ロッキー青木家の遺産相続争い その2 -サルパ・ドレッカーナ-




前回、ロッキー青木のラグナを射手座に修正して、遺産相続争いが何故、起きているかについて論じた。







ロッキー青木は3回結婚しているが、2002年に結婚した最後の妻、小林恵子(青木恵子)に対して、最初の妻(小林ちづる)の子供・スティーブと、2番目の妻(パメラ・ヒルバーガー)との子供・デヴォン青木が、小林恵子を信託基金の筆頭から除外する為の訴訟を起こしている。


2002年に結婚した時、火星期の終わり頃で、火星/金星 or 火星/太陽 or 火星/月期のいずれかであったが、直後にマハダシャーラーフ期に移行している。


ラーフのディスポジターは、6、11室支配の金星で、12室の蠍座4°15’で、サルパ・ドレッカーナに在住している。


つまり、2002年以降の小林恵子との結婚生活は、主に金星が表わしており、サルパ・ドレッカーナを経験していることになる。


サルパ・ドレッカーナには蛇を象徴し、逮捕監禁という象意がある為、晩年のロッキー青木は、インサイダー取引で、罰金50万ドル、保護観察3年の有罪判決を受け、ナスダックに上場する「BENIHANA」会長の座を辞任し、実の弟との間で、遺産相続の争いを起こして、孤独感が募っていた所で、青木恵子(小林恵子)夫人と結婚した形になる。







これは夫人がちょうど寂しさが募っていたロッキー青木に絡みついた蛇に象徴されるかもしれない。


ロッキー青木は、夫人に信頼を寄せ、遂には子供たちの反対を押し切って、「BENIHANA」の資産全ての管財人にするという遺言を残してしまう。


子供たちは、これに反発し、父親が自分たちに残してくれた遺産を昨日今日、父親と知り合ったばかりの見ず知らずの青木恵子氏に管理されることを拒んだ。


これが、遺産相続争いの概要なのだが、ここで、サルパ・ドレッカーナが大きく関わっていることが分かる。


この金星は蠍座のアヌラーダに在住しているが、アヌラーダは典型的な銀座のホステス、水商売の象意を持っている。


ロッキー青木としては、晩年に水商売の女性に貢いで入れ来んでしまった形であり、11室支配の金星が12室に在住している為、どんどん夫人にお金をつぎ込んでしまい、遂には夫人に「BENIHANA」の全財産を管理させる(つまりは実質的には譲るに近い行為)ことにまでなった。



これは妖艶な蠍座第1ドレッカーナ、サルパ・ドレッカーナがもたらした効果である。







ロッキー青木と夫人が並んだ写真を見ると、ロッキー青木は、年齢を重ね、弱々しい印象だが、夫人の方は脂ぎっていて、ギラギラしている。


あたかもロッキー青木に絡みつき、飲み込んで、エネルギーを吸い取っている蛇のように見え、妖艶で、ギラギラしたカリスマを放っている。




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