橋本聖子について ― 木星期、土星期の昇進の秘密-



森喜朗が、東京五輪の組織委員会会長を辞任して、川淵三郎氏の就任も白紙撤回された為、橋本聖子が会長候補として急浮上したようである。


橋本聖子五輪相、鈴木大地氏が五輪組織委新会長候補に急浮上
2021/2/12 14:18 スポーツ報知

東京五輪組織委の新会長候補として、森喜朗会長(83)が後任に指名した元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)=日本トップリーグ連携機構会長=が、一転、会長職を受諾しない考えであることが分かった。新たな後任候補にとして橋本聖子五輪相(56)が浮上、初代スポーツ庁長官で、ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏(53)が推薦される可能性も出てきた。

森会長は11日に就任要請し、川淵氏も受諾していたが、プロセスを政府などが問題視。川淵氏の就任に難色を示していた。

 この日は15時から組織委理事・評議員による懇談会が行われ、森、川淵両氏も出席する。後任選定のためには検討委員会設置の案が出ている。

但し、橋本聖子は、次期会長に就く為には、公益法人の役員を兼務できない大臣規範により、五輪担当相を退かなければならない。


橋本聖子は、大臣辞任に難色を示したそうである。


この失敗したことが確実に見える東京五輪の会長に就任するよりも大臣のポストに留まることの方が端から見ても良さそうに見える。


橋本聖子の出生データは、2チャンネルによれば、「1964年10月5日 10:00 北海道安平町」である。


早速、このデータを用いて、チャートを作成してみた。





そうすると、非常に興味深いことが分かった。


まずは出生図やナヴァムシャのラグナが正しいか検証しなければならないが、10:00でチャートを作成すると、ラグナは蠍座アヌラーダ第2パダであり、ナヴァムシャのラグナは乙女座である。




4人兄弟の末っ子


まず、ラグナが蠍座で正しいと思われるのは、橋本聖子が、4人兄弟の末っ子で、上に兄が3人いることである。


蠍座ラグナであれば、11室(兄姉)の支配星が11室定座に在住し、木星のアスペクトを受けている。


また11室ではラージャヨーガやダナヨーガも形成しており、兄に恵まれていることが分かる。



水星は8、11支配の機能的凶星だが、11室の定座に在住しており、9室支配の月と10室支配の太陽の9-10の質の高いダルマカルマラージャヨーガに参加して、更に2、5室支配の木星のアスペクトも受けている。


従って、この水星は、あまり凶意を振るわないようである。


月、太陽から見ても水星は、1、10室支配でラグナで定座に在住し、バドラヨーガを形成し、非常に良い配置である。


月から見て、10室支配の水星が太陽とコンジャンクトし、ラグナから見ても10室の支配星が太陽である為、それで政治家になったのだと分かる。




マハダシャー月期 -父親の英才教育-


橋本聖子は、父親の方針で3歳でスケートを開始したという。



つまり、父親からアスリートになるべく幼少時から英才教育を受けたことを表わしている。父親が橋本聖子の最初の師匠である。



月は9室の支配星で、資格の11室に在住して、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。





9室支配の月が8室の支配星ともコンジャンクトしている為、父親の強い影響下で、自分が望むよりも先にスケートを初めさせられたことが分かる。



9室と8室の絡みは、濃密な師匠との関わりを表わしており、半ば支配的な師匠の下で、寝食を共にして手取り足取り、訓練されたり、指導されることを表わしている。



これが橋本聖子と父親との関係性であったと考えられる。



橋本聖子の月は、乙女座の10°39’に在住しているが、10°まではウッタラパールグニー(太陽)で、10°からがハスタ(月)である。



従って、生まれた時、マハダシャー月期のまさに初めの頃で、月期を10年間過ごしたことになる。




マハダシャー火星期


それから火星期に以降するが、火星期は10歳~17歳ぐらいまでである。



この火星期に橋本聖子は、学生時代からスポーツ選手として良い成績を残している。




中学3年の時、全日本選手権を初制覇の後、駒澤大学附属苫小牧高等学校に入学。全日本スプリント、全日本選手権で優勝。以後、10年間にわたって全日本選手権を制覇。高校1年で世界ジュニア選手権の日本代表に選ばれる。原因不明の呼吸器系の病気にかかり生死の境をさまようが、後に全日本選手権で「4種目完全制覇」を達成。

