バラク・オバマ氏の当選予測について

少し前に次期米国大統領はバラク・オバマ氏であると、私は両者のチャートを分析して書いたのであるが、副島隆彦氏も全く同じ結論に達したようである。

副島隆彦氏のプロフィール参照 http://www.soejima.to/

彼はつい最近、『ドル覇権の崩壊―静かに恐慌化する世界―』徳間書店刊 を出版し、アメリカの住宅バブルの崩壊に伴って、米国の世界覇権が衰退していくことを予測(予言)していた。そして、その発刊直後に、実際に米国でサブプライムローンの問題で、株安、円高ドル安が急激に起こったのである。彼によれば本格的に米国が衰退していくのは2008年頃だろうと予測している。

彼がこれまでに明らかにした真実は数限りない。
例えば日本は米国の属国であることをペリー来航時の幕末-明治維新の歴史の分析により明らかにしている。

彼の代表作の一つでも読んでみれば彼の情報力と直感と真実に辿り着く凄まじい嗅覚に圧倒されるのである。

『属国・日本論』五月書房
『老人税』祥伝社
『決然たる政治学への道』弓立社
『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』 講談社

私も2年程前から彼の著作のいくつかを読んで世界の真実がどうなっているのかよく理解できたのである。彼は学問道場というサイトを運営して今日のぼやきというコーナーでその思想を明らかにしているので、書籍を買う前にそれらを読んでも彼の思想を概観することが出来る。
http://www.soejima.to/

その最近のぼやきの中で、副島隆彦氏がはっきりと、次の米国大統領はバラック・オバマ氏であると講演会で発言したと書かれている。
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

『・・・・・前回の講演会にて副島先生は、次期アメリカ大統領は民主党候補のバラック・オバマ氏であると仰られております。まるでその流れを先んじたかの如く、いま日本の政治が動いています。今回の民主党の大勝は、副島先生のお話しの流れ通りではないでしょうか。副島先生の言論の正しさと先見性が、また証明されました。・・・・』

副島隆彦氏がバラク・オバマ氏の当選を予言しているというのは大変心強いのある。

日頃、彼の著作から様々な情報を学びそれを鑑定にも活かしているが、今回のバラック・オバマ氏の当選についての副島隆彦氏の意見については全く知らなかった。今回、私はジョーティッシュと大統領選の実際のタイムスケジュール情報とメディアの報道のみを用いて彼が当選するように思ったのである。アメリカ政治の舞台裏などはあまりよく知らないが、現時点でメディアに登場している大統領候補者のチャートを作成すると、やはりバラック・オバマ氏が勝つとしか思えないのである。

然し、彼は米国政治思想の第一人者としての彼の膨大な情報力と、フィールドワークからバラック・オバマ氏が次期大統領だと述べているようである。彼は米国現代政治思想研究の第一人者である。

今回は主にヒラリー・クリントンとバラック・オバマ両氏のチャート分析だけから導き出した結論である。

ポイントは以下の何点かである。

?まず、今回は米国の世論調査で、ヒラリー・クリントンとバラック・オバマ氏が圧倒的な支持率を得ている。2人とも共和党の全ての候補者に支持率で勝っている。つまり、大統領は2人のうちのどちらかであると考えられる。

?ヒラリー・クリントンの大統領選挙時のダシャーを見ると、彼女は大舞台で討論しているようには全く見えない時期である。むしろ、隠遁している時期である。

?一方で、バラック・オバマ氏のダシャーは10室の太陽期である。10室の太陽は権力の最高ポジションを表している。

?共和党の最有力候補であるジュリアーニ元ニューヨーク市長のチャートも中々良いが、彼の支持率は高くない。

以上の4点ぐらいの条件から、バラック・オバマ氏が大統領になると結論づけた。
つまり、完全にジョーティッシュだけで結論を導き出したわけではない。
通常の得られる手がかりを全て用いて、最後にジョーティッシュを決め手として使うのである。
この場合はヒラリー・クリントンは大統領になれそうもないことがチャートを見てはっきりと分かったというのが決め手である。

然し、この予測はダシャーシステムの正確さを信頼していないと難しいのである。
マスコミの論調や報道ではヒラリー・クリントンはバラク・オバマ氏よりも一貫して支持率が高く、常にトップを維持してきたのである。しかも人気の高いクリントン元大統領の妻である。雰囲気としてはヒラリー・クリントン大統領が誕生する勢いである。

今の時点で大統領がバラク・オバマ氏であると言い切るのは難しいのである。今の時点でヒラリー・クリントンは当選できないと言い切ることが出来るのはダシャーというツールがあればこそである。

ある程度のスキルを身につければジョーティッシュでは予言することが可能になる。
ヒラリー・クリントンの12室に在住するラーフ期は間違いなく大統領としての陽の当たる舞台を表わしてはいないのである。
今までジョーティッシュを研究してきていくつかの事例から検証事実を蓄積してきた、その成果発表がヒラリー・クリントン落選である。

実際に大統領が誰になるかを楽しみに待とうと思っている。


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