以前、小泉進次郎のラグナを検討していたが、一時、双子座ラグナではないかと思ったが、蠍座ラグナで正しいようである。
因みに蠍座ラグナは、河合範安さんの投稿で、明らかになった。
その後、いくつかのイベントを考えてみても、蠍座ラグナで正しいように思われる。
2019年9月11日に発足した第4次安倍再改造内閣で、環境相として入閣したのは、土星が11室にアスペクトして、木星が11室の支配星にアスペクトし、11室にダブルトランジットが成立しているからである。
11室は肩書き、称号のハウスであり、大臣になるというのは、11室の象意に該当すると思われる。
大臣になることは直接、仕事(10室)を意味してはいない。
入閣するとは、実際の仕事(10室)というよりも肩書き(11室)が先行して与えられるということである。
蠍座ラグナであれば、小泉進次郎は、現在、月/金星期である。
金星は、7、12室支配で、10室支配の太陽と6室でコンジャンクトし、12室にアスペクトしている。
従って、金星が12室の支配星で、10室の支配星とコンジャンクトして太陽と共に12室にアスペクトしている配置が重要である。
これが環境大臣として、外交デビューしたことを表わす配置であると考えられる。
また金星は、月から見ても3、10室支配で、ラグナロードの太陽と共に9室に在住し、3室にアスペクトしている。
9室は海外のハウスであり、また10室の支配星が9室に在住する配置は、通常、慈善事業や教育事業などに携わる配置である。
小泉進次郎は、今回、外相として、環境関連の複数の国際会合に出席し、国連本部での会合で、地球温暖化対策として、二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに実質ゼロとする脱炭素化の目標に言及しているが、この遊説自体が、慈善、福祉活動に該当すると考えることが出来る。
小泉進次郎自身の学びの機会でもあり、日本の環境問題への取り組みについてアピールする活動でもある。
小泉進次郎の動向が、メディアに注目され、取り上げられるのも3、10室支配のアンタルダシャーの金星が3室にアスペクトバックしているからである。
ダシャーロードの月から見ても3、10室支配の金星がラグナロードの太陽とコンジャンクトして、3室にアスペクトバックしている。
映画スターのような扱いなのは、3、10室支配の金星が3室(メディア、芸能)にアスペクトバックしているからである。
因みに2019年8月の滝川クリステルとの結婚は、この月/金星期に起こったが、金星は、7、12室の支配星であり、この時期に結婚したことが説明出来る。
金星自体が、結婚をもたらす惑星(Marriage Maker)であり、また2019年8月の時点で、トランジットの木星は逆行して、7室と7室の支配星にアスペクトし、土星も逆行して、7室にアスペクトしており、7室にダブルトランジットし、また1室にもダブルトランジットするタイミングであった。
従って、結婚のタイミングとして説明出来るが、ラーフ/ケートゥ軸は、2-8軸に位置しており、またラーフが8室をトランジットし、また8室にダブルトランジットが生じている為、結婚願望が強く、家同士の結婚、結婚生活という側面が意識された結婚であった。
因みに小泉進次郎が、首相官邸に結婚の報告をしに行って、その帰りにメディアのインタビューに答えて、首相官邸前で、結婚を発表したのだが、この時、トランジットの月は、天秤座を通過していた。
天秤座は小泉進次郎にとっては、12室である為、プライベートであるのだが、月は出生の10室支配の太陽や7、12室支配の金星と相互アスペクトしている。
従って、このプライベートで行われた滝川クリステルを伴った結婚の報告が、世間の注目を浴び、あたかも公務(10室)であるかのような感じとなったのである。
細かいことではあるが、こうした細かいことが、6室から10室支配の太陽と、7、12室支配の金星が12室にアスペクトする象意として生み出されていることが重要である。
つまり、小泉進次郎は、仕事で、配偶者を同伴したり、夫人と共にする仕事が多いということである。
