国際主義と民族主義(カント哲学とヘーゲル哲学)

民族主義、ナショナリズムは蟹座と関係がある。

民族指導者は、皆、独裁的で強権を発動して強いリーダーシップで危機を乗り越えようとする。

それは蟹座から見た10室が牡羊座であり、火星が支配星だからである。

彼らのアプローチは、外に向けて展開された場合、帝国主義的となる。

ヒトラー (天秤座ラグナ、10室蟹座)
ムッソリーニ (天秤座ラグナ、10室蟹座)
田中角栄 (蟹座ラグナ、 10室牡羊座)
ガンジー (天秤座ラグナ、10室蟹座)
ジョージブッシュ (蟹座ラグナ、 10室牡羊座)※蟹座惑星集中
小泉純一郎 (蟹座ラグナ、 10室牡羊座)
インディラガンディー (蟹座ラグナ、 10室牡羊座)
安倍晋三 (蟹座ラグナ、 10室牡羊座)

因みに私が以前、調べた所によれば、インドで全体主義の危険が生じた時は、皆、蟹座にダブルトランジットが生じた時だった。

全体主義や帝国主義は同じ蟹座を源としている。
例えば、9.11同時多発テロの時、土星は牡牛座、木星は双子座をトランジットしていた。

2001年10月7日、アフガニスタン侵攻、10月26日に米国愛国者法が可決し、全体主義的な体制が強化される。

その後、2002年7月5日に木星が蟹座に入室すると、土星は牡牛座から蟹座にアスペクトして、蟹座にダブルトランジットが生じた。

この間、アメリカ市民の間に星条旗がはためき、愛国的熱狂に包まれ、戦争に反対するものは非国民であるといった風潮が支配した。

2003年3月にジョージブッシュはイラク侵攻を命じた。

この木星が蟹座に入室し、土星が牡牛座から蟹座にアスペクトして、蟹座にダブルトランジットが成立した2003年前後に米国を支配した愛国的熱狂、帝国主義、全体主義は、蟹座がもたらしたものである。

ブッシュ政権下のブッシュの側近たち(新保守主義者:ネオコンサバティブ)が、21世紀プロジェクトを立ち上げて、アメリカの力で世界を統治していくという方針が打ち出された。
アメリカの覇権が世界を統治する、世界に民主主義をもたらすという考え方である。
当時のブッシュ政権の国防長官ドナルド・ラムズフェルド(ネオコン)は、EUのことを古いヨーロッパと呼んで小馬鹿にした。

このネオコンの人々は、元々はトロツキーの革命理論を信じる左翼青年の集まりで、元々は民主党であったが、ジョンソン大統領の提唱する〈偉大な社会〉に失望し、民主党に失望して、共和党に寝返った人々であるという。
因みにジョンソン大統領の<偉大な社会>とは、公民権法の制定、貧困撲滅、社会保障の拡充、学校教育に対する連邦の援助などの政策を次々に実現化した点で、社会主義的であった。
※ジョンソン大統領は、64年に圧倒的な支持で当選すると、投資減税と所得税率の引下げによる大幅減税が実施し、予想以上の効果を収めたという。

そして、それに続いて積極的に民間経済に介入し始め、不況時の財政支出の増加や、教育、福祉、人種差別廃止、環境保全、都市開発など広範にわたる<偉大な社会>政策を提唱した。(wikipediaより)
このジョンソン大統領の政策は、大衆の福祉にとっては非常に善いもので、現在の貧富の差が拡大した悲惨な現状から比較すると、比較にならない程、福祉の充実した暮らしやすい社会であった。

然し、ネオコンの人々は、元々社会主義が肌に合わない人々なのである。そして、好戦的である。
ジョージ・ブッシュの蟹座ラグナに金星、土星、水星などが惑星集中していたが、これらの惑星はブッシュ政権の側近であるネオコンの人々を象徴している。

つまり、ネオコンは蟹座の人々であり、社会主義政策が、どんなに人々の福祉にとって良いものであってもそれが、肌に合わないのである。
蟹座の人々は、本質的に資本主義であり、新自由主義であり、<公共>とか<社会>という概念をもたない人々である。

彼らは非常に自己中心的であり、自分自身の自由を至上のものとし、自分の自由を妨げる他の一切の社会に対する責任を認めようとしない。

蟹座の人々は、例え世界革命をもたらす場合であっても、自分の力で個人的に実現したいと考えるのである。

これが、ネオコンの人々の本質的な特徴である。
例えば、安倍晋三も民主党の管直人との政策討論の中で、うまく機能していない国民年金に税金を投入してカバーしようという民主党の管直人の主張に対して、国民年金は基本的に支払った人だけがもらうべきであり、税金の投入はするべきではないと断固として主張した。

