ヘンリー王子の王室離脱について その2 -射手座の高い所から転落の象意の究極 -



ヘンリー王子の公務からの引退宣言とそれに続く英王室のヘンリー王子からの王族の称号剥奪の事件は英社会を揺るがした。


この事件が土星と木星が射手座を抜けていくタイミングで起こったことに注目である。


これは明らかに射手座の<高い所からの転落>の象意である。


高いというのは、物理的に高い所ばかりではなく、高い地位からの転落も指している。


特に土星は星座を抜けていく最後のタイミングで、力を発揮する惑星である為、最後にこうした<高い所からの転落>の象意の究極を示してくれたようだ。


私は、ヘンリー王子関連の記事を色々読んでいて、またチャートを調べて、この決断に至るまでのヘンリー王子の心理的プロセスが非常に分かる気がした。


一つの大きな理由は、兄ウィリアム王子が結婚し、次の王位継承者として注目を浴びていくに際して、自分が注目を失い、日陰の存在になっていく。


そのことでの兄ウィリアムに対する対抗心というものがあったと思われる。






それは現在、マハダシャーラーフ期で、ラーフのディスポジターの金星が6、11室支配であることから分かる。


6室は争いのハウスであり、11室は兄のハウスであるため、兄と上手く行かない時期である。



11室は貪りのハウスであり、11室の支配星の時期は、人からの評価(認知)や成功を貪欲に求める時期で、その為に闘争的、攻撃的になってしまう。


11室は6室から見た6室目のハウスだからである。


それで英王室に何の相談もせずに自分たちで勝手に公務から引退すると宣言した行為は、英王室への無礼、挑発、攻撃であった。


それで英王室もそれを厳しく受け止めたということである。


もし相談してから行っていれば、このような事態にはならなかったと思われる。


(相談せずに行ったというのが運命であったと言えるが。)



もう一つは、妻のメーガン妃が、浪費癖があり、それが非難を浴びていた為、税金でなく、自分たちで稼げば文句はないだろうということで、王室から経済的に自立しようとしたのである。


つまり、メーガン妃の事情に振り回されたということである。


メーガン妃が王室の中で、孤立していたとか、温かい声を掛けてくれる人がいなかったといったことは伏線に過ぎず、どこの家でも起こる出来事である。


最初からそんなに親しく出来たり、信頼を得られる訳ではない。


むしろ、比較的好意的に扱われたといってもいいのではないかと思われる。



ヘンリー王子は射手座ラグナで、メーガン妃は蟹座ラグナである為、6-8の関係理論で言えば、ヘンリー王子はメーガン妃に勝てず、メーガン妃の尻に敷かれ、ペットのようになってしまう傾向があったと言える。



おそらく、メーガン妃に色々そそのかされて、そのメーガン妃のわがままをかなえようとした結果、このような事態に陥ったと思われる。



そのことは6室の支配星が10室で減衰する意味なのである。



6室の支配星は愛人とか目下の存在といった意味で、特に射手座ラグナにとっての6室支配の金星はそうである。



その金星が10室で減衰しているという配置は、メーガン妃のわがままに振り回される様子が、英国民、あるいは全世界から見られること(10室:大舞台、全ての人から見られ知られる)を表わしていた。



兄ウィリアムの下僕のような立場に収まらず、ハリウッドセレブのように王室ブランドを駆使して、経済的に成功し、カナダと英国を往復して、時々、公務に参加する生活というものを思い描いていたのである。



おそらく二人ともそんな生活を思い描いていて、公務からの引退宣言は、その夢の実現に向けての跳躍のはずだった。



夢の実現に向けての想いが増幅し、王室に相談すれば反対されるに決まっている為、自分たちで先にメディアに発表してしまったということである。



その決断と行動自体は、勇ましく、まさしく射手座そのものである。



然し、その結末は、夢の跳躍のはずが、無残な墜落に終わった。



NEWSポストセブンの記事で、臨床心理士の岡村美奈氏が、「フォーカシング・イリュージョン」という言葉を使って説明しているが、まさにその言葉が相応しいと思われる。



ヘンリー王子の「フォーカシング・イリュージョン」の結末
2020/01/22 07:00 NEWSポストセブン

臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、英国王室離脱問題のその後の顛末に言及。

 * * *

 英国王室の決断は驚くほど早かった。ヘンリー英王子夫妻が高位王族からの引退を表明してからわずか10日、エリザベス女王は夫妻の事実上の王室離脱を決めた。それだけヘンリー王子の突然の反乱は、女王の感情を損ねたのだろう。英メディアが「女王が鉄拳を振り下ろした」と報じたくらいだ。