高揚する太陽は政治家としての仕事を表わしており、そして、金星と共に12室(海外)にアスペクトしているということは、プライベートで海外に配偶者を伴って旅行をするような場合でも、それは仕事のようになるということである。
これは、極めて興味深いことであるが、政治家が夫人を伴って、海外を遊説する典型的な配置かもしれない。
因みに2009年12月13日に自民党が小泉による海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)見学ツアーを実施した際に、50人の定員に約5200人の応募が殺到したのだが、この時も太陽/金星期で、アンタルダシャーが金星期であった。
小泉進次郎のファンのような女性たちが、群がったのであるが、金星は6室に在住している為、そうしたファンの女性たちは、目下の存在であり、小泉進次郎のあたかも部下か、秘書のように小泉進次郎の自衛隊基地見学の公的仕事につき従ったのである。
金星の象意は、そういう象意である為、滝川クリステルとの結婚でも、滝川クリステルは、小泉進次郎の部下か秘書のような6室の役回りなのである。
因みに小泉進次郎が、総理大臣になれるかどうかは後で検討するとして、もし小泉進次郎が総理大臣になったら、やはり海外への外遊をして、その時に夫人を伴って、外遊するのであるが、それは半分、プライベートで、半分、公務であるかのようなそういった象意として現れるのである。
その時にそれに同行する夫人もやはり、カリスマがあり、スター性があった方がいいのであり、それは金星が太陽と牡羊座でコンジャンクトしている為であり、3室にアスペクトしている為、メディアにも影響力のある人物がよい。
ということで、こうした10室支配の太陽が7、12室支配の金星と6室から12室にアスペクトする配置を見ると、滝川クリステルは、小泉進次郎の秘書的な役回りとして、非常に向いていると思うのである。
それと同時に彼女には、動物愛護の慈善事業をもっと推進したいという想いもあるため、夫について海外に出かけて、要人と会ったり出来ることは、彼女の仕事にとって有利である。
つまり、小泉進次郎と滝川クリステルの結婚とは、今後のお互いの仕事上の発展を意識した結婚生活重視の結婚である。
結婚生活重視とは、結婚によって仕事や経済など何らかのメリットを期待する結婚であり、結婚相手の存在そのものよりも、結婚相手との結婚によって得られるものを重視することである。
ナヴァムシャのラグナ
因みにこの月/金星期での結婚などからナヴァムシャのラグナの見当を付けることが出来るが、ナヴァムシャのラグナは、おそらく蟹座ラグナではないかと思われる。
蟹座ラグナであれば、マハダシャーの月は、ラグナロードとなり、金星は4室ケンドラの支配星で、ケンドラの10室に在住している。
ナヴァムシャで結婚のタイミングを考える場合、7室やラグナの在住星や支配星、2室や8室の在住星や支配星の時期などが有力で、また4-10軸の在住星や支配星の時期もその次ぐらいに有力である。
因みにシュリK.N.ラオによれば、1-7室の支配星や在住星の次ぐらいに4-10軸なども重視するという順番ではなかったかと思われる。
特に2-8軸というのは強調されていない。
然し、私の経験では、2-8軸の在住星や支配星の時期に結婚しているようなケースも多く見られるのである。
2-8軸は問題を抱えた結婚であり、不倫や三角関係、家庭内別居、結婚をしているが離婚を考えているなど、様々な問題を抱えたケースが多いのがこの軸である。
結婚に問題を抱えているが、然し、結婚は腐れ縁として続けていくというパターンが多い。
もし小泉進次郎のナヴァムシャのラグナが蟹座なら、金星は4、11室支配で10室で2室支配の太陽とコンジャンクトしている。
金星は4、11室の支配星だから、今のこの月/金星期に大臣の肩書き、称号(11室)と、その大臣の席(4室)を獲得したのではないかと思うのである。
月はラグナロードで12室に在住しているが、ラグナロードが12室の配置は、結婚から逃げる配置であり、結婚に無頓着な配置である。
つい最近まで、小泉進次郎は、結婚についてあまり関心がなかったようである。
