北野たけし”100億円の愛人騒動”について

最近、2014年7月17日号の週刊文春に『ビートたけし”100億円の愛人”』-カミさんに全財産渡して一緒になる 世界のキタノ離婚決意!-といった記事が掲載された。

北野たけしについては出生時間は全く分からないが、私は以前、山羊座ラグナに設定した。

KitanoTakeshi_s_chart 何故なら、北野たけしのようにお笑い芸人として芸能の分野で活躍し、かつ映画監督として創作活動にも携わりながら、社会的に高い評価を受け、資産も築いているのであれば、そのチャートは強い11室を持っていなければならないからである。

11室に木星、月、金星が在住し、創造の5室にアスペクトしていれば高い社会的地位を築き、複数の収入源も持ち、プレーヤーとしてばかりでなく、オフィス北野を運営して、若手のマネジメントを行うといった経営者の立場となることを可能にする。

11室には独立という象意があるが、11室は6室から見た6室目のハウスであり、6室の本質のハウスであり、多くの従業員や追随者を抱えて、自らは独立するからそのような象意が出てくるものと思われる。

また各界の著名人と交際して、各界に人脈を幅広く築き、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したりするのは11室(受賞・称号)が強いからである。

1997年 ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞 を受賞した際もおそらく太陽/金星期で、アンタルダシャーが5室支配で11室に在住する金星期であったと思われる。

また山羊座ラグナにすると3室支配の木星が11室に在住しているが、この配置は兄弟姉妹の中で最年長か最年少である配置である。

北野たけしは、「たけし君ハイ」という連続ドラマでも語られていたが、末っ子であったと思われ、この原則も機能している。

 
今回、週刊文春のこの記事を見て、北野たけしはやはり山羊座ラグナで正しかったという感触を得た。

何故なら、ちょうど木星が6/19に蟹座に入室して、天秤座をトランジットしている土星も蟹座にアスペクトして、7室蟹座にダブルトランジットが生じているからである。

この状況自体は木星の蟹座入室の2か月前の4月半ば頃から生じていたと思われ、7室蟹座の効果が顕著になってきた際に週刊文春に記事としてスクープされたのである。

おそらくこの記事の中で語られているA子さんとの交際が目立って派手になり、より真剣になってきたからであると思われる。

その状況をもたらしたのは、北野たけしのラグナロードの土星が7室蟹座に在住しているからである。

この配置はパートナーに自分から積極的にコミットメントしていくという配置である。

記事の中では、愛人であるA子さん宅に入り浸りの状態である最近の動向が語られている。

例えば、仕事が終わった後で帰宅するのは、自宅ではなく、A子さんのマンションであるといったことが記事の中に書いてある。

このように相手の家に入り浸りになるように相手に深くコミットメントしているのは、このラグナロードで7室に在住する土星にダブルトランジットが形成されているからである。

この配置があるため、妻と離婚して一緒になる程の入れ込み様であると、週刊文春が記事を書くほど、周囲にはそのように映っているということである。

6室ではなく、7室へのダブルトランジットであるから、結婚を考えているのではないかと、勘ぐる程に単なる遊びではない真剣交際なのである。

それでは北野たけしは本当に離婚して、このA子さんと結婚するのかということであるが、出生図を見るとそのようには全く見えない。

例えば、最近、『オバマ大統領夫妻・協議離婚説の真偽について』という記事の中でも書いたが、1-7室の軸に惑星が収まっている場合は、離婚の危機などがあったとしても結婚というフレームの中からは外れないのである。

 
北野たけしのチャートは、このオバマ大統領夫妻の関係と全く同じような解釈が可能である。

ラグナには8室支配の太陽と6室支配の水星が在住し、また1-7室の軸には土星と火星が在住して、相互アスペクトして、激しい葛藤を表している。

この配置は、夫婦関係において、多くの試練があり、葛藤があることを示しているが、然し、それでも離婚には至らない。

 
北野たけしが、同じ漫才師出身の幹子夫人と結婚したのは、1983年であるが、その年にフライデーにより、当時17歳の高校生だったB子さんとの不倫が発覚する。

この結婚した1983年はおそらく金星/木星期である。結婚して直ぐに長男、長女が誕生しているため、このダシャーで正しいと思われる。

金星は月からみた7室の支配星であり、金星からみて5室支配の木星と接合している。

トランジットの土星は10室から7室にアスペクトし、木星は11室から7室にアスペクトしてダブルトランジットが7室に生じていた。

従って、この後、土星は10室で逆行して、一つ前の9室から11室に在住する5室支配の金星にアスペクトし、木星は11室をトランジットしているので、5室の支配星にダブルトランジットが生じ、子供の誕生の条件を満たしている。

