日本のこころを大切にする党のお披露目会に招かれる

先日、私の講座参加者のTさんから日本のこころを大切にする党の公認候補のお披露目会に参加しないかとのお誘いを受けたので出席して来た。

特に政治的に中立で特定のイデオロギーを推進するつもりはないのだが、縁があって誘われたものに対して、特に断る理由もなかったため、社会勉強を兼ねて参加して来た。

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この会は2016年6月22日に公示され、同年7月10日に投開票される参議院議員通常選挙の公認候補のお披露目会であった。

次期、参議院選には以下の候補者が立候補することになっている。

中山成彬
西村真悟
ボギーてどこん(本名:手登根 安則)
やすえ くにお(本名:保江 邦夫)
矢作 直樹
いげた まこと(本名:井桁 亮)
中丸 ひろむ (本名:中丸 啓)
石井 ひでとし

元々2014年5月に石原慎太郎氏を中心とした最も保守色の強いメンバーによって日本維新の会から分党されることによって誕生したのが次世代の党で、その次世代の党から党員の離脱が相次いでおり、2015年12月21日に党名を「日本のこころを大切にする党」に変更して、今に至っている。現在、現役の所属議員は、中山恭子代表、中野正志幹事長、和田政宗氏、浜田和幸氏の4名となっている。

このお披露目会で、公認候補の方々が壇上で自己紹介をしたり、また日本の保守論客の代表者の一人、櫻井よしこが応援演説に駆けつけていたので、その面子からしてもバリバリの右翼政党である。

因みにこのような右翼政党の参加者や支持者に共通する特徴は、蟹座が強調されていること、そして、蟹座と5-9の関係にある魚座や蠍座が強調されていることである。

中山恭子代表のチャートを作成すると、出生時間が分からないのでラグナは不明であるが、月は蟹座のアーシュレーシャに在住している。

NakayamaKyoko_chart
月から見ると5、10室支配のヨーガカラカの火星が9室に在住し、9室支配の木星と接合しており、この9室で自室にいる強い木星が月にアスペクトしている。

つまり、魚座と蟹座が非常に強い配置となっている。

魚座は、献身や自己犠牲、そして、蟹座は母性や養育、保護の星座である。
因みに私が中山恭子代表の業績として注目しているのが、1999年7月に、特命全権大使としてウズベキスタンやタジキスタンに就任した時に日本人がウズベキスタン反政府武装グループに拉致された誘拐事件に際し、外務省の方針に背いて、武装グループに対して影響力を持つタジキスタン政府や関係者を通じて交渉・説得を行い、人質の解放に成功したという経歴である。

事なかれ主義の外務省が、お役所対応をして、日本人を本気で助けようとしていない時に中山恭子氏だけが、日本人を本気で助けようとしたこのことは、非常に尊敬できる行動であると言える。

蟹座や魚座の長所や美徳があふれ出た行為と言えるだろう。



国際交流基金常務理事を経て、1999年(平成11年)7月、特命全権大使(在ウズベキスタン及び在タジキスタン)に就任。その直後の1999年(平成11年)8月23日、隣国キルギスの南西部オシェ州で日本人鉱山技師4人を含む7人がIMU(ウズベキスタン・イスラム運動)と見られるウズベキスタン反政府武装グループに拉致されるキルギス日本人誘拐事件が発生する。キルギス政府に交渉を一任せよとの外務省の方針に背き、救出劇の先頭に立った。武装グループに対して影響力を持つタジキスタン政府や関係者を通じて交渉・説得を行い、人質の解放に成功する。

大使退任直後の2002年(平成14年)9月拉致被害者家族担当の内閣官房参与に就任、翌月北朝鮮に拉致被害者5人を出迎えた。それ以降も拉致問題に尽力し、2004年(平成16年)9月に任務を果たし終えたとして辞任。
(wikipedia 中山恭子より引用抜粋)