(wikipedia 橋本聖子より引用抜粋)


火星はラグナロードで蟹座9室アーシュレーシャ(水星)に在住しており、おそらく、ディスポジターの月が上述したように11室で、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している為、良い成績を残せたのである。



但し、この火星期に原因不明の呼吸器系の病気にかかり、生死の境をさまよったと伝えられている。



これは火星が6室の支配星で肺の表示体である蟹座で減衰し、肺の表示体である水星のナクシャトラに在住し、4室(肺)と4室支配の土星にアスペクトしている為である。



またナヴァムシャでは、火星は、3、8室支配で、4室(肺)に在住しており、ディスポジターの4室支配の木星は減衰して、6室支配の土星からアスペクトされて傷ついている為である。


橋本聖子が取り組んだアイススケートや自転車競技は、短距離の移動を伴うスポーツであり、3室が表示体となる。







従って、3、8室支配の火星が射手座4室に在住している配置は、アイススケートや自転車競技を表わしていることが分かる。



射手座はアスリートを輩出する星座で、トライアスロンやダイビング、パラグライダーなど、エクストリームスポーツを好む星座である。



人間の肉体の限界に挑戦するのが射手座で、射手座ラグナの人は、求道者的にスポーツを行なう人が多い。



火星は、出生図でもラグナロードで3室や3室支配の土星にアスペクトしており、月から見ても3、8室の支配星で、蟹座で減衰している。



火星は、減衰しているが、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が期待でき、ニーチャバンガラージャヨーガも形成しており、努力、忍耐、修練を通して、最終的に良い結果を得そうな配置である。







ここまで見て、火星はナヴァムシャでは、3、8室の支配星で4室射手座に在住していると考えないと、火星期にスポーツに打ち込んだことが説明出来ないし、また火星期に原因不明の呼吸器系の疾患に罹ったことも理解出来ない。



また月は牡羊座に在住しており、ディスポジターの火星はやはり3、8室支配で射手座4室に在住している。



従って、月期から3室支配で射手座に在住する火星の象意が顕現し、それで幼少時からスポーツに打ち込んだことを説明することが出来る。




以上のことからナヴァムシャのラグナは、乙女座で良さそうである。






マハダシャーラーフ期


橋本聖子は、高校卒業後の1983年のラーフ/ラーフ期に富士急行株式会社へ入社している。



そこで環境が変わったことが分かるが、ラーフは月から見て10室(仕事)に在住し、また仕事の表示体である太陽や水星から見て10室(仕事)に在住しているので、このタイミングで社会人になったことが分かる。


ラーフはディスポジターが結果を与える為、ディスポジターの水星は、月から見て、10室の支配星で、ラグナで、バドラヨーガを形成している。







出生のラグナから見ると8室に在住しており、ディスポジターの水星は8、11室支配で、11室で9室支配の月とダナヨーガを形成している。



通常、8室のラーフは結婚願望が高まる時期だが、会社への入社は、経営者と雇用契約を結ぶことを表わし、結婚と似たような意味合いである。



この富士急行に入社して、経済的な支援も受けて、その後の橋本聖子のアスリート生活を支えてもらったのである。



ナヴァムシャではラーフは2室に在住して、ディスポジターの金星は9室で自室に在住し、ラーフは11室支配の月や1、10室支配の水星からのアスペクトも受けている。



2室は起業のハウスである為、彼女はアスリートとしてスポンサーを募るような立場にいたのであり、自営の要素も強く、その立場も説明する配置である。






ダシャムシャを見ると、ラーフは9室に在住して、出生のラーフと同じ配置で、ヴァルゴッタマであり、ディスポジターの9室支配の水星が11室で、10室支配の月とコンジャンクトしている。



因みに天秤座ラグナにとって9室支配の水星と10室支配の月は最高のヨーガカラカとなる配置であり、しかも5-11の富の軸に在住していることから、これは大きな富や高い評価をもたらす配置である。









