氷川きよしのジェンダーレス化について -ジョーティッシュはその理由を明らかにする-



昨年の12月頃、氷川きよしのラグナ修正に取り組んでいた。


氷川きよしは、最近、ジェンダーレス化(女性化)が話題になっているが、何故、そうなっているのか、占星術的な理由を探したいと思った。


そこで、種々検討した所、氷川きよしのラグナは、おそらく乙女座ラグナである。





乙女座ラグナで、月も牡牛座に在住しており、ラグナと月が女性星座を占めている為、元々女性的で繊細なパーソナリティーなのである。


但し、デビューした頃は、マハダシャーラーフ期で、直ぐに木星期に移行するが、ラーフも木星も男性星座に在住している。


歌手としての芸能生活は、主にこのマハダシャー木星期で送ってきたのである。


木星は、月から2室(スピーチ、声)に在住する吉星であり、8、11室支配で2室に在住して、2-11のダナヨーガも形成し、ラグナから2室にアスペクトしている。


ダシャーラグナの木星から見て、金星が2室に在住する配置は、典型的な歌手の配置である。


金星は更に高揚する月と星座交換しており、またラグナから見た2室の支配星でもある。


歌手として成功したければ、2室に金星が在住していなければならない。これは鉄板法則といってもいいかもしれない。



氷川きよしが女性化し始めたのは、2017年頃からだと言われている。


2017年頃から、ジェンダーレスな自分を表現し始めたのである。


そして、2019年頃には、ジェンダーレスが加速し、2019年11月18日新曲イベント時に「ジェンダーを超えた、自分らしさを特集してもらいたい夢があった。ラグジュアリーな感じがすごく写真に出た」と発言し、この頃は、見た目もすっかり女性らしくなっていた。










この2017年は、ちょうど氷川きよしが、マハダシャー土星期に移行したタイミングであり、移行する直前(1年前)であった。


土星は、出生図では蟹座に在住し、同じく蟹座に在住する金星とコンジャンクトしているが、金星は牡牛座で高揚する月と星座交換している為、更に月とも絡んでいると言える。


つまり、ここで土星は、自分自身が女性星座に在住すると共に女性星座に在住する金星や月とも絡んでいるということである。


土星は、ナヴァムシャでは女性星座の魚座に在住しているが、女性星座に在住する水星や太陽からアスペクトされている。


従って、やはり、ここでも土星自身が女性星座に在住すると共に女性星座に在住する2つの惑星からアスペクトを受けている。



一方で、木星期には、木星は出生図でもナヴァムシャでも男性星座に在住しており、同じく男性星座に在住する火星とコンジャンクトしているが、火星も木星も男性の惑星である。


しかし、土星は中性の惑星であり、性別ははっきりせず、また土星と出生図で絡む金星や月は女性の惑星である。




土星はナヴァムシャでは、水星と太陽からのアスペクトを受けているが、太陽はかろうじて男性の惑星であるが、水星は中性の惑星である。


従って、土星は出生図やナヴァムシャを通して、女性の惑星や中性の惑星、そして、女性星座の影響を強く受けているのである。


男性の星座に在住して、自ら男性の惑星で、男性惑星の火星とコンジャンクトする木星とは、大きな違いがある。







従って、氷川きよしがジェンダーレス化(女性化)したのは、マハダシャー土星期の影響によるものである。



ダシャーの切り替わりにより、星座や惑星を通して、女性の影響が強くなった時にジェンダーレス化(女性化)が始まったのである。



更に言うと、土星はアーシュレーシャ(水星)に在住しており、水星(中性)の影響を受けている。


アーシュレーシャは世間の常識に従わない、マニアックさを示すため、それで、ジェンダーレス化(女性化)を素直に表現するという行動に出たのである。


これは、世間の常識や道徳観念、世間体を気にしない、アーシュレーシャの力によるものが大きいと思われる。







そして、私は更に氷川きよしは、ナヴァムシャのラグナが乙女座ではないかと考えている。



ナヴァムシャのラグナが乙女座であれば、ラグナ、ラグナロード、太陽が全て女性星座に在住し、対向の女性星座に在住する土星と相互にアスペクトし合っており、尚更、女性性の発露を促進するはずである。