蟹座の人物は、基本的に税金によって政府の力で、公共の福祉を実現しようという考え方に乗り気ではない。つまり、社会主義が嫌いなのである。
つまり、蟹座の人にとっては、貧乏になるのも金持ちになるのも本人の努力次第、弱肉強食の自由主義を好むのである。然し、皮肉なことに蟹座から見ると水瓶座は8室であるため、最も公的な社会の恩恵を個人的に利用する人々でもある。
彼らの社会政策の特徴は、世界を自分たちの実力で、自分たちの覇権によって変えてゆこうという積極的な姿勢である。

元々トロツキーの革命理論を信奉していただけあって、戦闘的な革命論者である。
因みにネオコンの軍事・外交政策をwikipediaから引用すると、その特徴がよく出ている。

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ネオコンの軍事・外交政策

ネオコンは、自由主義を世界に広めることと自由化・民主化を理想とし、軍事政策や外交政策は新現実主義路線を採る。また、自由民主主義は人類普遍の価値観であると考え、その啓蒙と拡大に努めている。
また、ネオコンは核戦略において、元トロツキストでランド研究所の重鎮アルバート・ウォルステッター (w:Albert Wohlstetter)の予防的戦争や限定核戦争などの議論に強い影響を受けている。
「緊急時(同時多発テロなど)にはアメリカの国防に何ら寄与しない」として、国際連合に極めて批判的である(ジョン・ボルトンの発言に端的に現れている)。国際連合の枠外による国活動を主張するが、それは単独行動主義的であるとして、同盟諸国から批判されることも多い。「有志連合」などは、国際連合の影響力の及ばない多国籍からなる一時的な国際組織として注目されたが、アメリカ合衆国はこの有志連合を恒久的に維持する姿勢を現時点では見せていない。
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つまり、自由という価値観を史上のものと考えており、予防的戦争とか限定核戦争といった好戦的な思想をもっている。

そして、自分たちを上から押さえつける可能性のある国際連合というものに極めて批判的で、国連嫌いである。

つまり、他の人々との協調とか妥協、責任の分担といったことが全く嫌いで、自分は自由で、他の人を主導する立場に立ちたいという自己中心的な姿勢がその特徴である。
蟹座にとって、行為の10室は牡羊座であるため、そのような特徴は理解できるのである。牡羊座はNO.1になりたいのであり、人の下に従属することを嫌う。
然し、アイン・ランドの『肩をすくめるアトラス』を米国民が愛読しているように、米国民は、元々このような蟹座-牡羊座ラインの思想や理想を抱く国民である。

※『肩をすくめるアトラス』は蟹座的な主人公の物語。自由主義、リバータリアニズムを体現する小説。

話をネオコンに戻すと、このネオコンを代表する思想家が、「歴史の終わり」を書いて一世を風靡したフランシス・フクヤマである。

「歴史の終わり」を翻訳したのが、日本の保守的知識人の筆頭である渡部昇一である。
渡部昇一は、政治・歴史に関する評論については、保守系オピニオン誌である『正論』や『諸君!』『WiLL』『voice』『致知』などへの寄稿が多いという。(wikipediaより)

つまり、保守言論人の代表格である。
元外務省・ロシア外交官でロシア通の佐藤優によれば、このフランシス・フクヤマの歴史の終わりは、ロシアのヘーゲル研究者の思想を焼き直したものであると、フクヤマ氏自身が認めているのだという。
ヘーゲルはカントの「永久平和論」を馬鹿にした態度で、覇権国家がなければ世界の秩序は保てないと考えていたようである。
それで、覇権国家は自らの利益を追求すれば、それで世界の秩序が保てると考えていたようである。
ヘーゲルは、「精神現象学」の中で、歴史とは精神が自由を得ていく過程であると考えていたが、プロイセンに凱旋した英雄ナポレオンの中に「世界精神」の顕現を見出したということである。

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(略)しかし1806年、イエナ・アウエルシュタットの戦いに破れたプロイセンがナポレオンに征服されると、イェーナ大学は閉鎖せざるを得なくなった。
ナポレオンはイェーナに入城し、それをヘーゲルは見た。ヘーゲルはこの時の事を「世界精神が馬に乗って通る」と表現している。(wikipediaより)
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つまり、元々、力に対する崇拝があり、意志や力を美徳と考えているのである。
佐藤優によれば、プーチンの側近の中にもヘーゲル研究者がいて、プーチン政権の国家政策に影響を及ぼしているという。