然し、1986年に記事をスクープしたフライデーを襲撃する事件(フライデー襲撃事件)を起こしている。

この時はおそらく金星/土星期である。

この事件で、マスコミとの対立、格闘、そして、自ら逮捕、監禁される程の問題となったからには、それが惑星の配置に現れていなければならない。

北野たけしの月からみた3室には8室支配の水星と6室支配の火星が接合しており、そこに行為を表す10室支配の太陽が在住している。

そして、その3室に3室支配の土星が9室からアスペクトバックしている。

6室や8室の支配星が3室に在住して、3室の支配星とも相互アスペクトして密接に絡んでいる。

おそらく、これがマスコミ(3室)にプライベートを暴かれる程の支配(8室)を受け、そのことで暴力事件(6室)を起こした配置なのである。

6室と8室が絡む場合、犯罪を免れ得ないとラオ先生は言っているが、この場合も北野たけしは、犯罪的なプライベートの暴露を受け、そして、自ら暴力事件という犯罪行為を行って、逮捕収監された。

従って、この配置はよく当時の北野たけしの状況を表している。

金星/土星期が終わると、1988年ぐらいから金星/水星期が始まるが、この金星/土星⇒金星/水星期という時期は、アンタルダシャーの惑星が、6室と8室の支配星と絡んでおり、その惑星は、いずれも土星や火星といった2つの凶星とも絡んでいる。

実際、この時期にこうした事件が起こらないはずがないのである。

91年には隠し子騒動にも発展しており、おそらくこの時期は土星/水星期である。

水星が8室の支配星であるからマスコミから支配を受けて悩まされる配置である。

この当時交際していた17歳の高校生のプライバシーをフライデーが暴いたので、その報復としての襲撃であったが、7室支配の土星はパートナー関係というものを非常に真剣に考える。

従って、北野たけしなりの自分の交際相手を守ろうという美学の発現であったと思われる。

この辺りはラグナロードの土星が蟹座に入っていることから考えられる。

蟹座は保護者であり、右翼の星座であり、通常、民族主義者やヤクザの星座である。

いかにも発想や手法が蟹座的なのである。

 
その北野たけしは、94年に細川ふみえに会いに行く途中でバイク事故を起こして、顔面に麻痺が起こり、暫くリハビリ生活を余儀なくされる。

このような大惨事となったのは、やはり、ラグナ(身体、肉体)に6室と8室の支配星が在住し、土星と火星が絡んでいるからである。

肉体に何かが起こるとき、必ず、1室や1室の支配星が絡んでいるとラオ先生が書いているが、それは実際、その通りである。

 
このように山羊座ラグナにすると、様々なことが説明が可能である。

実際、細かく調べていないので、まだ確認していないことが沢山あるが、出生図に関しては、ラグナは山羊座で正しいと思われる。

ナヴァムシャのラグナは、可能性として取り得る範囲が、山羊座から乙女座であるが、こちらはまだ不確定である。

今回は取りあえず、ナヴァムシャのラグナを牡羊座に設定している。

 
北野たけしは、1997年 ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞 を受賞した後、マハダシャー月期(1998年2月~2008年2月)に入っており、暫く低迷していたと思われる。この時期、映画製作を主に行なって文化人として生きていくことも模索していたかもしれない。そのような発言がこの時期にあったはずである。

おそらく経歴を確認すれば、その兆候は確かに確認できると思われる。

何故なら、月は出生図、ナヴァムシャ共に蠍座で減衰しているからである。

然し、2008年2月からマハダシャー火星期に移行して、火星は出生図、ナヴァムシャ共に高揚しているため、火星期になって復活したのである。

現在は火星/太陽期であり、その前は火星/金星期であった。

この週刊文春のスクープ記事が出た現在、おそらく火星/太陽期である。

火星はラグナロードであり、1室に在住して7室にアスペクトしている。

そして、太陽は8室支配で1室に在住している。

この配置はパートナーに支配される配置である。相手に依存していく、交際相手のA子さんにのめり込んでいることを表しているとも考えられる。

相手の世話が心地よいので、それから逃れることができない、そうした配置である。

但し、この太陽は6室と8室の支配星とも絡んでおり、フライデー襲撃でもそうであるが、月から見るとマスコミとの闘いを表す3室に在住している。

従って、北野たけしは、今回、週刊文春から再び、プライベートを暴露され、離婚の危機を報じられて、必死に火消しに回っているのである。

週刊誌の記事は「ガセネタ」であると、必死に否定をしているが、そこにはお笑い芸人のユーモアもセンスも全く感じられない。

防戦一方である。これは何故かと言えば、8室の支配星というのは隠したいことを表しており、自分が本当に隠したいことに関しては、ユーモアで応じることは全くできないのである。これは急所の部分(8室)である。

