自民党の杉田水脈が、最高裁で敗訴し、55万円の賠償が確定したとニュースが伝えている。
杉田水脈議員が敗訴 中傷投稿「いいね」で賠償、初の確定 2024年2月9日 15:42 日本經濟新聞 SNSで中傷投稿に「いいね」を押したことが不法行為に当たるかどうかが争われた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は9日までに、不法行為が成立するとした二審・東京高裁判決を是認し、賠償を命じられた自民党の杉田水脈衆院議員側の上告を退ける決定をした。杉田議員の敗訴が確定した。決定は8日付。 裁判官5人全員一致の結論。同小法廷は詳しい理由は示さなかった。SNSで他人の投稿に対する「いいね」が不法行為に当たるとの判断が最高裁で確定したのは初めて。自身の影響力や相手との関係、経緯などによっては「いいね」を押す行為が侮辱に当たるとして賠償責任を負うリスクのあることが浮き彫りになったといえる。 二審判決などによると、杉田議員は2018年、旧ツイッター(現X)でジャーナリストの伊藤詩織さんの性的被害を受けたとの訴えに対し「売名行為」などと中傷する投稿25件に「いいね」を押した。伊藤さんは名誉を傷つけられたとして220万円の賠償を求めて提訴した。 22年10月の高裁判決は「いいね」を押す行為について「投稿に好意的・肯定的な感情を示したと一般的に理解される」と指摘。一方で、ボタンを押すか否かという二者択一の特徴もあり、実際の目的を判断するには「いいね」した人と投稿で取り上げられた人との関係や「いいね」するまでの経緯を考慮すべきだとした。 その上で杉田議員のケースを検討した。同議員がネット番組などで伊藤さんの批判を繰り返していた中で、伊藤さんを中傷する多数の投稿に「いいね」したことから「名誉感情を害する意図があった」と認定。国会議員の影響力も踏まえ「社会通念上許される限度を超える侮辱行為」と結論付け、請求を退けた一審・東京地裁判決を変更し、55万円の賠償を命じていた。 SNSを巡っては、名誉毀損やプライバシー侵害にあたる投稿のリツイート(リポスト)で賠償が命じられた例が複数ある。これに対し「いいね」は拡散力が弱く、今回の訴訟の一審判決が「非常に抽象的、多義的な表現行為にとどまる」と言及するなど、加害の意図がより認められにくい実態があった。 SNSの問題に詳しい中沢佑一弁護士は「今回は国会議員が多数回にわたって『いいね』した特殊な事例で、一般のユーザーで同じ判断が出る可能性は高くない」とみる。その上で「誹謗(ひぼう)中傷への社会全体の態度は厳格になっている。SNSでの振る舞いに責任が伴うということを改めて確認する機会とすべきだ」と話した。 |
杉田水脈は、夫婦別姓、LGBTの権利、教育無償化など、リベラルな政策にことごとく反対する右翼民族主義者であり、アイヌ民族など小数民族への差別的発言でも知られているが、どのような惑星配置が、こうした極右的思想につながるのかについては、非常に興味深い。
おそらく、蠍座ラグナもしくは蟹座ラグナのいずれかではないかと考えていたが、種々検討した結果、蟹座ラグナで正しいようである。
出生時間は分からなかったが、杉田水脈は、SNSに以下の投稿をしていることから、子供の誕生日、及び結婚した日が分かった。
2023年1月10日付の投稿の中で、今月1月16日が夫婦の結婚30周年だと綴っている。
2023年1月16日から30年引くと、1993年1月16日が結婚した年月である。
また娘の誕生日についてはTwitter(当時)に以下の投稿をしている。
2016年4月16日の投稿が、娘の19歳の誕生日であることから、そこから19を引いた1997年4月16日が娘の誕生日である。
結婚
結婚した1993年1月16日のトランジットを見ると、もし蟹座ラグナであれば7室山羊座を土星がトランジットし、7室支配の土星にもアスペクトし、木星が乙女座から7室と7室の支配星にアスペクトして、7室にダブルトランジットが形成されている。
火星も双子座から7室にアスペクトしており、また太陽も山羊座7室をトランジットしている。
因みに月ラグナから見ても乙女座7室を木星がトランジットし、7室支配の水星に土星がアスペクトして、7室にダブルトランジットしている。