これこそ真の保守である。

攻撃的でなく穏和で穏やかな性格でありながら、いざ日本人が危機に陥っている時には親身になってそれを助けるというこの姿勢が肯定的な保守の姿である。

蟹座は母親の表示体である月を支配星として持つ母性の星座であり、また蟹座の中心的なナクシャトラの基本性質は、滋養と育成である。

従って、国民を自分の子供のように思って、それを母親のように助けるのが真の保守の姿なのである。

国民にとっては、こういう人が、日本の指導者層にいることは頼もしいはずだ。

因みに自民党は実は国際社会、いわゆるアメリカの顔色を伺いすぎて、日本の国民のための政治を行っていないことから真の保守政党とは言えないのである。

魚座や蟹座のような国民の幸福を守る役割を果たしていない。
因みに櫻井よしこが、壇上に立つと、中国に対する脅威論を声高に主張し、そして、憲法改正によってそれに対抗する必要性を訴えて、安保法制に賛成の票を投じた中山恭子代表を高く評価する発言をし始めた。

すると会場が張りつめた空気となり、温和な感じが一気に損なわれた。

因みに櫻井よしこのチャートを作成してみたが、蟹座に土星と火星が在住して非常にハードな座相を形成している。

SakuraiYoshiko_chart

同じ蟹座が強調されているといっても櫻井よしこの場合は、蟹座に土星と火星が在住して、ヴァルゴッタマである。

従って、同じ蟹座でも民族主義、ナショナリズム、核武装、国土防衛といった軍事的なタカ派的な表現となったのである。

ヒトラーも蟹座に土星が在住していたので、ゲルマン民族が世界で最も優秀だと主張して、ユダヤ人を排斥しようとした。

人種や民族、血の問題に非常にこだわるのが蟹座であり、国家や民族の独立など、個人主義的な狭い視野に限定されるのが特徴である。

つまり、蟹座のパーソナリティー表現というのは自己中心的である。

然し、自己中心的だが、「自分の」家族(国民)のことは良く守り、育成するという意味で、蟹座としての長所や美徳も持っている。

私の考えでは、結局、政治的な姿勢の違い、左翼と右翼の違い、共産主義とファシズムの違いなどは、星座の違いによって表現されているのであり、星座のエネルギーが地球上で演じているダンスに過ぎない。

全く完全に左翼がいなくなる国家になることはないし、完全に右翼がいなくなる国家になることもない。
それは蟹座や水瓶座といった星座が存在し続けることと同じである。
皆、それぞれ自分に与えられた役割を演じているに過ぎない。
つまり、蟹座のハードな凶星の絡みが、櫻井よしこをして、保守論客としての役割を演じるように運命づけているだけなのである。
占星術的な視点(科学の立場)では、何故、自分が民族主義、ナショナリズムの方向性で行動しているか、何故、自分が共産主義、社会主義の立場で行動しているのか、上から俯瞰して客観的に考察する姿勢をもたらし、それに良い悪いの判断は下さない。

それらの現象界上での表現の違いは、星座や惑星の表現の違いと考えるだけである。

それが自然や社会を観察してそこに因果関係を見出す自然科学の立場である。

占星術的な視点を培うと、全ての現象を哲学的に俯瞰することになる。

然し、政治というのは、全くそうした観点はもたらさず、むしろ、自らの主張を押し通すための自我の拡大である。

他国と競って、領土を拡大する自我(国家)の拡大である。

もし領土が拡大できないのであれば、せめて自分たちの領土だけでも守っていこうとする自我の運動である。

自分が属する人種、民族、国家の利益を確保しようとする自我の運動である。

他国が侵略してくるのにそれに譲るような態度は、自我の立場としてはおかしいのであって、自我の立場からはそれを認めることは出来ない。

他国の侵略に対抗するために備えなければならないのである。これが保守の立場である。
従って、蟹座というのは、主に【自我】に関係していると考えることができる。
一方で、左寄りの共産主義や社会主義、水瓶座と、それと5-9の関係である双子座や天秤座は、【理性】に関係していると考えられる。

【自我】の拡大に表現を与えずに世界平和とか人類共存といった理性が導き出した理想を掲げるのである。
人間とは、自我(欲望)と理性(理想)が拮抗している存在であり、完全な動物でもなければ、完全に理性を体現した神人でもない。

従って、現状では、右翼と左翼が常に政治の中に存在していると考えられる。
歴史においては、インディラ・ガンジーやマハトマ・ガンジーが民族指導者となって国民を指導した時代があったが、蟹座の表現が、国民を幸福に導いたよい事例というのは、マハトマガンジーぐらいしか見当たらず(他にもいるかもしれないが)、むしろ、蟹座の民族主義、ナショナリズムは、最終的にはファシズムに行きつき、国民を幸せにはしていない。

