『2040年の未来予測』の著者・成毛眞の流儀 -双子座の典型的な人物-



最近、10年、20年先の未来予測に関する著作が出回っており、その中で、一際、目立っているのが、『2040年の未来予測』の著者・成毛眞氏である。


メディアへの露出も多く、テレ東BIZの番組に出演したり、堀江貴文を高く評価していて、堀江貴文との共著も出しているようだ。


また以前から東洋経済やプレジデントなどのビジネス系の情報誌でインタビューされたり、メディアへの出演は大変多い。


マイクロソフト株式会社 日本法人第2代代表取締役を務めているので、その点でもビジネス界の論客として、影響力があるようである。


度々、名前を見るようになったので、最近、知るようになった。


ビジネスとか経営に興味がある方たちの間ではもっと前から有名であったのかもしれないが、私が始めて、名前を意識したのは、『天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す――偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略』の表紙に成毛眞氏の推薦文が記されていたのを見た時である。


「成毛眞さん絶賛!『ご冗談でしょう、ファインマンさん』を髣髴とさせる破天荒な自叙伝だ。久しぶりに上下巻を一気読み」と記されている。


そして、最近、『2040年の未来予測』や『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』といった本を読んでみて、その考え方などを知るに至って、成毛眞氏が、典型的な双子座の人であることが分かった。


この人の生き方や思想から双子座の特徴が、沸き立っているのである。


この人の性格に双子座がしみ付いており、単に考え方のレベルにとどまらず、生き方そのものが双子座なのだ。



そこで、出生図を作成してみると、双子座には何も惑星が在住していなかった為、それならばせめて、ラグナが双子座であるに違いないと考えた。


実際、テレ東BIZの番組に出演して話している印象からは、あまり、権威的に人を導いていくタイプではなく、陽気で野心のない性格で、参謀向きのプナルヴァスではないかと思った。





そして、wikipediaなどの少ない情報から、検討してみた所、おそらく間違いなく、ラグナは双子座である。

例えば、入手できる情報としては、以下の情報がある。



1979年 中央大学商学部卒業

1986年 マイクロソフト株式会社(日本法人、以下MSKK)入社

1991年 MSKK代表取締役社長に就任

2000年 退社

2000年5月 投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立

2000年頃から著作活動を活発化(著書40冊以上)

(wikipedia 成毛眞より引用抜粋)


NewsPicsの記事によれば、1986年に一人娘が誕生しており、現在、商社で、小麦のトレーダーをやっているそうだ。



結婚した日の情報などは探したが見つからなかった。







子供の誕生


最も基本的な生物学的事実(バイオロジカルファクト)から見ていくと、一人娘が誕生したのは、月までは分からないが、1986年である。





トランジットを見ると、1986年1月の段階で、土星は6室蠍座をトランジットして、5室支配の金星にアスペクトし、木星は9室水瓶座をトランジットして、5室支配の金星にアスペクトしている。



従って、5室(子供)にダブルトランジットが生じている。



また5月から土星が逆行して、5室にもかかり、5室と5室の支配星に絡む形になっている。





ダシャーは、水星/ラーフ もしくは水星/木星期であるが、サプタムシャ(D7)では、水星は、8室支配で7室に在住しており、若干、分かりにくい配置をしている。



アンタルダシャーのラーフは、サプタムシャのラグナに在住し、木星は5室の支配星である。



マハダシャーの水星の配置は若干、通常なら8室を支配して、ラーフ/ケートゥ軸や火星からアスペクトを受けている為、子供の誕生を示唆しているとは考えにくい。



然し、ディスポジターの金星が、5室支配の木星からアスペクトされていたり、水星の星座に5室支配の木星が在住していたり、9室支配の月が在住している配置から、水星期における子供の誕生をサポートしたと考えることも出来る。また水星はサプタムシャのラグナにアスペクトしている。





起業

2000年5月に投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立しているが、起業する時は、2室が強調されることになる。