このように見て来ると、氷川きよしの事例は、占星術において、男性星座や女性星座、男性惑星や女性惑星の性別の違いがどのように現れるか、この概念をどう使いこなすかといった占星術的な命題における最高の教科書である。




氷川きよしのラグナについて




次に何故、氷川きよしが乙女座ラグナで、確定されるのか、その辺りの説明が必要かもしれない。




氷川きよしプロフィール

2000年2月2日、『箱根八里の半次郎』で演歌歌手としてデビュー
2010年 写真週刊誌『フライデー』に俳優・松村雄基との恋愛関係を報じられる
2014年 週刊文春に氷川きよしの所有する逗子の別荘で、松村雄基と密会をしていたと報じられる
2014年4月 氷川きよしによる元マネージャーへの暴行事件、書類送検
2015年 土地購入
2017年8月 自宅を建設開始 (人気建築家の森山善之氏に依頼し世田谷区尾山台に3億5000万円の豪邸を建設)
2017年頃からジェンダーレスな自分を表現し始める

2018年5月 引っ越し
2019年 ジェンダーレス(女性化)が加速する
2019年11月18日 新曲イベント時に「ジェンダーを超えた、自分らしさを特集してもらいたい夢があった。ラグジュアリーな感じがすごく写真に出た」と発言

(wikipedia 氷川きよしより引用抜粋)



まず、2000年2月2日に『箱根八里の半次郎』で演歌歌手としてデビューした時、ダシャーは、まだラーフ/月期であった。


既にマハダシャー木星期への移行の直前で、ダシャーチッドラに入っており、木星期の移行を経験し始める時期である。


アンタルダシャーの月は、氷川きよしの2室の支配星で、木星から見て2室に在住する金星と星座交換しており、月期に歌手としての成功は非常に理解できる。


月は11室の支配星で、2、9室支配の金星と星座交換して、2-11、9-11のダナヨーガを形成しており、このデビューした年の年末の日本レコード大賞を初めとする音楽賞・最優秀新人賞を総なめにしたという。


これは月が11室の支配星で、強力なダナヨーガを形成しており、ダシャーロードのラーフから見ても、この配置が繰り返されているからである。





トランジットを見ると、8室牡羊座に土星と木星がトランジットして、8室と2室にダブルトランジットが生じているが、土星は10室にアスペクトし、木星は10室支配の水星にアスペクトしている為、10室(大舞台、有名、地位)にもダブルトランジットしている。




ビートたけしや事務所社長の力で、新人デビュー

この当時、氷川きよしに本当に命名したのは、事務所社長のようだが、ビートたけしが命名したということで話題作りをしたようである。


たけしの元気が出るテレビなどでも紹介され、若干、お笑い的なニュアンスでも紹介された。


こうした見せ方は、氷川きよしにしてみれば、迷惑だったかもしれないが、当時はデビューしたての新人であり、どんなデビューの仕方であれそれを受け入れるしかない。





当時、事務所社長やビートたけしのバックアップを受け、長いものに巻かれる感じで、若干、窮屈な形で、デビューしたのである。


これは8室に土星と木星がトランジットして、8室にダブルトランジットが形成されていたことを考えると納得できる。


然し、そうした奇抜なデビューの仕方は、結局の所、後々考えれば、大きな贈り物(棚から牡丹餅)であったとも考えられる。




このようにしてデビューを飾った氷川きよしだが、2年後、2002年5月頃からマハダシャー木星期に移行していく。


木星は月から見て、8、11室支配で2室に在住し、2-11のダナヨーガを形成しているからか、この木星期に氷川きよしは、どんどん経済的に豊かになっていく。


そして、木星は4、7室の支配星であり、この時期に主に目立つのは、豪邸の建設(4室)と、また恋人の出現(7室)である。





松村雄基とのスキャンダル


氷川きよしは、2010年7月に写真週刊誌『フライデー』に松村雄基との恋愛関係を報じられている。





2010年7月は、木星/金星期であり、木星は7室の支配星で、金星は月から見たラグナロード(7室から見た7室の支配星)で、木星から見て、恋愛の5室の支配星である。


金星は、7室から見た3、8室の支配星で、恋愛の5室に在住している。






トランジットを見ると、木星は7室を通過し、土星がラグナから7室にアスペクトして、1室と7室、3室にダブルトランジットが生じており、松村雄基との交際を物語っている。



