三浦春馬の出生データについて -出生時間が23時58分と判明-



先日、鑑定依頼を頂いた方から伺った話だが、三浦春馬の出生時間が、ファンからの情報では、23:58であるということだった。


三浦春馬のファンが、インスタグラムに誕生時間を23:58と写真付きで、投稿していたそうである。


その画像自体のエビデンスはないが、ファンは熱心に信奉するスターの個人情報を収集しており、嘘を書く必要もない為、かなり信憑性が高いと思われる。


この出生時間で、チャートを作成した所、ラグナは射手座の2°47’でムーラとなり、月は獅子座の0°37’で、マガーである。





私は以前、三浦春馬のチャートを00:05:32付近に修正し、射手座の3°36’に修正していたが、この23:58という出生時間が正しければ、丸々24時間近く出生時間が違っていたようである。


ラグナは射手座に違いないという観点は正しかったが、月の位置が丸々1星座分ずれてしまった。





これは対象となる出生時間の分からない有名人の出生時間が、0時か24時付近にあると起こる稀なケースである。


この場合、00:00:01と23:59:59で作成したチャートは同じラグナだが、月の位置は全く24時間分ずれてしまうことになる。


そもそも三浦春馬のラグナを射手座に修正したのは、三浦春馬が射手座であれば、2室のマラカである山羊座に土星、ラーフ、火星などの凶星群が在住し、それが家族の問題などを表わしており、その2室に土星と木星がダブルトランジットしたタイミングが、非常に家族の困難を噴出させる苦しい時期であったのではないかという、トランジットの観点が大きかった。


もし月が蟹座8室に在住していれば、その2室に在住する凶星群からのアスペクトを受けて、心理的にかなり苦しい配置となる為、月が蟹座となる0時付近の出生時間が正しいのではないかと考えた。


然し、出生時間が23:58であれば、月は獅子座の最初の方の度数となり、マガーで、ダシャーバランスも大きく変わって来る為、人生の時系列の推移に関する解釈が全く変わってくる。


三浦春馬は4歳の時から児童劇団のアクターズスタジオつくば校に所属し、1997年、NHKの連続テレビ小説『あぐり』で子役としてデビューするという形で、既に7歳の頃から演技の仕事でお金を稼いでいたということであるが、以前の00:05:32のチャートでは、この幼少時が、マハダシャー水星期に該当していた。





水星は、7、10室支配で5室に在住しているため、三浦春馬の人生の中では、比較的良い時期であったという認識になるのである。



然し、23:58のチャートでは、水星期はなく、人生は、ケートゥ/ケートゥ期からスタートする。



そうすると、どういう解釈になるかということである。





ケートゥは8室に在住しているが、2室に在住する2、3室支配の土星や、5、12室支配の火星からのアスペクトを受けて、非常にきつい時期である。



そもそもケートゥ期というのは、ラーフ/ケートゥ軸という形でセットで考える為、2室に在住するラーフ、土星、火星の象意を経験する時期と解釈することになる。



三浦春馬の人生には、水星期という比較的良い時期というものもなく、両親、家族からのハードな影響を受けるというケートゥ期からいきなりスタートする形になるのである。



そして、1996年12月頃、つまり、7歳頃からマハダシャー金星期に移行するのだが、この頃が子役としてデビューして芸能活動で、稼ぎ始める時期である。



金星は、6、11室支配の機能的凶星で、マラカでもあり、芸能の3室に在住しており、8室支配の月と相互アスペクトしている。



金星が3室に在住している為、芸能活動で稼ぐ配置であるが、6、11室支配の金星で、しかも8室支配の月と相互アスペクトしていれば、6-8の絡みを生じており、芸能活動に喜びはなかったと思われる。



何か、同じ役者仲間や芸能関係者との人間関係において深刻に悩むようなことがあったかもしれないのである。



また結局の所、射手座ラグナであることから、母親の表示体である月は8室の支配星となり、人間関係に問題をもたらすことになる。



母親の存在というものが、芸能界の同僚との人間関係に問題をもたらすような配置であったと考えられる。



つまり、もし23:58の出生時間であったら、芸能活動で幸福を感じたことは全くなかったという解釈になってくる。



月は、土星、火星の7室目のアスペクトは免れて、9室に在住しており、一見、月が蟹座に在住するケースよりもましに思えるが、月は火星からのアスペクトを受けており、またダシャーバランスの観点から見ると、火星や土星と絡んでいる8室在住のケートゥ期から人生がスタートすることになり、その次の金星期には、6、11室支配で、8室支配の月と相互アスペクトするマラカの金星期に移行するのである。


