今年の1月に米ゴールドマンサックスが過去最高益を出した際に書いた文章ですが、掲載していなかった為、掲載します。
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米証券大手のゴールドマンサックスが、米国のサブプライム問題で、売りを仕掛けて、過去最高益を出したそうです。
この人の損失や死を利用して儲けるというのが、株式取引の本質なのだと思います。勝ち負けのゼロサムゲームです。
ゴールドマンサックスが一人勝ちしてあとの証券勢力は皆、巨額の損失を出して、米シティー・グループもアラブのアブラビ投資丁から11%の金利で資金を借り受けて、何とかしのいでいるようです。
おそらく、ゴールドマンサックスのトレーダーの中に6室や8室が強い人がいるのだと思います。
6室は勝負事で勝ち、8室は人のお金を管理運用することを表し、そして、8室は人の死とか、不幸が絡んだ収益です。
6室は7室から12室でパートナーの出費であり、訴訟とか、競争で、契約相手に勝って、相手から慰謝料とか、示談金などをむしりとって、相手は出費をするというような象意です。これはまさに株式市場に参加して、利益を勝ち取るために戦う投資家達の関係を表していると思います。
一方、8室はパートナーのお金であり、契約相手からたくさんの資金を借り受けて、それを運用することを表しています。
それで資金を借り受けた証券側は資金を増やすために働く、僕(6室)となり、資金の所有者は8室(支配者、悩み)になるようです。
米国では、地方公共団体の資金などを、今話題となっている債務担保証券(CDO)に投資して、巨額の損失が出たため、それを売った販売者(証券会社)に訴訟を起こすと、資金提供者が詰め寄ったりしているので、おそらく、この場合、資金を借りている証券会社の方が弱い立場なのだろうと思います。
従って、6室や8室の象意が頻発するため、株式投資で勝つということは一つの犯罪なのだと思います。
日本の90年バブルの崩壊の時に米国の証券大手は日本売りを仕掛けて莫大な利益を得たそうです。
それで日本は景気が回復しないので、構造改革が必要だという議論になり、金融ビッグバンなどで、市場を外国に開放して、それで証券大手が日本の株式や債券、不動産などを買い漁って、日本の国富が海外に流出しているようです。
それで、リチャード・ヴェルナーという人が書いた本を読むと、この日本の不景気は、日銀によって、人工的に創られたのだといいます。それは、『信用創造』の比率の操作によってマネーサプライ(お金の供給)を緩和して、人為的にバブル経済を作り出し、その後で、『信用創造』の率を引き締めて、バブル崩壊と不景気をもたらしたのだといいます。
それはうまく行っていた日本社会の構造を改革し、日本の市場開放をさせるために日銀が長期で取り組んだ計画であったといいます。不景気になれば何が行けないのかという議論になり、日本社会の構造改革が必要だという議論になるという筋書きです。
それで、日銀の福井総裁からさかのぼる日銀総裁はすべて米国の意向に忠実な人物のようです。
そうした日銀総裁が政府から独立して、一国の金融政策などを全て取り仕切り、貨幣供給量などを操作して、景気や不景気を人為的に作り出せるのだということです。
米国の1929年の大恐慌も米国の中央銀行である連邦準備銀行が、貨幣供給量を少なくして、それで、経済を停滞させ、不況を人工的に作り出し、株価を極限にまでさげて、それまで英国の資産家が所有していた米国企業を、ロックフェラーとか、モルガンとか、米国人の資産家が安値で買い戻して、英国人の支配から脱するということを目的としたものだったといいます。
私は経済オンチなので、『信用創造』のことなど、全く知らなかったのですが、信用創造とは、銀行に預金された100万円を中央銀行に準備預金すると、1000万円を企業に貸し出しできるという仕組みなのですが、その過程で、銀行は900万円を無から作り出しています。
準備預金制度とは、金融機関が貸し出す金額の10%を準備預金すればいいということです。
準備預金した金額の10倍を貸し出すことが出来るということです。
その際に、銀行は借り手の通帳に10,000,000と記入するだけであり、たったそれだけの作業で、1000万円を無から作り出すようです。まさに錬金術です。この準備預金した金額の何倍を貸し出せるかという比率を各国の中央銀行が決められるようであり、それは社会にどれだけの資金が流通するか(マネーサプライ)を決めることに等しいようです。それで、もし日銀が、比率を引き締めれば、市中銀行は企業に貸し出しをしなくなり、それで、不景気になって、経済が停滞するということです。
このお金とか銀行とか市場経済の高度な仕組みは、17世紀頃にオランダで作られたようですが、これは一つの発明なのであって、両替商を営んでいたユダヤ人が発明したものです。人の金銀とか財産を預かる代わりに引換証を発行して、それが紙幣として、市中に流通するようになったというのが始まりのようです。
それまでは貴重な貝殻とか、麦とか、金とか、貴重で、それ自体に価値がある実物をお金の代わりとして使っていたのですが、この時に、ユダヤ人両替商は、引換証それ自体が価値のあるものであるかのような、手品か、詐欺のような、やり方を発明したと言えます。
今では私達は金との交換も出来ないにも関わらず、この紙に過ぎない紙幣を価値があるものと思い込んでいますが、それは法律などの力によって、紙幣の使用を義務付けているからであり、公的権力が信用力を与えているから、それに価値があることになっています。
最近、投資をやっていて、多少の資金があると、たった1日で大きな利益を生み出すことが出来るのですが、労働でお金をもらうのと、お金にお金を稼がせるのとは大変な違いがあります。
つまり、サラリーマンというのは、インドのカースト制度の中ではスードラ(奴隷階級)にあたるようです。賃金とか、時給とか、決まった一定額で、働いている人のことです。どんな大企業に勤めていても、決まった給料で働いていればスードラです。
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米ゴールドマン、過去最高益
12月19日1時0分配信 時事通信
【ニューヨーク18日時事】米証券大手ゴールドマン・サックスが18日発表した2006~07年度(06年12月~07年11月)決算によると、純収入が前年度比22%増の459億8700万ドル、純利益は22%増の115億9900万ドルに達し、いずれも過去最高を更新した。
2007/12/14-13:42 サブプライム「逆張り」で4480億円の利益=米ゴールドマン・サックス
14日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題が深刻化する前の段階で、リスクの高い住宅ローン担保証券(RMBS)の下落を予測する「逆張り」投資を行った米証券大手ゴールドマン・サックスの一部トレーダーらが、11月末までの1年間で40億ドル(約4480億円)近い予想外の巨額の利益を上げたと報じた。
サブプライム住宅ローンの焦げ付きに端を発した金融危機は、ウォール街(米金融街)の大半の金融機関に深刻な打撃を与えており、ゴールドマン自身もRMBS関連で15億~20億ドルの損失を被った。
しかし、同社が逆張り投資で稼ぎ出した利益は、こうした損失を埋め合わせてなお余りあるもので、同社は来週発表する決算で過去最高益を計上する見通しだ、と同紙は指摘している。
2007/10/11-08:45 サブプライムを大幅圧縮=空売り利用か-米ゴールドマン
【ニューヨーク10日時事】米証券大手ゴールドマン・サックスが6-8月期、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンなどハイリスク資産を組み込んだ債務担保証券(CDO)の保有額を、前期比53%減の17億7000万ドル(2070億円)に圧縮していたことがわかった。同社が10日、証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告で明らかになった。
米ゴールドマン、過去最高益
2008.02.14
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