蟹座ラグナであれば、ダシャーはラーフ/土星/水星、もしくは、ラーフ/土星/ケートゥ期だが、マハダシャーロードのラーフは結婚生活の2室を支配する太陽とコンジャンクトし、ディスポジターの火星は月から見た8室の支配星で、ラグナに在住している。
またアンタルダシャーロードの土星は7室の支配星であり、プラティアンタルダシャーロードの水星は月から見た7室に在住している。
またもしプラティアンタルダシャーがケートゥだった場合は、ディスポジターの金星は、結婚(配偶者)の表示体で、月から見た2室の支配星である。
ナヴァムシャのラグナは、ラーフ、土星、水星、ケートゥが1-7軸の在住星や支配星になっていないか、もしくは2-8軸の在住星や支配星になっていないかといった観点から求められるが、おそらく、獅子座ラグナではないかと思われる。
獅子座ラグナであれば、ラーフがラグナに在住し、土星が7室の支配星で、水星が2室の支配星で、ケートゥが7室の在住星である。
娘の誕生
次に娘が誕生した1997年4月16日のトランジットを見ると、木星と土星が5室支配の火星にアスペクトし、また土星が9室魚座をトランジットし、木星が山羊座から9室の支配星にアスペクトして、5室と9室にダブルトランジットしている。
また火星も獅子座から5室にアスペクトし、逆行して9室支配の木星にも絡んでいる。
そして、ラーフ/ケートゥ軸は、3-9軸をトランジットして、5室支配の火星に絡んでいることが分かる。
またこの日、月は蟹座の9室支配の木星をトランジットしており、また太陽と金星は、牡羊座に移動した直後で、一つ前の魚座9室から5室支配の火星にアスペクトしていたと考えることが出来る。
また水星は牡羊座で逆行しており、一つ前の魚座9室から5室支配の火星にアスペクトしていたことが分かる。
ダシャーは、ラーフ/水星/土星期であるが、ラーフのディスポジターは5室の支配星で、水星は、9室に在住し、土星も9室に在住しており、水星と土星は9室の支配星からのアスペクトも受けている。
土星、水星は表示体の木星から見ても9室に在住して、9室の支配星からのアスペクトを受けている。
サプタムシャを見ると、ラーフは5室支配の水星からのアスペクトを受けており、水星は5室の支配星で、土星はラグナの支配星である。
あるいは、微妙なタイミングによってはサプタムシャのラグナは山羊座となる場合もあり、そうすると、ラーフはラーフ/ケートゥ軸という形で、ラグナに絡み、9室支配の水星からのアスペクトを受けている。
水星は9室の支配星で、ラグナに在住し、土星はラグナロードで11室に在住し、5室にアスペクトしており、ディスポジターの火星は9室に在住している。
サプタムシャのラグナは水瓶座でも山羊座でもどちらでも子供の誕生のタイミングが説明可能である。
出生図が蠍座ラグナだと、結婚や子供の誕生がこのようには上手く説明出来ない。
従って、蟹座ラグナで正しいと思われる。
そうすると、何故、今のタイミングで杉田水脈が、最高裁で敗訴したのかも納得できる。
最高裁で敗訴した理由
それは彼女の水瓶座8室に土星がトランジットしているからだが、それはこれまで別の記事の中でも述べて来たように水瓶座をトランジットする土星が、蟹座的なるものを抑圧し、制限しているからである。
自民党安倍派が軒並み政治資金パーティー券のキックバック問題で、厳しい追及を受けていることと同じ理由である。
蟹座ラグナにとっては8室をトランジットする土星は、中断、行き詰まりを生み出している。
特に蟹座ラグナであれば、2021年3月前後から、マハダシャー土星期に移行しており、今もまだ土星/土星期である。
土星は7、8室の支配星で、3室、12室支配の水星とコンジャンクトして、ラグナロードの月や10室支配の火星と相互アスペクトによって絡んでおり、杉田水脈の政治活動が、挫折したり、行き詰まったり、損失を被るタイミングである。
月から見ても土星は6室の支配星で、ラグナロードで、10室支配の水星とコンジャンクトしており、仕事上の奮闘、訴訟といった象意を経験するタイミングである。
特にダシャーロードの土星が8室をトランジットしている為、尚更、8室土星の象意が噴き出している。