ケートゥ期、金星期と推移しても全く人生で、幸福を感じることが出来そうな時期は訪れていない。



このような不幸な芸能活動を意味する金星期を経過した後、2016年12月に太陽期に移行し、そして、2020年7月18日の太陽/土星期に自殺をするに至るのである。



マハダシャー太陽期は9室の支配星で、6、11室支配の金星期と比較して、人生の理想や目的に気付きそうな時期である。



この9室支配の太陽が4室に在住して、土星とコンジャンクトしていることから、農業を志したことが分かる。



4室の土星はだいたい農業を志す典型的な配置である。



太陽は水の星座である魚座に在住していることから、水仕事を意味している。



然し、太陽と土星の絡みは、農業を志すように見えるが、太陽/土星期に亡くなっているのである。



土星はラグナから見て、2、3室支配のマラカでマラカの2室に在住し、火星、ラーフといった2つの凶星とも絡んで、強い凶意を発揮している。



月から見ても6、7室支配のマラカで、6室に在住している。



三浦春馬にとって、マハダシャー太陽期は、特にマラカではなかったが、おそらくアンタルダシャーロードの土星が、強い凶意を持つマラカで、太陽に一方的にアスペクトし、強い凶意を与えていたということが重要である。


マハダシャーロードがアンタルダシャーロードに一方的にアスペクトされる場合、主にアンタルダシャーロードがダシャーにおいて優勢になり、その効果を発揮するというセシャドリアイヤーの原則が有効に機能しているように思える。





マハダシャーロードの太陽は、三浦春馬にこれからは俳優を辞めて、農業を行っていきたいと思わせるほど、理想や目的をもたらす吉祥な惑星であったのだが、アンタルダシャーの土星の凶意が強く、その土星の凶意が太陽に対して、強く働いた為にその太陽の吉意に陰りが生じ、有効に機能出来なかったと考えられる。



2、3室支配の土星は家族の2室を支配している為、具体的には、これは母親から芸能界を辞めないように説得され、農業を断念せざるを得なかった状況などが考えられる。



つまり、この家族(2室支配の土星)からの激しい抑制が、三浦春馬に理想の断念や絶望をもたらし、自殺に至らしめたと考えることが出来る。



太陽をラグナとすると、土星は11、12室支配のマラカで、11室から太陽にアスペクトしている。



また月ラグナで考えると、土星は、6、7室支配のマラカで、ラグナロードで8室に在住する太陽にアスペクトして激しく傷つけている。



この月ラグナからの配置も重要である。



ラグナロードの太陽は二重の意味で、身体の表示体であり、8室に在住して、6、7室支配のマラカの土星のアスペクトを受けている。



これは絶望的な行き詰まり(8室)を表わす配置である。



傷ついた8室は寿命の損失を表わす配置だが、8室でマラカから傷つけられたラグナロードの太陽は、死を表わしているように見える絶望的な配置である。



しかも太陽は、魚座の第3ドレッカーナに在住しており、サルパドレッカーナ(蛇)に在住しており、逮捕監禁や束縛を表わしている。



従って、この太陽は非常に苦しそうに見える状態である。



しかも更に言えば、幼少時からのケートゥ期もケートゥは蟹座の第3ドレッカーナに在住している為、サルパドレッカーナ(蛇)である。



蛇は8室の象徴であり、何らかの過去世の因縁により、今生において激しい束縛を受けているという解釈になってくると思われる。



つまり、それは母親など家族からの束縛である。



幼少期から母親によって芸能界で働かせられ、それを辞めることを許されなかったのは、そうした蛇の呪いに象徴される束縛である。








同じ射手座ラグナのチャートで、作家の川端康成は、木星/金星期に自殺したのであるが、木星は1、4室支配で11室に在住する生来的機能的吉星であった。



アンタルダシャーの金星は、6、11室支配のマラカで、マラカの2、3室支配の土星からアスペクトを受けている。



これもマハダシャーロードは、マラカでなく、生来的機能的吉星なのに何故、自殺したのか一見した所、理解出来ない。



然し、マハダシャーロードの木星は、アンタルダシャーロードの金星の星座に在住している為、マハダシャーロードは、アンタルダシャーロードの制御下に入っている。



従って、アンタルダシャーロードのマラカの金星の方が優勢に働く配置である。



しかも木星から見て、金星は8室目に在住して土星から傷つけられている。



この場合、アンタルダシャーロードのマラカで、マラカの2、3室支配の土星と絡む機能的凶星の金星が、川端康成に自殺をもたらしたことが分かる。





三浦春馬の場合、土星から一方的にアスペクトされることによって、マハダシャーロードの太陽が、アンタルダシャーロードで、マラカでもある強い土星の凶意を受けており、これが死の原因であったと考えられる。



