ウクライナ戦争終結の時期について -ゼレンスキー大統領のチャートをチャラダシャーで読む-




私はyoutubeで、ウクライナ戦争の戦況を毎日チェックしているが、ここ最近、ウクライナ戦争が緊迫した状況を迎えている。


ウクライナに砲弾が不足しており、激戦地のアウディーイウカから撤退せざるを得ない状況に直面したのである。


ロシアは兵器を輸出しており、自国に備蓄もしている為、冷戦終結後も兵器の生産体制を維持しており、また北朝鮮やイランなどから砲弾を入手して、ウクライナよりも多くの砲弾を使用できる。


先日、ロシアが、北朝鮮から100万発の砲弾を入手したとニュースが報じられていた。


ロシアは、1日1万発の砲弾を使用できるのに対して、ウクライナは砲弾が不足して、その4分の1ぐらいしか使用できない。







欧州連合(EU)は、2024年3月までにウクライナに砲弾を100万発供給することを約束したが、その目標は達成できず、その半分に留まるようである。


火力に勝るロシアが有利に戦況を進めているという状況である。


先日、2024年2月25日付の『浅田彰について -『構造と力』の発表から40年、日本を代表する知性の肖像-』の中でも言及したが、ヘーゲル哲学の歴史弁証法によれば、歴史というのはテーゼ(正)に対して、それに矛盾するアンチテーゼ(反)が生じ、両者がぶつかり合い、葛藤が生じ、その中から、それを超越するジンテーゼ(合)が生まれる過程だとしている。


ウクライナ戦争は、西洋の市場原理やリベラリズム、民主主義というテーゼ(正)と、ロシアの新ユーラシア主義[ロシア正教(つまりはキリスト教)に基づいた優しい全体主義]というアンチテーゼ(反)が、ぶつかりあう戦いで、歴史上、極めて重要な戦いである。


歴史の今後の展開を左右するここ一番の緊張点であり、事実上の第三次世界大戦といってもいいかもしれない。


単に領土の獲得といったものを超えて、イデオロギー的な戦いであり、水瓶座、双子座、天秤座の風の価値観と、魚座、蟹座、蠍座の水の価値観がぶつかり合う戦いである。


それが春分点が、魚座から水瓶座に移動していくことによって、この葛藤が生じているのである。


私は最終的には、春分点は水瓶座に移動していく為、この大ドラマの結末は、水瓶座、双子座、天秤座の風の勢力の勝利に終わると考えているが、どちらも負けられない戦いを演じている。



もしプーチンのロシアが勝利すれば、結局は、力の強いものが勝利したのであって、正しい側ではなかったという事実が、世界に重くのしかかる。


暴力を駆使して、弱い国から領土を奪い取ることが正当化され、北朝鮮やイランなどの独裁国家が活気づき、中国もロシアの真似をして、台湾を武力により、併合しようと考える。


安全保障による現実主義が、軍備増強、核兵器の開発、周辺諸国の威嚇といった路線を更に強化して、世界のルールや秩序は崩壊し、領土を奪い合うような弱肉強食の荒れ果てた中世の封建社会に後戻りする。


文明の発展、進化を何年も遅らせる事態となるのだ。



欧州連合(EU)は、アメリカの議会で、ウクライナへの軍事支援が可決しない状況の中で、血眼になって、砲弾の調達先を探している。


そして、ギリシアやインドにも砲弾が供給できるか声を掛けたりしている。



そうしたことで、このウクライナ戦争がどのような結末を迎えるのかは、我々にとって重大な関心事になっている。



先日、個人レッスン受講生の方と、ウクライナのゼレンスキー大統領の出生図をチャラダシャーで検討していた時に戦争終結の時期についての重要な手掛かりがあることに気づいた。





ゼレンスキーは、元々は俳優としてのキャリアを築いていたが、2015年に一市民がふとしたことで一国の大統領になる『国民の僕』という政治風刺ドラマが大ヒットし、それで人気者になった。