そして、記事によれば、A子さんとの関係において、北野たけしはやや尻に敷かれている印象がある。

これはやはり現在、8室支配のアンタル太陽期だからであると思われる。

8室(パートナーの資産、家族)は結婚のハウスであり、相手の資産、人脈などに依存していくハウスである。

従って、北野たけしは、A子さんの家に入り浸り、相手の住まい空間に依存して生活しているのである。

ダブルトランジットが7室に形成されたことで、それが顕著に発現しているのである。

 
このように北野たけしの現在の行動パターンが、ジョーティッシュのハウスの法則で説明可能である。

 
 
(参考文献)

※週刊文春2014年7月17日号『ビートたけし”100億円の愛人”』より引用抜粋
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ビートたけし”100億円の愛人” 「カミさんに全財産渡して一緒になる」

六月下旬、来年公開予定の映画「7人の子分たち(仮)」のクランクアップを名古屋で迎えたビートたけし(67)は、帰京後、息つく間もなくテレビのレギュラー番組の収録などを再開した。

そんな多忙な日々を送るたけしの姿を本誌が目撃したのは、7月4日金曜日の午後6時頃。天王洲スタジオで行なわれたバラエティ番組の収録に参加したたけしは、いつもより早めに仕事を終えると、大急ぎで弟子が運転するレクサスの後部座席に乗り込んだ。車が向かった先は、新橋の老舗料亭「K」。コースで一人三万円以上、ミシュランの三ツ星を固辞したという京懐石の超一流店だ。
「『K』はたけしさんの妻・幹子さんが贔屓にする店。奥さんは、夫婦で『K』の料理を味わうことを何よりの楽しみにしていたんです。たけしさんは滅多に自宅に帰らないため、せめて月に四回は一緒に夕飯を食べたいという幹子さんの希望で、毎週金曜日は夫婦で食事する約束になっていました。初めのうちはたけしさんも必ず金曜夜を空けていたのです」(北野家の関係者)
この日、夫婦の”聖域”でたけしを待っていたのは、妻ではなかった。
三時間ほど滞在したあと、たけしが「K」から出てきたのは午後十時過ぎ。
そのすぐ後をエルメスのバーキンを抱えた、やや派手目な黒髪の美女が続く。実はこの美女こそ世界のキタノに離婚を決意させたというA子さん(49)である。最後に店主に見送られて出てきたのは、白髪の老女。

三人はそのままレクサスに乗り込み、料亭からほど近いタワーマンションへと向かった(グラビア頁参照)。

「白髪の女性は、銀座を中心に喫茶チェーン『壹眞』を経営する社長のIさん。そのタワーマンションは、たけしさんやたけし軍団の面々も度々訪れているIさんの自宅です。たけしとIさんは十年以上の付き合いで『壹眞』の店舗にはたけしさんの描いた絵のほとんどが飾られています」(芸能関係者)

タワーマンションでIさんを降ろすと、二人を乗せた車は首都高で目黒方面に向かった。勝手知ったる道のりなのだろう。閑静な住宅街の細い道をスイスイ進むと、車はそのまま瀟洒なマンションのガレージへと吸い込まれていった。
「たけしさんはA子さんのマンションに入り浸っていて、ほとんど同棲状態なんです。
最近は酒も飲まずにまっすぐA子さんの待つマンションに帰り、オフの日もほとんどの時間をA子さんと過ごしています。幹子さんとの食事会はずっとキャンセル続きで、奥さんも怒り心頭なんですよ」(たけしの知人)

カネも地位も名誉も手にしたマエストロ。だが、今度は”夜遊び火遊び”ではないという。
別の関係者が明かす。
「五月の仏・芸術文化勲章のパーティーでも傍に寄り添っていました。これまで星の数ほど愛人を作ったたけしさんですが、これほど夢中になった女性は初めてじゃないでしょうか。『カミさんに全財産渡して(A子さんと)一緒になる』と言ったときはゾッとしました」