このように見て来ると、三浦春馬が、太陽/土星期に亡くなったことは、ダシャー解釈のロジックで説明することが出来る。



太陽期の前の金星期の方が、6、11室支配のマラカであるにも関わらず、何故、金星期ではなく、9室支配の太陽期に死がもたらされたのか、一見、疑問に思えるが、太陽がアンタルダシャーロードの土星の影響を強く受けて、土星の制御下に入っていたことを考えると、太陽期に死がもたらされたことの理由が理解できる。






このように見て来ると、23:58の出生時間の方が、一見、月が獅子座に移動して、土星のアスペクトを免れるために良さそうに思えるかもしれない。



然し、23:58の場合、ダシャーがケートゥ期から始まることになり、三浦春馬は、幼少時から過酷な家庭環境で育って来たことを物語るのである。



金星期に芸能活動に取り組んだが、そこでは幸福が得られず、太陽期に農業に生きがいや目的を見出そうとしたが、母親の説得を受けて、断念し、絶望の中で、自殺したのである。



その太陽期は、マラカの土星からアスペクトされるサルパドレッカーナ(蛇)の太陽であった。




【2022年5月9日追記】

本日、当記事をアップした所、読者の方から、エビデンスをインスタグラム上で見つけたとの連絡を頂いた。


以下の画像である。




何かのアルバムに写真と共に記された情報のようであり、かなり、信憑性が高く、正しい出生時間ではないかと思われる。



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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 通りすがりに読ませていただきました。興味深い内容でした。以前の記事も読ませていただきましたが、当初から一部ファンの間では自殺ではなく他殺であるとの噂が出ており、証拠や証人の発言、時系列などをまとめている方達もいます。

    生前最後のドラマの関係者から、番組制作側が三浦春馬さんを虐めるドラマを作ることになったという内容でした。ドラマ内では視聴者にはわかりにくいように、様々な嫌がらせが行われていたようです。

    また亡くなる前日には、撮影後に三浦春馬さんが複数の男性に抱えられ運ばれていた、某街で三浦春馬さんが逃げるように走っていたなどの証言もあるようです。

    今回の時間修正によって、そのあたりの死因に関しては何か変更の可能性はないのでしょうか?

    また三浦春馬さんはNHKの番組内で、オリジナルの指輪を作成しており、それをつけたことによって何かしらの影響があったとは考えられますか?サファイア、ムーンストーン、ダイヤだったと思います。

    https://ssssparkle.com/miuraharuma-signet-ring-sekahoshi/
    もしお時間が許せばご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いします。
    • 三浦春馬の出生時間が23:58であると分かったことによって、変わった点は、月の位置が8室から9室に移動したことです。


      以前の8室にあった時は、ラーフ/ケートゥ軸と絡み、土星、火星からアスペクトされて月が激しく傷ついていました。


      自殺をする方の特徴としては、月が傷ついている方が多く、特に月がラーフや土星と絡んでいるなど、2つ以上の凶星と絡んで傷ついている方が多い印象です。


      しかし、獅子座に月が移動することによって、月はそれ程、傷つかなくなり、その点は、不可解な所もあります。


      月から見て、6室に凶星が集中することによって、ウパチャヤの凶星で、対人的に強く攻撃的になると考えられ、月はケーマドルマヨーガではありますが、この月の状態で、自殺をするほど悩むようには見えません。


      6室に凶星が集中しているような場合、他人との人間関係上のトラブルを抱えていた可能性があり、また6室が死因になる場合は、戦死とか病気とか事故といったもので、自殺を選ばないようには思えます。


      従って、自殺をする前に他人との争い、例えば、借金を抱えていて、追い込みをかけられていたとか、何らかのトラブルを抱えていた可能性はあります。


      但し、月は8室の支配星で、6、11室支配の金星と相互アスペクトし、火星からのアスペクトを受けており、全く傷ついていない訳ではなく、また月はマガーに在住しており、支配星のケートゥは、8室に在住して、8室を傷つけ、またマラカの2室から土星、火星によってアスペクトを受けています。土星は2、3室支配のマラカです。


