孫正義 アームの米ナスダック上場で合意 -ソフトバンクグループ会長兼社長 退任の日が迫る-



ソフトバンクの孫正義が、アームをナスダックに上場させるとのニュースが伝わって来た。



ソフトバンクの孫氏、アームのナスダック上場で週内に合意
2023年4月12日 7:51 ロイター

[東京 12日 ロイター] – ソフトバンクグループの孫正義最高経営責任者(CEO)は英半導体設計会社アームの上場について、今週中に米ナスダックと正式に合意すると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が11日に2人の関係者の話として伝えた。

ソフトバンクGの広報担当者は12日、コメントを控えた。同社は2016年に320億ドルでアームを買収した。

アームを巡っては英国単独上場ないし重複上場の観測が出ていたが、同社は先月、今年は米国のみの上場を目指すと表明した。

孫氏は昨年6月、アームの上場先について「本命は米ナスダック」と発言。複数の関係者は今年3月、IPOの申請を4月下旬に非公開で行う見込みだと明らかにしていた。


孫正義は、アームを上場させることによって、巨額の資金調達をして、もう一花咲かせたいと思っているのである。


しかし、まもなく、アメリカの建国図によれば、2023年11月20日から米国は、ラーフ/土星期に入っていくが、以前からこのブログの中でも何度も言及しているが、直近のマハダシャー土星期において、アメリカは、1929年のニューヨーク株式市場大暴落を引き金として、不況に突入し、その影響で、世界的な不況に突入していっている。






従って、ラーフ/土星期には、確実にアメリカは不況に突入していく。



ラーフ/土星期で不況に突入し、その後のラーフ/水星期も、ラーフと水星はいずれも12室に在住し、また水星は、プシュヤ(土星)に在住していることから、不況をもたらす土星が活性化する時期である。



続く、ラーフ/ケートゥ期は、ケートゥが山羊座に在住しており、ディスポジターはやはり、土星である。



直近のマハダシャーケートゥ期には、アメリカはベトナム戦争を経験し、巨額の戦費で、負債を抱えて、国家財政が傾いた時期である。



従って、ラーフ/土星、ラーフ/水星、ラーフ/ケートゥ期と、2023年11月20日から始まって、少なくとも2030年5月まではアメリカの経済は厳しい情勢である。



しかし、経済が厳しくなっても、連邦準備銀行(FRB)は、国民が、インフレで苦しんでいる為、これ以上、金利を下げることができない。



その為、アメリカは、打つ手がなく、本格的に不況に突入していく。




例えば、つい4日前の8月18日には、中国恒大集団が約48兆円の負債を抱えて、NYで破産申請を行っている。




中国恒大集団がNYで破産申請 約48兆円の負債 米メディア
2023/8/18 7:59 テレ朝 news

中国の不動産大手の中国恒大(こうだい)集団がニューヨークの裁判所に破産申請したと複数のアメリカメディアが報じました。

CNNなどによりますと中国恒大集団は17日ニューヨークの裁判所にアメリカ連邦破産法15条の適用を申請したということです。

中国恒大集団は不動産市況の悪化で数千件におよぶ未完成の住宅を抱えるなど資金繰りに行き詰まり2021年に債務不履行に陥っていました。

ロイター通信によりますと直近では3300億ドル、日本円でおよそ48兆円の負債を抱えていたということです。

中国経済が減速する中不動産大手の経営危機が相次いで表面化していて資金繰りが悪化している中国最大級の不動産会社碧桂園(へきけいえん)=カントリー・ガーデンに対しても市場の不安が高まっています。



中国の不動産バブルが弾けて、この影響で、これから世界的に不況に突入していくとの予測もある。




それなのに何故、今のタイミングで上場するのかということである。



上場した途端に株価が暴落するなら、それは非常によくないタイミングである。


ろくに資金調達できずに厳しい経営が待っている。


あるいは、これから不況がやって来る為、今のうちに上場して資金調達しようとしているのかもしれないが、いずれにしても上場後に厳しい経営が待っている。



しかし、何故、こうしたタイミングを選んでしまうかと言えば、やはり、孫正義にとって今は、12室にダブルトランジットし、12室にラーフがトランジットする良くないタイミングだからである。


通常、12室のラーフは、様々なことに挑戦したいが、隠遁的な環境の中で、悶々とする時期である。


それで、色々なことに手を出して、失敗しやすい時期と言える。







こういう時期だからこそ、悪い判断をしてしまうのである。


Chatgptが世に出て来て、これからAI革命が推進されていく時期に自分が、そのプレーヤーになり得ていないことに焦りを感じているようである。


最近、孫正義は、公の場に出て来ずにアームの経営に集中していた。


そして、注目されているChatgptなどをプライベートで、色々と使ってみて、Chatgptの可能性などについて、最近、公の場で発言もしている。


孫正義は、12室にダブルトランジットしている為、基本的にプライベート環境にいて、隠遁の時期なのであるが、一方で、土星が10室を通過している為、まだ現役で仕事上の責任を担っており、大舞台で、第一線で、活躍している時期である。