むしろ、ナチズムのように独裁者の台頭と暴力をもたらして、悪が顕現する際の最悪の土壌となってしまう。

そして、こうした独裁国家においては、その一部の蟹座的な指導者層の利益を追求することが優先となる。

蟹座は個人主義だからである。
結局、蟹座が吉星に影響されている場合しか、国民を保護し、育成するという蟹座の長所や美徳を示すことは出来ないのではないかと思うのである。

因みに以前にも述べたと思うが、イランという国家は、非常に蟹座的な国家である。
核兵器を開発して、国際社会(主にアメリカ)と対等に渡り合う力を養うと共に国内では、非常に国民への教育水準が高いことで知られている。男女の平等も促進されており、女子学生の進学率なども高いのである。

これはあまり知られていない事実である。

蟹座的な表現は、国際社会(アメリカ)からは非難され、勝手に核兵器を持つなと批判を受けてしまうのだが、国民に対しては、非常に保護の厚い国家であり、むしろ、アメリカの競争が激しくて冷たい社会よりも暮らしやすいと言えるかもしれない。

然し、イランの国力が更に強くなっていった場合に独裁国家として、世界に脅威を与える怖さも抱えているのである。

これが蟹座の特徴である。
現在の安倍政権は、TPPを推進し、マネーサプライを増やして、株高を演出しているが、経団連ばかりを見て、国内の国民の幸福は見ていない姿勢が見られる。

そして、安保法制などタカ派的な政策やアメリカに追従して軍事的に守ってもらうという戦略に終始して、国民の幸福を追求出来ない状況にある。

安倍晋三は蟹座ラグナだが、同じ蟹座の表現でもそれが否定的に現れている様子である。
進化的な観点からすると、ナチュラルゾーディアックにおいて最初の牡羊座から見て4番目の蟹座は、進化の初期段階であり、個人主義や利己主義を追求している大衆的なステージである。

アリスベイリーの著作の中に蟹座は大衆を代表するといった観点が記されている。

一方で、水瓶座は、個人主義、利己主義の段階を超えて、非個人的なステージに立つとされている。

そして、この場合に重要な概念が、「個人」に対する「グループ」である。
この段階に立つと、利他主義が出てきて、協調的となり、国際主義、国連中心主義といった姿勢が出てくる。
この場合の国際主義、国連中心主義とは、現在のような貪欲な多国籍企業によって推進されるグローバリゼーションではない。
より理性的に振る舞う大衆の投票行為によって選ばれた政治家を通じて、各国の政府が、国際的に強調する政治的な決断をすることを意味している。
例えば、核軍縮とか、対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約、地球温暖化について二酸化炭素の排出規制の合意といった各国の共通善について取りまとめる政治的決断である。
時代の流れは明らかに水瓶座、そして、双子座と天秤座のアプローチであるこの共通善の推進に向かっている。
従って、蟹座的、右翼的なアプローチは時代遅れの感は否めない。
然し、時代遅れと言っても、国民を守り、国民の幸せに仕えるといった姿勢については立派であり、そうした善意の右翼政党は、非常に国民にとってありがたいものである。

私の考えでは、日本のこころを大切にする党は、中山恭子代表となったことで大分イメージがよくなった印象である。

外務省の方針に背いてでも誘拐された日本人を救った中山恭子代表は、国民の幸福や発展に関心が高いことを雰囲気として伺わせる。
国民のためになるような法案や政策を一つでも二つでも通していけるなら、十分に存在意義のある政党だと思えるのである。

私は核武装などして軍事力を増強して、他国を威嚇することによって従わせるパワー外交は、すべきではないと考えている。
それはあまり生産的でなく、周辺国との軍拡競争を招くことになる。

確かに核武装したり、力で威嚇すれば、相手は言うことをよく聞いたりするので国益に有利に働くことは確かである。
例えば、キッシンジャーは、ニクソンに他国との外交においては気ちがいのように振る舞うようアドバイスしたという。
諸外国にとって何をするか分からない怖さが、諸外国の外交的妥協を引き出し、米国に有利に働くことを狙ったものである。
キッシンジャーらしい現実政治の駆け引きである。
ビジネスの世界でも、ちょっとした日常の人間関係の駆け引きの際にもよく使う手段である。
こういう駆け引きが非常に有効となるのであり、国際政治ではこうした手法が繰り返されている。