映画も作られて、ウクライナ映画賞で、主演男優賞で、ノミネートもされた。


そこで、そのドラマでの人気にあやかって、2018年に大統領選への出馬を宣言し、そして当選して、2019年5月20日に第6代ウクライナ大統領に就任している。



この2019年5月20日は、蠍座/乙女座の時期であったが、そもそも蠍座のメジャーダシャーは、2014年1月25日から始まっており、ちょうど『国民の僕』という政治風刺ドラマがが、放映された2015年とほぼ一致している。


メジャーピリオドの蠍座をラグナとすると、10室支配の太陽が、7、12室支配の金星と共にメディア、芸能の3室に在住し、3室支配で10室に在住する土星と3-10の星座交換をしており、これはこの時期の芸能の仕事を表わしている。


そして、この蠍座のメジャーダシャーは2022年1月25日まで続いたが、途中の2019年5月20日の蠍座/乙女座で、実際に大統領に当選して、以後、大統領を演じ続けている。







つまり、興味深いことにドラマで大統領を演じることと、実際に大統領の執務を行なうことが、同じ蠍座のメジャーダシャーで表されており、両者に区別はないのである。



蠍座から見ると、2、5室支配の木星が8室双子座に在住し、8、11室支配の水星が2室に在住して、2-8軸で、星座交換を生じているが、8室の双子座は、アメリカの建国図で、11室の双子座に太陽、木星、金星、火星が惑星集中しているようにアメリカのウォール街の金融資本家やビジネスエリート、メディア界の大物などの支配者階級を意味しており、その8室が強いことは、これらの有力者から経済的援助を受けられる配置である。


出生図でもラグナから見て、2、5室支配の水星と、8、11室支配の木星が、2-8軸で星座交換しており、元々の傾向として、そうした有力者から経済的支援を受けられる運勢傾向を示している。



だからこそ、ゼレンスキーは、アメリカや欧州連合(EU)の経済的支援や軍事的支援を全て無償で、無尽蔵に得られるのである。



ちょうど、2014年3月18日にロシアによるクリミア併合があり、実際にプーチンによるウクライナへの侵略戦争が始まったのは、この頃からだと考えられている。







それはウクライナの建国図にも表れているが、ちょうど2013年8月から3、12室支配の木星期が始まっており、3室は領土の4室を損失するハウス(4室から12室)であり、また12室は損失のハウスである。



従って、マハダシャー木星期は、国家にとっての損失及び、領土の損失が生じる時期であり、また8室に在住していることから、国家にとっての災難や国民の苦悩が生じる時期である。




プーチンの2014年3月18日のクリミア併合は、2014年2月18日から23日まで生じたウクライナで生じたユーロ・マイダン革命への報復措置だとも考えられている。



ユーロ・マイダン革命には、ジョーバイデン副大統領と、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官補が先導し、CIAが関与したとされているが、当時のバラク・オバマ大統領が、米政府の関与を認めている。



そこで、ゼレンスキーのチャートに戻るが、2015年に『国民の僕』が大ヒットして、有名になると、こうした双子座に象徴される米国の金融資本家、ビジネスエリート、メディア界の大物、ワシントンの政治エリートたちが、プーチンに対抗する指導者として、ゼレンスキーを支援して、大統領に擁立しようとする動きが生じたと思われる。



例えば、大物ヘッジファンドのジョージ・ソロスもオープン・ソサエティという財団を設立し、ユーロ・マイダン革命を支援していた。



つまり、蠍座のメジャーダシャーの時期に2-8軸で、木星と水星による強力な星座交換が生じている配置からは、そうしたアメリカの支配者階級からの支援を読み取ることが出来る。



そして、ジョー・バイデンやヴィクトリア・ヌーランドは、ゼレンスキーを通じて、着々とロシア封じ込める戦略、工作を実施していたようである。








ゼレンスキーのチャートの10室には、GKの土星が在住しているが、GKは、6室、8室、12室の支配星に相当し、土星自体は、8室の表示体である。



従って、水面下でのロシアとの対立に際して、泥臭い、大統領執務や、政策決定をさせられていたのである。





領土を巡る争い


ここからが本題だが、プーチンがウクライナに軍事侵攻したのは、2022年2月24日で、ちょうど天秤座のメジャーダシャーに移行した直後である。



何故、天秤座のメジャーダシャーで、戦争になったかは、このチャートを見ると、よく理解できる。




そもそも天秤座は、訴訟、争いの6室であり、天秤座から見ると、火星が10室に在住しており、戦争を指揮する司令官の配置である。



そして、天秤座をラグナとすると、ラグナロードの金星が4室(領土)に在住し、11室支配の太陽も4室(領土)に在住して、4、5室支配の土星は11室(願望、獲得)に在住して、4-11の星座交換が生じている。


