李克強 死去について -暗殺説の真偽-



中国の李克強首相が心臓発作で死去したとニュースが伝えている。


中国の李克強前首相が急死、68歳 習体制下で存在感低下
Laurie Chen、Yew Lun Tian
2023年10月27日午後 2:46 GMT+93日前更新

[北京 27日 ロイター] – 中国の李克強前首相が心臓発作で死去したと、国営メディアが27日に伝えた。68歳だった。

国営テレビCCTVは、李氏が「上海でここ数日療養していたが、26日に突然心臓発作を起こし、蘇生のための全力の努力もかなわず、27日午前0時10分に死去した」と伝えた。

李氏は2013年から10年にわたり習近平国家主席の下で首相を務め、今年3月に退任した。

一時は共産党指導者の最有力候補とみられていたが、近年は習氏が権力掌握を強める中、存在感が低下していた。

北京大学卒の経済学者で、より自由な市場経済の支持者とされていたが、国家統制を強める習氏の意向に従わざるを得なかった。

李氏は20年、中国の6億人の人々が月140ドル相当に満たない所得しか得られていないと述べ、貧困や所得格差を巡る議論を呼んだ。

22年8月には、中国経済の改革開放を進めた指導者、鄧小平の銅像に花輪を捧げ、「改革開放は止まらない。長江と黄河は逆流しない」と明言。この演説の動画は拡散されたが、習体制批判と見なされ、検閲対象となった。

李氏の訃報を受け、中国のソーシャルメディアには悲しみと衝撃が広がり、一部の政府系ウェブサイトは喪に服して白黒表示となっている。

中国の知識人やリベラル派メンバーからは、李氏の死を悼むとともに、時代の終わりを告げるとの声も聞かれた。

米ワシントンのスティムソン・センターの中国担当ディレクター、ユン・サン氏は「李氏は改革派の代表と見なされてきたが、首相を務めた10年間のうちに、中国では多くの政策が後退した」と語った。

李氏は共産党の幹部育成組織である共産主義青年団(共青団)出身で、同じ共青団出身の胡錦濤元国家主席の側近だった。だが、習氏は12年に党総書記に就任すると、共青団出身者からなる派閥の解体に踏み切った。

李克強の出身地では、1万人近い弔問客が訪れ、当局は政権批判につながることを恐れて警戒を強めている。


李克強は、歴代の党第一書記を生み出して来た共産主義青年団出身の胡錦濤元国家主席の側近で、共産党指導者の最有力候補であった。


本来ならば国家主席になるはずの人物だったが、江沢民は、胡錦濤派の力を削ぐために胡錦濤の後継者指名に介入し、習近平を国家主席に選んだ。


しかし、習近平は国家主席に就任すると、江沢民派の「上海閥」の部下たちを腐敗撲滅運動によって、次々に排除して、江沢民派の影響力の排除に乗り出した。


習近平が2012年国家主席に就任してからの最初の数年は、江沢民派との権力闘争で、次々に江沢民派の政治家が汚職事件で、逮捕された。



中国当局、半年で幹部21万人を処分
2017年7月25日 8:17 REUTERS

 中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)20日の発表によると、今年上半期で閣僚?省長級38人を含む21万人は規律違反で処分された。

 そのほか、局長級1000人超と末端組織の幹部20万人が処分を受けた。さらに、この半年で52万件の汚職事件について調査した。

 7月に入ってから、前重慶市委書記の孫政才、前甘粛省省委書記の王三運など大物政治家は相次ぎ失脚した。現職の中央政治局委員でもある孫政才の失脚は中国の政局に大きな衝撃を与えた。

 江沢民前主席の「執政十年、院政十年」の間、途方もない汚職が蔓延していた。腐敗治国」の策を施し、甘い汁を吸った幹部は自身に忠心を誓うと狙っていた、と言われている。そのため、これまで処分された高官はほとんど江沢民派のメンバーだ。

 習近平氏は2012年共産党第18回大会で最高指導者に就任してから、政界、軍隊と金融界で「トラもハエも叩く」と反腐敗運動を推進してきた。最高指導部メンバーだった周永康も2015年に収賄などの罪で無期懲役の判決を言い渡され、「刑は最高指導部に及ばない」というこれまでの共産党の掟を破った。

(翻訳編集・高遠)