トランジットを見ると、月から見て、2室に惑星集中して、ダブルトランジットが2室と8室に形成されている。


ラグナから見ると、5室と11室である。



この月から見て、2室への惑星集中が、起業したタイミングであることを物語っている。



然し、更に11室に惑星集中しているが、今までマイクロソフトの社長時代に築いた人脈を駆使して、一緒に事業を起ち上げる仲間が沢山いたことを示唆している。



そして、企業に伴い、自己資金をそこに入れて株式を保有する為、それは投資(5室)の一種でもある。



事業内容を見ると、ベンチャー企業に助言したり、あらゆるフェーズにおいて事業展開を支援し、その為の資金提供もするという内容である。



イスラム圏や新興国に対する事業展開も支援するとなっている。



つまり、ベンチャー企業の参謀役を務める会社である。



双子座のプナルヴァスは、自分がNo.1に立つのではなく、NO.2や参謀役が向いているのである。


将軍ではなく、軍師向きである。



そもそも企業経営者というのが、将軍であるとすれば、投資家というのは、軍師であるとも言うことができる。



お金を出して、助言する立場である。



株式会社インスパイアとは、そうした参謀役の会社である。







マイクロソフト株式会社日本法人の社長を辞めて、起業したことになるが、おそらく仕事がダメになって辞めたというよりも力が充実し、評価が最高点に高まっていた時に起業にチャレンジしたと考えられる。


5-11室へのダブルトランジットは、そのように考えることができる。



また5室は10室から見た8室である為、通常の地位が中断するという意味で、マイクロソフト日本法人の社長を辞めたということではないかと考えられる。



つまり、この時から、成毛眞氏は、仕事を辞めて、遊びでお金を稼ぐような生活に入ったのである。



事業コンサルティングで、ベンチャー企業を育てるというのは、成毛眞氏の趣味や遊び(5室)のような感覚だろうと思われる。



出生図を見ると、10室支配の木星が2室に在住し、2室支配の月が10室に在住して、2-10の星座交換をしており、仕事の10室が起業やスピーチの2室に絡んでいる所を見ると、教育、スピーチ、講演などを得意としていることが分かる。




このインスパイアを創業した時、マハダシャーが金星期に移行し、それでその頃から著述を初め、数多くの著作を世に出している。



金星は5、12室支配で3室に在住しており、5室は創作、著述のハウスで、3室はメディア、文筆のハウスである。



従って、インスパイアを創業してから、東洋経済やプレジデントなどの経済誌のインタビューに度々、出演している。





そして、もし双子座ラグナで正しければ、今現在は、その金星期も通り越して、2018年7月頃から、マハダシャー太陽期に移行しているはずである。



太陽は3室支配で、3室(メディア)に在住し、5、12室支配の金星や6、11室支配の火星とコンジャンクトしている。




それで、金星期に引き続き、太陽期もメディアへの出演が活発なのである。




因みに成毛眞氏の5室支配の金星は、3室(メディア)に在住して、3室の支配星とコンジャンクトしており、著作物の内容は、軽い感じで書かれたビジネス書、仕事のノウハウや心構え、考え方などを伝える自己啓発、啓蒙書が多い。



専門書ではなく、大衆向けの一般教養書が多いのは、3室が強調されているからである。



※因みに成毛眞氏は、雰囲気や考え方、外見的特徴など、村上ファンドの村上世彰氏とも非常に似ているような気がするが、村上世彰氏も双子座ラグナである。投資、投資コンサルティング=参謀役というのは、双子座の典型的な仕事と言えるかもしれない。



ナヴァムシャのラグナ


因みにナヴァムシャのラグナは、種々検討した所、おそらく牡牛座ではないかと思われる。





出生図のラグナがプナルヴァスであれば、ナヴァムシャのラグナは、牡羊座、牡牛座、双子座の3つに絞り込まれる。



その中で、金星期や太陽期に出版やメディアで成功しているのは、金星や太陽が5室(執筆、出版)に位置する牡牛座ラグナの場合である。



また牡牛座ラグナに設定すると、ケートゥが5室に在住するが、これはプロブラミングへの素養なども表しており、成毛眞氏が、学生時代に当時、高価だったパソコンを手に入れて、ベーシックを習得し、自分でプログラミングを組んでいたといった逸話からもそれが伺える。