 王室と一般庶民を比較することはできないが、普通に考えれば祖母である女王が怒るのも当然だ。息子や孫が結婚した嫁の言いなりになって造反し、家族から遠ざかり家を出て行くと騒いだら、どんな家でももめるだろう。縁を切って出て行け!となるのがオチだ。

 ヘンリー王子は公務から退き、夫妻は王族の敬称「ロイヤルハイネス」の称号を失うことになった。公費を受け取らず、経済的に自立しながらも王室メンバーとして留まり、公務を続けることを希望していたヘンリー王子にとっては予想外の結末だ。

 19日、ロンドン市内の慈善イベントで講演したヘンリー王子の様子からは、いつものような明るさや快活さは微塵も感じられなかった。「この件に関する限り、ほかに選択肢はありませんでした」と書面に目を落としながら硬い表情を見せると、会場は静まりかえっていく。「ダイアナの次男にも相手が見つかった」という彼の言葉に、聴衆の笑い声が一瞬響くが、本人は二コリともせず淡々と話し続けた。

 とはいえ王室から引退し英国から離れれば、平穏で幸せな生活が送れると考えたのはヘンリー王子自身だ。それが過剰な詮索に苦しみ、王室での生活を窮屈だと感じていたメーガン妃の強い意向であったとしても、王子もそれこそが家族を守り、家族が幸せになる条件だと思い込んだのだろう。つまり、思い込みからくる幻想、「フォーカシング・イリュージョン」といえるかもしれない。

 フォーカシング・イリュージョンとは、「○○さえあれば幸せになれる」、「○○があれば成功するはず」と、ある特定の価値や自身が注目する要因を実際以上に過大評価する傾向のことである。ダイアナ元妃の事故死のトラウマもあり、メーガン妃が叩かれ家族がメディアに追いかけまわされる度に、ヘンリー王子のその幻想はより強くなっていったはずだ。

 講演では、公費を受け取らずに女王と英連邦、軍関係に奉仕したいという希望が叶わなかったことについて「残念ながらそれは不可能だった」と語り、沈鬱な表情を浮かべ視線を落とした。「こういう結果になりとても悲しい」とも述べ、無念さをにじませた。そもそも今回の騒動は、王子がフォーカシング・イリュージョンによって先走ってしまったのが発端だろうが、もう後には引けなかった。

「家族をこれまでの全てから遠ざけて、平和な生活を送れることを願い一歩を踏み出す」と語ったヘンリー王子だが、果たしてそれで本当に望む生活が手に入るのだろうか? 王族に生まれ、王子として生きてきた彼にとって、守られてきた環境から離れ民間人になることへの不安は大きいはずだ。

 幻想は幻想にすぎない。ヘンリー王子夫妻に「こんなはずではなかった」と思う日が来なければいいのだが…。



フォーカシング(Focusing)は、自己啓発的な心理セッションで用いられる手法で、主にこれは射手座の象意である。



その射手座の象意における大失敗が起こったということである。






<高い所からの転落>が起こるには、射手座にドゥシュタナハウスが絡んでいたり、何らかの凶星による傷つきが見られるはずである。



ヘンリー王子のチャートを見ると、射手座では、1、4室支配の木星がハンサヨーガを形成して強いが、2、3室支配の土星がアスペクトしている。



この土星はおそらく、自分で稼ぎたい(2室)とか、ブランド展開したい(3室)といった安易な成功欲求をもたらした土星ではないかと思われ、土星は高揚しているが、機能的凶星化している。


この土星は、8室支配の月と相互アスペクトすることによって凶意を増しており、木星にアスペクトして射手座を傷つけている。



また土星が2室の支配星で、これは実家、つまり王室を表わしているが、この土星が出生図で4室支配の木星(射手座)にアスペクトしている配置は、王室の決断で、王位を失った今回の転落劇を表わしている。