鄧小平の改革開放路線を引き継いで、資本主義を推進した江沢民派の「上海閥」の影響力が削がれた。


習近平は、毛沢東を政治の師として、尊敬し、鄧小平に冷淡であったという。



つまり、資本主義、株式市場、市場原理といったものを尊重せず、積極的に党が経済に介入して政治主導で、経済活動を行なう国家社会主義を推し進め、成長したIT企業を取り締まったり、自由な経済活動が出来なくなった。


例えば、国内のインターネットを外部から遮断して、国民が、youtubeやfacebookといった海外のサービス(主にアメリカ)を使えなくして、アメリカのIT企業が中国国内で、シェアを拡げられないようにした。


そのことで、日本を含めた欧米の企業の中国からの撤退が相次いでいるが、これはアメリカとの覇権争いが背景にある。





そうして、江沢民も死去し、習近平体制は盤石なものになったが、最近は、党大会で、胡錦濤元国家主席が、途中退場させられるなどの場面も見られた。



習近平が江沢民派との権力闘争で、体制を強固にしていく中で、李克強首相は、徐々に影の薄い存在になっていた。



そして、2022年3月11日、李克強は記者会見の中で自らの出処に触れ、翌2023年の任期末をもって首相を退任した。



心臓発作による急死の報は、そうした退任からまもない時期であり、あまりにも突然の死の報は、暗殺されたのではないかと疑いを抱かせるものであった。



実際、大紀元 エポックタイムズ・ジャパンは、李克強は『暗殺』されたのかという見出しで、記事を配信している。





李克強は暗殺されたのか


wikipediaによれば、李克強の出生データは、「1955年7月1日 時間不明 安徽省合肥市」となっている。


12:00でチャートを作成すると、月は蠍座と天秤座の境界付近になった。






月は蠍座と天秤座のどちらに在住しているかということだが、もし月ラグナが蠍座であれば、10室支配の太陽が、8室に在住して、ケートゥとコンジャンクトし、3、4室支配の逆行の土星からアスペクトされている。



この配置は、習近平が自らの権力基盤を強化する中で、次第に影が薄くなり、全く力を発揮する機会のなかった政治家としての不遇を意味しているのではないかと思われる。



同時に太陽は心臓の表示体であり、8室でケートゥとコンジャンクトして、土星からアスペクトされてかなり傷ついている。



また蠍座ラグナであれば心臓を表わす5室支配の木星が6室支配で減衰する火星とコンジャンクトし、土星からアスペクトされており、土星は逆行して、5室にもアスペクトしている。



また心臓を表わす太陽をラグナとして、そこから見た5室にも8室支配の土星が在住して、6室支配の火星がアスペクトして激しく傷つけている。



従って、心臓を表わす太陽や5室、5室の支配星、そして、太陽から見た5室などが激しく傷ついていることが分かる。




wikipediaによれば、李克強は、元来あまり身体が丈夫でなく、腎臓・肝臓の疾患や糖尿病を患っていると報じられたことがあったようである。



以下のように2015年4月11日付のニュース記事によれば、その当時から、李克強の健康不安説があったようである。



<中国は今!>李克強首相に健康不安説、北京市民はPM2.5よりも高い関心―中国のリスク要因に?
Record China 2015年4月11日(土) 14時34分

このところ、ネット上で、中国の李克強(リー・カーチアン)首相の健康不安説が出ている。わたしも3月上旬に全国人民代表大会(全人代)の取材で北京に行ってきたが、その際、李氏の健康不安説をいろいろなところで聞いた。

相変わらずの微小粒子状物質(PM2.5)で大気汚染がひどいので、ある中国人ジャーナリストに「いまだに大気汚染がひどいですね。市民は怒っているのではないですか」と尋ねると、このジャーナリストは「大気汚染も深刻ですが、それ以上に北京の人々が大きな関心を抱いているのは李克強首相の健康問題だ」と意外なことを語っていた。

このジャーナリスト氏によると、2月上旬に訪中したアルゼンチン首相らと会談した李氏の表情が優れず、目の回りが黒ずんでくぼみ、明らかに頬がこけて、げっそりと痩せていたという。このため、北京の知識人を中心に李氏の健康を心配する声が相次いだことから、北京の外交団の間からも李氏の健康不安説が囁かれていた。