そして、マハダシャー月期になってから、東日本大震災の被災地を視察したり、何度も現地入りして、被災地の人々と触れ合うような活動を続けている。
これはラグナロードの月が12室(僻地、遠隔地、海外)に在住して、3、12室支配の水星と相互アスペクトしているからではないかと思われる。
wikipedia 小泉進次郎には、以下のように記されている。
2010年1月の時点で衆議院では内閣委員会、総務委員会、安全保障委員会に所属し、自民党では遊説局長代理、青年局次長、外交副部会長、財務金融副部会長、環境副部会長などの役職を兼務して、外交、財務金融、環境の3つの部会に所属していた。 (wikipedia 小泉進次郎より引用抜粋) |
2010年1月の時点とは、マハダシャー太陽期の最後のアンタルダシャーである太陽/金星期である。
この時期、上述したように自衛隊の見学ツアーに5200人の応募が殺到するといったように小泉進次郎の注目度は高く、また上記のように自民党内の複数の委員会に参加し、役職も多くこなしていた印象である。
政治、行政の仕事に没頭しており、これはナヴァムシャの太陽が、10室に在住していることで納得できる。
然し、2010年9月前後にマハダシャー月期に移行し、2011年3月11日に東日本大震災が起こった後は、被災地などに訪れる機会が多くなったのである。
それと共にマハダシャー月期は、以前のようなギラギラしたカリスマは無くなり、小泉進次郎は、以前よりも目立たず、地味になっている。
それが今回、アンタルダシャーが金星期になることで、金星は太陽と共にナヴァムシャの10室に在住しているので、注目を浴びることになり、また4、11室の支配星である為、大臣としてのポストも獲得したのである。
そして、おそらく結婚した為、プライベートでも家(4室)を準備するのではないかと思われる。
つまり、4-10軸の金星が、結婚をもたらす場合、結婚生活をする住まいやお互いの仕事という点が強調されるのではないかと思われる。
インドのような伝統社会で、4-10軸の支配星、在住星の時期に結婚することが、かなり2-8軸よりも重視されているのは、インドがまだ保守的な伝統社会で、結婚とは夫婦による家庭と仕事のやりくりを意味している為ではないかと思われる。
小泉進次郎と滝川クリステルの結婚を考えた場合にそれは当てはまるのである。
小泉進次郎のナヴァムシャのラグナが蟹座だとすると、もう一つ納得できるのは、2004年3月に関東学院大学経済学部経営学科を卒業した後、コロンビア大学大学院に留学し、ジェラルド・カーティスに師事して、政治学の修士号を取得した後、2007年に帰国した後は、父である小泉純一郎の私設秘書を務めて政治の世界に入ったことである。
小泉進次郎は、2004年9月前後からマハダシャー太陽期に移行しており、留学はその直前から始まっている。
2004年~2007年の太陽/月、太陽/火星、太陽/ラーフ、太陽/木星期は、アンタルダシャーが9室支配の太陽、5室に在住する火星、9室に在住するラーフ、5室支配の木星の時期であり、この時期に海外留学したことが説明できる。
然し、マハダシャーは10室支配の太陽期であり、全体として、これは政治家として父親の地盤を引き継ぐための下準備であると分かる。
月から見ると、ラグナロードの太陽が9室で高揚しており、ジェラルド・カーティスという米国の権力中枢にコネを持つジャパン・ハンドラーズの最高顧問の一人に師事したのである。
この太陽期に父親の秘書を始めたことは、ナヴァムシャで、太陽が2室支配で10室に在住していることで説明できる。
父親の家業(2室)を受け継ぐということであり、父親の秘書になって、ファミリービジネス(2室)に携わったことを意味している。
マハダシャー太陽期に留学して政治学を学んだことは、ナヴァムシャにおいても太陽が月から見て5室支配の金星とコンジャンクトしていることで説明することが出来る。
また留学した2004年~2007年の太陽/月、太陽/火星、太陽/ラーフ、太陽/木星期において、アンタルダシャーの月は、ナヴァムシャにおいて、ラグナロードで12室(海外)に在住し、火星は5室の支配星で9室に在住し、ラーフは5室に在住し、ディスポジターの火星が9室で9室の支配星とコンジャンクトしている。