またマハダシャーのラーフをラグナとして、ダシャーラグナから検討すると、木星は8、11室支配で8室に在住し、土星からのアスペクトを受けている。


そもそも射手座がダシャーラグナから見て8室に位置しており、土星からアスペクトされていることも重大な要因である。




またナヴァムシャを見ると、12室支配の太陽が4室射手座に在住し、6室支配の土星からアスペクトされている。



12室支配の太陽が4室に在住する配置は、まさに王座(4室)を失なう(12室)配置である。



そして、7室に在住する6室支配の土星からのアスペクトは、まさに妻メーガンとの関係が引き金で、王座を失った(王室の称号を失う)ことを表わしている。



ナヴァムシャチャートは高い所からの転落の物語をよく表している。




ヘンリー王子は、射手座ラグナで木星が射手座に在住しているが、本来、射手座というのは、9室が王室を表わす獅子座になるため、王室に仕える家臣を表わしている。



通常は、射手座というのは、政治家に仕える高級官僚といった所で、非常に王室との相性はよく、王室と師匠と弟子のような関係で交際できるのである。




ヘンリー王子は、今回の事件で、そのようなチャートが示す関係性に自然に落ち着いたと言える。






ナヴァムシャを見ると、マハダシャーラーフ期の間は、ラーフのディスポジターである土星が5、6室支配で7室に在住して4室にアスペクトしている為、王室との関係は冷え込んだままかもしれない。


5-7のコンビネーションが形成されている為、妻とは恋愛結婚で、土星が7室に在住している場合、配偶者と真面目に長く交際しようとする配置である。


然し、土星は6室の支配星でもあるため、王室(実家)と妻の意向との板挟みになって、妻との関係がこじれたりする要素も見られる。




今後、マハダシャー木星期(2025年3月~)になると、木星は出生図のラグナでハンサヨーガを形成し、9室で形成される9室支配の太陽と7、10室支配の水星のラージャヨーガに一方的にアスペクトしている。



この木星期には、木星は、この9室にアスペクトした先の水星と太陽のラージャヨーガの吉意も取り込んで、非常に良い時期に移行する。



ナヴァムシャでも木星は4、7室支配で10室に在住し、4室にアスペクトバックしている。



従って、マハダシャー木星期になると、ヘンリー王子は、王室との関係が良好になってくるはずである。



再び、王室の称号を取得できるかは分からないが、王室との関係は改善するはずである。





射手座ラグナにとっての6室支配の金星



私は射手座ラグナにとっての6室支配の金星については、以前もコラムの中などで述べているが、射手座ラグナにとって、6、11室支配の金星は完全に目下の存在で、部下とか、愛人を表わしている。


射手座ラグナの人は、自分で自分の運命を切り開こうとする為、婚活などにも積極的で、結婚する為にお見合いパーティーや交流の場に出かけて行って、積極的に相手探しを行なうのであるが、その時に金目当てや相手の高い地位目当ての女性が近寄って来るのである。


例えば、射手座は高い地位の人々である為、医者や弁護士などが多く、そうした人々が、お見合いパーティーに参加すると、その人たちの経済力目当ての女性たちが集まってくる。


そして、結婚すると離婚訴訟などを起こされて、相手から高い慰謝料などを請求されることになる。


ひどい場合は、最初からその離婚時の慰謝料も計算に入れて、計画的に離婚される場合もあったりする。


つまり、6室というのは通常、泥棒の表示体だが、泥棒というのは金持ちへの批判者(6室)として現れて、隙あらば金持ちからお金を巻き上げようとする。


誰も好き好んで泥棒と付き合おうとする人はいないが、6室というのは、そのように相手にしていると疲れ、ひどく消耗する存在である。



ヘンリー王子にとって、妻のメーガン妃は、完全に疲れる存在で、言わば「さげまん」に分類される女性である。



然し、6室支配の金星が減衰し、月からも6室で減衰しており、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が期待でき、またニーチャバンガラージャヨーガも形成している。



ヘンリー王子にとっては、この逆境が逆に好機につながるとも思われ、マイナスだけではないのは間違いない。



従って、逆説的な意味で、メーガン妃は「あげまん」と言えるかもしれない。



またこのような試練は、王室で保護されて何不自由ない境遇でいるよりも、より鍛えられる環境をもたらし、ヘンリー王子には相応しいと思われる。










(参考資料)



ヘンリー王子とメーガン妃に英世論、好意的→批判的に
2020.01.16 07:00  女性セブン

イングランド東部のノーフォーク州にある英王室の離宮「サンドリンガム・ハウス」は、王室メンバーがクリスマスに一堂に会する場所として知られている。1月13日、英国国王エリザベス女王(93才)は、ここに英王室主要メンバーの緊急招集をかけた。

 集まったのは、長男チャールズ皇太子(71才・王位継承順位第1位)、その長男ウイリアム王子(37才・同2位)、そして引退騒動の渦中にある次男ヘンリー王子(35才・同6位)。もう1人の主役である妻のメーガン妃(38才)は「カナダに逃げ出して不在で、電話で参加した」(英メディア関係者)という。