北京の小道消息(口コミ)では、李氏は年末年始の休暇中に中国人民解放軍の病院に検査入院し、休養に努めたとの情報も出ているという。李氏は腎臓と肝臓が悪く、日ごろから酒を一切口にしないことは有名だというのだが、この会談での李氏の憔悴ぶりから、「一時は辞任説も出たほどだ」というから深刻だ。
実は、李克強氏の健康不安説は、香港では有名だ。米国に拠点を置く中国情報専門の華字ニュースサイト「博訊(ボシュン)」は昨年秋、李首相の辞任説を流しており、今回のうわさに拍車をかけているし、すでに「首相辞任を迫られる李克強」(博訊出版社刊)という本まで出版されている。それによると、李氏は文革時代の農村部への下放で、B型肝炎を患い肝機能が低下し腎臓病も併発したという。その後、ずっと肝臓や腎臓の機能低下に悩まされているというのだ。
こういう情報もあったので、全人代初日冒頭に政府活動報告を行う李氏の表情に注目してみた。テレビの生中継でみたのだが、やはり顔色は心なしか、全体にどす黒く、目も落ちくぼんでいるようにみえる。李氏はちょっとグレーっぽい色つきの眼鏡をかけているので、なお一層、目の回りが黒ずんで見えるのかもしれない。

あるいは、目のまわりの黒ずみをカモフラージュするために、そのような眼鏡をかけているということも考えられよう。

とはいえ、さえない表情の割には、声には張りがあり元気そうで、1時間40分にわたって、大声を張り上げていただけに、私自身は「それほど心配はない」と安心したというのが本音だった。

だが、ある中国経済の専門家はネット上で、李氏の「目の下のくま」を挙げて、「李克強首相の健康状態が近い将来、中国のリスクになるかもしれない」とも指摘しており、専門家の間でも李氏の健康不安説が拡大しているようだ。

もし、李氏が倒れるようなことがあれば、中国全体に与える影響は計り知れないだけに、健康不安説が杞憂であることを祈らざるを得ない。


木星は肝臓や膵臓の表示体であり、木星が土星や火星によって激しく傷ついていることから、肝臓の疾患や膵臓の疾患によりインシュリンが分泌できなくなり、糖尿病を患った可能性があることを考えると、これは納得できる。



腎臓の表示体は金星であるが、金星も8、11室支配の蠍座ラグナにとってマラカの水星と絡んで傷ついている為、腎臓を患う可能性というのも説明可能である。



wikipediaは、心臓に関する持病があったかどうかは不明としているが、中央日報によれば、李克強は、冠動脈バイパス手術を受けた経歴があったということである。


「李克強前首相、上海で水泳中に心筋梗塞、死去…過去に手術」
2023/10/28 11:34 中央日報

中国の李克強前首相が水泳中に死去したと、香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が27日(現地時間)消息筋を引用して伝えた。報道によると、李氏は26日、中国上海のホテル東郊賓館の室内プールで心筋梗塞を起こし、個人の警護員と医療スタッフに直ちに付近の病院に搬送されたが、27日0時10分に息を引き取った。両地点の距離は約5キロで、車で15分程度の距離だ。2人の消息筋は李氏が冠動脈バイパス手術を受けた経歴があったとSCMPに伝えた。

現在、李氏の遺体は北京に移され、葬儀の準備が進められている。東郊賓館は公示があるまで営業を停止するよう当局から通報を受けたという。

中国の習近平国家主席は李氏の中国経済発展に向けた努力を称えたと、SCMPは伝えた。李氏は中国共産党内の主要派閥「共産主義青年団(共青団)」系を代表する人物で、習主席の就任後の2013年から今年3月まで中国ナンバー2の国務院総理職を遂行しながら中国経済政策を総括した。


この情報自体、信頼して良いのか分からないが、中央日報は、朝鮮日報に比べて保守色は若干弱く、中道左派・進歩派の代表的新聞であるハンギョレと併読する人もいるということから、情報として参考にして良いと思われる。



こうした心臓の持病についても心臓を表わす太陽や5室、5室の支配星、そして、太陽から見た5室の激しい傷が物語っている。



従って、もしチャンドララグナが蠍座であれば、急性心臓疾患によって、突然亡くなったというのは、説明出来るのである。








ケートゥには「突然」という象意があり、また8室にも「突然」という象意がある為、突然の心臓疾患によって、死亡したというのは、このチャートから明らかである。



そして、それは任期満了と共に首相を退任したことにも表れている。



習近平が異例の3期目を務めている中での退任は、ある種、突然、政治権力から退くといった意味合いにも取れなくもない。



実際、周囲からはそのように見えたと思われる。



但し、こうした説明は月が天秤座であったとしてもある程度、可能であり、心臓の表示体である太陽はケートゥとコンジャンクトして土星からアスペクトされており、5室と5室の支配星である土星には火星がアスペクトしている。




