので、瞬間的に燃え上がるような情熱的な恋愛とプロポーズに発展したものと思われる。
火星はヴァルゴッタマで、蠍座にアスペクトバックしており、ナヴァムシャでは蠍座の金星にアスペクトしている。
従って、強い情緒に彩られた情熱的な恋愛を表している。
然し、火星が主に結婚への衝動をもたらしたとすると、熱しやすい火星は冷めるのも早いのである。
火星のアンタルダシャーが終わると、おそらく、冷静になって相手について客観的に見えるようになったのではないかと思うのである。
アンタル火星期が一年足らずで終了しているため、交際して3年足らずでの離婚調停に発展したと考えられる。
それでもおそらく我慢を続けてきたのではないかということはよく分かるのである。
修羅場はおそらく木星が魚座で、土星が乙女座をトランジットしていた2010年5月から2011年5月ぐらいまでの期間である。
その時に8室にダブルトランジットが生じているが、8室には12室支配の月と6、7室支配の土星が接合している。
従って、この時期に夫婦間で激しい争いが演じられたのではないかと考えられる。
以下の記事にもあるように夫婦間の暴力沙汰なども展開されたのではないかと考えられる。
この8室には出費を表す12室支配の月も絡んでいるが、高嶋政伸は美元の浪費癖にも悩まされていたとも言われ、30万円の生活費が足りないとして増額を要求されていたと書かれている。
また高嶋政伸は美元のストーカー行為にも悩まされていたことを明らかにしている。
現に相手に自分に対する愛情が全くないのに高嶋政伸と別れようとしないこと自体が、ストーカー行為である。
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高嶋政伸、美元とかみ合わない離婚裁判
日刊スポーツ 2012年06月02日 07時54分
俳優高嶋政伸(45)と妻でモデルの美元(みをん=32)が1日、東京家庭裁判所で行われた離婚裁判にそろって出廷した。原告の高嶋は、美元の度重なるストーカー行為や高額の生活費の要求など特殊性を暴露。愛情は一切なく、「芸能生活をなげうってでも離婚したい」と訴えた。一方、被告の美元は「今日も会えてうれしい」と高嶋への思いを口にし、高嶋が睡眠薬を常用しており、記憶違いや誤解があると指摘。その上で離婚の意思がないことを強調した。次回は7月27日に弁論が行われる。
2人が視線を合わせたのは入廷の際、一瞬だけだった。3メートルの距離に対峙(たいじ)したが、高嶋は視線を落とし、美元を「被告」と呼んだ。一方、美元は「高嶋裕子です」と名乗った。左手薬指の指輪も外さず、高嶋を「夫」と呼んだ。弁護人から高嶋と“再会”は楽しいかと聞かれると、「久しぶりに会うのを楽しみにしていました。実際、顔を見られてうれしかった一方で、とても心配です」と笑顔をみせた。
主張は真っ向から食い違った。高嶋は結婚当初からの美元の特殊性に触れ、「怒ったら手が付けられない」「被告の怒りのスイッチが入らないようにビクビクしていた」などと説明。また、生活費を月30万円渡したが足りないと言われ、09年7月に弁護士を交え話し合い300万円渡し、翌10年5月から50万円に増額も「基本は月100万に小遣い9万。109万円が必要な女」など、過剰な要求があったと明かした。
同17日には口論した末、左目を殴られて見えなくなり、美元を外に押し出そうとしたら抵抗されたという。その際に録音された音声に入っていた「死んじまえ」などの発言は事実と認めたが、「殺されると思った」と主張。別居後もホテルに美元が押しかけ、ストレスを感じたとし、「完全なるストーカー行為。恐怖の対象でしかない。一緒にいると必ず体調を崩すのでいられない。愛情は一切ない」。弁護人から「やり直すつもりは」と問われると、質問が終わる前に「全くありません」と答え、「芸能生活をなげうってでも別れたかったので裁判に持ち込んだ」と強く訴えた。
対して美元は口論の際、アッカンベーをした高嶋の左ほおを平手打ちした後、殴られ全治1週間と診断されたと主張し左目を狙ったことは否定した。「薬や酒を飲むと目つきが変わる。感情的になったり記憶がなくなる。薬を飲まなければ暴力は振るわない人」と、高嶋が結婚前から常飲する睡眠薬で一変することを強調。「事実と異なることがたくさんある。尊敬する一方、どれだけ孤独で不安だったかを感じたので誤解を解きたい」と高嶋を哀れむように言った。
