小泉進次郎のナヴァムシャ(D9)のラグナについて


小泉進次郎は生後直ぐの1982年に両親が離婚した為、父親である純一郎の実の姉・道子に育てられている。


1982年に産まれて間もなく両親が離婚したため小泉家が引き取り、多忙な父に代わり、純一郎の実姉で同居する道子に育てられた。進次郎は伯母・道子を実の母と信じており「ママ」と呼んでいた。純一郎は道子と息子たちの関係(伯母と甥)を進次郎には伝えておらず、進次郎は中学二年生まで伯母とは知らされていなかった。孝太郎は伯母の存在を認識していたが、進次郎には伝えていなかった。中学生の進次郎は少なからずこの事実に驚いたが、2016年8月に道子が他界するまで実の母として大切にした。

(wikipedia 小泉進次郎より引用抜粋)

この幼少時の複雑な家庭環境は2室(両親、家族)の傷つきが想定される。



もし蠍座ラグナであれば2室支配の木星は逆行し、3、4室支配の逆行の土星、1、6室支配の火星、8、11室支配の水星から傷つけられている。


月から見ると、2、11室支配の水星が8室に在住し、火星とコンジャンクトし、6、7室支配の土星からアスペクトされている。


また土星は月から2室に在住し、2室を傷つけている。


蠍座ラグナに設定すると2室が激しく傷ついていることが分かる。


生まれて1984年9月16日辺りまでマハダシャーケートゥ期で、ケートゥは母親を損失するハウスである3室に在住し、ケートゥのディスポジターが土星で、土星は2室の支配星や月から見た2室と2室の支配星を傷つけている。


従って、このケートゥ期に両親の離婚により家族が壊れるカルマが噴出したのである。


またこの激しく傷ついた2室や2室の支配星は、スピーチの表示体でもあるため、意味不明な発言をすることにつながったと考えられる。


2室支配の木星が減衰する8室支配の水星と星座交換し、また月からみた2室の支配星は減衰する水星で8室に在住している。


8室には中断、行き詰まりを意味するハウスで、カタストロフィー(破滅、悲劇の結末)などを表わすハウスである。


従って、演説に用いた「セクシー」などの言葉が「意味不明」「ポエムだ」といった批判や、「何か言っていそうで何も言っていない」とか、「化けの皮が剥がれた」といった酷評が為されている。


これはラグナ、月から見た2室や2室の支配星が激しく傷ついているからであり、トランジットの土星が2室を通過して2室の支配星にアスペクトし、また月から2室にアスペクトしているからである。


このように土星が2室へ強く影響している為に発言が上手く行かずに行き詰ってしまうという状況が出てきているのである。


そして、2室の支配星は傷ついた11室や11室の支配星とも絡んでいる為、それで、スピーチが原因で評価や評判の低下を招いたのである。





現在のダシャーは、月/金星期であるが、もしナヴァムシャのラグナが蟹座であれば、金星は4、11室(評価)の支配星で、2室(スピーチ)支配の太陽とコンジャンクトし、7、8室支配で減衰する土星とコンジャンクトして2室や11室の支配星が激しく傷ついている。


従って、ナヴァムシャでも月/金星期にこのような状況が起こった理由が説明できる。


これは環境相としての外交デビューで、国連本部で、スピーチした時に起こっているが、行政の役職を遂行している最中での出来事であり、これは2室(スピーチ)支配の太陽が10室で7、8室支配の土星に傷つけられていることから生じたと推測できる。


また評価、評判を落としたのも仕事中の出来事であるから、11室(評判、評価)支配の金星が10室(仕事)で、7、8室(中断、行き詰まり)支配の減衰土星から激しく傷つけられているのである。


