俳優 佐野史郎、腎機能障害でドラマ降板



俳優の佐野史郎が、腎機能障害で、出演中のドラマを降板したとニュースが伝えている。


佐野史郎と言えば、最近、テレビをあまり見ない私としては、以前、マザコンの冬彦役の怪演により、ブレイクした時のことしか覚えていない。


あれ以来、佐野史郎は、異常人格のカリスマとして、狂気を宿した役を割り当てられることが多くなったようである。


ハリウッドで言えば、『羊たちの沈黙』で、レクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスのような個性的な性格俳優といった所である。


その佐野史郎が、腎機能障害で倒れたとニュースが伝えていたので、どうしてなのかとふと思い、チャートを作成してみた。



佐野史郎 “高熱と腎臓の数値異常” で即入院から2か月、妻が語った「現在の容体」
2021/6/15 週刊女性PRIME

《プロの俳優として、恥ずかしく、健康管理をできていなかったこと、心底、反省いたしております》

 5月4日に自身の公式サイトで謝罪したのは、ドラマ『リコカツ』(TBS系)で、北川景子演じる主人公の父親役を演じた俳優の佐野史郎。

「4月中旬に高熱を出し、検査の結果、コロナではありませんでしたが、医師に“放っておくと死に値するほど腎臓の数値が悪い”と言われ即入院。1か月は仕事ができないため、降板に至りました。『リコカツ』での代役は急きょ、平田満さんが務めることに。佐野さんは《深く深く、心より感謝申し上げるばかりです。最後まで、何卒、よろしくお願いいたします》とバトンを託しました」(スポーツ紙記者)

先輩俳優の不調に、共演した永山瑛太も《ゆっくり療養されて、また芝居や音楽の話しましょう!!》とSNSで気遣いを見せた。多くの人が心配の声を寄せているが、佐野の“身体的”なトラブルは2年前にも。バラエティー番組の撮影中、腰椎骨折で全治2か月のケガを負ったのだ。当時、彼は公式サイトで次のように振り返っていた。

《「腰にきますよ!」とアドバイスは受けました。そこで、「じゃ、やめた!」とは言えないッスよ?(中略)打ち合わせもして、引くに引けないのがこの世界!》

病の原因となったのは……

 あくまで想定外の事故だが、無理をしていた部分も……。今クールは『リコカツ』だけでなく『特捜9 season4』(テレビ朝日系)にも出演。多忙の中、気の置けない仲間に愚痴をこぼすこともあった。

「佐野さんは“この年になっても、こんなに働かなきゃいけないなんてね”と苦笑ぎみにボヤいていました」(長年通う喫茶店の店主)

「入院の少し前に来たときはいつもどおり。でも、ものすごいペースで働いていたから、“ちょっと働きすぎかな?”なんて言っていましたね」(常連の飲食店のマスター)

 年齢を感じさせない活躍のウラで、その身体は人知れず病魔に侵されていた。佐野は’86年に同じ劇団に所属していた女優の石川真希と結婚している。6月上旬、自宅に帰ってきた石川に話を聞いた。

─現在の体調は?

「徐々に回復してきてますけど、まだ入院中です」

─どのような症状が?

「私の口から勝手に話すわけにもいかないので……」

─多忙のなか、無理をしていた?

「それもあったのかもしれませんね……。特に体調が悪いようには見えなかったけど、本人は“ちょっとおかしいな”と感じていたみたいです。でもお医者さんからしても具体的な原因があるわけじゃなく、加齢からくる不調みたい」

─退院や復帰の予定は?

「近々、お医者さんと相談する予定です。現時点ではまだ何とも……。しっかりケアしながら、様子を見つつやっていければと思います」

 “怪優”とも呼ばれ、芸能界で唯一無二の存在である佐野。無理をせず、復帰への道を見定めてほしい。

(週刊女性2021年6月29日号)


直ぐに分かったことは、現在、土星が山羊座をトランジットしているが、佐野史郎の山羊座には金星と水星が在住しており、金星は、腎臓の表示体である。


従って、この腎臓の表示体である山羊座の金星に土星が単独でトランジットしているので、それで、腎機能障害に陥ったということである。



それだけなら、別にそれ程、深い分析とは言えないが、ラグナはどこであるかを考えてみた。


通常、俳優は3室が強調されるはずである。



3室は芸能、スポーツ、そしてメディアのハウスであり、芸能界で活躍する人は、3室に吉星が在住しているパターンが多い。



それで第一印象では、3室に金星や水星が在住する蠍座ラグナではないかと見当を付けたが、佐野史郎の陰鬱で、深い情念を隠し持つ、性格は、蠍座ラグナにぴったりである。



ネット上の情報によれば、佐野史郎は、1986年に結婚しており、相手は、女優の石川真希で、同じ劇団員として活動していたことがきっかけだという。



1986年1月1日のトランジットを見ると、土星が蠍座をトランジットし、木星が山羊座をトランジットして、山羊座と牡牛座にダブルトランジットを形成している。







従って、蠍座ラグナで、7室にダブルトランジットを形成しているパターンか、蟹座ラグナで7室にダブルトランジットを形成するパターンが考えられる。



然し、蟹座ラグナでは、俳優や芸能人に特徴的な強い3室にならない為、おそらくその点でも蠍座ラグナではないかと考えられる。



木星は1月末に水瓶座に移動してしまうが、7月13日から逆行して、再び、7室にダブルトランジットしている為、おそらく蠍座ラグナで1986年に結婚したことが説明出来る。