11室の支配星は4室の支配星に相当するMK(マトリカラカ)でもあるが、4室に在住することで、領土についての渇望を表わしており、また領土を奪おうとする貪欲な人物を表わしており、それが太陽であることを考えると、権力者を表わしている。



つまり、11室支配の太陽は、一方では、ウクライナの領土を狙うプーチンを表わしており、あるいは、ゼレンスキー自身のウクライナの領土(以前、奪い取られたクリミアを含めて)を取り戻したいという渇望を表わしている。



そして、その4室にはGKの土星が、ジャイミニアスペクトしている為、まさに今、領土を巡る死闘が繰り広げられていると言える。



しかし、この天秤座のメジャーダシャーの時期はまもなく終わってしまう。



2025年1月25日から乙女座のメジャーダシャーに移行し、以後、2034年1月15日まで、9年間続くのである。







乙女座をラグナにすると、1、10室支配の水星が4室に在住し、4、7室支配の木星が10室に在住して、4-10軸で、水星と木星による吉星同士の星座交換が生じると共に1-4、1-7のラージャヨーガが生じ、また木星はDKで、水星はAmKである為、DK-AmKのジャイミニ・ラージャヨーガが成立する。




そして、そこにはGKの土星も含めて、全く凶星は絡んでおらず、4室は非常に強い状態である。



従って、ここには領土問題における葛藤は、全く示されておらず、この時点で、ロシアによる軍事侵攻は終了している可能性が高いのである。



そして、これだけ4室が強いからには、例えば、ドンバス地方を奪還し、クリミアを奪還するとか、何らかの大きな成果があっても良さそうな配置にはなっている。



AmKが10室にアスペクトし、10室で、AmKーDKのジャイミニ・ラージャヨーガが成立しているということは、キャリア上の輝かしい時期にいるはずであり、栄光のポジションにあるはずである。



それは領土を奪還して、停戦協議に持ち込むなど、何らかの偉大な業績を挙げるようなことも表わすかもしれない。



そして、乙女座をラグナとすると、3、8室支配の火星が11室で減衰するが、3室や8室の支配星が減衰する場合、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が生じるが、特に支配者、束縛者を意味する8室の支配星が減衰することで、そうした自分を苦しめる存在が、惨めな状態に陥ることを示している。



つまり、この2025年1月25日以降の乙女座のメジャーダシャーは、ゼレンスキーにとって惨めな様子には、全く見えない。



むしろ、素晴らしい時期になるはずである。





ヴィムショッタリダシャー


ヴィムショッタリダシャーで見ると、現在、月/土星期(2022年10月3日~)で、土星はGKで4室に在住している。



そして、月から見て、7、8室支配で2室から4室にアスペクトして、4室を激しく傷つけている。








従って、領土を巡る死闘を繰り広げているのだが、月から見て、8室の支配星が4室にアスペクトしている配置を見ると、それは領土が侵略され占領されたことを意味している。



しかし、2024年5月3日から月/水星期に移行し、この状況も終わるようである。



月から見て、水星は3、12室支配で6室に在住しており、6-12の星座交換が生じて、ヴィーパリータ・ラージャヨーガが成立している。



これは敵が消えてしまう配置であり、最初は敵によって苦しむが最終的には敵が消えてしまうことを意味している。



既に見て来たように水星は、ラグナから見て、2、5室支配の水星で、8、11室支配の木星と2-8軸で、星座交換しており、経済的、軍事的支援に恵まれる時期でもある。



そして、水星と木星が星座交換することによって、水星と木星の両方が6室に在住しているかのように働き、更に金星も7室に在住している為、月から見L手、6、7、8室に木星、金星、水星が在住している場合に成立するアディヨーガに近い効果が出るのではないかとも考えられる。