このように金星が傷つけられた2室支配の太陽とコンジャンクトしているので、月/金星期にスピーチで行き詰ったのである。



今回、外交におけるスピーチの批判や酷評が生じている為、小泉進次郎のナヴァムシャのラグナを蟹座に特定する更なる証拠が得られたと思われる。



因みに小泉進次郎が滝川クリステルと結婚したのは、月/金星期だが、出生図のラグナが蠍座に確定される時、ナヴァムシャのラグナの取り得る範囲は以下のようになる。



1. 蠍座の第1ナヴァムシャ:ヴィシャーカー第4パダ:蟹座ラグナ⇒〇

2. 蠍座の第2ナヴァムシャ:アヌラーダ第1パダ:獅子座ラグナ⇒×

3. 蠍座の第3ナヴァムシャ:アヌラーダ第2パダ:乙女座ラグナ⇒×

4. 蠍座の第4ナヴァムシャ:アヌラーダ第3パダ:天秤座ラグナ⇒△

5. 蠍座の第5ナヴァムシャ:アヌラーダ第4パダ:蠍座ラグナ⇒△

6. 蠍座の第6ナヴァムシャ:ジェーシュタ第1パダ:射手座ラグナ⇒△

7. 蠍座の第7ナヴァムシャ:ジェーシュタ第2パダ:山羊座ラグナ⇒×

8. 蠍座の第8ナヴァムシャ:ジェーシュタ第3パダ:水瓶座ラグナ⇒×

9. 蠍座の第9ナヴァムシャ:ジェーシュタ第4パダ:魚座ラグナ⇒×




月/金星期に結婚が起こりそうなラグナは、このうち、4つぐらいしかなかった。



またこれらのラグナで、月/金星期に外交におけるスピーチの批判や酷評が生じたことを説明出来なければならないが、天秤座ラグナ、蠍座ラグナ、射手座ラグナでは難しそうである。



また前回の記事に書いたように小泉進次郎が、2004年~2007年の太陽/月、太陽/火星、太陽/ラーフ、太陽/木星期に留学したこともナヴァムシャで説明できなければならない。



そうすると、天秤座ラグナでは、火星、ラーフ、木星のアンタルダシャーの時期が5室や9室と関係しない為、留学したことが説明出来ない。



蠍座ラグナだと、月は9室の支配星、月、火星は5室に在住し、ラーフのディスポジターは5室に在住し、木星は5室の支配星である為、辛うじて説明することが出来る。



射手座ラグナだと、月は8室の支配星になり、木星は1、4室支配で4室に在住する為、5室や9室に絡んでいない為、留学したことが説明出来ない。




因みに蠍座ラグナだと、月/金星期に留学したことを説明できなくはないが、内閣入りして大臣の役職を得たことや、今回のスピーチの批判や酷評が説明出来ない。




従って、総当たりで調べてみても、ナヴァムシャのラグナは蟹座で良さそうである。





ナヴァムシャのラグナが蟹座で良いとなれば、ダシャムシャのラグナも蟹座である可能性が限りなく高くなる。





但し、度数によっては獅子座になる場合もあるようである。




ダシャムシャ(D10)のラグナが獅子座ラグナになると、月は12室支配で3室に在住しており、通常これは仕事運が良くないことを表わしている。



然し、以下のようにwikipediaの時系列を確認すると、このマハダシャー月期になってからも小泉進次郎は、自民党内で多くの役職を務め、その間、衆院選も3選、4選と積み重ね、2017年8月には自民党筆頭副幹事長となり、2018年10月には自民党厚生労働部会長などにも就任している。

また今回、マハダシャー月期の半ば頃において、環境大臣として初の入閣を果たしている。



当選後


2009年12月13日、自民党が小泉による海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)見学ツアーを実施した際には、50人の定員に約5200人の応募が殺到するなど、「スター不在」とされる自民党内で際立った存在と見られている。

2010年1月の時点で衆議院では内閣委員会、総務委員会、安全保障委員会に所属し、自民党では遊説局長代理、青年局次長、外交副部会長、財務金融副部会長、環境副部会長などの役職を兼務して、外交、財務金融、環境の3つの部会に所属していた。


▲ここまではマハダシャー太陽期(~2010年9月)
▼ここからマハダシャー月期に移行(2010年9月~)