それで佐藤優は、プーチンのロシアが、目指しているのはロシア帝国の復活であり、帝国主義的な政策がとられることを予想している。

プーチン自身が自らを「世界精神」の顕現であることを意識し、自らの覇権によって世界に秩序を与えていくという考え方であることが分かる。

最近のウクライナへの進行や、イスラム国へのミサイル攻撃などは、その考え方を反映している。
この帝国が自らの覇権によって、世界を統一し、秩序をもたらすという考え方は、そのまま「新世界秩序」に置き換えてもいいのかもしれない。
陰謀論の著作で使われる「新世界秩序」という言葉は、帝国主義の観点から解釈されている。
須藤元気のダンスユニット『World Order』が『Imperialism』(帝国主義)の中で、新世界秩序は、帝国主義そのものではないかと皮肉っている。


これは蟹座や蟹座の行為を表す蟹座から10室の牡羊座のアプローチである。
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民族主義・全体主義・ネオコン
トロツキーの革命理論・ヘーゲル・新世界秩序
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これらは武力や力によって世界を統一し、秩序をもたらそうとする、蟹座-牡羊座的アプローチであり、競争に勝つこと前提にしているため、市場原理を至上のものとする。

こうした市場原理の信奉から、国防長官ドナルド・ラムズフェルド(ネオコン)は米軍を民営化したようである。
蟹座の生き様は自己中心的であり、市場原理の中で勝利することが彼の生き様なのである。

従って、安倍晋三がTPPを導入し、安保法を改正したのは、蟹座ラグナで、競争が好きで、市場原理が元々肌にあっているからである。

因みに第1次世界大戦の反省に立って、国際連盟が設立され、第二次世界大戦の反省から国際連合が設立されたが、これらは水瓶座がもたらしたものである。

水瓶座は、グループワークをもたらす星座であり、ナチュラルゾーディアックで、11番目の星座であることから11室の象意を持っている。

11室は同好会、クラブ活動、サークルなどのグループを表している。友人関係のハウスである。
グループの原理とは、フリッチョフ・カプラなどによって唱えられたエコロジーの思想と同じで、全体とは個々の総和以上のものであるという原理を持っている。

つまり、国際連盟や国際連合とは、個々の国家の総和以上の実体を持つ何かである。それはグループとして実体を持っている。
今は国際連合は大国が自らの利益を引き出すために利用する手段と化しているが、特にアメリカにおいてその傾向が顕著である。

アメリカの力が弱体化し、各国の力が対等な位に均衡してくると、国際連合のグループとしての実体が力を持ち始めると考えられる。
それはつまり水瓶座の力が増大し、一方、水瓶座から見た6室目である蟹座が弱体化するということである。
それは民族主義やナショナリズムを強める蟹座が弱体化してゆくのであり、つまり、国家が国益を追求していく力が弱くなっていく。
蟹座から見て水瓶座が8室なので、蟹座にとっての支配者(8室)が強くなることを表している。
つまり、相対的に蟹座は国際連合に依存するようになり、国家は国際連合の全体の管理に従うようになる。
このような変化が春分点が水瓶座に近づくにつれて起こっていくはずである。
因みにネオコンは国連嫌いで知られている。
ヘーゲル主義者(ネオコン)は国連嫌いなのである。
それは蟹座にとって水瓶座は8室であり、水瓶座の行為のハウスである蠍座は牡羊座から見て8室だからである。
ネオコンの面々(ヘーゲル主義者)が大量破壊兵器がある証拠の写真を見せて国連を説得するのに苦労していたが、蟹座にとって水瓶座は自分を束縛する嫌な相手であり、自分が勝てないやっかいな相手である。
最終的に米国は国連を説得するのを諦めて、単独でイラクへの武力行使に踏み切ったが、それは既にアメリカの指導力や影響力が国連に及ばなかったことを露呈したのである。
米国がもはや国連をコントロールできない証拠なのである。

資本主義で貧富の格差が拡大したり、不況が襲いかかり、社会が危機の時にその危機を乗り越える手段として共産主義が出現した。
この共産主義とは、水瓶座のイデオロギーであり、アプローチである。
この共産主義に対抗して出てきたのが、ファシズムであり、全体主義である。

ムッソリーニもヒトラーも天秤座ラグナで、行為の10室が蟹座である。
蟹座は共産主義(水瓶座)が嫌いなので、自らの覇権によって実力によってその危機を乗り越えようとする。
むしろ、自分の国家、民族が世界を征服し、統一することによって危機を乗り越えようとしたのである。
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水瓶座・共産主義・国際連合・国際連盟
グループ活動・同好会・クラブ・友人
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因みに柄谷公人氏によれば、国際連盟や国際連合は、カントの『永遠平和のために』の理想が実現したものだという。