そして、牡牛座ラグナであれば、1979年に中央大学商学部を卒業していることも説明できる。


79年に卒業であるから、1975年頃に入学したと考えられる。



1975年は、水星/水星期に移行したタイミングで、マハダシャー水星期の一番、最初の頃である。


この頃、高等教育を受けていたことを考えれば、水星がナヴァムシャで、5室の支配星となる牡牛座ラグナしかあり得ない。




出生図では、水星はラグナロードで4室の支配星であり、4室で高揚して、バドラヨーガを形成している。



因みにビルゲイツは、双子座ラグナで、ラグナロードの水星が4室で高揚し、9室支配の土星が5室で高揚し、月も10室に在住している。



従って、ビルゲイツのチャートにかなり似ており、ビルゲイツの分身のようなチャートである。



成毛眞氏が、マイクロソフト日本法人の社長になったことは、ビルゲイツの考え方やビジョンを行なうスキルを持っていたからであると言える。



例えば、成毛眞氏は、Windowsを普及させるために当時、人気だった一太郎が、Windowsで使えるということを売りにして、販路を拡大したという。



こうしたビジネスの発想は、IBMにMS-DOSを売り込んだビルゲイツの発想と同じものである。





ダシャムシャのラグナ


現在、マハダシャー太陽期であるが、その前のマハダシャー金星期の初め、金星/金星期の2000年5月に投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立している。



その前のケートゥ期は、ちょうどケートゥ期の初め、1991年のケートゥ/ケートゥ期にマイクロソフト株式会社日本法人の代表取締役に就任している。



従って、ケートゥ期、金星期、太陽期とずっと仕事は順調である。







ナヴァムシャのラグナを牡牛座に設定すると、ダシャムシャのラグナはほぼ山羊座になるが、山羊座には、太陽、金星が在住し、10室にはケートゥが在住し、ディスポジターの金星は、やはりラグナに在住している。



従って、ケートゥ期、金星期、太陽期に仕事で躍進したことが分かる。



そして、現在もそれは継続中である。







マイクロソフト株式会社(MSKK)の代表取締役に就任


1991年にマイクロソフト株式会社日本法人(MSKK)の代表取締役に就任した時のトランジットを見ると、8室にダブルトランジットしている。





ラーフ/ケートゥ軸も2-8軸をトランジットしている。



従って、この代表取締役への就任は、前任者からの継承(相続)といった形であったと思われる。



本来、No.2的な役回りが向いている成毛眞氏であるが、おそらく人間関係が上手である為、後任者として抜擢されたのである。





またそれは、1986年 マイクロソフト株式会社(MSKK)に入社した時もそうである。



この時も8室(継承、相続)にダブルトランジットが生じている。




1982年にアスキーに入社して、アスキーがマイクロソフトの代理店となって、そこでマイクロソフトに人脈ができ、マイクロソフトに引き抜かれたのではないかと思われる。



このようにマイクロソフトへの入社や、社長就任時のトランジットを見ただけでも、自分から上に立とうとするのではなく、周囲から引き抜かれて、ポジションを得る参謀タイプの人物だと分かる。




このように見て来て、生物学的事実(バイオロジカルファクト)で徹底的に検証した訳ではないが、今の所、ラグナは、双子座のプナルヴァス第2パダ、ナヴァムシャのラグナは牡牛座、ダシャムシャのラグナは、山羊座ではないかと思われる。



おそらく、チャートから見る限りでは、成毛眞氏のキャリア生活は、マイクロソフト日本法人の社長に就任したケートゥ期から遊びのような感覚に近くなっていったのだと分かる。