因みにフライデーが出版された7月は、水星、太陽、ケートゥなどが10室をトランジットしている。



10室には、7室支配の木星が在住しているが、3、8室支配の火星が激しく傷つけている。







その為、フライデーからスクープされて、恋愛を暴露されてしまったのである。



8室の支配星が絡んでいる為、スキャンダルを意味しており、芸能活動が一時的に中断に追い込まれたりしやすい配置である。





元マネージャーへの暴行事件


松村雄基との交際については、再び、2014年頃に報じられたが、2014年頃に氷川きよしによる元マネージャーへの暴行事件が起こっている。



氷川きよしは、この事件で、書類送検されている。







この時のトランジットを見ると、ラーフと逆行の土星が2室(スピーチ)を通過しているが、マネージャーに対する言葉の暴力がまず激しかったという。



そして、月から見て、暴力の6室に土星とラーフがトランジットしており、6室の凶星は、敵に対する激しい暴力を表わす配置である。



木星は、10室に在住する7室の支配星にトランジットし、土星は2室で逆行して、7室と10室にアスペクトしている為、7室と10室にダブルトランジットしている。



この頃、再び、松村雄基との恋愛スキャンダルが報じられたのは、3室(メディア、芸能)と8室(スキャンダル)支配の火星とコンジャンクトして絡む7室支配の木星にダブルトランジットが形成されていたからである。3-7-8の絡みが強調されて、この頃、噴き出したことが分かる。




そして、10室にダブルトランジットが形成された為、スキャンダルが報じられて、全国的に誰もが知ることになってしまう。


10室で起こることは、誰からも知られ、見られる出来事である。







因みにこの10室に在住する火星へのダブルトランジットは、氷川きよしのマネージャーとのトラブルや暴力事件なども、大衆に明らかにすることになったのである。



氷川きよしが、何故、これほどまでにマネージャーに激怒したかと言えば、マネージャーは、氷川きよしと松村雄基との密会をフライデーにリークするような人物らしいのである。



日頃からの素行も悪く、きちんとマネージャー業務を行なわない為、氷川きよしが、切れて度々、暴力を振るっていたようだ。



10室は行為のハウスであり、そこに3、8室支配の火星が在住していれば、それは、氷川きよしの暴力も表わす危険な配置と言うことができる。



因みに氷川きよしのこうした隠された暴力性を考えると、ラグナは乙女座のチトラー(火星)ではないかと思われた。



チトラーは、磨けば光る専門職人であり、人間国宝のように徹底的に技術や芸の道を磨き上げるのに適した人間である。



この場合、チトラーは、演歌歌手としての職人の道を徹底的に磨き上げている氷川きよしによく当てはまる象意である。



またチトラーは、目が綺麗で、ダイヤモンドのように輝いた目をしているが、氷川きよしの目は、非常に輝いていることから、チトラーではないかと思われた。






そして、チトラーは、支配星が火星である為、火の性質を持ち、性格にアグレッシブな面も持ち合わせている。



決して待っているようなパーソナリティーではなく、アグレッシブな肉食系のパーソナリティーを持っているのである。



従って、そうした面から考えると、マネージャーに暴力を振るっていたというのもよく分かる。




事務所での乱闘騒ぎ


因みにこれは、2022年10月付の記事だが、氷川きよしの事務所の社長が、お金の使い込みを疑って、幹部を呼びつけ、暴力を振るい、救急隊員と警視庁の捜査員が踏み込んだという事件である。