このラーフ期に橋本聖子はスピードスケートおよび自転車競技でオリンピック日本代表として何度も出場して、1992年のアルベールビルオリンピック(1992年2月8日から2月23日まで)では、銅メダルを獲得する。



ラーフ/ケートゥ/月 or 火星辺りである。




このようにラーフ期にアスリートとして活躍したのは、ラーフがムリガシラー(火星)に在住して、火星の象意をもたらしたからである。



火星は出生図やナヴァムシャで、3室と絡んでおり、スポーツ選手としてのキャリアを表わしている。






ラーフ/金星期 - キャリア上の上昇-


そして、1995年のラーフ/金星期に第17回参議院議員通常選挙の比例区に自民党から立候補し初当選している。



暫くは、国会議員とスポーツ選手の二足のわらじを履いて、アスリートとしての舞台に未練が残っていたことが分かる。、




国会議員とスポーツ選手の二足のわらじを履き、午前3時に起きて自転車に乗り、昼間に国会議員としての活動をして、夜9時すぎから2時間のウエイトトレーニングという日課を繰り返し、土日の地方講演には自転車で移動をするなどして練習に充てていた。

1996年、現職国会議員としてアトランタオリンピックの自転車競技2種目に出場するも、12位と9位に終わる。現役スポーツ選手続行の体力があると自負していたものの、国会議員としてのオリンピック出場が政界とスポーツ界の両方から批判をされたことを理由に「両方の世界を傷つけた」としてスポーツ選手としての現役引退を決意する。

(wikipedia 橋本聖子より引用抜粋)


然し、国会議員とスポーツ選手の二束のわらじについて批判を受けた為、スポーツ選手としての現役引退を決意している。



但し、このラーフ/金星期とはキャリア上の上昇の最初のタイミングであり、社会デビューの時期であり、国会議員としてのキャリアがスタートしたことを表わしていたのである。




結婚


そして続く、1998年にラーフ/月 or ラーフ/火星期に一般人の男性(警察官)と結婚している。



おそらく無条件に結婚をもたらしやすいラーフ/金星期が来た頃に結婚相手との出会いがあったものと思われる。



火星は結婚生活の8室を支配しており、月は結婚生活の8室に在住している。



また月から見て、ラーフは7室に在住し、ラーフのディスポジターは、結婚の生来的表示体であり、2室(結婚生活)支配の金星である。



火星は4室に在住しており、月から見た場合、ラグナ(7室から見た7室目)の支配星である。



またラーフから見て、火星は7室の支配星である。



この時期に結婚したことは説明できるが、あまり恋愛結婚には見えない配置である。



火星のディスポジターの木星が7室支配で5室に在住している為、この点では、この時期に恋愛結婚したことは理解できる。




出産


2000年8月に出産しているが、この出産も「現役国会議員として2人目、参議院議員としては初の出産」ということで、これがきっかけとなり、出産による本会議欠席を認める参議院規則改正が行われ、事実上、国会議員の産休が制度化している。



(略)園田天光光以来51年ぶり、現役国会議員として2人目、参議院議員としては初の出産。これに先立ち、妊娠判明後の同年3月、出産による本会議欠席を認める参議院規則改正が行われ、事実上、国会議員の産休が制度化する。橋本は直前まで議員活動をし、入院後2時間で初の出産。

(wikipedia 橋本聖子より引用抜粋)