ケートゥは出生図の12室に在住し、ディスポジターの金星は5、12室支配であり、この頃から海外に行く機会も増えて来たのだと思う。



そして、実際に実務をする機会が減り、文筆や出版することが、主な仕事になっていったのだ。





コンピューターは双子座が生み出した


因みに世界や日本のコンピューターの草創期のメンバーを見ると、そこに双子座が大いに関係していることに気づく。



例えば、世界で最初のコンピューターを設計したのは、フォン・ノイマンであり、先日、ラグナの検証をしたが、双子座ラグナであった。



そして、世界にパソコン普及のきっかけを作ったマイクロソフトのビルゲイツは、双子座ラグナである。



そして、その日本法人の成毛眞氏も双子座ラグナである。



ビルゲイツと並ぶもう一人のコンピューター普及の立役者であるスティーブ・ジョブズは、5室支配の木星が11室双子座でケートゥとコンジャンクトしている。



これは明らかにコンピューターが双子座と関わりがあることを示している。



双子座は、フリーメーソンの星座だと常に解説しているが、ルシファーを意味しており、科学、理性の星座である。



この理性の最大の発明が、コンピューターであり、次に出てくる量子コンピューターも、おそらく双子座の独壇場である。



量子力学の理論を使って、0と1の2つに限定されない、様々な値を重ねあわせて存在させることができる。



この量子力学には、量子もつれといった興味深い現象があり、量子テレポーテーションといって、ビット情報を離れた地点に転送することが出来るのである。



こうした分野は、理性によって、宇宙の不思議を解明するような領域であり、非常に抽象度が高い。



量子力学の「重ね合わせ」という概念が、重ね合わせの数だけ世界が分岐し並行世界が存在するという概念を生み出しており、それが最近、ハリウッド映画などのテーマにもなっている。



こうした多元的宇宙を論じる物理学者として、リサ・ランドール博士がいる。





リサ・ランドール教授は、異次元は存在すると主張している。





チャートを見ると、出生図の双子座に太陽が在住し、ナヴァムシャの双子座に土星と水星が在住しており、特にナヴァムシャにおいて双子座が強調されていることが分かる。



最近、聞いた話であるが、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラングとして、マンデラ効果という言葉があるそうだ。



ネルソンマンデラが、1980年代に獄中死していたという記憶を持つ人が大勢現れた為、そのような名前が付けられたそうである。



こうした話題も量子力学の解釈問題として、多次元世界が想定され、上記のリサ・ランドール教授などの物理学者が、真面目に異次元は存在すると主張している為に起こってきた話題である。



これが単なるフェイク情報なのかは分からないが、宇宙の謎を理性で解明しようという地点に来ているのである。



これを推進しているのが、双子座である。





ナヴァムシャで減衰する4つの惑星


成毛眞氏のナヴァムシャでは、4つの惑星が減衰しているのだが、滅多に見られない興味深い配置である。





通常、ナヴァムシャでの惑星の星位は、惑星の本質的な強さを表わす為、良くないと考えられている。



このナヴァムシャで4つの惑星が減衰してしまうというのは、通常であれば、かなり惑星が弱いとみなされ致命的なのである。



然し、成毛眞氏のように非凡な人間が、こうした配置を持っているということになれば、やはり、その解釈も変わって来ざるを得ない。



つまり、ナヴァムシャで惑星が減衰していたとしても、ニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則が機能していれば、そうした惑星は、出生図上での解釈同様に強いと見なすことが出来るのである。



ある意味、ナヴァムシャで減衰する惑星を持つ人が勇気づけられる配置といってもいいかもしれない。







そこで、ナヴァムシャが牡牛座ラグナという前提で見ていくと、まず金星が乙女座で減衰しているが、6室の支配星が減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が働いている。



また減衰する金星は、そのディスポジターによってアスペクトされている為、これはニーチャバンガラージャヨーガの条件である。



また減衰する金星が、減衰する水星と相互アスペクトしている為、これもニーチャバンガラージャヨーガの条件である。



水星は、魚座で、減衰しているが、上述したように減衰する金星と相互アスペクトして、ニーチャバンガラージャヨーガの条件を満たしており、また減衰する水星のディスポジターである木星は、ラグナから見て、ケンドラに在住している為、これもニーチャバンガラージャヨーガの条件である。



また火星は3室で減衰しているが、3室で減衰する惑星は、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が期待できる。


また火星のディスポジターである月は、ラグナから見て、ケンドラに在住しており、これもニーチャバンガラージャヨーガの条件である。



このように金星、水星、火星は減衰しているが、十分にそれらをキャンセルする条件を備えている。



但し、土星も減衰しているが、土星の場合、月から見て、6室の支配星が減衰しているという意味でのパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果は働いていると思われるが、特にニーチャバンガラージャヨーガは形成されていない。


この減衰する土星における条件は弱いが、それでも減衰を逆に長所として発揮するような条件は最低限でも備えている。



こうした条件が機能しているとしか考えられない。



分割図においては、惑星が高揚していたり、星位が強いことが重要だが、減衰している場合、それをキャンセルする条件を備えているということも重要である。



通常の意味でのニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則というものは、ナヴァムシャやそれ以外の分割図の中においてこそ、よく働いているのである。



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