ヴィムショッタリダシャーでは、1986年は、水星/月 or 火星期である。





水星は結婚生活の8室と同僚、友人の11室を支配して、月から8室に在住し、火星はラグナの支配星である。





出生図のラグナをジャイミニのチャラダシャーで検証


佐野史郎は、生まれた時は、木星/月期で、1958年9月の3歳頃から土星期に移行している。



wikipediaによれば、山梨県山梨市で生まれたが、生後まもなく東京都世田谷区に移り、その後、練馬区に転居し、7歳の時に父親が島根県松江市の実家(佐野内科医院)を継ぐため、父親の都合で、郷里の島根県松江市に引っ越したようである。


この7歳の頃の引っ越しは、1962年に起こっており、おそらく土星/水星期である。



土星は4室(住まい、家)を支配して、12室(辺境の地)に在住しており、また月から見て、7室(4室から見た4室:4室の本質)支配で、4室(住まい、家)に在住している。






土星から見ると、アンタルダシャーの水星は4室(住まい)に在住し、また水星はMK(4室の表示体)である。


また土星の星座に在住していることから、4室支配で12室に在住するマハダシャー土星の象意が主に顕現すると考えられる。



チャラダシャーで見ると、最初の1955年~1962年(0歳から7歳)までは、蠍座の時期だが、7歳から天秤座のメジャーダシャー(1962年~1965年)に移行する。



ウィキペディアには、「7歳の時に父親が島根県松江市の実家(佐野内科医院)を継ぐため、父親の都合で、郷里の島根県松江市に引っ越した」と書かれており、ちょうど天秤座のメジャーダシャーに移行したタイミングだと分かる。



天秤座は12室で、そこには4室支配の土星が高揚している為、それで、東京の中心から辺境の地である島根県松江市に引っ越ししたのである。



天秤座から見て、4室にMKの水星が在住している為、それで、この頃、島根県に引っ越しをすることになったことを示唆している。



父親の転勤の為、強制的に引っ越しさせられたことは、水星が8室の支配星で、7室(4室から見た4室)の支配星とコンジャンクトしている為である。



この7歳という辺境の地への引っ越しのタイミングが、ぴったり天秤座のメジャーダシャー期への移行と一致していた為、これで蠍座ラグナは正しいと思えた。



島根県に引っ越してまもなく、佐野史郎は、中学、高校と島根県で暮らすが、上京後、美学校の中村宏油彩画工房で絵を学んでいる。



おそらく島根県に滞在していた1965年~1973年(10歳~18歳)の時期は、乙女座のメジャーダシャーの時期だが、乙女座から見ると、5室に2、9室支配の金星と1、10室支配の水星が在住している為、この時期に美術や演劇に目覚めたのではないかと思われる。



そして、1973年~1979年(18~24歳)の獅子座の時期の間である1975年に劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加している。



つまり、ここで俳優の世界に入り、実際に仕事を始めた訳だが、獅子座は、仕事の10室で、獅子座から見て、3室(演劇的芸術、芸能)にAKが在住している。



またこの時期に劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加したということは、劇団員の仲間が大勢いたと考えられるが、獅子座から見た11室(同僚、コミュニティー)にAmKの木星が在住して、5室(演劇、舞台)にアスペクトしている。








次の蟹座の時期は、12年で、1979年~1991年だが、この間の1986年に結婚している。



蟹座には、DKの月が在住し、蟹座から見て、7室に配偶者の生来的表示体である金星が在住している。




また1986年は、蟹座/射手座 or 蠍座付近であるが、サブダシャーの蠍座はラグナ(7室から見た7室)で、蠍座には、DKと金星がアスペクトし、蠍座から見た7室にもDKの月と表示体の金星がアスペクトしている。




そして、次に双子座の時期が来るが、1991年~1998年の7年間である。



双子座には、AmKが在住しており、1992年にドラマ『ずっとあなたが好きだった』で、マザコンの桂田冬彦を怪演したことで大ブレイクしたことが納得できる。








またトランジットを見ると、『ずっとあなたが好きだった』の放映が開始された1992年7月3日のトランジットを見ると、土星は山羊座で逆行し、10室支配の太陽にアスペクトし、木星は10室獅子座をトランジットして、10室にダブルトランジットが形成されていた。