このように橋本聖子は、前例のない初めてのことを行なう、前人未到の分野を切り開く牡羊座の才能があることが分かる。





それはナヴァムシャで、1、10室支配の水星と11室支配の月が、牡羊座8室に在住しているからである。


牡羊座には、初めて行なうことで、それが後に続く人への模範や道となってゆくという開拓者の性質がある。


「事実上」というのがポイントだが、橋本聖子が、事実上、国会議員の産休制度を作ったということが出来る。



また8室の水星は出生図、分割図においても例外的に良い配置であり、周囲の人間を巻き込んで、他人の力を利用して物事を為す才能がある。


おそらく、この時も橋本聖子は、周りの人の協力で、出産による本会議欠席を認める参議院規則改正が実現したのではないかと思われる。



橋本聖子自身は、出産の2時間前まで議員活動をしていて、入院後2時間で出産したという強者で、出産した後も驚くほどの最短で、議員活動に復帰している。


アスリートとして鍛え上げられている為、ほとんど他の人間には真似ができない鉄人ぶりである。







この出産をした2000年8月は、木星/木星期であり、木星はサプタムシャ(D7)で、9室支配で5室(子供)に在住している。



11室で高揚するラグナロードの月や5、10室支配のヨーガカラカの火星とも相互アスペクトしている。



従って、非常に子供運が良く、5室の木星からは子沢山であることが分かる。



wikipediaによれば、現在、三男三女(実子3人、夫の連れ子3人の計6人)の子供に恵まれているという。


サプタムシャで、9室支配の木星が、5-11室の軸で、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しており、ダナヨーガは沢山の子供に恵まれ、ラージャヨーガは子供の地位の上昇、あるいは、子供を通じての地位の上昇を表わすというが、まさにそうした配置の実例かもしれない。





政治家としての成功



このように見て来て、出生図のラグナは、蠍座アヌラーダ第2パダ、ナヴァムシャは乙女座ラグナ、ダシャムシャは天秤座ラグナ、サプタムシャは蟹座ラグナで良さそうである。







橋本聖子が、アスリートから国会議員にキャリアチェンジして、現在、自民党の要職を歴任しているが、それは何故かと考えると、やはり、10室支配の太陽が、9室支配の月と9-10のラージャヨーガを形成すると共に強い11室の支配星ともコンジャンクトしている為である。


11室(高い地位、称号、役職)が非常に強く、そこに5室支配のケンドラ在住の強い木星がアスペクトしている。


また月や仕事の表示体である太陽や水星から見て、10室支配の水星がラグナでバドラヨーガを形成し、太陽(政治権力)とコンジャンクトしている為である。



水星はラグナから見て、8室の支配星である為、自分が政治家になりたいというよりも回りが担ぎ上げてくれるタイプである。


またナヴァムシャでも太陽は10室に在住して火星のアスペクトを受けており、政治家となって行政の長として指令を発するような配置である。





橋本聖子の非凡なダシャムシャ - 政治家としての成功の秘密 -



因みに今回、橋本聖子のチャートを検討するにあたって、最も驚き、また注目したのは、ダシャムシャで形成される木星と土星の星座交換である。





これはドナルドトランプのダシャムシャ(D10)の土星と木星の星座交換と全く同じ配置であり、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果とニーチャバンガラージャヨーガの効果が期待できる配置である。



既に何度も述べているが、ドナルドトランプがマハダシャー木星期に大統領に就任したのは、ダシャムシャでこの木星と土星の星座交換が生じているからであると考えられる。





橋本聖子は、1995年7月のラーフ/金星期に参議院議員に初当選してから、最初の5年ぐらいは、政治家としては右も左も分からない状態で、存在感もほとんどなかったが、マハダシャー木星期に移行した後の2000年7月に北海道開発総括政務次官という役職に就任してから、以後、自民党の要職に就くようになっている。



役職
1995年7月 – 第17回参議院議員通常選挙に比例区から立候補、初当選 — ラーフ/金星
2000年7月 – 北海道開発総括政務次官就任— 木星/木星
2001年
7月 – 第19回参議院議員通常選挙に比例区から立候補、当選(2期目)— 木星/土星
8月 – 参議院文教科学委員長就任 — 木星/土星
2003年9月 – 自由民主党副幹事長就任 — 木星/土星
2004年9月 – 自由民主党副幹事長退任 — 木星/水星
2005年9月 – 自由民主党女性局長 — 木星/水星
2006年6月18日 – 日本スケート連盟会長 — 木星/ケートゥ
2007年7月 – 第21回参議院議員通常選挙に比例区から立候補、当選(3期目)— 木星/金星
北海道トライアスロン連合会長/トライアスロン議員連盟 幹事長 — 木星/金星
2007年9月 – 2007年自由民主党総裁選挙で、立候補者・福田康夫元内閣官房長官の推薦人代表となる。— 木星/金星
2008年9月 – 麻生内閣で外務副大臣に就任 — 木星/金星
2012年12月 – 第2次安倍内閣で自民党参議院政策審議会長に就任 — 木星/ラーフ
2013年7月 – 第23回参議院議員通常選挙で比例区から立候補、当選(4期目)— 木星/ラーフ
2016年7月 – 自民党参議院議員会長に就任。初の女性及び閣僚経験のない自民党参院会長となる。— 土星/土星
2019年7月 – 第25回参議院議員通常選挙で比例区から立候補、当選(5期目)— 土星/水星
2019年7月 – 自民党参議院会長を退任 — 土星/水星
2019年9月 – 第4次安倍第2次改造内閣で東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当、女性活躍担当、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)として初入閣 — 土星/水星
2020年9月 – 菅義偉内閣でも東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当、女性活躍担当、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)再任。内閣総理大臣臨時代理就任順位第5位に指定された。— 土星/水星

