最近、寿退社をすることが決まった膳場貴子アナウンサーだが、NHKの看板アナウンサーであり、人気番組『プロジェクトX』の司会者として活躍する姿を見た人も多いと思われる。
今回、彼女のチャートを検証すると共に結婚のタイミングについても検証してみた。
(このタイミングでの彼女の結婚は非常に分かりやすいものである)
出生時間が分からないため、12:00に設定してチャートを出力した所、以下のようなチャートになっている。
膳場 貴子
生年月日:1975年2月28日 出生時間:不明
出生地:東京都
ラグナ 不明(設定での出力では双子座6°42’)
月 乙女座 14°51’
太陽 水瓶座 15°22’
水星 山羊座 19°05’
金星 魚座 12°17’
火星 山羊座 04°09’
木星 魚座 02°01’
土星 双子座 18°37’
ラーフ 蠍座 11°32’
ケートゥ牡牛座 11°32’
【外惑星】
冥王星 乙女座 15°08’
天王星 天秤座 08°44’
海王星 蠍座 18°13’
チャンドララグナで検証すると、12:00出力のチャートでは月から7室に2、9室支配の金星と4、7室支配の木星がコンジャンクトしており、木星は自室で金星は高揚して7-9室、4-9室のラージャヨーガ、2-9室のダナヨーガを形成している。
幸福な結婚と素晴らしい配偶者、経済的な豊かさ、家庭の幸福などが示される良質で強いラージャヨーガ、ダナヨーガが形成されている。
そして、現在は、12:00で作成したチャートではヴィムショッタリダシャーがラーフ期から木星期にシフトするタイミングであり、2006年7月9日からマハダシャー木星期に入る。
従って、4、7室支配の木星期に入り、人生が家庭生活(4室)と結婚(7室)へと大きく変化することが示されている。
今のタイミングで寿退社をして、新しい生活をスタートさせるということは非常に分かりやすいのである。
12:00で作成したチャートでも結婚がタイミング的にそれ程、ずれていないため、おそらく、彼女の出生時間は12:00からそんなに遠くずれていないのではないかと思われる。
この結婚による人生の変化はマハダシャー木星期にシフトすることでの変化であるため、根本的で長期に渡る変化である。
木星はラーフが在住する部屋に9番目のアスペクトをしているが、ラーフからはアスペクトされていない。従って、木星期はマハダシャーラーフから色づけされるのではなく、むしろラーフ期の象意を部分的に含むことを表している。
今までの人生の象意から自由であり、全く人生が別の舞台へと展開すると考えられるが、ラーフが在住する部屋へアスペクトしていることから、今までしてきたことを部分的に続ける可能性はあると言える。然し、今までしてきたことに引きづられるような感じではない。
然し、人生の中心テーマは家庭生活と結婚に移り、それが長期に渡ることはチャンドララグナだけの検証でも非常にはっきりしている。
彼女が2月28日の0:00付近に生まれたとすると、マハダシャー木星期が始まるタイミングが2011年5月頃ということになってしまい、また出生時間を2月28日の23:59:59に設定すると、マハダシャー木星期の始まりが2000年12月半ば頃になってしまう。
今回、2005年10月に結婚しているため、マハダシャー木星期のスタートを2005年10月1日に設定してみると、出生時間が13:39:13で双子座ラグナになる。
然し、そうすると双子座には土星が在住し、彼女の吉祥で幸福そうな容姿や朗らかな顔立ちと一致しないのである。
従って、出生時間をもう少し進めて、13:47:32に設定し、蟹座0°00’にすると、ラグナロードの月が3室乙女座ハスタに在住し、ラグナロードが金星、木星からのアスペクトを受け、知的で美しい吉祥な容姿となる条件ができるのである。
ラグナやラグナの支配星は肉体を表しており、ラオ先生は肉体に変化がある時は、必ず、1室や1室の支配星が関係していると述べている。
それを応用すると、容姿が美しい場合は必ず、1室や1室の支配星に金星や木星などの吉星が絡んでいなければならないと考えられる。
もし、ラグナロードの月が乙女座に在住しているとするなら、乙女座ハスタはラグナロードが在住しており、しかもそのラグナロードが月であることからラグナと同じくらい重要になることになる。
乙女座は健康や衛生管理を司るハウスであり、手先が器用で、ナクシャトラの支配星が月であることから、非常にあたりの柔らかい母性的で献身的な性質を表している。
彼女の経歴に”東京大学医学部保健学科”卒業とあり、非常に納得できるのである。医学といっても堅い技術系の医学ではなく、対人的で人間的な要素をより多くもつ、暖かみのある分野と思われるため、月がハスタに在住していることが非常に納得できるのである。
そして、月が3室に在住することで、マスコミやコミュニケーションの分野に対する興味関心も説明することが出来る。
実際、NHKに入社したのがマハダシャーラーフ期であるが、ラーフは月から3室に在住しており、マスコミ、情報媒体を通じた自己表現を表している。
マハダシャー木星期に夫のいる外国に行くことから、蟹座ラグナだと木星が9室の支配星で9室に在住するため、外国に行くことも表しているのである。
そして、もしそうであるなら、彼女は夫だけではなく、外国で人生の師と呼べるような人物と出会うことになり、外国生活は多くの恩恵が期待できそうである。