木星期の政治家としての躍進
興味深いことにこの土星期になる前は、木星期が16年間続いていたが、それは、杉田水脈が、政治家としてデビューしてこれまで歩んできたタイミングにぴったりと重なる。
2010年5月の木星/水星期に西宮市役所を退職し、同年10月8日にみんなの党兵庫6区支部長に就任しているが、「日本維新の会」に鞍替えし、第1次公募に応募して、2012年11月17日の木星/ケートゥ期に兵庫6区で公認が決まる。
ケートゥのディスポジターである金星が、4、11室の支配星で、11室で定座に在住していることに注目である。
公認を勝ち取ったのは、この11室が強いためだと分かる。
そして、2012年12月の第46回衆議院議員総選挙に兵庫6区から立候補し、小選挙区で敗北したが、比例で復活して、当選を果たす。
この辺り、ぎりぎりで当選できたこともケートゥのディスポジターの金星が11室支配で、11室で強いからである。
また12月の途中から木星/金星期に移行している可能性があり、その場合、まさにこの11室支配で11室に在住する強い金星期である。
そして、2014年に一度、落選しているが、おそらく、この時期も木星/金星期である。
何故、金星期に落選したかと言えば、8室支配の土星からのアスペクトを受けているからである。
しかし、この落選中に著作活動やネット番組への出演、講演活動などをして、非常に派手に活動していることが分かる。
著作活動やネット番組出演、講演活動等と並行し、慰安婦問題について民間団体のなでしこアクションやトニー・マラーノ、藤木俊一(マラーノの日本側代理人)らと連携して国際連合ジュネーブ事務局で開かれている国連人権委員会の小委員会である女子差別撤廃委員会に出席し、クマラスワミ報告の撤回等を求めるスピーチを行うなどの活動をした。 (wikipedia 杉田水脈より引用抜粋) |
金星は、牡牛座で定座で、しかもヴァルゴッタマであり、私の考えでは、ナヴァムシャで3、10室支配で、10室でマラヴィアヨーガを形成している。
従って、あたかも芸能人であるかのように派手に活動していた時期である。
自由民主党からの立候補 -安倍晋三からの寵愛-
2017年に第48回衆議院議員総選挙に自由民主党から立候補することが決定し、10月10日に自民党が比例名簿を発表すると、杉田水脈は比例中国ブロックにおいて、比例の順位で優遇され、単独候補としては最上位に登載されて10月22日の選挙で当選を果たしている。
これは安倍晋三からの寵愛を受けて、優遇された結果である。
wikipediaには以下のように記されている。
フェミニズム思想家の岡野八代は「杉田氏は2017年に自民党に入る前から、国連人権委員会の“女子差別撤廃委員会”に出席し、『日本軍による慰安婦の強制連行はなかった』などの発言をしていました。こうした発言が安倍元首相に気に入られ、杉田氏とは縁もゆかりもない安倍元首相のお膝元である比例中国ブロックで出馬。比例名簿の上位に据えられ、”特別枠”で当選を重ねてきた」とし、国民から直接の信任を得て当選したわけではないと指摘している。 (wikipedia 杉田水脈より引用抜粋) |
国連人権委員会で、『日本軍による慰安婦の強制連行はなかった』などの発言をしたことが、安倍晋三に気に入られ、特別待遇を受けたようである。
何故、特別待遇を受けられたかと言えば、彼女の9室支配の木星がラグナで高揚して、ヴァルゴッタマで異常に強いからである。
これは蟹座ラグナであった安倍晋三を象徴しているが、安倍晋三に限らず、蟹座的な愛国民族主義者からの強い信任や引き立てを受けられるからである。
ちょうど、2017年10月22日は、木星/火星期に移行したタイミングであり、非常にパワフルな時期であった。
火星は出生図では5、10室支配のヨーガカラカで、ラグナロードの月とコンジャンクトして、1-5、1-10のラージャヨーガを形成し、ナヴァムシャでも4、9室支配のヨーガカラカで、2室に在住して、2-9のダナヨーガを形成している。
そして、ダシャムシャでは、おそらく、10室に在住しているのである。