(wikipedia 橋本聖子より引用抜粋)


そして、マハダシャー土星期になってからもそれは継続して、現在に至っている。



ダシャムシャでは、土星は4、5室支配のヨーガカラカで、3、6室支配で4室で減衰する木星と星座交換して、ニーチャバンガラージャヨーガを構成する惑星である。



従って、マハダシャー土星期に移行した後の土星/水星期には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当、女性活躍担当、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)として初入閣を果たしている。


アンタルダシャーの水星期にこのような昇進を経験したのは、水星が出生図で月から見て、バドラヨーガを形成し、ナヴァムシャでは1、10室支配で8室(8室の水星は良い)に在住しているからであり、またダシャムシャで、月と共に9-10のラージャヨーガを形成(天秤座ラグナにとっての最高のヨーガカラカ)しているからである。



マハダシャーの土星も出生図の4室でシャシャヨーガを形成しており、シャシャヨーガは民主的に選ばれたリーダーを表わす配置である。



またナヴァムシャでも土星は金星と相互アスペクトして、ダナヨーガを形成している。




マハダシャー木星期、そして、土星期と政治家として息の長い活躍を続けているのは、これらの配置がある為である。



そして、土星期が終わった後は、出生図で、バドラヨーガを形成し、ナヴァムシャやダシャムシャでも強い配置の水星期が続く為、非常に息の長い活躍が可能なチャートと言うことが出来る。



アスリートとしての活躍の期間も含めれば、非常に息の長いキャリアを表わすチャートである。





橋本聖子の現在


現在、橋本聖子は土星/ケートゥ期である。



ケートゥは2室に在住しているが、ディスポジターの木星は2、5室支配で7室から11室(称号、役職)にアスペクトしている為、それで現在、注目されているのではないかと思われる。


またケートゥから見ると、10室にバドラヨーガの水星、9室支配の太陽、8室支配の月などが在住しているが、9室支配の太陽と、7、10室支配の水星の絡みは、射手座ラグナにとっての最高のヨーガカラカであり、それが10室で形成されているのは非常に良いと言える。



ナヴァムシャでもケートゥは1、10室支配の水星や11室支配の月と8室でコンジャンクトしており、8室は棚から牡丹餅的な話が来る配置である。


またダシャムシャではケートゥは3室に在住しているが、ディスポジターの木星は、上述したように星座交換によって、パラシャラの例外則をもたらし、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。


ケートゥは出生図とダシャムシャで同じ射手座に在住し、ヴァルゴッタマ(拡張版)を形成しており、ディスポジターは吉祥な木星である。



1992年のアルベールビルオリンピックで銅メダルを受賞した時、ダシャーは、ラーフ/ケートゥ/月 or 火星辺りで、アンタルダシャーはケートゥ期であった、ケートゥ期は橋本聖子にとって良い時期で、称号、肩書きの獲得があってもいい時期である。



然し、この東京五輪の組織委員会会長に就任すると、大臣を辞めなければならない為、それで懸念が生じている。



その辺りは、ケートゥらしい所であり、失望も表わす配置である。



現在、トランジットの木星が11室や11室の支配星にアスペクトしている為、役職、称号についての話だけが来ている状態である。



然し、同じく山羊座をトランジットする土星は、11室や11室の支配星にはアスペクトしていない。



従って、こういう場合は、会長候補として名前は浮上するが、浮上するだけで、実際に会長にはならないといったことになるのかもしれない。



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