また蟹座ラグナとすると、ラーフが5室に在住し、5室の支配星のように振舞うことになるが、ラーフ期はNHK入社前から続いていたのであり、おそらく、高校、大学と非常に教育や文化的機会に恵まれたことを表している。
教育の機会は5室が表し、主に前世からの徳による恩恵も表すが、東京大学入学して学習し、その後、NHKに入社して様々な文化的活動に関わったことはラーフが5室の支配星として振舞ったからだと考えれば納得できる。
恵まれていた彼女の経歴から考えると、ラーフの配置は良くなければならないと考えられるのである。特にラーフは蠍座で減衰しているため、配置が良いことでそれが補われるからである。また、ラーフから見て、5室に木星と金星が在住しており、ラーフ期の学習の機会や文化的活動の機会は非常に良さそうである。
これらは蟹座をラグナと考えた場合の理屈づけである。
然し、検証の材料となるデータが少なく、実際に蟹座ラグナかどうかは全く分からない。
もしかするとラグナも月も乙女座かもしれないのである。
ラグナの検証には通常、消去法が有効であると思われる。
それは時刻修正の作業が可能性としての時期を徐々に絞り込んでいく作業に他ならないからである。
想定されるラグナ
牡羊座 × 木星、金星が12室でラグナやラグナの支配星に絡まない。
牡牛座 × 牡牛座は金星の支配する星座ではあるがケートゥが1室に在住する特徴に一致しない。また2室(顔、声)の土星がアナウンサーとしての活躍や容姿と一致しない。
双子座 × ラグナに土星が在住することが容姿に一致しない。8室に火星とラグナロードの水星が在住することになり、もしこの配置だと、チャートの持ち主が秘密主義で、暗い印象を与え、また6室支配で8室で高揚する火星とコンジャンクトすることから、何か暴力事件や苦悩が伴う出来事に見舞われる可能性を示唆している。そして、それは彼女のオープンで明るい性質とそぐわない。
蟹 座 ○ ラグナロードが金星、木星からアスペクトされており、木星、金星在住するハウスも良い。
獅子座 × 木星、金星が8室に在住し、6室に火星と水星が在住し、6室、8室のドゥシュタナが強調されている。彼女の華やかな経歴にそぐわない。
乙女座 △ チャンドララグナが機能しているようにラグナが乙女座と考えることも出来る。性格面でラグナも月も乙女座といえるような性格をしているか疑問が残る。
天秤座 × 性格面でのまじめさと実直さが、天秤座ラグナにそぐわない。ラグナロードが6室で高揚し、6室の支配星とコンジャンクトしている。金星、木星がドゥシュタナの6室であるとは考えにくい。
蠍 座 × 蠍座の女性はもっと粘着質でしつこい性格をしていると思われ、また危険な性的な魅力を表現するが、彼女の清々しい、実直で明るい性格とはそぐわない。1室ラーフは皮膚にその特徴が出てくると思われるがそうした特徴が出ていない。
射手座 × 2室で火星が高揚し、ラグナロードが4室で自室に在住し、家庭が主な関心ごとになる配置となり、7室と7室の支配星が土星や火星で傷ついてしまうため、幸福な結婚が当てはまらない。
山羊座 × 1室の山羊座で火星が高揚しており、彼女の性格とそぐわない。ラグナロードの土星が6室のドゥシュタナに在住し、人生の厳しさやハードワークを示しているが、彼女の経歴から推測して、厳しい人生とは思えない。幸福で恵まれた人生とはそぐわない。
水瓶座 × 10室の支配星が12室に在住しており、10室にラーフが在住していることは、彼女の職業上のキャリアを示しているとは考えにくい。
魚 座 △ ラグナに高揚する金星が絡んでおり、ラグナロードが1室自室に在住し、7室にアスペクトしている。彼女の柔らかいソフトな人あたりは魚座の性格と一致している。10室の支配星が3室の支配星と1室でコンジャンクトしており、マスコミ関係の仕事を示していると考えることも出来る。
以上のようにラグナを一つずつ検討していくと、可能性のあるラグナが蟹座、乙女座、魚座にしぼられてくる。
そして、さらに詳細なデータ(家族構成や過去の出来事の事実関係)についてのデータが得られればラグナは特定できると思われる。
(資料)
膳場 貴子(ぜんば たかこ、本名:瀬名 貴子、1975年2月28日~)は、NHKのアナウンサー。東京都出身。
私立女子学院高等学校を経て、東京大学医学部保健学科を卒業後の1997年、アナウンサーとしてNHKへ入局。静岡放送局を経て、2000年春から東京勤務となる。2006年3月一杯でNHKを退職する予定。
同期入局で同じ東京アナウンス室にいる島津有理子アナは、高校と大学が同じ(島津が1歳上)である。小野文惠アナは、大学の6年先輩である。また、高校時代の同級生には日本テレビの馬場典子アナ、漫画家の辛酸なめ子がいる。
私生活では2001年5月に東大在学中から交際していた会社員男性と結婚したが、2003年2月に離婚した。2005年10月にソニー社員(元:Rita Rit.)の瀬名俊介と再婚した。ロンドン在住の夫と暮らすためにNHK退職を決断したという。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
NHK膳場貴子アナの寿退社
2006.03.21
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