彼女の振る舞いで評判ガタ落ち

2012年、たけしは渋谷区内に三階建ての”七億円”豪邸を建てたばかり。だが、幹子さんと娘、孫が住む邸宅にたけしが帰ることはほとんどない。
一方、昨年まで築数十年の小さなマンションに住んでいたA子さんは、たけしと知り合った途端に家賃四十万円のデザイナーズマンションに引っ越している。家賃を支払っているのはたけしだという。

「彼女が愛用しているバーキンも百万円以上する高級品ですが、エルメスが好きなたけしさんが彼女にプレゼントしたものだと聞いています。A子さんはセレブ志向で、たけしさんと食事をするときは料亭『K』や広尾のイタリアン『A』などの超高級店ばかり。そのくせ飲み屋では、後から『これ何?』と会計にケチをつけて値下げを要求したこともあった。すっかり尻に敷かれたたけしさんは何も言えず。正直言って評判を落としていますよ」(別の芸能関係者)
たけしの私生活はこれまでも数多の女性によって彩られてきた。
元漫才師の幹子さんと結婚したのは1983年。彼の才能に感服した幹子さんは、一緒になるとすぐ裏方に回り、スナック勤めをしながら夫を支えた。
長男長女をもうけ、夫婦生活は順調かに見えた。だが、83年にたけしと当時17歳の高校生だったB子さんの不倫が発覚する。たけしは「別れる」と言いながら、その後もズルズルと関係を続け、フライデー襲撃事件(86年)、隠し子騒動(91年)へと発展。 「襲撃事件の翌年、幹子さんが会見を開き『こんな生活もうイヤ』と涙ながらに語りました。ただ、その幹子さんも会見直後に落語家との不倫が露見して、慌ててたけしが家に連れ戻したことも。92年にはCMで共演した宮沢りえ(41)、94年には細川ふみえ(42)とも浮名を流していますが、バイク事故で瀕死の重傷を負ったのも、細川に会いに行く途中の惨事だったと言われています」(芸能関係者)

だが、それでも、たけしは「苦楽を共にした幹子さんと離婚することは考えたこともなかった」(前出・たけしの知人)という。
週刊ポスト(7月11日号)の連載コラムの中でも、こう語っている。
<もうオイラみたいに60過ぎちゃうとチンポだって勃たないし、そもそもオネエチャンに興味がなくなっちゃう>

事実この数年、たけしは好きだった女遊びをキッパリ止めていたのだ。
「『オイラ、健さんの生き方が分かった。オネエちゃんはもう止めた』と言ってたんです。尊敬する高倉健を見習って真面目に生きることを周囲に宣言していました。その間はソープランドに通っていたそうですが」(前出・北野家の関係者)

懸念される莫大な財産の行方

話を”愛の巣”に戻そう。四日の金曜日、A子さんのマンションに泊まったたけしは、翌朝、仕事に出かけるとその夜も同じマンションに”帰宅”した。土曜日のニュース番組「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)の生放送を終えた後のことだ。
「以前は、たけしさんは放送終了後に必ずスタッフと食事に出かけていましたが、最近はさっさと帰ってしまいます」(テレビ局関係者)
そして翌6日の日曜は久々のオフ。好きなゴルフにも出かけず、日が暮れる時間までA子さんとマンションに籠もりきりだった。
一度は枯れかけた男を、ここまで夢中にさせるA子さんとは何者なのか。
「たけしさんは親しい人には『いいとこのお嬢さんだよ』と紹介しています。たしかに彼女の父は、大手広告代理店の元幹部。国会議員の秘書を経て、地元の熊本で県会議員を務めたこともある名士です。彼女自身も、関西の高級ホテルの”アドバイザー”の肩書きを持っていましたが、実態はよくわかりません」(別の知人)

現在も彼女が籍を置く勤務先のホテル幹部が語る。
「たしかにA子はうちの社員です。彼女の父親から『コンピューターができる』と紹介されて採用して、もう十年近くになります。現在は東京の仕事を担当してもらっています。主にはホテルの広報やイベントPR。彼女は芸能界に人脈があり、ワイン関係のパーティーなどを企画したり、自ら率先して仕事を取ってくれるのでありがたいですよ。
たけしさんの愛人?それは知りませんでした」
A子さんは2009年、東京でホテル事業関連の会社「F」を立ち上げている。その設立に携わった元パートナーが語る。
「彼女とは、もう三年近く会ってません。正直言って、いい加減な人で、一緒に仕事ができるような方ではなかった。初めはホテルと連携してビジネスができると言っていたのに、いざ会社ができると全然話が違う。そんな人ですから私も含めほとんどの知人が彼女から離れていきました」
F社は昨年末に解散。A子さんがたけしと関係を深めていった直後のことだった。