この後、9月11日まで、木星は10室に留まり、9月11日以降は、獅子座から乙女座11室に移動する。



そして、土星は山羊座で逆行して、11室の支配星の上を通過し、11室にもアスペクトしている為、11室にダブルトランジットが生じている。



つまり、冬彦の怪演で、全国的に有名になり、高い評価を受けて、マザコン=冬彦=佐野史郎として、この時、話題の人、時の人となったのであった。





このようにトランジットを見ると、蠍座ラグナで説明することが出来る。



但し、この蠍座ラグナで、月を蟹座に設定するには、1955年3月4日の23:59付近の非常に狭い間隔を微調整しなければならず、非常に小さい範囲内である。



このピンポイントに時間に生まれたと考えるのは、非常に時間幅の選択肢が少なく、時刻修正が非常に難しいケースとなった。





但し、このラグナであれば、2019年11月6日に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 年末スペシャル』(日本テレビ、12月31日)のロケ中に腰椎を骨折するという事故が発生した理由が説明できる。



ダシャーは、魚座/双子座/魚座で、魚座から見るとAKの土星が8室に在住している。


また魚座から見ると、土星は11、12室支配のマラカである。



双子座から見ると、ラグナロードの水星が8室に在住して、GKとコンジャンクトしている。


また双子座は、8室である。





また今回、腎機能障害で入院したのは、2021年4月中旬であるが、魚座/獅子座/天秤座 or 蠍座である。



魚座から見て、AKが8室に在住していることは同じで、獅子座から見ると、GKの金星が6室に在住している。



蠍座から見ると、AKが12室に在住しており、また蠍座には、GKとDK(マラカに相当)の月がアスペクトしている。



従って、この時期に健康を損ねた理由が分かる。



特に魚座から見ると、AKが8室に在住しているため、このタイミングで、事故や病気が起こったことがよく分かる。







ヴィムショッタリダシャーでは、金星/ケートゥ/太陽 or 月である。




金星は、マラカの7室と入院の12室を支配して、4室に在住しているが、GKであり、また8、11室支配のマラカの水星と3室でコンジャンクトしている。



また金星は、マラカの3、4室支配の土星と星座交換している。



そして、ケートゥは8室に在住し、マラカの2室を支配する木星とコンジャンクトし、またディスポジターの水星は、8、11室支配のマラカで、3室に在住している。




また月はマラカに相当するDKで、またケートゥから見て、マラカの2室を支配して2室に在住しており、またマラカの3、4室支配の土星からアスペクトされている。




従って、金星は、腎臓の表示体であり、3、4室支配のマラカの土星と星座交換することで、傷ついており、また金星とケートゥは絡んでいないため、主にマハダシャーの金星が結果を与えると考えられる。



従って、それで、傷ついた金星の象意として、腎機能障害なのではないかと考えられる。



また冒頭で述べたが、トランジットの土星が現在、単独で、このマハダシャーロードの金星をトランジットしていることもこうした疾患のタイミングを表している。








念のため、2019年11月6日のロケ中において腰椎を骨折した時のダシャーを見ると、金星/水星/ラーフ期である。



金星はマラカの7室の支配星だが、7室はカーラプルシャで言えば、腰を表している。



この7室の支配星が、3、4室支配の土星と星座交換しているため、腰を痛めたと考えることが出来る。



また金星とコンジャンクトする水星は、8、11室の支配のマラカで、水星は8室は突然のハプニングを表している。



そして、ラーフはマラカの2室に在住し、3、4室支配の土星からアスペクトされている。



ディスポジターの木星は逆行して8室に在住し、ケートゥとコンジャンクトしている。



また金星と水星は、太陽とラーフによって挟まれており、火星と土星がケンドラの4室と10室に在住し、ケンドラサンバンダ(kendra sambandha)の状態にあり、これらの凶星の影響を受けている。



あるいは、火星と土星が等距離で、金星、水星を囲んでいるため、パーパサンキャヨーガ、あるいは、バンダナヨーガの状態にある。



従って、金星と水星は、傷ついている。



ちょうどプラティアンタルダシャーのラーフとそのディスポジターの木星に土星と木星が射手座をトランジットすることで絡んでおり、またラーフ/ケートゥ軸も射手座ー双子座の軸をトランジットしていた。



従って、マラカの2室と災難、突然の事故を表す8室にラーフ/ケートゥ軸がトランジットして、ここにダブルトランジットも生じていた為にこの時期に事故が起こったと考えられる。



以上のように佐野史郎は、蠍座ラグナではないかと思われる。




蠍座ラグナにすると、7室の支配星が3室(芸能)に在住する形になり、奥さんが同じ芸能界で活動していることを説明する配置となる。




蠍座ラグナであれば、結婚やブレイク時の出来事がトランジットから上手く説明できる。



またチャラダシャーで、過去の事象のタイミングを説明することが出来る。




但し、今回は、今ひとつラグナに確信が持てない為、蠍座ラグナの可能性が高いと言うにとどめたいと思う。






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