 緊迫した“王族サミット”が約2時間半も続いた後、女王はこう声明を発表した。

《家族も私も、できて間もない家族として新しい生活を築きたいというヘンリーとメーガンの願いを完全に支援しています》

 英王室特有の言葉づかいの特徴は、“ストレートに表現せずオブラートに包む”。声明を額面通りに受け取ることは難しい。前出の英メディア関係者はこう読み解く。

「これまで必ず使っていた敬称『サセックス公爵夫妻』ではなく、『ヘンリーとメーガン』と呼んだことが示唆的です。今後、その立場を剥奪するのではないでしょうか。英王室として経済的援助を続けるかどうかも明言していません。体のいい“王室追放”になる可能性は充分あります」

 女王は声明をこう締めくくって、混乱がまだ続くことを示した。

《まだ協議すべき複雑な問題はありますし、なすべき務めもありますが、近日中に最終的な決断を下すように指示しました》

 事の発端は、1月8日、ヘンリー王子とメーガン妃がインスタグラムで、「王族引退」を表明したことだった。

《ロイヤルファミリーのシニアメンバーとしての地位から退き、経済的に自立する》

 この突然の宣言は、英国はもちろん世界中で衝撃を持って受け止められた。引退宣言は英王室史上初のことで、前代未聞だ。

 当初、英国民の間では、好意的に受け止める声もあった。ふたりが特権階級を捨て、一民間人となる自由を選び取ったというイメージがあったからだ。しかし、詳細が明らかになるにつれ、称賛の声は批判へと変わっていった。

 その要因の1つが「経済的な自立」が指し示す意味だ。

これまで夫妻の収入は、大きく分けると2か所から得られていた。女王が王室メンバーに分配する王室活動費で、「ソブリングラント」と呼ばれるもの。これが全収入の5%。もう1つが、チャールズ皇太子の持つ「コーンウォール公領」から得られた利益で、これが95%を占めるという。

「経済的な自立」とは、このうちソブリングラントを受け取る権利を返上することで、これまでできなかった「資金調達」つまりビジネスを自分たちで行うとしている。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは次のように言う。

「王室における収入すべてを放棄するのかと思いきや、たったの5%だとわかり、国民は拍子抜けしました。コーンウォール公領は、チャールズ皇太子が家族の生計を立てるために所有しているもので、牧場や不動産、レジャーコテージなどからの収益があり、そこからヘンリー王子にも分配されていた。王子としては“父親から息子への資金援助は引き続きほしい”ということなのかもしれないが、王室の特権を保持したまま、金儲けに手を出そうとしている、という印象を国民に抱かせ、反感の声が増えています」

 それだけではない。ヘンリー王子は引退後、カナダと英国での“二重生活”を宣言しており、その際にかかる年間1億円近い家族の警備費用は、「税金で賄ってほしい」と要望しているという。

 納税者である英国民が納得するはずがない主張だ。そもそもこんな突拍子もないことを、なぜヘンリー王子は宣言したのか。英ロンドン在住のジャーナリスト・木村正人さんはこう指摘する。

「ヘンリー王子は、これまで自分をかわいがってくれたエリザベス女王に、強い感謝の思いを抱いています。そんな王子が、最愛の祖母を裏切るような行為をするでしょうか。王子は妻のメーガン妃によって動かされたというのが、大方の見解です」

 今回の引退表明は、エリザベス女王にとって「ナイフで後ろから刺されたようなもの」と地元メディアに報じられるほどの衝撃を与えた。

※女性セブン2020年1月30日号
参照元:ヘンリー王子とメーガン妃に英世論、好意的→批判的に
2020.01.16 07:00  女性セブン











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ヘンリー王子の王室離脱について その2 -射手座の高い所から転落の象意の究極 -」への1件のフィードバック

  1. xt7471

    今回の件、分析してくださるのを楽しみにお待ちしておりました。
    現在イギリスでは全国民に影響があるはずのブレグジットよりもはるかに大きな関心事です。
    ハリーが自分の言葉で説明している動画を見るとさすがに気の毒になるほどでしたが、
    メーガンが「さげまん」か「あげまん」かはハリー自身が決めることとなりそうですね。
    「今後も背後には英王室が控えていて、その威光に守られて生活するように見える」
    「再び、王室の称号を取得できるかは分からないが、王室との関係は改善するはず」が実現すると良いなと思います。

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