いま周囲がもっとも懸念しているのは、離婚の成立と莫大な財産の行方だという。事務所関係者によれば、たけしは全財産を妻に譲り渡してでも離婚を成立させ、A子さんと一緒になりたいと言い出しているという。これまでに稼いだ額は「百億円を下らない」(芸能ジャーナリスト)とも言われている。
別の芸能関係者が話す。「たけしさんは『壹眞』に飾ってある七十点近い作品も含め、自作の絵の権利を彼女に譲ろうとしているんです。たけしさんの絵は今まで売買されたことはないが、世界的にも評価が高く、原画を一枚一千万円で買いたいという申し出があったほど。しかし、絵の権利を管理しているのはオフィス北野でたけしさんの一存で決められることではない。それでもたけしさんに意見できる人はいませんからね・・・」
なによりたけしはいまだに芸能界ダントツの稼ぎ頭。
その稼ぎや資産は莫大だ。
「民放のギャラが一本三百万円から五百万円。本人も”ぼったくり”と表現しているように法外とも言える金額ですが、それでもオファーは絶えません。地上波のレギュラーが六本だから、それだけでも週給二千万円以上となります。さらにトヨタやカルビー、ECCなどのCMギャラは一本約七千万円。映画や本の印税も合わせれば、年収は十五億とも、十八億とも言われています」(スポーツ紙芸能デスク)
その収入を管理しているのは、幹子さんが代表を務める「北野アツシエーション」と、長男の会社「北野事務所」。それぞれ都心にマンションやビルなどの不動産を所有し、土地だけでも数十億の価値があるという。
「たけしさん自身は、毎月一千万円の小遣いをもらってやりくりしています」(前出・事務所関係者)

7月6日、本誌はA子さんと同棲するマンションから、車で出かけようとするたけしに声をかけた。
だが、濃いスモークが張られたレクサスの後部座席でコソコソと動くたけしの姿が見えるだけで、窓が開けられることはない。本誌記者はガラス越しに「たけしさん!」と大きく呼びかけたが、運転手が威嚇するようにけたたましくクラクションを鳴り響かせると、車は去って行った。
たけしが向かった先は、A子さんが先に訪れていた近所のクリニックだった。そのままたけしは一時間近く地下駐車場で籠城を決め込み、最後まで本誌の問いかけに応じようとはしなかった。

弟子も殿のご乱心にパニック

本誌記者から逃げ回るたけし本人に代わって、取材に答えたのは所属事務所オフィス北野の森昌行代表だ。

――不倫と離婚について、たけしさんにお聞きしたい。
「本人は取材はお断りしたいと言っています。こちらで確認したところ、A子さんとはあくまでも仕事の相談に乗ってもらっている関係で、決して男女の仲ではないということでした。たけしは『そんな取材されたら迷惑だ』、『年の差を考えてくれよ』と笑っていましたよ。離婚という話は、いまのところはまったくないそうです」

――仕事の相談とは?
「守秘義務があるため詳しくはお話できませんが、実は彼はいま大きなプロジェクトを抱えていて、時間を作っては相談に乗ってもらっているそうです。ひとつだけ言えることは、(A子さんは)建築関係の仕事だということです」

――毎日のようにA子さんのマンションに帰り、そこから出勤している。
「泊まったことは事実でしょう。ただ彼が根城にしている世田谷区の家にこれから改装工事が入るため、たまたま近くに住む彼女のところに泊まらせてもらっているだけだと。本人の答えは、そういうことでした」

――A子さんのマンションの家賃を払っているのはたけしさんでは?
「その辺は、私の方ではわかりません。本人も事務所もこれ以上お答えすることはありません」

最近も佐村河内からシャブ&飛鳥まで、他人にスキャンダルならどんなにシビアな話でもギャグにしているお笑い界の大御所。だが、今回は笑いどころ一切ナシ。事務所代表の回答もいかにも苦しい言い訳に聞こえるが、それは”真剣交際”の裏返しと見るべきだろう。
「実際、一番困っているのは森さんでしょう。スタッフや弟子たちも殿のご乱心にパニクってましたよ」(前出・たけしの知人)
52歳の時に刊行した自著ではこう語っている。
<オレはかみさんが『離婚したい』って言ったら、今だったら『はい申し訳ございません』で、全財産あげるなあ。パンツ一丁さえ残しておいてくれればいいっていうぐらいだ>(「愛でもくらえ」祥伝社刊)

古希が近づいた今も、同じ気持ちで、パンツ一丁から出直す覚悟なのだろうか。

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