日本維新の会の今後について-停滞の予兆が現われ始めた-

日本維新の会は4月14日に投開票された兵庫県伊丹、宝塚両市長選で、大阪府外に公認候補を立てて選挙に臨んだが、敗北している。

橋下徹は、維新の会の支持率が伸び悩んでいることについて危機感を募らせている。

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維新は選挙屋、このままでは消滅…橋下共同代表
読売新聞 5月11日(土)20時41分配信

 日本維新の会の橋下共同代表は11日、大阪市で開かれた地域政党・大阪維新の会の全体会議で、「維新の会は、選挙で議席を得るのが主目的の『選挙屋』になっている。選挙に勝つのは手段で目的ではない。このままでは有権者にそっぽを向かれて、年内に消滅してしまう」と述べた。
 維新の会の支持率が伸び悩んでいることに危機感をあらわにしたもので、「大阪都構想だけでは、有権者の皆さんは支持してくれない。もう一度原点に戻って、政策実行の目標をしっかりと据えないといけない」とも語った。
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私は占星コラムにおいて、橋下徹は蠍座ラグナであり、木星が双子座に入室する2013年5月末以降、橋下徹率いる日本維新の会は失速すると書いてきた。

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木星が2013年5月31日に双子座に入室するが、既に2ヶ月前の3月末頃から木星は双子座への入室の効果を発揮し始めている。

土星は既に2013年2月19日から天秤座で逆行し始めて、現在、双子座に土星と木星のダブルトランジットが生じている。

その双子座は橋下徹の8室であり、そこには10室の支配星である太陽が在住している。


石原慎太郎が、2月27日に「軽度の脳梗塞」と診断されて、都内の病院に入院していたが、ちょうど土星が天秤座で逆行して乙女座に絡み始めた直後である。

乙女座は石原慎太郎のおそらく10室に該当すると思われ、そこには太陽、月、水星が在住している。

(※この10室支配の太陽が8室に在住していることは橋下徹が石原慎太郎に維新の会の運営を頼ることと解釈すべきである)


石原慎太郎の10室である乙女座に8室(中断)の表示体である土星が逆行したことにより、公の職務に中断が生じたと考えられる。

また頼みの石原慎太郎が入院したことは、橋下徹の日本維新の会の活動が中断したこととも解釈できる。


実際、4月14日の市長選挙で敗北し、また5月11日には大阪維新の会の全体会議で、維新の会の支持率が伸び悩んでいることに危機感をあらわにしている。

これは明らかに橋下徹の双子座8室(中断、停滞)にダブルトランジットが生じ、更に木星が双子座から天秤座にアスペクトするため、天秤座の12室(損失、出費)にもダブルトランジットが生じていることから来る事象である。

木星が双子座に入室していく6月以降、そして、橋下徹のダシャーが火星/金星期に移行すると、間違いなく、橋下徹は失速していく。

今、橋下徹は、その予兆を感じ取って、危機感を露にしているのである。

実際には予兆というよりも、失速が選挙の敗北という目に見える形で現われてきている。

あるいは、石原慎太郎の入院もそれを予兆する事象である。


今年の参院選挙は夏頃に行われる見込みだが、その頃は、橋本徹のダシャーは、火星/金星期であり、金星はウパチャヤに在住する吉星で弱く、木星からのアスペクトも受けていない。もし6室で減衰する土星期であれば敵を粉砕する強い配置であるが、同室する金星は土星から傷つけられており、強くない為、火星/金星期に選挙で勝てるとは考えられない。

そして、それはダシャーにおいても8室(中断、停滞)と12室(損失、出費)へのダブルトランジットという形で現われてくる。

橋下徹率いる日本維新の会は、以前、予想した通り、夏の参院選をもって敗退し、これから衰退に向かうことが予想される。

 

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維新、兵庫2市長選で敗北 「橋下氏の名だけで勝てぬ」

朝日新聞デジタル 4月15日(月)0時16分配信

 14日投開票された兵庫県伊丹、宝塚両市長選は、日本維新の会が初めて大阪府外に公認候補を立てて挑んだ首長選挙だったが、いずれも敗北した。本拠地・大阪で選挙の強さを誇ってきた維新はまず隣県の兵庫で首長選に勝利し、夏の参院選へと弾みをつけたい考えだったが、課題を残した。

 維新は7月の兵庫県知事選も候補者擁立を検討中だが、2市長選の敗北が判断に影響する可能性がある。地方選挙を総括する今井豊副代表は「与党が強い中、態勢もないところで善戦したが、橋下徹共同代表(大阪市長)の名前だけでは勝てないという課題が浮き彫りになった。良い引き締めになった」と話した。

 昨年の衆院選で54議席を得た維新だが、大阪府外の小選挙区で勝てたのは強固な地盤を持つ平沼赳夫、園田博之両氏のみ。夏の参院選に向け、府外での支持拡大が急務となっていた。
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「夏の参院選、お体心配」日本維新の会 石原氏応援に幹事長
2013.5.8 18:39 産経ニュース

 日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は8日、石原慎太郎共同代表の健康問題に関連し「夏の暑い時の参院選では、お体の具合がちょっと心配だ」と述べ、全国の候補者応援が負担になり得るとの認識を示した。

 一方で「お会いすると元気だ」と指摘し、普段の体調には問題がないことも強調した。府庁で記者団の質問に答えた。

 石原氏は2月27日、風邪をこじらせたとして入院し、3月29日に退院。自ら病状を「軽い脳梗塞だった。左指先の感覚が鈍くなった感じがするが(後遺症は)ほとんどない」と明かした。
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