ナヴァムシャが獅子座ラグナであればダシャムシャのラグナは牡牛座ラグナになるが、そうすると木星は8、11室支配で11室で定座に在住し、9、10室支配のヨーガカラカの土星とコンジャンクトして、9-11のダナヨーガを形成している。
木星期に政治家としてのキャリアを築いたことが考えると、8、11室支配の木星が11室で定座に在住していることで納得できる。
しかもその躍進の大部分は、安倍晋三からの特別の信任を受けて、”特別枠”で比例の順位を優遇されたからだが、それは木星がダシャムシャでは8室(相続、贈与、棚から牡丹餅)の支配星でもあり、11室で強い為である。
そして、wikipediaによれば、次の2021年衆議院議員選挙でもこうした依怙贔屓(えこひいき)が働いたようである。
2021年衆議院議員選挙 2021年10月13日、山口3区現職の河村建夫は党本部に呼び出され、甘利明幹事長、遠藤利明選対委員長と面会。甘利と遠藤は、鞍替え出馬を図る元参議院議員の林芳正との差がダブルスコア以上も開き、立憲民主党の候補より劣るとする最新の情勢調査結果を示した。立候補見送りを迫り、その代わりとして長男で秘書の河村建一を比例中国ブロック単独で立候補させる案を提示した。河村は同日中に政界引退を決意し、党本部からの調整案をのんだ。10月15日、自民党は比例中国ブロックでの河村建一の公認を発表。 10月16日、自民党山口県連会長の岸信夫と県連幹事長の友田有は連名で、同党の遠藤選対委員長に要望書を提出。党本部が建一を比例中国ブロックの公認候補としたことについて「山口県連とは何ら関わりのない候補」などと激しく抗議し、「現職の杉田水脈氏を名簿上位搭載にご配慮をいただきますよう、強くお願い申し上げます」と求めた。岸の実兄の安倍は直接、遠藤選対委員長に杉田の上位登載を要求。電話で30分間自説を語った。 10月18日、自民党は比例名簿を発表。安倍、岸らの圧力により、建一は比例北関東ブロックからの出馬に急遽変更され、杉田が比例中国ブロック名簿に単独候補として、上から3番目に登載された(党内全候補者の中では19位)。 同年10月31日に行われた衆院選に比例中国ブロック単独で立候補。自民党は6議席獲得し、杉田は3選した。 |
安倍晋三が、直接、遠藤選対委員長に杉田水脈の比例名簿の上位登載を要求し、電話で30分間自説を語ったようである。
つまり、2選、3選とも、杉田水脈とは縁もゆかりも無さそうに見える山口県において比例名簿の上位に記載されたことによって当選したのである。
まさにこの幸運は、蟹座で高揚し、ヴァルゴッタマの強い木星によって、もたらされた幸運である。
『新潮45』での「LGBTは生産性がない」発言
杉田水脈は、2016年11月号と、2018年8月号の『新潮45』で、「LGBTには生産性がないため、LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか」との発言を繰り返した。
このことが、「優生思想」に繋がるものとして、批判を受け、海外でも大きく批判的に報道された。
2016年11月は、木星/月期だが、2018年8月は、木星/火星期だった。
2017年10月22日の3選以来、自信も付けていたと思われる頃だが、月も火星も8室支配の土星や3、12室支配の水星と相互アスペクトしていることが注目される。
3室(メディア)の支配星が、8室の支配星や火星と絡んで傷ついている為、メディアを通じた発言が問題となったのである。
『新潮45』は、この杉田水脈の論文を掲載したことで批判を受けて、廃刊に追い込まれた。
杉田水脈が、物議を醸す過激な発言を繰り返すのは、スピーチの2室を支配する太陽が、牡羊座で高揚して、バラニーに在住するラーフとコンジャンクトし、火星からのアスペクトを受けているからである。
この発言が、優生思想に例えられたのは、そもそも牡羊座が優生思想を表わすからである。
生産性を重視する傾向は、国家社会主義、民族主義の中で出てくる発想であり、女性は将来、軍人や労働者となっていく子供を産み、育てることが奨励される。
こうした発想は、蟹座、または、蟹座から見た行為の10室である牡羊座から生み出されるのであり、国民を総動員する愛国民族主義的で、全体主義的な国家体制の中に登場する。