ついに明るみに出た「氷川きよし独立」と「暴力事件」の大騒動
2022年10月8日 17:58 Asagei+plus
どこが最初に書くかと言われていたことがついに──。発売中の「週刊文春」が「社長の暴力事件、幹部4人退社の陰で 氷川きよし事務所独立へ」と報道している。氷川の独立はかねがね噂されていたが、むしろ問題なのは前段部分である。

「文春」によれば、「長良プロダクション」創業者、長良じゅん氏(故人)の長男で、二代目の神林義弘社長が、お金の使い込みを疑って幹部を呼びつけ、暴力をふるい、救急隊員と警視庁の捜査員が踏み込んだというのだ。神林氏のけんかっ早い性格はよく知られているのだが、救急隊員、捜査員まで駆けつけたとなれば、ただごとではない。ベテラン記者が明かす。

「9月から、長良プロ周辺は不穏な空気に包まれていました。右腕の幹部が社長とトラブって退社、他の幹部社員も一緒に辞めると言い出し、10人近い社員が辞めるらしい…そんな情報が流れていました。しかし、こんなことが外部に漏れたら神林社長の逆鱗に触れるので、誰もがダンマリ状態。さっそく嗅ぎつけた週刊誌がいくつかあったのですが、確証がないので書けない。それでもいずれ、どこかが書くのでは…と言われていたんです」

 2年前に同事務所のトップだった山川豊が独立。田川寿美は辞めると言われながら、踏みとどまった。そして今度は国民的な人気の氷川が独立へ!? 水森かおり、岩佐美咲、はやぶさ、辰巳ゆうとはいるが、大黒柱の氷川がいなくなれば、事務所はさぁ大変だし、そこに事件が起きて、幹部が辞めていくと…。

 会長の長良氏がハワイのゴルフ場で不慮の死をとげたのは、9年前。

「氷川は長良会長に見出されて育ててもらった、という思いが強く、神林社長とは話すこともなくなっているそうです。氷川にしてみれば、会長が亡くなって9年も我慢し、演歌路線からきーちゃんキャラにイメチェンしようとしているのに、それも認めてもらえないので、不満を募らせていた。今回の騒動で、決定的に決裂するかもしれません」(前出・ベテラン記者)

 はたして騒動の行方は…。老舗プロの激震が続きそうだ。


こうしたあたかも暴力団の事務所であるかのような暴力事件が起こるのは、氷川きよしの10室に3、8室支配の火星が在住しているからである。


そして、このような事件を通して、事務所の幹部たちが続々と退社し、氷川きよしも事務所からの独立へ向けた動きを開始するような論調で報じられている。


これは、明らかに、3、8室支配の火星が10室に在住しているからで、職場の環境が急激に変化することを表わしている。



この事件については、また後で、検証する機会を持ちたいが、取りあえず、氷川きよしが、10室に3、8室支配の火星が在住していることは、この事件からもよく分かるのである。





豪邸の建設


もう一つ、マハダシャー木星期に起こる可能性のある出来事として、豪邸の建設(4室)がある。



木星が4室の支配星で4室にアスペクトバックしているからこそ、これが起こったのだということができる。







氷川きよしは、2015年に家を建設する為の土地を購入したが、この時、ちょうど、木星/火星期である。



木星は4室支配で、4室にアスペクトバックし、火星は4室支配の木星とコンジャンクトし、4室にアスペクトしている。



そして、氷川きよしの出生図のラグナは、乙女座のチトラーではないかと書いたが、乙女座にはチトラー第1パダと第2パダしか入っていない。



従って、チトラーで正しければ、ナヴァムシャのラグナは、獅子座か、乙女座で確定である。



因みに木星期に松村雄基との出会いや恋愛があったことから、ナヴァムシャのラグナは乙女座ラグナで、木星は7室の支配星であると考えるのが妥当である。



乙女座ラグナにすると、4、7室支配の木星が4室でムーラトリコーナの座に在住し、3、8室支配の火星が4室でコンジャンクトする配置は、まさにこの時期に土地を購入したことを物語っている。






この土地を購入した時、トランジットの木星は4室にアスペクトして、4室の支配星とコンジャンクトし、土星も4室にアスペクトして、逆行して、4室の支配星にもアスペクトしていた。