そして、ヘーゲルは国際連盟や国際連合のようなものを馬鹿にして、覇権国家がなければ世界の秩序が保てないと考えており、

覇権国家が自らの利益を追求し、世界を征服し、統治することによって世界の秩序が保てると考えていたようである。

つまり、ヘーゲルの思想は、蟹座-牡羊座の人々が、ネオコンの思想という形に結実し、カントの思想は、水瓶座の理想であり、国際連盟、国際連合という形で結実したことになる。

民族主義やナショナリズムは、社会が危機的状況に陥った時に強いリーダーシップを取る指導力のある人物にその危機の打開を頼る現象であり、大衆的な現象である。
因みにヘーゲルの哲学は悪しき理性主義と呼ばれており、西洋合理主義思想の典型である。
従って、キリスト教(神学)ともつながりがあり、西洋中心主義思想である。
この西洋合理主義、西洋中心主義思想が、火の星座(牡羊座)の力によって推進されたのが過去の歴史ではないかと思われる。

ジョージアダムスキーの著作を翻訳した久保田八郎氏は、カントの哲学のことを「宇宙的」と評価している。
因みにUFO現象とは、他の惑星の人々との交流を表しているため、それは水瓶座(11室)の理想の体現である。
従って、ジョージアダムスキーの出生図でも射手座ラグナで金星と木星は水瓶座に在住していた。
国際連盟や国際連合の元となる思想を創ったカントを久保田氏が「宇宙的」と評したのは、そこに水瓶座の理想が見られるからである。
また『これからの「正義」の話をしよう: いまを生き延びるための哲学』のマイケル・サンデル教授は、コミュニタリアニズム(共同体主義)、共通善を提唱しているが、彼が参考にしているのがカント哲学やアリストテレスであり、ヘーゲル哲学は参考にしていない。
むしろ、ヘーゲル哲学の中には、倫理学がないとされている。
つまり、倫理学が一切ないことが逆に戦争好きな人々にとっては、都合がよく、歴史というものが西洋合理主義を世界に拡大していく、そして、その為には戦争さえも合理化されるという思想を生み出したと考えられる。

帝国主義や覇権主義ではなく、国連中心主義が倫理的で正しいアプローチとなる。
またそうした意味で、蟹座が好む、新自由主義(市場原理)も時代に合ったアプローチではない。
水瓶座のアプローチこそが、新しい時代の福音なのである。
イエスキリストが弟子たちに「かめを持った男について行きなさい」と言ったのはそういう意味である。
因みに私自身は、蟹座に月と太陽が在住し、また牡羊座にラグナが在住しているので、むしろヘーゲル主義者であり、何でも自分の力で成し遂げようとするタイプであり、個人主義者、独裁者タイプである。
昔から競争心旺盛で、人と協調できないと、学校の先生から通信簿に書かれたりした。
しかし、一方で、私は双子座に惑星が集中しているので、水瓶座の理念やアプローチの正しさや時代性をよく理解できる。
そして、水瓶座へ移行する活動が正しいと知っている。

しかし、私の蟹座に在住する月と太陽は、水瓶座の世界をあまり楽しいと感じないようである。
むしろ、退屈であると感じるようである。
私は自分の中に常にこの矛盾を抱えて生活してきたのであるが、最近、私の中のこの矛盾が耐え難い程、拡大してきたのを感じるのである。
だから私は自分は水瓶座があまり好きではないが、理性では水瓶座の理念が正しいと、グループアプローチが正しいと言わねばならない。
群雄割拠する国家や個人が互いに競争する社会が好ましいと感じているのは、蟹座であり、パーソナリティーの方である。
ヘーゲルは、弁証法によって歴史は正-反の相対する矛盾を合によって、超越的に解決する運動であるとしたが、それは歴史が巨大なドラマであり、葛藤であったことを表している。
その矛盾が様々な生のドラマをダイナミックに生み出してきた。それは人類の青春時代と言えるかもしれない。
それは神の芸術作品であり、神の文学作品である。
様々な登場人物を登場させて、ドラマチックな物語を描いたのである。