      月は獅子座9室に移動した状態でも良くありません。


      また23:58でも依然として射手座ラグナで、マラカの2室にラーフ、土星、火星などの凶星が集中しており、家庭環境や両親との関係が良くなかったことは同じように読み取れます。


      ただ月から6室であるというのは、何らかの人間関係上のトラブルを抱えていた可能性はあります。


      しかし、三浦春馬は農業をやりたいと言っていて、何故、9室支配で4室に在住する太陽期に亡くなったのかが不可解な点はあります。


      もし自殺を選ぶなら、例えば、射手座ラグナにとってマラカとなる6、11室支配の金星のマハダシャーで、金星/土星期とかもあったように思います。


      何故、トリコーナの支配星であり、月ラグナからみてラグナロードの太陽期なのか疑問はあります。


      然し、月ラグナから見て、ラグナロードの太陽は8室に在住し、やはりマラカの6、7室支配の土星によってアスペクトされています。


      太陽は、レヴァーティーに在住し、支配星の水星は、7室支配のマラカで、また月ラグナから見て、2、11室支配のマラカです。


      太陽/土星期は、アンタルダシャーの土星は、2、3室支配のマラカで、2つの凶星と共に2室に在住する文句なしのマラカです。


      この土星が幸福感を表わす4室に在住するマハダシャーの太陽にアスペクトし、ここではアンタルダシャーのマラカの土星が大きな役割を果たしています。


      土星は、やはり、両親、家族の不幸を意味していると思います。土星は4室や9室の支配星、11室などにアスペクトして、幸福感を損ない、人間関係を難しくし、父親との関係などにも問題をもたらしたかもしれません。


      そして、土星期は、金を稼がなければならないというプレッシャーはあったと思います。また月から見て、6室の支配星である為、借金を抱えていて、人間関係のトラブルを抱えていた可能性はあります。


      太陽のディスポジターである木星もマラカの7室に在住し、また木星はアールドラーに在住していますが、支配星のラーフはマラカの2室に在住しています。


      太陽は、トリコーナの支配星ですが、強力なマラカの土星からアスペクトされており、またアンタルダシャーはその強力なマラカの土星そのものである為、それで死につながったとは思います。


      もし他人から殺される場合は、もっとラグナロードがドゥシュタナに在住して、凶星と絡むなど、激しく傷つくのではないかと思います。



      人間関係のトラブルが原因の一つとなって、自殺をした可能性はあると思います。



      三浦春馬は、サファイア、ムーンストーン、ダイヤは、全く良くない石です。


      ブルーサファイヤは、まさに彼に死をもたらしたマラカの土星を強める惑星で、またムーンストーンは、8室支配の月を強めますが、通常、8室の支配星を強めると苦悩が増すため、強めてはいけないとされます。またダイヤは、6、11室の支配のマラカの金星を強めるため、身に付けてはいけない石です。


      従って、これら全てが身に付けてはいけない石になっています。


      よく運気が悪かったり、不運な状況にある人は、選ぶ石も悪い石を選ぶということがありますが、そうした特徴が出ているかもしれません。
  • 早速のご回答ありがとうございました。

    前回の三浦春馬さんの記事では、死因は自殺とほぼ断定されていましたので、様々な理由から自殺ではないと推測しているいちファンとしては今回のご回答で少し救われたような気持ちです。

    地元茨城の人によるSNSへの書き込みで、死因は他殺で継父側関係が関わっている(?)という内容もありました。三浦春馬さんの実父も不自然な形で亡くなられています。

    三浦春馬さんの亡くなる前の行動が、絶対に自殺するような人がとる行動ではなかったようです(ファンの方達の鋭い調査の結果の推測)

    指輪の件はとても興味深かったです。
    ジョーティシュには詳しくないですが、聞きかじった知識からサファイヤが入っていたので嫌な予感がしていました。悪い運気になると良くない石を持ったり、好ましくない方位に移動したりすることがよくあると聞いていたので、三浦春馬さんの指輪も残念で仕方ありません。知識のある人が止めていたら命が終わることはなかったかもしれないのにと、残念でなりません。

    この度はご丁寧に回答してくださりありがとうございました。

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