そして、国際社会とは、全く各国に公平に正義や善を行ってくれる聖人が運営してくれている訳ではない。
それこそ貪欲で資源や富を奪い取ることを目的とする多国籍企業出身のグローバルリーダーに運営されている。

従って、世界平和だ、国連だと言って、こうした国際社会の貪欲な裏の顔を見ないで、理想社会を目指して活動する左翼青年も現実離れした未熟さがあると思えるのである。
通常、若者は皆、若い時は社会主義思想に魅了されて、平等で、公平な世界の建設を夢見るものだが、やがて、人生経験を積んでくると、そうした理想に挫折して、現実主義に目覚めてくる。

そうして、保守に鞍替えすることになるのである。
日本の知識人のかなりの部分が、昔、マルクス主義に魅了された人々であり、後に保守に鞍替えした人々である。

従って、あまり世界全体が準備が出来ていない段階で、日本だけが、戦争放棄、戦力の不保持といった日本国憲法を遵守したとしても、それで世界を変えることができる訳ではない。

まして、日本国憲法は、社会主義者だったマッカーサーの部下の法務将校によって短期間のうちにまとめられたものである。

日本人自身が自分で、それを創ることが出来ずに与えられたものである。

従って、日本人自身が、憲法を作り直すことは、国家の自立という意味ではよいかもしれない。

もう一度、日本人自身が、今と全く同じ平和憲法を選び直してもよいとも考えられる。
柄谷行人が、『世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて』の中で、社会主義革命によっては国家や国境を消滅させることは出来ないと述べている。
社会主義者たちは、ロシア革命が成功したら、国家が解体して、プロレタリアートの天国である世界共和国が出来上がると考えていたが、そうはならず、結局の所、革命を守るために常備軍と官僚機構を保持して国家の機能がより強化されたという

歴史の事実を指摘している。

国家というものは国家に対して、国家なのであって、他国に侵略されたり、支配されないために地域共同体がまとまって国家としての体裁を作りだすというのが国家成立のメカニズムであるという。

国家というのはある一つの共同体が周辺共同体を統合して、法整備や権力装置を備えた国家としての体裁を整えて、巨大化していくという動きがあり、その動きの中で、それに侵略されることを防ぐために周辺共同体もまた国家としての機構を備えていく動きであるという。

従って、国家成立のメカニズムとは、結局の所、人間の欲望や競争、領土獲得の野心などが、国家という単位を通じて、国家同士が拮抗する形をもたらしているということである。
そして、柄谷行人によれば、社会主義者たちの理想である世界共和国が出来るためには、国家が自主的に上位の共同体に対して、主権を揚棄する場合にのみ可能となるという。

それ以外には国家が解体する過程はあり得ないというのである。
つまり、現状の世界で言えば、国連の機能が強化され、相対的に各国の力が弱まった場合にのみ可能となるのである。

その為には国連を実質的に支配し、コントロールできるような覇権国がある場合は不可能になる。

国家のそれぞれが同じぐらいの力を持った対等な存在で、かつ、相対的に国連の力が一国の力に対して、強い場合にのみ国連が重要となるのである。

つまり、フリッチョフ・カプラが、エコロジーの思想の中で、主張した「全体は部分の総和以上である」としたグループメカニズムが働くことによって、グループ(国連)が、各国(部分)よりも決定的に重要になる場合に可能となるのである。

そうした中で、国家は個人として振る舞う(国益)のではなく、グループとして振る舞う(共通善)ことが要請される。
そのようにして、国連の機能が強化され、グループメカニズムが有効に働くことによって、やがては時間の経過とともに国家や国境というものは自然に消滅するはずである。

私はドナルド・トランプが大統領に就任すると予想しているが、もしそうなった場合、米国が世界から撤退し、国連をコントロールすることから撤退することによって、世界共和国が出現する土壌が生れてくるのである。