また木星は9室の支配星で5室支配の火星と共に9室に在住している。
従って、ナヴァムシャにおいて留学生活を完璧に説明できるのは、蟹座ラグナの場合である。
特に9室に在住している木星と火星の配置が良い為、海外留学の機会に恵まれたということである。
(高揚する太陽をラグナとしても9室支配の木星とラグナロードの火星が12室[海外]でコンジャンクトしている)
因みにナヴァムシャを蟹座ラグナにする場合、出生図のラグナのナクシャトラは、ヴィシャーカーの第4パダになるが、小泉進次郎は、結婚発表の際に報道陣に対して、「この政治バカの私が、クリステルさんといると政治という戦場から離れることができて、自分自身がもたれかかって、寄りかかっていいような、そういう無防備な自分に。政治家・小泉進次郎から人間・小泉進次郎にさせてくれる。そんな存在だったところも私にとっては大きなところです」と述べている。
これは「目標達成の戦士」という名前があり、過激で目標のためには手段を選ばない所もあるというヴィシャーカーの雰囲気を表わしていると思われる。
自分の口から「政治という戦場」といった戦いを意味する表現が出てくるのが、それを物語っている。
次のアヌラーダだともう少し辺りがソフトで社交的な感じが出てくると思われるが、無器用で、「政治バカ」という言葉にもあるように目標しか見えなくなっている所などは、ヴィシャーカーの象意ではないかと思われる。
ダシャムシャ
ナヴァムシャを蟹座ラグナに設定すると、ダシャムシャもほぼ連動して蟹座ラグナに移動する。
ダシャムシャが蟹座ラグナだと、マハダシャー太陽期に父親の秘書をすることから政治の世界に入り、自民党内の委員会などで下積みを重ねてきたこれまでの政治生活を良く表している。
その際、自民党内では、遊説局長代理、青年局次長、外交副部会長、財務金融副部会長、環境副部会長などのリーダー的、指導的な役割に就いてきたことは、10室で高揚する太陽が物語っている。
マハダシャー月期になって、小泉進次郎は目立たなくなったが、それでも自民党内で精力的に活動を続けていることは間違いない。
自民党内での足場は着実に固めつつある。
これはダシャムシャでラグナロードの月がケンドラの4室に在住して、10室から高揚した太陽、金星、水星からアスペクトされていることから説明できそうである。
4室は国内を表わしており、国内の特に東日本大震災の被災地を訪れるなどの活動にこれは現れている。
そして、今回、月/金星期に小泉進次郎は、環境大臣として初入閣を果たしたのである。(これはwikipediaによれば、田中角栄以来男性最年少で入閣であるという)
これはラグナロードの月と4、11室支配の金星が、ダシャムシャの4-10軸で、相互アスペクトし、1-4、1-11のダナヨーガを形成している為であると考えられる。
金星は配偶者を表わし、月から7室にも在住しており、滝川クリステルとの結婚、首相官邸への報告、官邸前での結婚発表パフォーマンスなどが、入閣への流れを作ったと考えられる。
小泉進次郎は総理大臣になれるか
もしダシャムシャのラグナが蟹座ラグナであれば、火星は5、10室支配のヨーガカラカで、2室に在住し、2室支配の太陽は10室で高揚し、火星と太陽が2-10の星座交換をしている。
これは極めて強力な配置である。火星と太陽の星座交換は極めて強力な政治権力を表わす配置である。
例えば、初代インド首相ネルーの娘、インディラガンディーも出生図で太陽が5、10室支配のヨーガカラカの火星と星座交換しているが、木星/太陽期に首相になっている。
土星期に入って選挙違反で議員資格を停止され、非常事態宣言を発令し、その後の選挙で敗れて不遇を経験するが、再び土星/太陽期に首相に返り咲いている。
このインディラガンディーに首相の地位を与えた太陽期は、太陽が5、10室支配のヨーガカラカと星座交換し、更にナヴァムシャやダシャムシャで獅子座の定座に在住して強力である。
小泉進次郎の場合、5-11室の軸で、ラグナロードの火星は5室や11室の支配星と相互アスペクトし、5室と11室の支配星が星座交換している為、富を得たり、高い地位に就く可能性を示している。