もし水瓶座の世界が訪れて、平和な世界になったら、退屈な世界になるのではないかと若干、思うのである。(それは杞憂に過ぎないかもしれないが)
これはフランシス・フクヤマが「歴史の終わり」の中で書いている寂寥感のある心情に近いのではないかと思われる。
人間の政府の最終形態としての自由民主主義」「自由主義国家」「政治的自由主義」「経済的自由主義」が最終的な勝利を収めることで社会制度の発展が終わり、人類発展としての歴史が終わり、人々はただ淡々と日常生活を過ごすだけであると書いている。
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フクヤマは、歴史終結論を単純な「アメリカ勝利論」や「民主主義万歳論」と言うよりも、むしろ寂寥感のあるイメージで語っている。歴史の終わりとは、壮大な歴史の動きの終わりであり、もはや革命も戦争もおき得ない。カエサルやチンギス・ハン、ナポレオンのような英雄も現れない。ベトナム戦争下の学生運動のような大きな政治的ムーブメントもおきず、人々はただ淡々と日常生活を過ごすだけ。歴史の終わり以前の歴史とは、誇り高い英雄たちの闘いの叙事詩だったが、歴史の終わり以後の歴史は、ただの記録の羅列でしかない。しかし、それが果たして本当に人間を幸せにしていると言えるのか? 近代化を完成させ、すべての歴史のプロセスを終えてしまった人間の寂しさ、ニヒリズムの到来もフクヤマは指摘しているのである。(wikipediaより)
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この心情を生み出しているのは、私の蟹座や牡羊座の性質が生み出しているのである。
柄谷行人氏の「世界共和国へ」という作品に刺激されて、このようなヘーゲルとカントの違い、水瓶座と蟹座のアプローチの違いについて考えた。
「新世界秩序」(New World Order)という言葉は、元々、アリスベイリーの「ハイアラキーの外的顕現」の中で、何度も出てくる用語であり、そこには帝国主義も覇権主義によって建設される世界政府という意味は全くない。
むしろ、国際連合や世界共和国という概念の方があっている。
各国が民主的に協働して秩序が生み出されることを元々は表していたのである。

ヘーゲル主義者が新世界秩序という言葉の意味を曲解してしまったのではないかと思われる。

柄谷行人氏の「世界共和国へ」の中で、興味深いのは、国家の「主権の揚棄」について語っている点である。
国家というものは内部に対して国家なのではなく他の国家に対して、外部に対して、国家なのであると解説している。

従って、マルクスは、社会主義革命を成し遂げれば、国家は自然消滅すると考えていたが、実際は、社会主義革命を成し遂げても、国家は自然消滅することはなく、
革命を外部の国家から守るために官僚体制や常備軍という体制をより強化し、維持してしまう。
国家を解体するには、より上位の存在である国際連合に対して、各国が主権を揚棄することによって可能となるのだと論じている。
国家を解体して世界共和国を生み出す方法論が非常に興味深い。
つまり、これは水瓶座のグループ活動の理念に他ならないからである。

グループがうまく機能するには、自分自身のためから、グループのためにという観点の転換が必要である。

その過程で、個人の自我のグループに対する放棄が必要となる。
つまり、柄谷公人氏の「主権の揚棄」の問題とは、水瓶座がもたらすグループ活動の行動原理について語っているのである。
















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国際主義と民族主義(カント哲学とヘーゲル哲学)」への1件のフィードバック

  1. you

    やはり全体主義と蟹座の関連性は深い様ですね。
    1930年代に蟹座に冥王星が入室してから、ファシズムが台頭し、第2次世界大戦が勃発し、終戦後もベルリンの分割統治に端を発した東西ドイツの分離独立、朝鮮戦争といった武力による情勢は絶えませんでした。
    あのアインシュタインさえも戦時中は、「最早、兵役拒否は許されない」と発言するような現象は蟹座と冥王星のコンビネーションがそうさせたのでしょう。

    2002-03年頃のアメリカでナショナリズムの高揚し、愛国主義的な流れに熱狂していきましたが、
    この時に月から見て8室にDTしていて、半ば思考停止の状態にあったのだと思います。
    また、アメリカはナヴァムーシャでは射手座ラグナで、10室支配星水星は獅子座にあり、蟹座へ逆行しています。
    シャスティアムーシャでは、蟹座ラグナで、10室-6室の間で強力な絡みが見られます。
    月は双子座でディスポジター水星は水瓶座に在住し、土星と星座交換しています。
    アメリカも過去には、モンロー教書の発布でアメリカ大陸と欧州は相互不干渉と説いて、やや鎖国的な政策をかつては採っていた、自分達を脅かす相手には容赦せず、米西戦争やハルノートを突きつけるなど強硬な姿勢をとる等蟹座を連想させる行動が多いのが、この配置が物語ってる気がします。
    第一次世界大戦の途中参戦もルシタニア号の事件がその要因でした。
    また、先進国の中では、アメリカは特に愛国心が強い国というデータもあります。

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