この2024年5月3日以降の月/水星期への変化は重要である。







水星は、ナヴァムシャでも1、10室支配で2室に在住し、2、9室支配の金星と相互アスペクトして、1-2、1-9、9-10のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しており、更に12室支配の太陽が、8室に在住することで、ヴィーパリータラージャヨーガの効果が期待できる。


1-2、1-9、9-10のラージャヨーガ、ダナヨーガが、この高揚するヴィーパリータラージャヨーガの太陽と接続することで、更に強さを得るはずである。


更にそこには逆行の木星も絡み、月から見ると水星は5室支配で、9室に在住して、5-9のダナヨーガを形成して、吉祥である。







次にダシャムシャを見ると、水星は9室支配で10室に在住し、ラグナロードで4室に在住する金星と相互アスペクトして、1-9のラージャヨーガを形成している。



またそこには3、6室支配の木星も在住し、高揚して、ハンサヨーガを形成しているが、4-10軸に金星、木星、水星という3つの吉星が絡んでおり、そこには凶星からの傷もなく、非常に10室が強いことが分かる。




従って、2024年5月3日以降の月/水星期から戦況が変わり、乙女座のメジャーダシャーに移行する来年2025年1月25日の段階では、プーチンのウクライナへの軍事侵攻は頓挫し、ウクライナは領土を奪還できるのではないかと考えられる。




今年2024年5月3日と言うと、欧州連合(EU)の砲弾の量産体制も確立し、ウクライナ軍の前線に砲弾が供給できるようになると共に西側諸国に提供されたF16戦闘機と訓練されたパイロットが、前線に投入されるはずである。



昨年、イギリスの外相が、「ウクライナ軍によるロシア国内への越境攻撃」を認める発言していたが、一方で、バイデン政権は、ロシアを過度に刺激して、第三次世界大戦にエスカレーションすることを避ける為、越境攻撃には反対していた。



米ブリンケン国務長官も昨年2023年の4月にロシアの侵攻から守るために必要であれば越境攻撃を認めるべきだと発言していたが、米政府内で、足並みが揃わず、意見が割れていた。



しかし、最近、NATOストルテンベルグ事務総長が、ウクライナが国際法に基づいてロシア国内の軍事目標を攻撃する権利を持つとする声明を行ない、またフランスのマクロン大統領が、2月26日にウクライナ支援に関する会議の後で、『ウクライナに中・長距離ミサイルと爆弾を供給するための連合を結成した』と発表した。



また『西側諸国の地上軍をウクライナに派遣する将来的な選択肢を排除すべきではない』と述べている。



このように今までは消極的だった欧州連合(EU)も危機感を募らせて、ようやく本気になり始めており、砲弾の供給が再開された後は、ウクライナはロシアに対して、より本格的な反転攻勢が可能になってくると考えられる。




そして、これから2024年6月末にかけて、トランジットの土星が水瓶座の最も高い度数に徐々に近づいていくことによって、水瓶座-双子座-天秤座のリベラルな風の勢力が、より世界の蟹座-魚座-蠍座の右翼的で封建的な水の勢力に対する不正に対する風当たりを厳しくしていくはずである。



アメリカや欧州連合(EU)もロシアの侵略戦争に対して、より厳しい態度を取っていくことを示している。





プーチンのチャートをチャラダシャーで見る


既に何度か見ているが、プーチンのチャートをチャラダシャーで再び検討すると、2013年10月から魚座のメジャーダシャーに移行している。



2013年と言えば、この直後にクリミア併合を行なったタイミングである。









メジャーダシャーの魚座をラグナとすると、10室にGKの火星が在住し、そこに6室支配の太陽や11、12室支配の土星がアスペクトしている。



上述したように火星が10室に在住する配置は軍に命令を下す司令官の配置であり、またGKは6室、8室、12室の支配星に相当する為、軍事侵攻によって、不正な闘争状態にあることを示している。