ヒトラーは牡羊座惑星集中だったが、ユダヤ人や少数民族のロマ族(ジプシー)や障害者を虐殺したことは、この思想の現れである。
杉田水脈のスピーチを表わす2室支配の太陽が、牡羊座に在住し、ラーフとコンジャンクトしている為にナチスの優生思想に酷似してしまったのである。
また日本の少数民族であるアイヌ民族への差別発言にもつながったが、こうした発言も牡羊座の太陽とラーフがもたらしたものだと分かる。
愛国民族主義
因みに杉田水脈の右翼思想はどこから来るかと言えば、まず、そもそもラグナが蟹座であることで、愛国民族主義者である。
そして、そこに道徳や理想主義を表わす9室支配の木星が高揚して、ヴァルゴッタマであることで、生粋の右翼思想の持ち主なのである。
更に知性の表示体である水星が魚座で減衰し、木星のアスペクトを受けていることで、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
水星は合理的な判断が出来ず、感情的な判断になり易いが、この傾向が逆に利点として働く配置でもある。
魚座はスピリチャル、宗教の星座であるが、日本に古くからある神道の思想などは、この魚座から出て来たものである。
安倍政権の背後には、日本の神社、寺などの勢力の集合体である日本会議の存在があったが、安倍晋三のナヴァムシャのラグナが魚座だったことにも表れている。
例えば、岡本天明の『日月神示』などはまさに魚座から出てきた思想である。
靖国信仰などもそうであるが、こうした魚座の神道思想が、蟹座の愛国民族主義と連携して、政治と宗教が一体となった日本独自のイデオロギーを生み出している。
また月から見た5室(知性、判断力、識別力)の支配星である土星が魚座に在住していることもまた同じことを示している。
SNSでの「いいね」事件 -裁判所の判決の変化-
『新潮45』で「LGBTは生産性がない」発言を行ったちょうど同じ頃、2018年6月28日の木星/火星期にイギリスのBBCが、フリージャーナリスト伊藤詩織が、元TBSワシントン支局長の山口敬之に対して、準強姦被害を訴えた事件に関して、報道番組「Japan’s Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送した。
杉田水脈は、この番組で、自らの発言を切り取られるなど印象操作をされたと主張した。
その後、民事で敗訴した後、杉田水脈は、Twitter上で伊藤詩織を中傷する多数のツイートに対し、賛同を意味する「いいね」を押し、それらの中傷するツイートを拡散した。
このことについて、2020年8月20日の木星/ラーフ期に伊藤詩織から220万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に提起された。
木星/火星期は、アンタルダシャーの火星が、8室支配の土星からアスペクトされていることがポイントである。
その後の木星/ラーフ期もラーフのディスポジターが火星であり、やはり8室支配の土星からアスペクトされて傷つけられている。
2022年3月25日の土星/土星/金星期に東京地裁は、「いいね」を押す行為は原則として違法と評価できないとし、請求を棄却したが、10月20日の土星/土星/太陽期に東京高等裁判所での控訴審では、一審の判決を変更し、杉田水脈に55万円の支払いを命じている。
そして、2024年2月の土星/土星/木星期に最高裁は、上告を棄却して、55万円の支払いが確定している。
この辺りのプラティアンタルダシャーの推移は微妙だが、木星/火星、木星/ラーフ期は、まだ土星の影響は間接的であり、マハダシャーロードの9室支配の木星による保護が全体的に働いていた余地があったが、土星/土星期になってからは、この木星の保護は後退し、8室支配の土星の象意がダイレクトに強く顕現することで、最終的に最高裁が、2024年2月8日に上告棄却の判断を下したようである。
これはダシャーロードの土星が8室をトランジットしていたことが大きく働いたと考えられる。
最高裁が上告棄却をした直後の2024年2月12日付近から土星/水星期に移行するが、水星は12室(損失、出費)の支配星で、8室支配の土星によって傷つけられている。
従って、これから杉田水脈は、55万円の支払い義務を履行しなければならない。