つまり、この時、4室と4室の支配星にダブルトランジットしていたことが分かる。







そして、2017年8月から、人気建築家の森山善之氏に依頼して世田谷区尾山台に3億5000万円の豪邸を建設し始めたのである。



トランジットを確認すると、ちょうど2017年10月26日から土星が射手座4室に移動し、木星は4室の支配星にアスペクトして、火星も4室にアスペクトしている。



土星が、2017年から4室を通過していく為、この時期に一生に一度とも言える家の建設を推し進めたことが分かる。







そして、2018年5月には完成し、引っ越しをしているが、この時、やはり土星が4室を通過し、火星も4室を通過し、4室の支配星にアスペクトし、木星も4室の支配星にアスペクトして、4室にダブルトランジットしている。



この時は、ちょうどマハダシャー木星期(木星/ラーフ期)から土星/土星期に移行したタイミングである。





チャトゥルシャムシャ(D4)


チャトゥルシャムシャを見ると、木星と火星が、4室に在住しており、まさに木星/火星期に土地を購入したことを表している。





また木星/ラーフ期に豪邸の建設を推し進めたが、木星は4室に在住し、ラーフのディスポジターである木星はやはり4室に在住している。






ジェンダーレス化(女性化) -マハダシャー土星期の自己実現-


このようにして、松村雄基との恋愛や、家の建設を経験した後、マハダシャー土星期へ移行していったのである。



因みに木星期は、木星がラグナから見て、4、7室支配の機能的凶星で、ナヴァムシャでも繰り返されており、月から見ると、8、11室支配の機能的凶星である。



従って、この木星期は、自分の歌手としての才能を発揮して、とにかく仕事をしなければならない時期で、とても精神的な充足や真の人生の目的に気づくような充実感というものはなかったと思われる。





因みに7室支配の木星は双子座に在住しているが、双子座は中性の惑星を支配星に持つ星座で、同性愛を多く生み出す配置である。



木星は、男性星座や男性惑星の影響は強いが、木星期の恋愛は、同性愛傾向として現れたようである。



然し、マハダシャー土星期に入ると、上述したように土星自体が、女性星座や女性惑星の影響を強く受けている為、今度は、ジェンダーレス化(女性化)し始めたと言える。



土星はラグナから見て5室支配で、2、9室支配の金星とコンジャンクトし、月から見ても9、10室支配で3室で、ラグナロードの金星とコンジャンクトしている。



土星期は、ラグナから見ても月から見てもトリコーナの支配星であることから、人生の真の目的に気づく時期である。



それで、本当の自分自身を表現することが、人生の真の目的だと気づいて、それを表現し始めたのではないかと思われる。



氷川きよしの立ち居振る舞いなどを見ていると、現在の状況に心から満足しているように感じられるのはその為である。







氷川きよしのジェンダーレス化が加速した2019年11月のトランジットを見ると、土星が射手座からラグナにアスペクトし、木星が射手座からラグナロードの水星にアスペクトして、ラグナ(自己実現)にダブルトランジットしていることが分かる。



因みに氷川きよしの出生図では、ラーフ/ケートゥ軸が、1室に絡んでおり、1室へのラーフ/ケートゥ軸の絡みは、変身願望などを表わしている。



元々こうした配置を持っていた1室に土星と木星がダブルトランジットしたタイミングで、その変身願望を表現したのである。







通常、1室にケートゥが在住している場合の方が、より変身願望は強くなり、身体にタトゥーを入れたりする人も多いが、おそらく、ラーフ/ケートゥ軸という形で、ラーフとケートゥがそれぞれ、ラグナに絡んでいる状況が、似たような状況を作り出している。



またラグナには、冥王星も在住して、こうした変身願望に盲目的な意思やパワーと言った形で、推進力を与えたのである。





このように氷川きよしの人生の物語が、ダシャーとトランジットからよく説明することが出来た。




氷川きよしの出生図のラグナは、乙女座チトラーの第2パダであり、ナヴァムシャのラグナは乙女座で、チャトゥルシャムシャ(D4)のラグナは双子座である。







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