そうしたことで、10室に土星がトランジットしているにも関わらず、12室にダブルトランジットしているという矛盾した時期である。



ダシャーは、現在、ラーフ/木星期で、マハダシャーロードのラーフも、アンタルダシャーロードの木星も12室牡羊座をトランジットしていることに注目である。



だからこそ、孫正義は、ソフトバンクグループの決算説明会にも出てこなくなり、プライベートに引きこもってしまったのである。



しかし、上述したように12室のラーフは、入院させられるが、病室で、じっとしていられない落ち着かない患者のようにその状況に耐えられないのである。




アームがナスダックに上場すると、それはあまり良いタイミングではないが、それでも孫正義は、また実業家として、目立つ場所に戻ってくることが分かる。



それは、2024年4月から水星/土星期に入ると、土星は9、10室支配のヨーガカラカで7室に在住し、月ラグナから見てもラグナロードで10室に在住している。







またナヴァムシャでもラグナや、太陽(仕事の表示体)から見て、ラグナロードで10室に在住している。







ダシャムシャでも、土星は9室に在住しており、9室の配置自体は悪いとは言えない。




※孫正義の出生時間は分からないため、ナヴァムシャのラグナを水瓶座、ダシャムシャのラグナを魚座に設定し、出生図のラグナを牡牛座クリティッカー第3パダに設定したが、予測が適中すれば、逆にこれらのラグナが正しかったことを意味している。





2024年4月~2026年12月までの水星/土星期にアームの経営に取り組むことが予想される。



その間、トランジットの土星は、孫正義の10室や11室をトランジットしていく為、トランジットの観点からもそのタイミングが、キャリア上のピークなのである。



しかし、アメリカの不況は、2030年ぐらいまで続きそうであり、株式市場の後押しというのは期待出来ない。



常に株式市場から巨額の資金を吸い上げて、急拡大してきた孫正義にとって、今は、最悪のタイミングである。



結局、経営が上手く行かず、個人負債なども抱えている孫正義は、経営の立場から退くことを余儀なくされるかもしれない。



2026年12月15日以降にマハダシャーケートゥ期に移行すると、そのタイミングで、経営の立場から退くと思われる。







ダシャムシャを見ると、ケートゥのディスポジターである火星は8室に在住しており、やはり、経営の行き詰まりを表わしている。



出生図でも、ケートゥのディスポジターは火星であり、火星は12室の支配星で、4室に在住し、土星からアスペクトされて損失を表わしている。



過去の水星/火星期などでも、あまりにも高く見積もり過ぎたWeworkへの投資が、株価の暴落で、巨額の損失を出してしまったのが、この時期である。







Weworkの株価の推移を見ると、その後も株価は下がり続け、2023年8月21日時点で、0.13ドルになって、ほとんど0円に近い、値がついていない状態である。



100億ドル(約1兆5000億円)を投資したにも関わらず、それが、全部、溶けてなくなってしまったのである。



孫正義は、最近、Chatgptの可能性を興奮気味に講演していたが、何故、テクノロジー企業でもなく、ただの部屋貸しの不動産屋に過ぎないWeworkに1兆円も投資したのか全く理解できないのである。


これは、孫正義の「人生の汚点」と言われている。



しかし、それは7、12室支配の火星が4室(不動産)に在住している為、この水星/火星期に不動産投資で大損するという、元々定められていたカルマが、このタイミングで発芽したに過ぎない。




学生時代に半導体のチップを見て、これが世界を変えることを予感した孫正義が、何故、人工知能などの最も有望な分野に投資出来なかったのかということだが、それは風の星座がそれ程、強くないからである。



孫正義のチャートは、風の星座である天秤座にラーフが在住し、水瓶座に月が在住しているが、特にそれらのハウスで、ラージャヨーガが形成されている訳ではない。







従って、アームを買収したが、アームは半導体の設計図を創る会社であり、やはり、物を作る会社である。



半導体は、データセンターのサーバ群に使われる為、これからのIT革命で重要ではあるが、その上で、動くソフトウェアの方が重要である。



人工知能とは、ソフトウェアである。



孫正義は、テクノロジーの物質面には興味があり、理解出来たが、ソフトウェアの重要性は理解出来なかったようである。



孫正義が、推し進めたインターネットへの接続事業も、モデムを配布し、各家庭をネットワークにつなげるという、泥臭い、物質的な基盤事業であった。



台湾から、仕入れた出来の悪いモデムを日夜改良などして、苦労したのだが、それもやはり、物質的なモデムという機器に対する苦労であった。



物質的なインターネットの回線接続事業だが、9、10室支配のヨーガカラカの土星が蠍座7室の水の星座に在住しており、接続した顧客へのその後のサービスを伴うため、サービス業の要素もあった。



ソフトバンクは、IT関連の書籍やソフトウェアの卸し業から始まって、タイムマシン経営と称して、アメリカで流行ったビジネスモデルを日本にいち早く持って来て、Yahoo Japanを創業するなどした後、インターネットへの回線接続や通信事業に進んだが、自社で、ソフトウェアの開発などは行なっていない。


テクノロジーについての先見の明はあったが、割と行って来た事業は、流通業や通信のインフラ構築事業だったのである。



ソフトウェアに対する興味の無さが、人工知能の可能性にいち早く気づけなかった原因かもしれない。



そうしたことは全て、チャートに記されている。



孫正義はアームをナスダックに上場させた後、直ぐに株式市場の暴落に直面して、それで経営危機に陥り、それで、会長兼社長の座から退いていくのである。



こうして、孫正義の最後の挑戦は、終わりを遂げるのである。





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