ボリス・ジョンソンのD9とD10のラグナについて
2019.08.13
先日、読者の方とのやり取りの中で、ボリス・ジョンソンのナヴァムシャのラグナは双子座ではなく、牡牛座で、ダシャムシャのラグナは天秤座ではなく、乙女座ではないかと書いた。
何故なら、ボリス・ジョンソンが英首相になったのは、2019年7月24日でダシャーは水星/ケートゥ期である。
英首相になったのにマハダシャーの水星がダシャムシャ(D10)のラグナから12室に在住しているのはおかしいのではないかと思ったからである。
ダシャムシャのラグナを一つ前の乙女座に移動すると、水星は1、10室支配でラグナでムーラトリコーナの座にあり、バドラヨーガを形成する強い水星となる為、キャリア上の上昇、昇進を表わしている。
水星がラグナで、パンチャマハープルシャ・バドラヨーガを形成しているぐらいに強ければ水星期に英国の首相になる程の地位の上昇を表わすと思えるからである。
そして、ダシャムシャのラグナを天秤座から乙女座に移動すると、それに連動して、ナヴァムシャのラグナも双子座から牡牛座に移動する。
そうすると、水星はナヴァムシャで5室支配で4室(王座)に在住するため、政治家として、首相の座(権力の座)を得たことは、この配置から説明出来るのではないかと思われた。
それは、N党の立花孝志氏に関する記事の中でも示したが、4室と5室の絡み、MKとPKの絡みが、政治家として当選し、国会に議席を獲得することを求める配置であるという考えをボリス・ジョンソンにも適用できると考えたためである。
ナヴァムシャの牡牛座ラグナから見て5室支配の水星が4室に在住している方が、国会での議席の獲得を示しているように思われる。
そこでダシャムシャを天秤座ラグナから乙女座ラグナに移動し、ナヴァムシャを双子座ラグナから牡牛座ラグナに変更するように微調整した所、出生時間は、13:37:52~13:46:14の間となった。
おそらくそんなに出生時間がずれていることはないと思える為、出生時間は14:00に最も近い13:46:14付近ではないかという結論を出した。
15分程度であれば出生時間がずれていることは十分に考えられる。
何故なら、子供を産婆さんが取り上げてから体を拭いたり、隣の部屋に寝かせたりなど色々しているうちに5分~10分ぐらいは普通に過ぎるからである。
それから時間を記録したりすると少し本当の出生時間よりも5分~10分位遅れた出生時間になってしまうのである。
15分だと更に長い感じだが、それでも十分あり得るズレではないかと思えるのである。
然し、13:46:14で、チャートを作成してみると、今度は、結婚や離婚、子供の誕生などが説明出来ないことが分かった。
1987年 アレグラ・モスティン=オーウェンと最初の結婚・・・・・・・・・・・・・・・木星/水星
1993年 アレグラと離婚、同年幼馴染のマリーナ・ホイーラーと結婚・・・・・・・・・木星/月(1993/1/8~)
2000年以来『スペクテイター』の記者と恋愛関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・土星/土星→水星
2009年 芸術コンサルタントのヘレン・マッキンタイアとの間に女児をもうけていた・・・土星/月
2018年9月 マリーナ・ホイーラーとの離婚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水星/水星
例えば、1987年の最初の結婚時は、木星/水星期であるが、双子座ラグナだと木星が7室の支配星で、水星がラグナの支配星である。
従って、結婚がすっきりと説明できるが、牡牛座ラグナだと木星は8室支配で6室に在住し、水星は、2、5室支配で4室である。
双子座ラグナの方が、説明としてはシンプルである。
また1993年の離婚と、幼馴染との再婚だが、木星/月期に生じている。
おそらく離婚は前の年に既に原因があったと考えられるため、前の年が木星/太陽期であることを考えると、双子座ラグナであれば太陽は3室支配で6室であり、離婚がすっきりと説明できる。
再婚は木星/月期であるが、月は2室支配で7室に在住しており、それでこのタイミングで再婚したと分かる。
もし牡牛座ラグナであれば、太陽は4室支配で7室に在住しており、木星/太陽期に離婚というのは説明しにくくなる。
また月は、3室支配で8室に在住しており、この配置で結婚したことを説明できなくはないが、この配置での結婚は問題を抱えた結婚となる。
2000年以降、『スペクテイター』の記者と恋愛関係にあったと記されているが、この時期は土星/土星期~である。
この恋愛は、1993年の幼馴染のマリーナ・ホイーラーとの結婚後であるため、不倫であることが分かる。
牡牛座ラグナだと土星は9、10室支配で9室に在住しており、あまりそうした配置には見えない。
然し、双子座ラグナであれば、8、9室支配の土星が8室に在住している為、8室の支配星が8室に在住している形になり、不道徳な関係を示唆する配置となる。
2018年9月のマリーナ・ホイーラーとの離婚は、水星/水星期であり、3室に在住する水星期であれば納得できるが、牡牛座ラグナだと2、5室支配の水星が4室に在住する配置となり、このタイミングでの離婚が説明出来ない。
因みに2009年 芸術コンサルタントのヘレン・マッキンタイアとの間に女児をもうけていたという情報があるため、これも検証すると、この時期は、土星/月期である。
出生時間が13:46:14だとサプタムシャ(D7)のラグナは双子座になり、土星は9室の支配星となり、5室にアスペクトして、月はラグナロードの水星と相互アスペクトしている。
その為、子供の誕生が説明出来そうである。
然し、出生時間が14:00だと蟹座ラグナとなり、土星は7、8室支配で10室に在住し、逆行して、9室に絡んでいるが、月はラグナロードで5室に在住している。
この場合、サプタムシャ(D7)で、どちらの場合も子供の出産が説明できる気がし、これだけでは判断できない。
このようにボリス・ジョンソンの結婚と離婚に焦点をあててナヴァムシャ(D9)のラグナを検討してみると、やはり双子座ラグナの方が説明できる感じである。
従って、そうすると出生時間はやはり14:00で問題ないということで、振り出しに戻ってしまった。
更に他の事象なども使って検証してみればラグナを確実に特定する手がかりが見つかるかもしれないが、結婚と離婚で確認した限りでは双子座ラグナの方で、説明できる感じである。
もし出生時間が14:00で正しいということになれば、ダシャムシャ(D10)のラグナは天秤座となり、ボリス・ジョンソンが首相になれた理由は、水星が月から10室で、バドラヨーガを形成しているとか、水星が強いというのが理由になる。
ラグナの特定は、それが間違っているかいないかに関わらず、分割図のラグナまで分かるように思える場合もあるが、比較するラグナのどちらでも説明ができるように感じられ、自分の中で結論が出せない場合もある。
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