高市早苗のラグナ修正 - ナヴァムシャのラグナを獅子座に修正-



高市早苗のラグナを山羊座に修正して、再度、ナヴァムシャのラグナを検討したいと思うが、


詳しく調べた所、高市早苗が山本議員と結婚したのは、2004年11月のようである。プロポーズされたのは2004年6月である。





以前、出生図のラグナを射手座ラグナで検証した際には、土星/ラーフ期に結婚したと考えていたが、実際には、土星/木星期に結婚したと考えられる。


土星/ラーフ、土星/木星期にまたがって、結婚が生じたと考えるのが良さそうである。


この土星/ラーフ、土星/木星期に結婚したと考える場合、ナヴァムシャのラグナの可能性は、山羊座、水瓶座、蟹座、獅子座になってくるが、閣僚経験者である為、10室や10室の支配星が太陽と絡んでいて欲しい所である。


その観点で見ると、獅子座ラグナではないかと思われた。





獅子座ラグナに設定すると、現在、マハダシャー水星期である為、2-11室支配の水星がラグナロードの太陽、3、10室支配の金星と相互アスペクトして、1-2、1-11のダナヨーガを形成し、9室では、1-10のラージャヨーガを形成し、10室の支配星に太陽も絡んでくる。


高市早苗は、2007年からのマハダシャー水星期において、第1次安倍政権、福田政権、麻生政権で、大臣を経験し、一時、自民党が下野した時期もあったが、第二次安倍政権でも大臣を経験してきた。


そして、大臣から退任したのは、安倍内閣の総辞職し、菅義偉内閣が発足した2021年8月10日以降である。



マハダシャー水星期を通して、継続して大臣を経験して来ている。


これは、水星が11室の支配星で、1-11のダナヨーガを形成し、水星、金星、太陽で形成するダナヨーガやラージャヨーガに参加しているからである。



もし蟹座ラグナだとすると、水星は、3、12室の支配星になってしまい、2室支配の太陽や4、11室支配の金星と相互アスペクトしても何もヨーガを形成しない。


従って、蟹座ラグナではなく、獅子座ラグナではないかと思われた。



因みに水瓶座ラグナという線は、10室の支配星が12室になり、土星/ラーフ期に結婚したという場合、ラーフが6室に在住し、ディスポジターも12室に位置する為、これは該当しない。



また山羊座ラグナの場合、水星は9室の支配星で10室に在住し、8室支配の太陽、5、10室支配の金星と相互アスペクトすることになるが、9-10の絡みは通常は教育の仕事を意味している。これが行政の長としての大臣職の象意に合致するかと言えば、それ程、合致していないように思われる。



土星/ラーフ期、土星/木星期に結婚したという場合でも土星と木星は2室に在住し、この場合、配偶者よりも優位な立場になり、配偶者を養うような形になるが、この結婚した時、高市早苗は落選していたのであり、むしろ、山本議員に頼る形で、結婚したことを考えると、2室に木星、土星が在住している象意では合致しない。


木星/ラーフ期に海外研修したということも分かりにくい。木星が12室の支配星である為、海外という象意は出て来るが、研修して学んだという象意が出てこない。


その前の1984年の木星/月、木星/火星期に松下政経塾に入って政治を学んだということも説明しにくい。







然し、獅子座ラグナに設定すれば、木星は5室の支配星で、7室に在住しており、7室支配のシャシャヨーガの土星とコンジャンクトしている。



7室は海外のハウスであり、5室は学習のハウスである。従って、海外で研修したことが十分に説明できる。



また土星と木星が5-7のラージャヨーガを形成し、土星がシャシャヨーガを形成している為、米民主党下院議員のパトリシア・シュローダーの個人事務所で、コングレッショナルフェロー(議会研究員)に選ばれたのである。



木星/火星期に松下政経塾で学んだことは、火星が9室の支配星ということで納得できる。





また高市早苗は、2017年7月19日に 山本拓議員と離婚しているが、この時は水星/ラーフ期である。



獅子座ラグナであれば、水星は11室(6室から6室目)の支配星で、離婚の象意を持ち、3室に在住して、ナヴァムシャの結婚のテーマを終了させるタイミングにいることが分かる。


そして、アンタルダシャーのラーフは12室(別離:7室からの6室)に在住し、ディスポジターの月は6室(離婚)に在住している。



従って、このタイミングでの離婚は、獅子座ラグナでうまく説明出来る。



7室の水瓶座で、土星と木星が5-7のラージャヨーガを形成しており、この土星期にはリベラル派であったが、6-8の絡みもある為、何か人間関係でギクシャクしたものを経験したはずである。



リベラル派との意見の不一致は、高市早苗の人生を通して見られるが、夫との離婚も政治信条の違いであり、7室での6-8の絡みは、夫との意見の不一致を表わしている。



ナヴァムシャを獅子座ラグナに設定すると、10室の支配星が太陽とコンジャンクトしており、その上で、2、11室支配の水星と相互アスペクトし、マハダシャー水星期の間に継続して閣僚を経験してきたことを表している。