土星はAmKであり、10室の表示体で、権力の表示体でもある太陽と共に10室にアスペクトすることで、地位や政治権力を表わしている。



また魚座から見ると、GKの火星が4室にアスペクトしており、他国の領土を侵略し、領土問題で闘争状態になることを表わしている。







従って、この配置から、2014年のクリミア併合の時からプーチンは一貫して、ウクライナへの侵攻を進めていたことが分かる。



そして、2022年2月24日からのウクライナのキエフを目指した軍事侵攻は、その総仕上げだったのである。





プーチンは政治権力を失い失脚する


しかし、今年2024年10月8日からプーチンは水瓶座のメジャーダシャーに移行する。



水瓶座から見ると、AmKの土星と10室の表示体で、政治権力の表示体でもある太陽が、8室に在住している。







従って、ここでプーチンは自らの政権基盤が行き詰まりに直面するはずである。



2024年3月17日の大統領選挙ではかろうじて当選するが、その後で、アメリカと欧州連合(EU)が、ウクライナへの軍事支援を強化し、ロシア軍に更に大きな損害が出ていくと、前線の兵士の帰還を要求するロシア軍兵士の「母親の会」や、妻たちの待遇改善を求める要求やデモ活動が、拡大し、野党候補者の支持者たちやナリヌワイ氏に賛同するリベラル勢力もそこに合流して、軍事侵攻に反対するデモ活動が活発化し、政権基盤が揺らぎ、侵攻を継続できなくなってくると考えられる。








おそらく、そうしたデモ活動が拡大してくのは、F16戦闘機による越境攻撃や中長距離ミサイルによる軍事施設に対するピンポイントの攻撃などに直面して、より戦争を身近に感じていく結果である。



また2024年3月-4月以降に株式市場が崩壊し、世界経済が不況に突入していくので、その余波も受けていくはずである。



水瓶座から見ると、GKの火星は、4室にも4室の支配星にもアスペクトしていない為、この時点で、他国の領土を奪うための侵略行為を中止する可能性がある。



しかし、水瓶座から見ると、4室にはPKの月が在住し、MKの金星やDKの水星もジャイミニアスペクトしており、4室に吉星が絡んでいること、そして、MKがアスペクトしていることを見ると、何らかの領土の獲得はあるかもしれない。



つまり、若干の領土を獲得した上で、戦争の継続が難しくなってくる為、停戦協議に応じざるを得なくなるかもしれない。



ヴィムショッタリダシャーだと、2024年5月18日から水星/金星期に移行し、水星は8、11室支配のマラカで、金星も7、12室支配でマラカの7室を支配して12室に在住している。



アンタルダシャーの金星は12室の支配星である為、辞職や引退、あるいは入院を表わしており、ナヴァムシャでは3、8室支配でラグナに在住して、ケートゥから傷つけられており、傷ついた8室の支配星は、マラカとなり得る配置である。



またダシャムシャでは、金星は3、8室支配で2室に在住し、火星からアスペクトされて傷ついており、4、7室支配の水星と相互アスペクトしている。



ダシャムシャにおける8室の支配星ということで、やはり、キャリア上の中断、行き詰まりを表わしている。






しかし、上述したようにゼレンスキーにとっては、2025年1月25日からの乙女座のメジャーダシャーは、非常に地位が高くなり、その立場は栄光に満ちて来ると思われ、ウクライナとしては十分な勝利と言える結果を勝ち取るものと思われる。





ウクライナの建国図における領土問題解決のタイミング






しかし、ウクライナの建国図を見ると、現在、マハダシャー木星期におり、木星は2029年8月まで続く。



そうしたことを考えると、まだ領土を失った状態というものは、続いていく可能性がある。



世界経済が不況に突入していくことで、停戦せざるを得なくなったり、プーチンが失脚することで、停戦に持ち込まれる可能性もあるが、しかし、ウクライナが領土を完全に奪還し、領土問題が完全に解決しているようにも見えないのである。



その辺り、領土問題がどの辺りで、決着を迎えるかについては不明な点も多い。




しかし、これまで見て来た通り、今年2024年5月3日のタイミングで、ウクライナ戦争の戦況は変化し、来年2025年1月25日には、戦争が停戦に向かう可能性がある。



ゼレンスキーやプーチンのチャートのチャラダシャーの推移を追っていくと、そのように見えるのである。






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