「青汁王子」こと、三崎優太-青汁で成功した理由- その2
「青汁王子」こと、三崎優太が天秤座ラグナであるという想定で、アディヨーガやヴィーパリータラージャヨーガなど、いくつかの特徴的なヨーガが確認出来ることを指摘したが、そもそも三崎優太が、天秤座ラグナであるということが、どのように確証できるのか、その点についての説明が足りなかったかもしれない。
付き合いのある与沢翼が天秤座に惑星集中しているからというのは、材料の一つだが、有力な証拠は、魚座6室に惑星集中していることである。
三崎優太が、広告費もかけないで青汁の販売で大成功したのは、アフィリエイトの販売網を使ったからだという説明を読んで、それは、おそらく、ほぼマルチレベルマーケティングの手法だったと理解した。
アフィリエイトには2ティアなど、自分が紹介した人が更に紹介した場合に発生する報酬などもあり、ネットワークビジネスなどのマルチレベルマーケティングと少し似た要素があるのである。
マルチレベルマーケティングの場合、自分から数えて5段とか6段下のディストリビューターからも報酬が発生したりする為、広範囲に協力者を集められるが、そこまでではないとしてもある程度のアフィリエイターが協力者であれば、似たような状況が発生すると考えられる。
実際、ダシャーの推移を確認すると、三崎優太が青汁の販売を開始したのは、2014年頃からである。
2014年からちょうどマハダシャーが太陽期に移行し、太陽は11室の支配星で、ラグナロードの金星、9室支配の水星と、1-11、9-11のダナヨーガを形成している。
月ラグナから見ても太陽は9室の支配星で、11室支配で4室でマラヴィアヨーガを形成する金星と、9-11のダナヨーガを形成し、また7、10室支配の水星と、7-9、9-10のラージャヨーガを形成している。
射手座ラグナにとって、9室支配の太陽と、7、10室支配の水星のコンビネーションは、最高のヨーガカラカであり、このコンビネーションが4室で形成されていることが大きいと思われる。
水星は減衰しているが、ニーチャバンガされている為、全く問題ない。
また太陽はダナヨーガを形成しているばかりでなく、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮し、ニーチャバンガラージャヨーガを形成する水星と金星の絡みに参加している。
また金星と木星が星座交換することによって成立するヴィーパリータラージャヨーガや、またラグナ・アディヨーガを構成する水星、金星、木星と接続しているため、非常に強力である。
またダシャムシャを見ると、太陽は同じ魚座に在住して、ヴァルゴッタマを形成し、太陽期がキャリアというテーマに関して、非常に重要な時期であったことを物語っている。
今回、ナヴァムシャやダシャムシャのラグナまでは検討していないが、ダシャムシャでは太陽が、高揚する金星とコンジャンクションしており、その金星もヴァルゴッタマを形成していることが分かる。
従って、太陽期に入ってから突然、成功した訳ではなく、その前の金星期に十分、成功の下地を作っていたことが分かる。
ダシャムシャで、魚座で高揚し、ヴァルゴッタマの金星期にアフィリエイトのビジネスなどを通じて、青汁を販売する為のグループ(ネットワーク)を構築していたことが分かる。
そして、もう一つの手がかりは、2020年2月から、YouTuberとしての活動を開始したことである。
wikipediaによれば、この頃からYoutuberやビジネスの成功者たちとコラボや対談をしたり、自身の成功体験や金持ちになる方法などを語るなど、多くのファンを獲得したという。
ちょうどこのタイミングは、マハダシャーが、月期に移行するタイミングで、2020年8月付近から移行している。
月は、10室の支配星で、4、5室支配のヨーガカラカの土星とメディアの3室でコンジャンクトしている。
従って、この頃から、Youtuberとして、芸能人のように振る舞い出したことが分かる。
この月は、射手座のムーラに在住していることから非常に哲学的で、物事の根本を追求する。
射手座は、自己啓発セミナーの講師やそこに集う人々の典型的な星座であるが、おそらく自分がビジネスで成功した体験などから導き出した成功哲学をメディアを使って話したくなるような時期である。
Youtubeを通じて、ビジネスの成功者たちとコラボや対談をしたり、自身の成功体験を語ったり、金持ちになる方法論を語ったりする行動パターンは、10室支配の月が3室で、ヨーガカラカの土星とコンジャンクションしている配置に思える。
また三崎優太は、経済的に成功して、一時期、高級腕時計やブランド品で飾るような若い成金のような振る舞いをしていたが、法人税法違反で逮捕された後は、2020年6月に「三崎優太 若者のみらい応援基金」を創設したり、2020年9月に『死ぬな! 生きろ! SNS誹謗中傷撲滅基金』を設立したりするなどして、基金事業などを通じて、社会貢献するようになっている。
おそらく、この辺りも射手座のムーラにおける深い人生哲学の影響ではないかと思われる。
射手座は、成功を可能にするだけの能力を持つが、成功には物質的な成功ばかりでなく、精神的な成功も重視する星座である。
東洋哲学のように物質的なものを否定する所はないが、物心両面の繁栄を志向する星座である。
月と土星のコンビネーションは哲学的な配置であり、悲観的でシリアスな配置である。
三崎優太は、自らも自殺未遂をした経験を明らかにしているようだが、おそらく月と土星がコンジャンクトして、火星からアスペクトされて激しく傷ついている配置が、月が土星や火星からの傷を受けているサンニャーシヨーガの条件に近いものがあり、強い厭離の心境を与えたと考えられる。
また月は両側に惑星が在住していないため、ケーマドゥルマヨーガである。
この月から見ると、4室の魚座で、太陽、金星、水星が集中し、これは教育者であれば、自分のサロンを開いたりする配置である。
宗教家にとっては、4室はアシュラム(道場)を意味しており、10室支配の水星が、木星と星座交換する金星とコンジャンクトすることで、金星と木星(教育)の両方の影響を受け、また太陽(政府)ともコンジャクトしている。
従って、内閣総理大臣認定の公益財団法人公益推進協会といった政府系の組織からの協力が得られているのだと考えられる。
「青汁王子」は、今や自己啓発、啓蒙活動の教育者となった。
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