そして、ダシャムシャを見ると、水星期は、3、6室支配で、11室に在住しているが、11室は称号、高い地位を表わしており、閣僚としてのポストを象徴している。



6室の支配星が11室に在住する配置は、選挙での戦いなどを象徴し、政治家によく見られる配置であるが、これはリベラル派との意見の不一致や権力闘争なども表していると考えられる。








高市早苗が、特にリベラル派のジャーナリストと問題を起こしたのも水星期になってからである。



ジャーナリストの田原総一朗ら7人から批判を受けた「電波停止」発言騒動は、2016年2月8日で、水星/火星期である。



水星は、出生図で6室の支配星で、火星は6室に在住しており、ナヴァムシャが獅子座ラグナであれば、火星はナヴァムシャでも6室に在住している。



火星は6室で高揚している為、この配置は敵も強く敵のの反発も強いことを表わしている。



(逆に6室で惑星が減衰する場合は敵を徹底的に粉砕する完全勝利を表わしている)




ダシャムシャで水星は6室の支配星で、リベラル派を象徴する水瓶座の11室に在住していることは、リベラル派との権力闘争を象徴しているのである。


出生図で、水瓶座で6-8の絡みを形成する水星と同じ配置にあることは、それが彼女の仕事にとって重要な意味を持っていることを示している。







例えば、TBSの膳場貴子アナから、経済的な弱者や格差の解消についてのきわどい質問を投げかけられ、その場が緊張する場面があったという。



リベラル派との権力闘争は、場外戦で、既に始まっているのである。



膳場貴子アナ戦闘態勢で痛烈質問 高市早苗氏笑顔消え「これが私」
2021/9/8 23:30 デイリースポーツ

元NHKアナウンサーで現在はTBS「報道特集」のキャスターを務める膳場貴子アナが8日、自民党総裁選に立候補した高市早苗前総務相の出馬会見に出席。厳しい質問で迫った。

 質疑応答で指名された膳場アナは「TBS報道特集の膳場です」と名乗ると、高市氏は初めてその存在に気付き「あ、膳場さんですか。こんばんは」と思わず、驚きの声を上げ、笑顔を見せた。

 膳場アナは「こんばんは」と早口で応じたあと、「政権構想では、経済的な弱者や格差の解消にほとんど言及されていないので、どういうお考えなのか是非、おうかがいしたいと思います」と質問すると見せかけ、「ちなみに、高市さんは2012年の『創生』日本の研修会で、社会保障を考える文脈でこういうことをおっしゃってます」と続けた。

 そこから「『さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして、少しでも得をしようと、そんな国民ばかりいたら日本が滅びる』こういう風に発言してらっしゃいます。あの、困窮する国民をどういう目でみてらっしゃるのか、確認をさせてください。その上で、この発言について弱者への視点が欠けている不安、批判の声があるが、どう受け止めているか聞かせて下さい」と迫った。

 人気アナの戦闘モードに、最初は笑顔だった高市氏も次第に表情はこわばった。「恐らくその発言は、民主党政権の期間中に、生活保護の不正受給が非常に多かったという問題にどう取り組むか、という議論を自民党の「創生」日本の有志でしていた流れででの発言だと思う」と注釈。さらに「現在も残念ながら新型コロナウイルスで痛んでいる事業者のみなさまへの支援の不正受給があるけれど、あのころ、いろんな方法で生活保護の不正受給をするという方がいた。でもこれはみなさまの大切な税金ですので、私はこうした福祉は公正公平が原則であるべきと思っている」と話した。

 続けて、「本当に努力しても働けないときは働けない。ケガをして入院して働けなくなる方もいる。急に自分が務めていた会社がつぶれてしまって、そのあといくらハローワークに通っても仕事がない。年齢的にもなかなかしんどいとか、そういう方もいる。それから難病を抱えてらっしゃって、短い時間しか働けないという方もいる。介護や子育てをしながら働いてる方もいる。一つはベビーシッター減税や家政士を使った場合の代金を税額控除が一番いいのでしょうが、補助金、クーポンという形もある。しっかり支援をしていきたい」と政策を述べた。

 また「子供の貧困対策も重要」とし「中所得の世帯を対象に第2子3万円、第3子以降6万円の現金給付とというものを確立する。高等教育の無償化も、第2子の所得要件を緩和、第3子以降は要件を撤廃をする。育児休業時の実質手取りをさらに引き上げていく」など生活困窮問題などへのさまざまな政策を並べることで、回答した。

 その上で、「私に対して非常に色がついていると見られるというご指摘だが、これが私です。私は私の信念を持って、政策を発信してまいりましたし、実行もしてきた。今のありのままの私を、みなさまがどう評価していただけるのか、あんなんじゃダメだぞと言われるのか、そのまま自然体でいていいんだよと言って下さるのか、それは分かりませんが、これまでのことも含めてこれが私でございます。わりと素直な方で、同僚議員のアドバイスにも柔軟に対応してきた方です」と情感に訴えた回答でかわした。