同年10月には自民党学生部長、新聞出版局次長にも併せて就任した。

2011年10月に自民党青年局長、国会対策委員会委員に就任した。

2012年4月、郵政改正法案に造反しても処分されなかった。同年6月26日の消費税増税法案には賛成票を投じた。同年8月9日、国民の生活が第一など野党6党が提出した野田内閣不信任決議案の採決では、棄権方針の自民党執行部に造反し、元幹事長の中川秀直などとともに賛成票を投じた。同年9月26日の自民党総裁選挙で青年局主催の候補者公開討論会を自民党青年局長として仕切る立場であり、当初は9月19日の公開討論会後に支持候補を表明すると明言していたが、人気や知名度の高い小泉の支持表明は党員票や議員票として総裁選に影響を与えると目されるとして報道が過熱したことから、「衆議院1回生の私の1票が影響を与えるのは不本意。身の程をわきまえて行動する」と述べ、総裁選が終わるまで支持表明を行わない方針を示した。総裁選終了後に石破茂に投票したことを発表した。

同年12月の第46回衆議院議員総選挙で再選し、党職では本人の希望もあって2期目の青年局長続投となった。この選挙で自民党が大勝した結果、青年局所属議員は82人となった。

2013年9月30日、青年局長を退任し内閣府大臣政務官(経済再生、経済財政、環太平洋経済連携協定(TPP)等担当)兼復興大臣政務官に就任した。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙で3選。

2015年10月23日、自民党農林部会長に就任。同年12月、政府が2015年度補正予算案に、低所得の年金受給者に一人あたり3万円を支給する臨時給付金を盛り込む方針について、「軽減税率対策として6000億足りない。一方で臨時給付金の4000億は簡単に出る。これが国民にどう思われるか。」と主張、これらがきっかけとなり、2016年2月、若手議員の視点からの議論を期待して、自民党財政再建に関する特命委員会の下に、「2020年以降の経済財政構想小委員会」が設置され、小泉は事務局長に就任した。

同年8月、2020年以降の経済財政構想小委員会の委員長代行に昇格しつつ、自民党農林部会長に留任。党部会長の人事では小泉のみ留任となった。9月に第3次安倍第2次改造内閣下で設立された内閣府規制改革推進会議から、11月に「農薬などの資材を農家に売る事業からの撤退」や「農産品の委託販売の廃止」などの組織改革を早期に行うよう迫る厳しい提言があったが、党内で話合いの末に全農による自主的な組織刷新を行うという政府・自民党の農業改革案が了承されている。「全農の体制こそ農家の経営の自由を奪う存在だ」と主張し、自民農林部会長として農業改革を主導している。

2017年8月より柴山昌彦とともに自民党筆頭副幹事長。

同年の第48回衆議院議員総選挙で4選。

2018年10月、自民党厚生労働部会長。

2019年9月11日より環境大臣として田中角栄以来男性最年少で入閣。


(wikipedia 小泉進次郎より引用抜粋)


政治家としてのキャリアは、自民党内で、着実に出世し、また閣僚にもなったことから順調であると言える。



そうであれば、ダシャムシャ(D10)で月が12室支配で3室に在住している配置では説明出来ないのである。





従って、小泉進次郎のナヴァムシャのラグナとダシャムシャのラグナは蟹座で良さそうである。



そして、前回、マハダシャー火星期におけるキャリア上の躍進、総理大臣になる可能性についても言及したが、ダシャムシャ(D10)が蟹座ラグナの場合、火星は5、10室支配のヨーガカラカで、10室で高揚する太陽と星座交換している為、マハダシャー火星期は、政治権力を手にする可能性が高いのである。


2室支配の太陽が10室で高揚し、5、10室支配の火星が2室に在住して、2-10の星座交換が生じている配置は、小泉純也⇒小泉純一郎⇒小泉進次郎と続き、閣僚や総理大臣を輩出した小泉家というファミリービジネスとしての政治家業が成就する時期であると言える。



火星はラグナロードで5室に在住し、5室支配の木星と相互アスペクトし、11室支配の水星とコンジャンクトして、1-5、1-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。


5-11室の軸でのラージャヨーガやダナヨーガは経済的成功や高い地位を表わしているが、火星は同時に激しく傷ついており、マハダシャー太陽期やマハダシャー月期にはなかったような酷評や評価の低下にも悩むかもしれない。


然し、これらの配置を見ていくと、やはり小泉進次郎は、総理大臣になれる可能性が高いと思われる。




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