ダシャーの推移は合致していることから、ラグナの修正はこれで正しかったと考えられる。
このように杉田水脈が、安倍晋三や安倍派の先輩議員から強い優遇を受けられる時期は、木星期の終了と共に終わった。
今後は、土星期の象意を経験しなければならないが、土星は、出生図では8室の支配星で、3、12室支配の水星と共にラグナロードの月や10室支配の火星を傷つけている。
従って、杉田水脈の前途は多難である。
しかし、ダシャムシャでは、土星はラグナから見て、9、10室支配のヨーガカラカで、11室に在住し、8、11室支配の木星とコンジャンクトして、9-11のダナヨーガを形成している。
また月から見ても土星は8、9室支配で、7、10室支配で、10室でハンサヨーガを形成する木星とコンジャンクトし、7-9、9-10のラージャヨーガを形成している。
従って、まだ政治キャリアはこれからも続き、これまで築いてきたポジションを維持するのではないかと思われる。
但し、8室と10室の絡みも見られる為、政治キャリアの行き詰まりなど、不安定さも出て来るかもしれない。
乙女座での月と火星のチャンドラ・マンガラヨーガ
因みに杉田水脈は、乙女座においてラグナロードの月と5、10室支配のヨーガカラカの火星がコンジャンクトしているが、月はウッタラパールグニー(太陽)で、火星は、チトラー(火星)に在住している。
どちらもピッタ系の火の要素が強いナクシャトラである。
従って、チャンドラマンガラヨーガの効果で、瞬間湯沸かし器のように怒ったり、激しく感情的で、攻撃的な発奮を行なう。
様々な場面で度々、問題発言などが多いのは、このチャンドラマンガラヨーガの効果も表れていると思われる。
例えば、「LGBTは、生産性がないため、税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか」といった発言には、乙女座の細かさ、繊細さ、几帳面さ、そして、チトラーの持つ、辛辣で、刺々しい技術的合理的な傲慢さが見られる。
実際の所、税金に関しては、莫大な金額が、省庁の外郭団体や天下り先の団体などによって消費されており、そこにこそ税金の無駄遣いが認められる。
LGBTに税金を使うなといった議論は、全体や大局を見ないでの些細な点への拘りである。
杉田水脈の発言や観点には、かなりこの乙女座のチトラーに在住する火星と、それが月との間で形成するチャンドラマンガラヨーガの効果によるものが多い印象である。
もし今回のロジックで問題なければ、出生図のラグナは蟹座のプシュヤ第1パダ、ナヴァムシャのラグナは獅子座、ダシャムシャのラグナは牡牛座、サプタムシャのラグナは、水瓶座(あるいは山羊座)である。
これらのラグナで、杉田水脈の結婚や出産、職業上の躍進などを説明することが出来る。
ネット右翼界のスター
因みに杉田水脈は、金星が出生図でもナヴァムシャでも牡牛座で定座にあり、ヴァルゴッタマで強いが、ナヴァムシャのラグナが、獅子座であれば3、10室支配の金星が10室でマラヴィアヨーガを形成している。
この配置は、あたかも銀幕のスターのような配置である。
例えば、原節子は、出生図で、同じように獅子座ラグナで3、10室支配の金星が10室で、マラヴィアヨーガを形成していたが、まさにスターそのものである。
そして、チャンドラ・マンガラヨーガは、金運をもたらす配置とされているが、これは古典的には、この配置を持つ女性が、女性に仕事がなかった時代において、娼婦として大金を稼ぐ事実から由来しているようである。
現代で言えば、攻めの営業向きの配置であると言える。
肉食系で、外交的であり、男性に対して物怖じしない性格は、ホステスなど水商売向きで、実際、事例として見たこともあるが、この配置を持つ女性はしばしば、こうした水商売の仕事に就いていると思われる。
非常に性格的に向いており、ホステスなどの水商売に就いても人気が出そうである。
3、10室支配のマラヴィアヨーガの金星を持ち、チャンドラマンガラヨーガを持つ杉田水脈は、悪い意味で、人気者であり、スターであり、悪のヒロインである。
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