リベラル派からは、高市早苗が、自民党総裁になり、総理大臣に就任すると、非常に全体主義的で、タカ派、右翼民族主義的な政権になると危惧されている。



「電波停止」発言騒動などを見ても、右翼的なスタンスを取る高市早苗は、メディアからは警戒されている。




このように見て来ると、ナヴァムシャのラグナは獅子座で間違いなさそうである。




そうすると、現在、高市早苗は、水星/土星期で、マハダシャー水星期の最後のアンタルダシャーである。



アンタルダシャーが、出生図とナヴァムシャで、シャシャヨーガを形成する強力な土星である為、このタイミングに自民党総裁への名乗りを上げたのである。



次は、マハダシャーケートゥ期であるが、ケートゥはダシャムシャの3室に在住しており、3室は地位や仕事というテーマにとっては悪いハウスである。



従って、総理大臣になれそうには見えない。







ダシャムシャにおいて、ケートゥのディスポジターである水星が、3、6室支配で、11室に在住している為、引き続き、リベラル派との対立をしていくものと思われる。




ケートゥは出生図では、6室と8室の支配星に挟まれて、ナヴァムシャでも6室に在住している。



そして、ケートゥの象意は、リベラル派への幻滅を表わしており、またケートゥの生来的象意として、拡大よりも縮小、前進よりも撤退、獲得よりも手放したり、失うことを表わしており、ケートゥ期の象意として、右翼的スタンスの高市早苗が、総理大臣に就任できるようには見えない。



まもなく土星が水瓶座に入室していくタイミングにおいては、リベラル派が優勢になるはずである。



このタイミングにおいて、リベラル派と常に対立してしまう高市早苗が、政権を取るというのは、極めて難しいと言わざるを得ないし、またそれは、高市早苗の出生図に出ているように思われる。



また木星がまもなく2021年9月14日から山羊座に移動するが、そうすると高市早苗のラグナから見た10室へのダブルトランジットがなくなってしまう。



今は木星が水瓶座で逆行することによって、10室にダブルトランジットが生じているが、自民党総裁選の投票日に近い段階で、高市早苗は、10室へのダブルトランジットが消えてしまうというのは、非常に興味深いことである。








通常、総理大臣に就任すると、誰からも見られ、知られる存在であり、常に隠れることが出来ず、全ての人から注目される大舞台に立つことになる。



それは10室を意味しているが、10室へのダブルトランジットがないということは、その時に注目されていないし、大舞台にも立っていないことを示している。



以上のことから、高市早苗は、総理大臣になれないのではないかと思われる。



然し、次にやってくるケートゥのディスポジターは、ラグナでシャシャヨーガを形成する土星であり、またナヴァムシャでもケートゥは敵を粉砕する6室に在住している。



4、9室支配で高揚するヨーガカラカの火星とコンジャクトし、ディスポジターの土星は、7室で、再びシャシャヨーガを形成している。



そして、ダシャムシャでは、3室に在住しているが、ディスポジターの水星は、3、6室支配で、11室に在住している。




従って、ケートゥ期に入ってから、決して悪くはなさそうである。




自民党総裁選が終わった後は、ケートゥが6室と8室の支配星とコンジャンクトしており、リベラル派と対立を深め、リベラル派の政策に失望を経験していくと考えられる。



そして、ディスポジターの土星がラグナで、シャシャヨーガを形成しているので、保守政治家としてのアイデンティティーを更に深めていくかもしれない。



因みに高市早苗のナヴァムシャのラグナが獅子座ということになると、出生図のラグナは、山羊座ダニシュター第1パダということになるが、ダニシュターは、火星が支配星となるため、アグレッシブで、また恋愛などにおいて肉食系で、母性本能をくすぐるような頼りなげなマザコンタイプの男性を好むのである。



それが山本拓議員ということかもしれない。



これは火星が支配星となることで、出てきた特徴である。







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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 公式サイトのコラムに次のような記述がありました。出生時間は早朝5時頃のようです。

    昨夜までは、確かに40代だったはずなのに、今朝起きたら50歳になっていました。昨夜、時計の針が12時を指した時に、主人が「もう3月7日になったよ。お誕生日、おめでとう!」と言ってくれたのに、私が「生まれた時刻は早朝だったはずだから、あと5時間くらいは49歳なんやっ」と言い返したものですから、主人は呆れ果てたような顔をして「往生際の悪い奴…」とひと言。
    ttps://www.sanae.gr.jp/column_detail502.html
    • 情報ありがとうございます。


      出生図のラグナを山羊座に設定し、最終的にナヴァムシャのラグナを獅子座に設定した所、


      出生時間が、5:03:20になったため、ラグナの修正はほぼ正しく出来たと思われます。

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