従って、チャンドララグナが蠍座でも天秤座でもどちらであっても、生まれつき、心臓が弱く、急性心臓疾患の可能性はあったということである。




その後、ラグナがどこであるかを検討したが、難易度が高く、途中で断念した。




ラグナについて検討


李克強は、北京大学の法学部を卒業し、その直後から中国共産主義青年団に所属して、将来の国の指導者として養成され、外務省に招かれて胡錦濤と共に来日したり、岩手県の小沢一郎の家にホームステイしたこともあったようである。



その後、北京大学の大学院で、経済学修士号・博士号を修得している。



個人的な私生活上の出来事の情報は少ないが、ネットで調べた所、以下の情報が得られた。




経歴データ

1978年3月 北京大学法律系(法学部)に入学

1982年2月 北京大学卒業(法学学士号修得)

1983年 結婚

1987年 娘誕生

1988年9月 在職のまま北京大学経済学院経済学専攻大学院入学

1994年12月 経済学修士号・博士号を修得


李克強の配偶者である程虹夫人は大学の英文科の教授であり、翻訳家で、アメリカの自然文学の第一人者で、シンプルな生活を提唱し、H.D. ソローの「ウォールデン:森の生活」に出てくる湖を実際に訪れたりもしている非常にスピリチャルな人物である。





2014年5月に外交デビューを果たし、夫のナイジェリアへの外遊に付き添った際も晩餐会で、特別に大麦から作られたパンを選び、健康に良いと言って李克強氏にパンを渡して食べさせたという。





服装に関してもシンプルさを重視しており、目立ちすぎるジュエリーは好まないというスタイルである。




こうした夫人とは、1983年に結婚しているが、12:00で作成したチャートだと1983年は、水星/金星期辺りである。



月ラグナが蠍座であれば、水星と金星は7室に在住している。




牡牛座に在住する金星と水星は、シンプルで美しい生活を追求する程虹夫人の表示体ではないかと思われる。











1983年1月1日、7月1日のトランジットを見ると、木星が蠍座で、土星が天秤座であり、またはそれらのハウスで逆行している。




従って、チャンドララグナから見たラグナにダブルトランジットが生じ、また木星は7室にアスペクトし、また土星は逆行して、8室にアスペクトし、木星は8室の支配星にアスペクトして、8室にダブルトランジットが生じている。




ラーフ/ケートゥ軸は、月ラグナから見た2-8軸をトランジットしており、ラーフが8室を通過している為、結婚願望が高まる時期である。



従って、月ラグナは、やはり蠍座ではないかと思われる。









出生時間が9:49:52以降であれば、月は蠍座になり、出生時間の可能性は、9:49:52~23:59:59の間で、ラグナの取り得る範囲は、獅子座13°44’~魚座16°までとなる。




次に1987年に娘が誕生しているが、この時は、12:00のチャートでは水星/ラーフ期辺りである。




ラーフのディスポジターは5室支配の木星で9室で高揚しており、子供の誕生を表わしている。








トランジットを見ると、もしチャンドララグナが蠍座であれば、木星は5室をトランジットして、5室の支配星と9室にアスペクトして、土星は逆行して、5室の支配星と9室にアスペクトして、5室と9室にダブルトランジットしており、子供の誕生のタイミングを表わしている。



またラーフ/ケートゥ軸が、5-11軸をトランジットしており、子供の5室を通過している為、これも子供の誕生のタイミングである。




従って、月ラグナが蠍座であれば、子供の誕生をよく表しているが、こうしたダブルトランジットは通常、ラグナから見て機能していなければならない。







従って、蠍座ラグナの可能性を考えてみた。蠍座ラグナであれば結婚や子供の誕生は、月ラグナ蠍座と同じように説明できる。




蠍座ラグナの場合、2020年頃からマハダシャー太陽期に移行しており、この時期からコロナが世界的に流行し、中国国民はゼロコロナ政策で苦しみ、経済は停滞している。




李克強は、経済活動を重視して、ゼロコロナ政策では、習近平と意見が異なっていた。



そして、暗に習近平の経済政策やゼロコロナ政策を批判したのか、「中国には月収1000元(約1万5000円)の人が6億人もいる」と暴露したのである。




“中国の貧困”をまさかの暴露、李首相の真意とは?
全人代で飛び出した「月収1000元が6億人」発言
2020.6.5(金)日本戦略研究フォーラム (JBpress)