火星はまた太陽のディスポジターになることによって、政治の仕事を表わす高揚する太陽と絡んでいる。
ダシャムシャで、5、10室支配のヨーガカラカの火星が2室支配の太陽と2-10室で星座交換する配置は、首相の地位を示しているように思われる。
インディラガンディーのチャートを見ていて分かることは、2室の支配星が太陽である為、あたかもファミリービジネスであるかのように父親の政治権力を受け継いだのである。
ネルーが首相在任中に死去すると、父親の支持者から政界に進出するよう圧力を受けて政界進出したのである。
小泉進次郎もナヴァムシャやダシャムシャのラグナが蟹座で太陽が2室の支配星であるからか、父親の地盤を完全に受け継いで政界進出した。
この辺りは2室の支配星が太陽であり、2室の支配星は、両親と共に行なう家業を表わす為か、このパターンが典型的に当てはまっている。
小泉進次郎のダシャムシャの火星は太陽と星座交換している為、マハダシャー火星期には、仕事の分野においては、10室で高揚する太陽の象意が発現し、また太陽はナヴァムシャとダシャムシャで同じ牡羊座で高揚し、多くの分割図でも高揚して非常に強い。
まもなく2020年9月半ばからマハダシャー火星期に移行するが、マハダシャー火星期に次期総裁候補としての存在感を増していくものと思われる。
安倍晋三が総理大臣を退任した後は、自民党はカリスマ不在となるため、田中角栄以来男性最年少で入閣を果たした実績、そして国民からの人気(9室支配の月が10室)は、ポピュリズム的な後押しを考える場合、非常に有利である。
但し、火星は6室の支配星で、8、11室支配の水星と5室でコンジャンクトし、5室支配の木星とも相互アスペクトして絡んでおり、3、4室支配の土星から傷つけられている。
5室には大臣という象意があり、法律を創造して国を統治し、育成する者の資質を表わしている。
だからインディラガンディーの5室の太陽は、首相としての仕事を表わしたのである。
小泉進次郎のラグナロードの火星は5室に在住して、5室の支配星と相互アスペクトしているが、5室や5室の支配星は8、11室支配の水星や3、4室支配の土星と絡むことで激しく傷つき、また火星自体、6室の支配星として、5室を傷つけている。
また月から見ると、4、9室支配で8室に在住し、減衰する2、11室支配の水星とコンジャンクトしている。
小泉進次郎のマハダシャー火星期は、政治家として、政治権力の地位を得ていく時期かもしれないが、酷評や激しい批判を受けていく時期でもあると考えられる。
外交デビューでの発言を巡る酷評
今回の外交デビューで、小泉進次郎の発言が、具体性を欠き、意味不明のポエムであるとの酷評を受けており、twitterなどでも発言を真似て面白さが競われているという。
小泉語、政権内に懸念も=野党「意味不明」と批判 2019年09月26日07時11分 JIJI.com 小泉進次郎環境相の発言が物議を醸している。気候変動問題への取り組みの必要性を「セクシー」と表現し、野党が「意味不明」などと批判。原発問題への対応でも具体性を欠く発言が相次ぐ。政府・与党内からも、答弁能力を不安視する声が出始めた。 「気候変動のような大きな問題は、面白く、クールでセクシーでなければならない」。小泉氏は22日、訪問先の米ニューヨークで海外メディアと記者会見し、独特の「小泉語」で地球温暖化対策への意気込みを語った。 小泉氏は環境相に就任後、有力な「ポスト安倍」候補として、その言動に一段と注目が集まっている。ただ、個別の政策をめぐっては、踏み込みを避ける姿勢が目立つ。 東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土の処理を記者団に問われ、小泉氏は「30年後の自分は何歳かを(東日本大震災の)発災直後から考えていた」などとはぐらかした。放射性物質を含む処理水の処分に関する質問にも、福島県内の漁協関係者と「ノドグロ」の話題で盛り上がったエピソードを披露し、けむに巻いた。 10月4日召集の臨時国会では、閣僚としての答弁能力が本格的に問われる。自民党幹部は「あの答弁では国会が持たない」と指摘。公明党幹部も「もっと勉強しないと野党に突っ込まれる」と懸念する。 小泉氏は官僚が用意した原稿を読まない場面も多い。政府関係者は「あの調子で話したらどんどんぼろが出る」と不安を口にした。 野党は手ぐすね引いている。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「セクシー」発言について「意味が分からない」と酷評。共産党の小池晃書記局長も「大臣としての資質、資格に関わる」と指摘、臨時国会で追及する考えを示した。 |
