上西小百合議員が何故、連日、メディアに叩かれているのか。
私の見立てでは彼女は牡牛座ラグナである。
9、10室支配の土星が6室で高揚し、4室支配の太陽、そして、7、12室支配の火星が6-12室の軸で、相互アスペクトし、7-9、4-9のラージャヨーガを形成している。
10室の支配星が高揚する太陽と相互アスペクトしているので、政治家になったのである。
7室に8、11室支配の木星と3室支配の月が在住し、その木星と月に対して、現在、土星がトランジットしており、サディサティの最も厳しい時期である。
そして、木星も蟹座からこの蠍座にアスペクトして、7室にダブルトランジットしている。
7室に在住する8、11室支配の木星と3室支配の月にもダブルトランジットしているが、この7室で形成される8、11室と3室の絡みが顕現したと言える。
7室はパートナーのハウスであり、8、11室支配の牡牛座ラグナにとって機能的凶星である。
また3室支配の月はウパチャヤを支配して機能的凶星化している。
従って、8、11室支配の木星と3室支配の月は機能的凶星同士の絡みである。
この蠍座で形成される8、11室支配の木星と3室支配の月の絡みは非常によくない絡みである。
8、11室支配の木星はドゥシュタナハウスとトリシャダヤハウスを支配し、貪欲で支配的な講師、保護者を表しており、3室支配の月は食欲、性欲、睡眠欲などの欲求を表している。
これが7室で形成されていることから、蠍座が表すパートナーに依存したり、支配され、また野心や欲望がパートナー関係という舞台で顕現することを表している。
この蠍座に在住する8、11室支配の木星とは彼女に政治のイロハを教えたとされる彼女の議員秘書であると考えられる。
この議員秘書のことはネット上ではチンピラ秘書、ヤクザ秘書と評価されている。
youtubeで、車に触るなと警告する様子がヤクザ風であることが分かる。
然し、記者会見の態度は一転して、穏やかに真摯に取り繕った態度であることから、裏表のある外見からは何を考えているか分からない典型的な蠍座のキャラクターであることが分かる。
上西小百合議員は「3月13日の衆院本会議を体調不良で欠席し、その直後に男性秘書と旅行した」という疑惑が報じられているのだが、この3月13日のトランジットを見ると、月が7室の蠍座を通過中で、ラグナロードの金星は12室を通過中であった。
12室には7室支配の火星が在住しており、4室支配の太陽は12室で高揚している。
おそらく8室支配の木星なので、彼女がショーパブに行きたかったというよりもこの議員秘書が行きたかったのではないかとも思える配置である。
そして、3室支配の月は欲望を表すため、その誘いを断ることができないのである。
このように7室には8、11室支配の木星と3室支配の月が在住しているため、欲望の苦しみから更にカルマを積み増してしまう配置である。
この上西小百合議員が、牡牛座ラグナであるというのは、過去の経験から直観的に思ったことであるが、いくつか理由がある。
例えば、彼女の選挙演説での話し方を見ると、はっきりした口調で、大きな声で印象的に話していた。
そして、マイペースな語り口であった。顔立ちもはっきりとしている。これは2室にラーフが在住する証拠である。
まずラーフが在住しているので、アイシャドウなどが濃く、顔立ちが印象的なのである。
また彼女のファッションセンスやマスメディアから不評を買っている垂れ目に見せるアイシャドウなども、おそらく、自分についての自己イメージがより可憐な少女をイメージしている証拠である。
これは月が高揚する牡牛座のセンスであると言える。
ラグナロードの金星がラグナに在住し、2、5室支配の水星がラグナに在住して、牡牛座ラグナが強調されている。
また蠍座ラグナの場合は、非常に妖艶な色気のある服装をしているのであるが、上西小百合議員のファッションセンスは落ち着いており、しかもシャネルなどの分かりやすい高級ブランドのスーツを好むのは、明らかに牡牛座の特徴である。
牡牛座は質的に高い物を好むため、ブランド物が大好きである。
全体的な特徴として、水商売的な妖艶な大人の印象ではなく、落ち着いて子供のような顔立ちなど、明らかに牡牛座の特徴を示しているのである。
そのようなことを考えながら、現在、7室に土星がトランジットして、木星もアスペクトして、7室にダブルトランジットし、月も7室にトランジットしていたとなれば、その当日は、占星術的にはパートナーと過ごしていたということになるのである。
そして、それが不倫旅行だと評価されるのは、7室と8室が絡み8室の支配星にダブルトランジットが生じているからである。
8室は三角関係のハウスである。
また8室はセックススキャンダルのハウスでもあり、政治家が8室にダブルトランジットが形成されている時は、スキャンダルで失脚するタイミングである。
彼女が不倫旅行問題で、突然、維新の党から除名されたのは、この7室に在住する8室支配の木星にダブルトランジットが生じていたからである。
そして、連日、メディアに報道され、また執拗に取材班からの質問攻めにあい、追いかけられたのは、8室(苦悩)と3室(メディア)が接合しているからである。
3室(メディア)の支配星が蠍座に入室しているので、非常に粘着性のしつこい取材を受けるのである。
そして、垂れ目のアイシャドウが良くないなどと、全く政治とは関係のないようなことまで評価され、ワイドショーでしつこく報じられているのは、この為である。
今、土星が蠍座で逆行し、蟹座の木星との間で、3室にダブルトランジットを形成している。
また3室の支配星にもダブルトランジットを形成しているので、彼女はメディアに露出するタイミングなのである。
つまり、メディア(3室)、不倫旅行(8室支配の木星が7室)、維新の党から除名(8室)など、彼女に今、起こっていることは、まさにこれらをテーマとするハウスにダブルトランジットが生じたからである。
上西小百合議員について
2015.04.11
コメント