そうなった場合、日本は米国の支配から逃れて、自立する必要が出てくるが、国連加盟国としてより主体的に自立することにもなるのである。
つまり、水瓶座の影響が深まっていくにつれて、多様性の中の統合が生じてくる。
因みに私が何故、日本のこころを大切にする党のお披露目会に参加したのかということである。
それは、私の蟹座に太陽と月が在住し、魚座のレヴァーティーに火星が在住しているからである。
私は本来、政治的にはリベラルで、どちらかと言えば、思想的には左翼的である。
おそらく鳩山由紀夫や小沢一郎のように国連中心主義であり、民主主義や自由主義を信奉している。
またフランス革命の背後にいたと言われるフリーメーソンが最初に民主主義をもたらしたと考えている。
つまり、自由、博愛、平等などの概念(水瓶座、双子座、天秤座)を広めたのが、このフリーメーソンである。
私の知性を表す水星が出生図とナヴァムシャで、双子座に在住しているから、思想的にリベラルで、左翼的なのである。

蟹座や魚座も強いので、私の本質的なパーソナリティーや人格の面で、保守的なのであるが、思想的には非常に進歩的で、理性的なのである。
このように一人の人間の中に左翼と右翼が共存しているものである。

私は保守政治家の役割は、国民の福祉のための仕事に集中することによって、国民の保護者としての肯定的な役割があると考えている。

例えば、市場原理を排除して、国民全員が教育を無償で受けられるような仕組み、国民全員が衣食住において充実し、文化的に高い水準の生活が送れることを目指す、

そうした国民に優しい国家社会主義的な政策の中にこそ、真の保守の役割や存在意義があると考えている。

人類への福祉が充実した世界共同体が建設されるのがまだ先のことであるならば、その間でも国民の福祉を充実させるように保守政治家が活躍することができる。
市場原理に追従して、つまり、米国の多国籍企業の経営者たちや、ウォール街の金融資本家の意向に左右されて、日本国民が食い物にされることを許す指導者は真の保守ではない。
決して、核兵器の所持とか軍事力の増強といった点は強調せず、それはそこそこに他国と同程度に維持し、そうした部分にはお金を使わずにあくまでも国際的には平和主義を貫徹し、

そして、国民に対する福祉に集中するのが、真の保守政治家である。
従って、イタリアのムッソリーニのファシズムが高く評価されているように真の保守政治家は、国際社会(主にアメリカ)が凶暴な多国籍企業の経営者によって運営されている間は、

国家社会主義的なアプローチによって、国民の福祉の実現に対して工夫をすべきである。

それが保守政治家の役割である。
そうした観点から見て、日本のこころを大切にする党が発案している「消費税マイレージ制度」というのは非常に国家社会主義的な発想で面白いのである。
払った税金がポイントとして蓄積され、いずれ本人に還元されるため、将来を心配することなく資産を消費に回すことができるのだというが、このアイデアは非常に面白い。
また堀江貴文が以前、紹介していた「ベーシックインカム」という発想も国家社会主義的な発想である。

全ての国民の口座に毎月、基本的な生活費を振り込むという発想で、複雑化した社会保障制度を運営していくためのコスト(公務員への給与などの維持費)がかからない点で、魅力的なのである。

巨大化した公務員制度を維持していくためのコストが肥大化していけば、国民の税金はその維持費だけで失われていくため、社会保障制度を単純化して、そして、簡単なやり方で、国民の福祉を実現していくという発想も、国家社会主義の得意分野である。

つまり、非常に単純で、ストレートである。

堀江貴文は蟹座のプシュヤに月が在住しているためにやはり発想が国家社会主義的な発想となるのである。
このように保守政治家というのは、国民の福祉ということを考える場合、国家社会主義的なアプローチとなる。
国家社会主義的なアプローチが、回りくどさを回避して、最も本質的で単純な問題解決をもたらす場合も多いのではないかと思われる。
例えば、カストロ議長が建国したキューバも全ての国民が教育や医療など全て無償で受けられるという非常に優れた国家社会主義的な政策を行っている。
キューバよりも大きな日本の場合、全てを国家社会主義的な政策にすることは難しいかもしれないが、エネルギー政策や教育制度、社会保障制度などに関して、

もっと国民の福祉を直接的に良くするような政策を保守政治家は考えていくべきである。

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