 今年(2020年)5月28日、中国の李克強首相は、全国人民代表大会の記者会見で「昨2019年、中国人の平均年収は3万元(約45万円)だった」と公表した。だが、一方で、「中国には月収1000元(約1万5000円)の人が6億人もいる」と明かしたのである。

 月収1000元ということは、年収1万2000元(約18万円)にしかならない。この月収では、1キロ30元(約450円)以上もする肉は食べられない。また、中小都市の1カ月分の家賃にもならないだろう。

 一般に、貧困は「絶対的貧困」と「相対的貧困」とに分けられる。世界的には、「絶対的貧困」は1日当たり1.90米ドル(約205円)以下の収入とされる。月収にすると57米ドル(約6150円)、年収は684米ドル(約7万3800円)である。


(後略)



この時からちょうどマハダシャー太陽期に移行して、太陽は蠍座のラグナと月から見て、10室支配で8室に在住し、ケートゥとコンジャンクトし、土星からアスペクトされていたと考えれば、習近平のゼロコロナ政策の前で、為す術もなく、徐々に日陰の存在に追いやられていったことを説明できるかもしれない。



そして、2023年6月以降の太陽/土星期に急死したのである。




太陽は上述したように激しく傷ついており、寿命の8室を傷つけている惑星でもある。







8室を傷つけている凶星は、マラカとして働き得ることを示しており、また土星は、蠍座ラグナにとってマラカとなり得る3、4室支配の機能的凶星で、逆行して太陽にアスペクトして傷つけている。




従って、このタイミングで、急性心臓疾患によって亡くなったのである。




蠍座ラグナかどうかはまだ分からず、まだ他のラグナも試していく必要はあるが、少なくともマハダシャー太陽期に心臓疾患になったのは、心臓の表示体である太陽が激しく傷ついており、そして、おそらく、5室の支配星も激しく傷ついていたのである。




李克強が、習近平によって閑職に追い込まれたことは確かだが、暗殺されたというのは、陰謀論に過ぎないかもしれない。




李克強は、胡錦濤の後継候補のNo.1で、順位としては習近平よりも上であったが、江沢民の画策によって、共産党総書記(国家主席)にはなれなかった。



そして、習近平政権で、首相の座を務めたが、習近平独裁体制の中で、経済学博士号を持つ程の人物であるにも関わらず、経済政策に関して何も為すことが出来なかった。



それについてフランスのメディアは以下のように評価している。



李克強氏をネットで追悼:彼は惨めな人生を送り、役に立たない人間として死んだ
2023-10-27 16:48:46 フランス放送協会

中国の李克強元首相が68歳で急逝した。1か月以上前に彼が甘粛省敦煌の莫高窟を訪れた動画はまだインターネット上にアップロードされていたが、突然亡くなり、多くの人が彼を惜しんだ。

李克強は生涯の半分を中国共産党の政界で過ごし、中国共産党常務委員を務めてトップに上り詰め、2期15年間首相を務めた。彼が惜しまれるのは政治的功績のせいではなく、高い地位のせいだが、「目標を達成できなければ、一生落ち込むことになるだろう。

前任の温家宝氏や朱鎔基氏と比べると、首相としての李克強氏には、普遍的価値観を躊躇せずに文化大革命を批判する朱氏の大胆さも温氏のような勇気もないようだ。ネット上で拡散された同窓生の李克強氏に対する大学の同級生「惨めな人生を送り、役に立たない人間として死んだ」という8つの言葉。

彼は首相という高い地位にあり、中国共産党第二位の権力者であるが、習近平総書記の独裁権力により、徐々に退場となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「習近平氏は通常首相の責任である問題に個人的に介入することで経済問題への締め付けを強めており、その結果李克強氏は疎外されることになった」と論評した。
このように李克強氏は権力絶頂期の習近平氏の引き立て役となっており、重要な会議の場では李克強氏が総書記に慎重に従う姿が人々に見られている。しかし、観察者らは、李氏が「できないことは何も言わない」ように最善を尽くしていることに気づいており、たとえ重要な場面であっても、他の政治局常務委員のように習近平氏のやり方を繰り返すことはめったにない。