小林愛子裁判官から関係修復の可能性を聞かれ、「できると思う。離婚する理由が見つからない。これまで夫が示してくれた愛情ですね。休みなく働いてきたので、期間を置けば頭のいい人なので思い直してくれる。戻ってくれると願ってます」と語った。
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6、7室支配の土星が8室に在住しているが、8室とは別離に至らずに関係がこじれたまま腐れ縁が続いていくハウスである。
従って、相手がストーカー化して中々離婚に応じてくれないというのはこの配置が表している。
そして、この配置が、高嶋政伸の精神不安の原因ともなっているのである。
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政伸、美元は「ストーカー」 離婚裁判で“直接対決”
2012年6月2日 中日スポーツ
俳優高嶋政伸(45)と妻でモデルの美元(みをん、32)が1日、東京家庭裁判所で開かれた離婚裁判で初めて“直接対決”した。尋問に立った高嶋は、美元が「私は全身で強く抱きしめられないと寝られない女」「私は月109万円必要な女」と主張していたことなどを次々と暴露した。美元は、金銭などの問題は誤解で自分には離婚する理由がないと反論した。
この日は原告の高嶋と、被告の美元に対する証人尋問が行われた。法廷で、悲しげに高嶋を見つめる美元に対し、高嶋はほとんど目を合わせなかった。
まず高嶋への本人尋問が行われた。高嶋は美元が自分の言い分が通らないと怒って手がつけられなくなると説明。就寝時に「強く抱きしめ続けてほしい。そうしないと眠れない」という美元の要求に対し、高嶋が仕事に支障が出るため拒否した際には「私の夢が絶たれた」と、高嶋を責め続けたと新婚のころから関係がぎくしゃくしていたとした。
結婚式の翌日に仕事へ向かった高嶋を責め続けたり、ゴミ出しについての言い合いなどを明らかにし、そんな結婚生活について高嶋は「(08年9月からの2人の生活で)いい気分でいたのは10日もない」と主張した。
また、第三者を入れた話し合いの場を持った際、一時金として300万円を渡した高嶋に対し、美元は納得せず、月100万円の生活費とお小遣い9万円を要求。「私は月に合わせて109万円必要な女」と言ったことを例にあげ、金銭の要求が厳しかったことなどを訴えた。
ほかにも、ストーカー行為の例を挙げた。時代劇の撮影で京都のホテルに滞在していた時には、夜中に人の気配がしたので起きると、ベッドの足元に人がいて、正座するような形で手を握っていた。美元が自殺して幽霊となって現れたのかと思った。何しに来たのかと聞くと「迎えにきた」と。高嶋は初めて泊まるホテルだったのでなぜ場所が分かったのかと聞くと「夢のお告げで見た」と。恐ろしさで腰が抜けたという。
最後に弁護士から「やりなおす気持ちはないか」と問われて、高嶋は「まったくありません。愛情は一切ない」と語り、結婚生活は「ストレスそのもの。恐怖の対象。これからも一緒にいると必ず体調を崩すので一緒にはいられない。自分自身の芸能生活(仕事)をなげうってでも別れたい」と語り、裁判の場で相手を傷つけるのは本望ではなく、本来調停で終わりにしたかったと説明した。
この日の裁判は、17枚の一般傍聴券を求め、425人が並ぶなど注目を集めた。
08年に結婚した2人は、10年に別居。離婚調停が合意に至らず、翌11年2月には裁判となった。同7月に高嶋が離婚に向けて係争中であることを発表していた。
その後も今年3月には動画投稿サイト「You Tube」にアップされた男女の言い争う音声が、2人の夫婦ゲンカのものではないかと話題になった。次回裁判は7月27日午前11時半から開かれる。
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ここで現在のダシャーを検討すると、金星/木星期である。
木星は5室支配で12室で高揚し、ディスポジターの月は8室で逆行の土星と絡んでいる。
従って、高嶋政伸はここ最近は、美元と別居して隠遁状態であったと解釈できる。
別居することで平穏がもたらされたのである。
12室は7室からみた6室目であり、別離のハウスである。
