以下は1月末の時点で書いていたものですが、さすがに当時、渦中にあった為、掲載しませんでした。
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時事評論家の増田俊男氏が、16億円を集めて破綻したそうだ。
私はこの記事を読んで直ぐにこれは他人のお金を集めて、それで他人との間にトラブルを起こしているため、8室(他人のお金)と6室(訴訟、闘争)が絡んでいると思ったのである。
それには以前の体験と、私自身が今まさに味わっている苦々しい体験に裏付けられている。
以前、ある自称、投資家と称する人とお会いする機会を得たのであるが、その人はFXで3000万円というお金を運用して、毎朝9時から30分程トレードをして、かなりの利回りを生み出していると言っていた。
彼は堂々としており、都内の某ホテルで話をしたが、お茶をご馳走してくれたり、かなり大物ぶりを雰囲気から出していた。私もその投資テクニックにあやかりたいと思った口である。
しかし、後から聞いてみると、彼は実際は、利益を出せていないらしく、新しい投資金を募って、その当資金を古くから投資している人への配当に回したりして自転車操業状態だということだった。私も一口10万円の投資を誘われたが、その時は投資しなかった。自分でも出来たからである。
彼のチャートを見ると、射手座ラグナで、8室支配の月が6室に在住して、高揚するラーフと接合している。つまり、6室は非常に傷ついているが、強いのである。6室が強い人は借金をする能力があるのである。
借金に耐えられるというか。彼の自転車操業が発覚すれば、彼は間違いなく、詐欺師の烙印を押されたのだろうが、今はどうしているのか分からない。
面白いのは8室支配の月が6室で強かったということである。それで、彼は一応、他人のお金で潤っていたのである。
その時の彼のダシャーがラーフ/月期である。
彼は実際はおそらく資金を元本割れして、自転車操業で、今にも出資者から、出資法違反とか、詐欺容疑で、訴訟を起こされる寸前にいたのである。まさに彼は他人の出資金で潤いつつも元本を増やせずに自転車操業の過酷な状況の中にあったのである。
つまり、6室と8室が絡むと犯罪を免れ得ないのである。(ラオ先生)
そして、話はこれで終わらないのである。
私は最近、サブプライム問題や債券市場の信用不安の影響で、商品市場が暴騰していくという副島隆彦氏の著作の理論などに基づき、金の先物取引を行なっていたのである。それで、順調に儲かるので、非常に調子に乗っていた。
それが昨年の12月のことである。丁度、ダシャーは金星/金星/火星期であった。以前からの検証で、金星/火星期はスクーシュマ/プラーナレベルで、人から贈与を提供されたことがあったため、この時は棚から牡丹餅的な8室の利得が期待できると見込んでいた。
実際、金星/金星/火星期になると、私は複数の知人から資金を預かり、金の先物取引を行い、元本保証で、利益の3割を手数料報酬として、トレードを始めたのである。8室は他人のお金である。
それで、初めは順調であったが、先日の1月16日のシティバンクの莫大な赤字決算の影響による暴落を読みきれないで、マイナスの含み損が発生してしまった。その時は金星/金星/ケートゥ期である。やはり、ケートゥ期は12室の表示体であり、損失がもたらされるのである。
これはオーソドックスに言って、そうである。そして、この時、太陽が9室から10室に移動した時であった。太陽が9室にいた時、幸運の女神によってだいぶ稼ぐことが出来たが、10室に移ったとたん含み損が発生したのである。これは10室が11室を損失するハウスだからか、もしくは10室に12室支配の木星が在住してその木星と接合したからではないかと考えている。
そして、金星/金星/火星/金星期になる一日前、私はわるい予感がしていた。金星は火星からみると、8室支配で6室在住である。私はこの象意を読みかねていた。しかし、オーソドックスに考えて、8室と6室が絡むため、わるいはずである。
そして、金星/金星/火星/金星期になると、含み損がさらに膨らみ、損失が倍増し、ついに、損切りして、実際に資金を減らすことになってしまった。
そして、結果的に私は元本保証という公約を守れなくなり、知人から猛烈な怒りを買い、激しい口論に発展してしまった。
おそらく、金星は8室支配で6室に在住して、土星からアスペクトされているため、役者が全て揃っているわけである。
私は自分の資金を充填して、知人に資金を返還し、払いきれなくなった分は、分割で返済することとなった。資金がまだ少し残っていたのが、幸いである。
これらは全て返済した今だから書けることであり、その渦中にある時にはとても書けなかった。
このように私は、おそろしい体験を通じて6室と8室の象意について、また勉強になった。まさに血の体験による学習である。
私はその人が血を流して書いたものだけを信じる ―― ニーチェ
占星術とは客観世界の観察や、実験対象の観察でもなく、自分自身がまさに参加する体験世界の経験知であり、それこそが、占星術の最も効果的な学習方法である。ニュートン物理学とか、実験化学のような、対象と、
自分が切り離されている訳ではなく、まさに自分が研究する観察対象の一部分(体験世界)なのである。
文化人類学者のレヴィストロースのような、フィールドワークの手法である。このようにして、学習がさらに深まったのである。
最後にかっこよくまとめてみたが、実際、悲惨な体験だったことは間違いない。
(資料)
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時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ
「時事評論家」の肩書で多数の著書がある増田俊男氏が、パラオ共和国に設立した銀行で高利で運用するとうたって日本人投資家から約1
6億円の資金を集め、その大半が償還期限後も返済できない状態になっていることがわかった。
パラオの銀行は3年前に営業許可を取り消されていたが、増田氏は事実を公表せずに資金集めを続けていた。増田氏は、コーヒー園への投
資名目などでも100億円を超える資金を募集。返金を求める計数十人の投資家とトラブルになっていた。うち数人が24日にも出資法違反
容疑で増田氏を警視庁に告訴する。
投資家の代理人によると、増田氏は2000年5月、パラオ国内に自らを会長とする「サンラ国際信託銀行」を設立。知人女性が社長を務
める投資顧問会社「サンラ・ワールド」(東京都中央区)を事務局とする会員制投資クラブ(約800人)の会員に対し、金利10%以上を
うたった定期預金をするよう勧誘したほか、銀行への出資も募り、金利や配当を支払っていた。
しかし、サンラ国際信託銀行は05年1月に現地政府から許可を取り消されていた。また、同銀行からハワイの霊園管理会社に貸し付けら
れた約16億円が、回収困難になっていた。
増田氏は、こうした経緯を明かしてこなかったが、インターネットなどで知った投資家たちが満期を控えた06年末に返金を請求。増田氏
は資金が不足していることを認め、返済を先延ばしにしている。増田氏はパラオのゴルフ場開発への出資も勧めていたが、計画は頓挫。ハワ
イのコーヒー園所有を名目とした投資も配当が止まっている。
投資家の代理人の弁護士は「増田氏は日本での銀行営業を認められておらず、不特定多数からの預かり金を禁じた出資法に違反する。不透
明な資金集めを中止させるためにも警察に捜査してほしい」と告訴の理由を説明。増田氏の代理人弁護士は「銀行の件については事実確認を
しないと答えられない」としている。
増田氏は、「バブル再来」など20冊以上の著書がある。
(2008年1月24日03時08分 読売新聞)
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6室と8室の絡みについて-時事評論家の増田俊男氏の破綻-
2008.03.26
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