2011/6/5付の『田中好子のラグナについて再考する』で、
http://www.kanteiya.com/column/11/0605.htm
田中好子のラグナについて再度、検討した所、
彼女の夫婦関係や結婚生活、また弟の存在などの、
コラムを書く時点で分からなかった事実関係によって、
射手座ラグナの可能性の方がむしろ高いのではないかという結論に
至り、田中好子の山羊座ラグナ説を一旦、白紙に戻しました。
「山羊座ラグナが絶対正しい、自信がある」とお伝えした皆様に
お詫びして訂正します。
自分が正しい結論を導き出したという自信から、以前の5/21付けのコラムで、
「・・・従って、ラグナは正しいか正しくないかのどちらかしかないのであって、その中間はないという所から、占星術家にとって、ラグナに関する論陣を張るということは1つの命取りになりかねない危険な挑戦である。・・・」
「・・・従って、もしラグナの予想を外したくないのであれば、出来事とダシャーの対応関係をいくつかリサーチし、ダシャーもチャラダシャーやヨーギニダシャーなどを検討した上で、よくよく考えて、間違いないと思った段階でないと、発言することは危険なのである。・・・」
といった発言が、ブーメランのように私に跳ね返って来て、私に突き刺さって、痛いというのが今の心境です。
山羊座ラグナで絶対に正しいと思い、頑固に主張もしましたが、全く山羊座ラグナで正しいと思ったその自信が、新事実の検証によって揺らいだため、山羊座ラグナ説を撤回せざるを得なくなりました。
然し、今回、山羊座ラグナ説を主張したのは、田中好子の結婚がヴィムショッタリダシャー、チャラダシャー、ヨーギニダシャーを使ったコンポジットアプローチで説明できたことが大きかったのです。
然し、コンポジットアプローチで見るテーマが、結婚という1つだけでは確実ではないということがよく分かりました。
結婚だけに限れば、むしろ山羊座ラグナの方がチャラダシャーなどで綺麗に説明できるように思えるため、その辺りもやっかいな所です。
有名人のラグナ特定には、その有名人の過去の出来事の細部の詳細(ディテール)も含めた経歴情報、エピソードの収集がポイントではないかと思います。
特に今回、見過ごしていた田中好子の夫との夫婦関係、特に不倫・略奪婚と世間から評価されている結婚生活の事実を知った後では、山羊座ラグナであると主張することは難しくなり、むしろ、こうした夫婦関係が生じるのは、射手座ラグナでしかあり得ないと思います。
然し、慎重を期して、まだ他のラグナの可能性も検討しつつ、検証を続けていくこととしますが、ほぼ射手座ラグナだろうというのが今の時点の判断です。
判断というものは自分が現在、持っている情報や知識、識別力を元に行ないますが、あくまでも現時点で自分が持っている情報や知識、識別力に基づいて行なった判断の結果ということです。
そういう意味では、山羊座ラグナ説というのも、私の中ではその時点では確信に満ちたものがあったのですが、さらに事実関係(情報)が収集されてくると、その新たな事実関係が収集された段階での判断はまた変わって来ました。
(今回、コンポジットアプローチで1つのテーマを検証できただけでは不十分だということを経験したため、ラグナについて確信することはより困難となったといえます。従って、~の可能性がある、~かもしれないという表現を増やさざるを得なくなるかもしれません。)
然し、今後も、私はラグナの判断については、その時点での判断をなるべく言い切っていきたいと考えています。
そうすることでその判断や説に対する責任が生じ、また何故、そう思うかという論理構成についてもきちんと説明することにつながります。
そして、新たな事実関係の収集や知識の習得によって、現在の考えを維持することが出来なくなれば、それを正直に明らかにすればいいと考えます。
その思考の流れやロジック(論理)について明らかにするということが、最も重要なことではないかと思います。
コメント