パリ大学の張倫教授は同局のインタビューで、人々が李克強氏を尊敬するもう一つの理由があると述べ、「中国共産党のような体制では非常に残忍で、内部闘争には最終ラインがない。彼はこの点に関しては依然として最終的な方針を堅持している。これは受け入れられない。簡単だ」

中国経済を浄化するという習近平の揺るぎない決意は揺らぎ、社会は衰退している。李克強は介入して経済を救おうとした。外部の観察者の中には李克強が「必ず復活する」と誤解している人もいた。李克強は「国家体制の確立を奨励した」低迷する経済環境の中で人々に「生き残る道」を提供する「露店経済」は、北京や上海など習近平の取り巻きが支配する地方委員会に抵抗された。

一部の国際メディアは、李克強氏が中国共産党のナンバーワンの人物になるところだったが、胡錦濤氏の力を相殺するために江沢民氏が習近平氏を選んだと強調した。政治学教授の呉国光氏は、ボイス・オブ・アメリカの記事「『李克強の悲劇』はまだ終わっていない」の中で、「習近平は何を頼りにその地位を勝ち取ったのか?習近平が得意だという人もいる」と指摘した。孫のふりをしている人もいれば、赤二世だと言う人もいるが、もっと重要なのは、胡錦濤による後継者李克強の選択を阻止するために、江沢民と曽慶紅が習近平を選んだということである。中国共産党のシステムだ。」

第18回党大会後、いわゆる「習・李体制」についての話があったが、「習・李体制」はすぐに崩壊するか、まったく存在しなかった。毛沢東に次ぐ中国の最も強力な指導者。

その後間もなく、李克強氏は失墜し、首相としての地位は難しくなり、実力者習近平氏に10年間同行し、ついには「高潔」の名のもとに第20回党大会から撤退した。そして3月に首相を辞任した。李克強氏は庶民の中では稀な忍耐力を示し、「最も凡庸な首相」と揶揄する人もいた。
おそらく、彼の疎外、挫折と無力さ、そして改革への野心の「過大評価」ゆえに、彼は「野望が果たされる前に死んだ」という苦い思いを残し、人々の記憶を呼び起こしたのかもしれない。これは、過去の首相在職中の彼の格言のいくつかが人々に決して忘れられていないという事実からもわかります。

習氏の強大な権力が人民の反乱を激化させたためか、現在インターネット上で広まっている「あなたじゃなくて残念」という言葉も、李克強氏への追悼の一つの形だ。張倫氏は「この種のノスタルジーは習近平への不満の反映だ…」と分析した。

李克強首相が過去10年間に何をしたか分からない中国人の多くは、李克強首相の言葉を覚えている:中国には月収が1,000元未満の人々がまだ6億人もいる。この真実は、中国が適度に繁栄した社会に入ったと習近平が発表した偽りの平和と繁栄に向けられている。

ル・モンド紙は、李克強氏は経済的に極めて才能があり、国家主席や共産党指導者になれる可能性はあるが、自分の声を届けることができるのはまれなケースだと報じた。上の文は最も有名な例です。昨年8月、李克強氏は深センを視察し「改革開放は止まらない、長江と黄河は逆流しない」と発言し、珍しく習近平に対抗する姿勢を明らかにした。何千頭もの馬が沈黙し、たった一人の人だけがいる中国。

今年3月に首相を辞任する数日前、李克強氏は同僚らに別れを告げる際、突然「人民はやっている、神は見ている」と言い、長年積み上げてきた壁をついに吐露したかに見えた。それは彼に将来の解説者たちに歴史の感覚を与えた。

この言葉を残した数か月後に彼は急逝してしまったが、それが今ネット上で惜しむ声が多く上がっている主な原因かもしれない。また、改革の時代は終わり、経済成長ももはや好調ではないという人々の寂寥感もあるかもしれない。


李克強の大学の同窓生は、「彼は惨めな人生を送り、役に立たない人間として死んだ」と語ったという。




李克強のチャートでは火星が出生図でもナヴァムシャでも減衰しており、やや闘う力が不足していたようである。



敵を作らない人物だったと評価されている。



だからこそ、習近平政権の中で、全く孤立したまま、生き残れたのかもしれないが、自分の改革開放や経済政策のビジョンを実行する力には欠けていたと言える。




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