小泉氏の熱い発言…意味は不明? ツイッター、まねて面白さ競う 2019/9/22 17:18 共同通信 父親譲りの熱のこもった演説で知られる小泉進次郎環境相だが、よく聞くと意味が通らない発言が目立つとツイッター上で話題になっている。「赤を上げて、白を下げないとどうなると思いますか?そう、赤と白が、上がるんです」といった小泉氏が「言いそうなこと」を想像した投稿が相次ぎ、面白さを競い合う「大喜利」状態だ。 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「(小泉氏は)話術は優れているが中身は空疎だ。(東京電力福島第1)原発事故の汚染水についても謝罪はしたが、国や環境相として今後どう対応するかが発言からは分からない。国会答弁などで真価が問われるのはこれからだ」と注目する。 |
これは明らかに現在、小泉進次郎の出生図の2室(スピーチ)に土星がトランジットしている為である。
発言についての責任を問われているのである。
また2室支配の木星が8、11室支配の減衰する水星からアスペクトされ、更に土星とコンジャンクトすることで傷ついているが、土星の絡みは、表現力の不足や言葉に詰まる傾向などを表わし、減衰する魚座の水星の絡みは、具体性を欠き、詩的で、理想主義的な表現をもたらしたと考えられる。
水星は8、11室支配で非常に凶意が強く魚座5室で減衰しているため、理想主義的で識別力に欠く傾向があるが、ニーチャバンガ(減衰をキャンセル)による二重否定的なメリットも考えられるが、激しく傷ついていることには変わりがない。
この発言を受けて、自民党内では、小泉進次郎の資質を問う声が高まっている。
これは、小泉進次郎の能力の問題にもなって来るが、2室の支配星が激しく傷ついている為、スピーチにおける能力の限界、苦悩と行き詰まり、批判を表わしている。
然し、これは小泉進次郎の5室の支配星にも当てはまることなのである。
2室の支配星と同様に5室の支配星も激しく傷ついている。
従って、5室は識別力を表わすが、小泉進次郎の父親譲りの市場原理主義万能思想、特に種子法改正したり、水道民営化、農協の解体、株式会社化などを推し進めることが日本のためになっているという、彼の間違った判断、思考力、識別力にもこのことが強く反映されており、彼の政治思想が、全く意味不明であることを表わしているのである。
現在、トランジットの土星が2室を通過し、11室(評価)にアスペクトしている為、小泉進次郎は、スピーチについて、その大臣としての資質について激しく批判されている。
但し、これは元々の彼の出生図における2室や5室の激しい傷つきの問題として、常に存在していたのである。
これまでの彼の活動における政治判断も、この資質によって遂行されていたということである。
但し、8、11室支配の水星は減衰しており、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な二重否定の効果も働くと考えられるため、要注意である。
弱点であると思われる具体性を欠いた詩的な表現が逆に強みに転換する可能性も考えられる。
現に中身のない発言で核心部分を明らかにせずに有権者の鋭い批判をのらりくらりと交わすという意味で本人にとっての強みとして現れた可能性もある。
小泉進次郎については、まだ書きたいことが山ほどあるが、それについては別のコラムに記したい。
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