但し、ディスポジターの月が8室で土星と絡んでいるため、別居して平穏を取り戻したものの依然として、問題は継続しているのである。
それでは何故、離婚裁判が始まったかというと、おそらくプラティアンタルダシャーが、土星期になって、
金星/木星/土星期になったからではないかと考えられる。
金星から見ると、木星は3、6室支配で、離婚、調停の6室を支配している。
また土星は獅子座ラグナとすれば、離婚、調停の6室を支配している。
この解釈が正しいとすれば、金星/木星期が終わると、次に金星/土星期がやってくるため、まだこの争いは長期化することも考えられる。
これらはある時点で、獅子座ラグナではないかという前提で、解釈を進めている。
獅子座ラグナであることは可能性の一つとしてあるのではないかと思われる。
例えば、美元のチャートを作成すると、獅子座に月、土星、ラーフが在住し、火星がアスペクトしている。
従って、獅子座が彼女の主な悩みの舞台であることを表しており、従って、パートナーが獅子座ラグナである可能性は、このことから推測されるのである。
美元のチャートから分かることは、月が土星、ラーフと接合し、火星からアスペクトされており、やはり精神の不安定さを示していること、土星との絡みは抑鬱(depression)、特にラーフと月の絡みは精神錯乱といった激しい象意を表している。
そして、金星が火星と接合し、情熱的な恋愛も表しているが、土星が絡んでいるため、恋愛、結婚に関することで困難があることを示している。
金星はAKでナヴァムシャで乙女座で減衰し、ラーフ、GKの水星と絡んで、火星からアスペクトされているため、やはり結婚に試練があることを表している。
火星が蠍座に在住したり、アスペクトバックしている配置は、経験上、かなり深い情念を持つ配置である。それは肯定的に出る場合は、人間関係におけるまめな働きかけや、親切な世話、人懐っこさとして表れるが、否定的に表れた場合にはストーカー行為や、執念深い行動へと結実する。この場合、火星には月からみた6、7室支配の土星がアスペクトして傷つけており、火星が否定的に出る条件を満たしていたと思われる。
美元のストーカーのエピソートとして記事は以下のように伝えている。
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時代劇の撮影で京都のホテルに滞在していた時には、夜中に人の気配がしたので起きると、ベッドの足元に人がいて、正座するような形で手を握っていた。美元が自殺して幽霊となって現れたのかと思った。何しに来たのかと聞くと「迎えにきた」と。高嶋は初めて泊まるホテルだったのでなぜ場所が分かったのかと聞くと「夢のお告げで見た」と。恐ろしさで腰が抜けたという。
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これによれば、ベッドの足元で正坐して高嶋政伸の手を握っていたのだという。
特に危害を加える訳でもなく、一見、可愛らしい感じのするエピソードのように見えるかもしれないが、これはやられた本人にとっては決してそうではないのであり、高嶋政伸が恐ろしさで腰が抜けたというのもよく理解できる。
美元の性格面について、
■情緒不安定になりやすい
■何よりも自分が最優先
■言い分が通らないと怒って手がつけられなくなることがある
と高嶋政伸が裁判で申告したようだが、
これらは獅子座に在住する月にラーフ、土星が接合し、火星がアスペクトしている配置そのものをいい表したもののように思われる。
この裁判の一般傍聴券を求めて、425人が並んだそうだが、テレビでも連日、ワイドショーなどで、報じられて、美元の結婚生活が社会的に白日の元にさらされてしまった感がある。
これは月からみた10室で金星が火星と接合し、土星からアスペクトされていることの表現ではないかと思われる。
人の性格は外見では分からず、それ故、出生チャートを見なければならないが、然し、結婚はカルマであるため、分かっていたとしても、それが避けられるとは思えない。
(おそらくこの頃が金星/火星期で、トランジットの土星は獅子座を通過し、木星は恋愛の5室を通過して、1室にダブルトランジットを形成していたと思われる。)
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